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パークマイスターが考案!子どもの運動能力を伸ばす「団地エクササイズ」⑦~追っかけラン!~

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子どもの運動能力を育む動きに詳しい、パークマイスター※の遠山健太さんに、「団地エクササイズ」を教えてもらいます。子どもだけで、親子一緒に、団地の敷地内で楽しみながら簡単にできる運動です。

※公園遊びに詳しく、子どもの発育を考えて指導ができるスポーツトレーナーのこと

今回のテーマは、「追っかけラン!」

遠山さんが選定した「公園などの外遊びで体験できる、子どもの運動能力を伸ばすための24の基本動作」※の中から、毎月一つずつ、その動作につながる団地でできるエクササイズを紹介します。それぞれのエクササイズを行えば、運動神経が抜群になるかも!?

今回は、基本動作「走る」、「追いかける」、「逃げる」が含まれているエクササイズ「追っかけラン!」です。

追っかけラン!

マーカーコーンを2カ所に置き8の字コースをつくる。最初に子どもが走り、3秒後にパパ・ママが追っかける。それを何度か行った後、走る順番を交代。

「走る」動作の応用である、「追いかける」と「逃げる」。鬼ごっこなどで見られる定番の動きですよね。前後左右に動く相手と、スピードの緩急を付けながら競うことで、さまざまなスポーツに生かすことができる「走る」能力が養えます。また、逃げ切ろうとする動きは、危機回避能力の習得につながります。

8の字コースに飽きたら、マーカーコーンを増やし三角形のコースにするなど、バリエーションを付けてみてください。コースの途中に障害物を入れ、「のぼる」、「降りる」などの動きをプラスすると飽きずに楽しめますよ。
マーカーコーンがない場合には、ペットボトルでも代用可能です。

※24個の基本動作は、「走る」、「はう」、「泳ぐ/潜る」、「追いかける」、「逃げる」、「のぼる」、「降りる」、「跳ぶ(垂直方向)」、「跳ぶ(水平方向)」、「飛び降りる/着地する」、「かわす」、「くぐる」、「投げる」、「捕る」、「掘る」、「押す」、「引く」、「蹴る/パントする」、「打つ(ラケット/手/棒状の物)」、「渡る」、「ぶら下がる」、「乗る」、「浮く」、「回転する」。
これらは、経験することでできるようになるので、さまざまな動作を遊びに取り入れることが大切です。

みんなの手でつくる団地内の「共同花壇」

UR賃貸住宅の敷地内にあるところも多い花壇。定期的に手入れされ、生き生きとした花々を見ることができます。中には、団地にお住まいの方々が育てている「共同花壇」も。さまざまな人が植栽に携わることで、コミュニケーションの場にもなっています。

今回の先生:遠山 健太さん

ワシントン州立大学教育学部初等教育学科卒。全日本モーグルチームのトレーナーとして、トップアスリートのトレーニング指導に携わってきた一方で、子どもの運動教室「ウィンゲートキッズ」や学研とともに「リトルアスリートクラブ」のプログラムを開発するなど、子どもの運動能力を育むことも積極的に行う。自身、2児の父であり、子どもとともにめぐった公園での運動子育て経験を生かし、パークマイスターとしても活動している。著書に、『運動できる子、できない子は6歳までに決まる!』(PHP研究所)、『わが子の運動神経がどんどんよくなる本』(学研プラス)などがある。

Twitter:https://twitter.com/wingate_toyama

遠山 健太さん 写真
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