ゆたかなくらしって? まち×食
【団地のグルメ】地元野菜を使ったメニューで交流の輪が広がる!「コンフォール藤沢」で見つけたおいしいお店「パチャmama」

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
団地の中には、住宅だけでなく花屋や書店、飲食店などがあることをご存知ですか? 全国の団地で、地元の人に愛されている名店を調査!
今回おじゃましたのは、神奈川県藤沢市の「コンフォール藤沢」の「コミュニティベース湘南」内にあるコミュニティカフェ「パチャmama」です。
地産地消で地域の健康をサポート
JR東海道線、小田急線、江ノ島電鉄線の「藤沢」駅から徒歩12~16分、バスでもアクセスできる「コンフォール藤沢
」。その敷地内に、2025年5月に誕生したのが「コミュニティベース湘南」。そしてその一角に、コミュニティカフェ「パチャmama」があります。

「コミュニティベース湘南」は、湘南生活クラブ生活協同組合と生活クラブ生活協同組合・神奈川が運営するコミュニティ拠点。その一角にオープンしたのが、コミュニティカフェ「パチャmama」です。
店名の「パチャmama」は、アンデス神話に登場する母なる大地の女神に由来します。「地に足を付け、地域のくらしに寄り添いたい」という思いが込められています。
メインメニューは「こだわり野菜プレート」。藤沢産の有機野菜や、生活クラブの食材を使った自慢のランチプレートです。

この日のメニューは、ナスの甘辛炒め、パチャオムレツ、ひじきの煮物、蒸し鶏の辛味ソース掛け、パパイヤソムタム、切り干し大根マヨサラダ、車麩のフライ、パチャサラダ、そして雑穀ごはん。さらに、やさしい甘みのカボチャのポタージュが添えられていました。惣菜の内容やポタージュの種類は、野菜の入荷状況や季節によって変わります。
こうしたメインメニューがどのように生まれたのか、「パチャmama」代表の飯田さんにお話をうかがいました。

オープン前に、地域のみなさんも参加するワークショップを何度も開催し、どんな食事があったら良いかを話し合ったところ、「野菜たっぷりのメニュー」や「体にやさしい食事」といった意見が寄せられました。試行錯誤しながら、彩り豊かで、野菜を中心としたプレートメニューにたどり着きました。
できる限り添加物の少ない食材を選びながら、幅広い世代の方が安心して楽しめる味わいを大切にしています。
「こだわり野菜プレート」のほかにも、「本日の麺ランチ」や「本日のスパイシーランチ」なども用意されています。冬にはせいろを使った料理など、季節に合わせてメニューをアップデートしていく予定だそうです。

「こだわり野菜プレート」の惣菜が入ったお弁当も販売しています。知人を招いた際のおもてなしや、食事の支度が難しいときなど、さまざまなシーンで利用されています。

デザートには、やさしい甘さがうれしい「アイスクリーム」や、コクのある「チーズケーキ」などがそろいます。
無農薬栽培の豆を使った「森のコーヒー」や、国産の果実をそのまま搾った「温州みかんジュース」も提供されており、食後のひとときも楽しむことができます。

子どもと一緒や車いす利用でも安心
店内はゆったりとしていて、テーブルの間隔も広く、落ち着いて過ごせます。

奥にはキッズスペースも設けられており、小さな子ども連れでも過ごしやすいように考えられています。


先日、ベビーカーを利用したママたちが来店されました。キッズスペースでお子さんを遊ばせながら、すぐそばの席で楽しそうにお話されている様子を見て、「この場所をつくって良かったな」と感じました。
また、カウンター席にはコンセントを設置しています。Wi-Fiも完備しているため、パソコンを使った作業にもご利用いただけます。子育て中の方やお仕事中の方などさまざまな人がゆっくりと過ごせる空間を提供していきたいと思います。
食事についても「ちゅるちゅる麺」など、子ども用のメニューも用意されています。
また、「パチャmama」の惣菜にも使っている地元産の無農薬野菜を直売所より仕入れて販売しています。品質にこだわった食材を求める方はもちろん、「少しだけ野菜を買い足したい」というときにも利用できます。

地域の人が利用することで、つながりが生まれる
「パチャmama」がある「コミュニティベース湘南」には、地域の方が気軽に利用できる機能がそろっています。生活クラブの組合員でなくても利用できるスペースです。
●多目的スペース
子育て広場、学習支援、シニア世代の居場所、ヨガ講座など、さまざまな用途で使うことができるレンタルスペースです。借りる前に登録が必要です。

この日は、レンタルスペースをより多くの人に知ってもらおうと、無料見学会を開催。軽食で小腹を満たせる「ゆるっとおにぎりカフェ」、骨密度測定や薬剤師に健康相談ができる「健康チェックブース」が開かれていました。
こういったイベントは、週1回ほどのペースで行われています。

●生活クラブステーション「ひびのにわFujisawa」
週1回、生活クラブの注文品を受け取ることができます。スタッフがいるので、自宅への配送が心配な方、留守がちな方も気兼ねなく利用できます。

この日は、生活クラブや地域の方々から寄付された食品を活用した「フードパントリー」が開催されていました。今後は、隔月1回~月1回程度のペースで定期的に実施していく予定だそうです。
「コミュニティベース湘南」に備わっているこれらのスペースや取り組みについて、全体的な運営を統括している上石さんはこのように話します。

この場所を、私たちだけのものにするのではなく、地域に開かれた拠点として育てていきたいと考えています。その思いから、地域の方々に自由に使っていただける多目的スペースを設けました。いろいろな人が集まることで、ここから新しいつながりが生まれてほしいですね。生活クラブとして「誰もが暮らしやすい地域づくり」を目指しており、この場所をきっかけに気軽に助け合えるお互いさまの輪が広がっていけば良いなと思っているんです。
また、シニア世代などの住民を見守るURの「くらしつながるサポーター」さんや民生委員さん、地域包括支援センターの方々とも連携しながら、情報共有や見守りにも取り組んでいければと思っています。横のつながりが広がることで、できることの可能性も増えていくと思います。
野菜たっぷりのおしゃれな野菜プレートがあり、スタッフや地域のみなさんが温かく歓迎してくれるコミュニティカフェ「パチャmama」と「コミュニティベース湘南」にぜひ足を運んでくださいね!
周辺環境もチェック!
横浜や都心までのアクセスが良い「藤沢」駅

JR東海道線と小田急線、江ノ島電鉄線の3線が乗り入れている「藤沢」駅。駅前には大型商業施設や飲食店などの多数のお店や市役所、郵便局、銀行などが集まっています。
「コンフォール藤沢」には、敷地内に広いプレイロットが点在しているため、近場で体を動かすことができます。団地内にはコミュニティ拠点「コミュニティベース湘南」や地域のみなさんに愛されている古き良き商店があります。


コミュニティ拠点内にある誰でも立ち寄れるコミュニティカフェ「パチャmama」
- ・「パチャmama」は生活クラブ生活協同組合が運営する「コミュニティベース湘南」内にある
- ・メインメニューは藤沢産の有機野菜などを使った「こだわり野菜プレート」
- ・「コミュニティベース湘南」には、レンタル可能な「多目的スペース」と、生活クラブの注文品を受け取れるスペースもある
- ・UR賃貸住宅には、敷地内に商店街や飲食店、カフェがあるところも

神奈川県藤沢市藤が岡1-1ほか
JR東海道本線「藤沢」駅から徒歩12~16分。バス利用もできます。JR東海道本線「大船」駅からバスで17分、徒歩4~9分。
すぐ近くには、保育園やクリニック、薬局などが集まった複合施設「藤-teria」があるほか、公園、学習塾などがそろっているので、子育て世代にとって心強い周辺環境です。
URの地域医療福祉拠点になっており、多世代にとってくらしやすい環境づくりが進められています。

パチャmama
神奈川県藤沢市藤が岡2ー2 コンフォール藤沢D3
「コンフォール藤沢」の「コミュニティベース湘南」にあるコミュニティカフェ。2025年5月オープン。
Free Wi-Fi完備。キッズスペース、おむつ台もあるため子どもと一緒でも安心。車いすやベビーカーの方も利用しやすい店内です。コンセント利用席や、駐車スペースも2台あります。
最新情報は店舗のSNSをご確認ください。- 【定休日】日曜日、祝日
- 【営業時間】11:00~16:00(ランチタイム11:30~15:00)
- 【Instagram】https://www.instagram.com/pachamama.fujisawa/

くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります




































