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団地暮らしってどんな感じ?自分らしく豊かに楽しむ

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最近注目されているのが「設備や間取りがリノベーション済み」、「DIYが可能」などの特長を備えた団地の物件。公的機関が管理する団地なら安心して入居でき、好きなインテリアを楽しみながら、快適に暮らせるのが人気の理由のようです。物件によっては家賃など住居費を節約できるのもうれしいところ。広い敷地に緑地や公園、スーパーなどのお店、学校まで整備された団地もあるようです。ここでは住環境を含めた魅力を紹介します。
リノベーション済み物件が人気!暮らしやすい団地の部屋
時を経たレトロな佇まいも団地の魅力ですが、その中でも片付けやすい収納、機能的な間取りなど、今の暮らしに合ったリノベーション済み物件がおすすめです。
●団地のイメージが変わる!リノベーション済みの部屋
築年数の経過した団地には、2DK、3Kなどの間取りがたくさんあります。ダイニング・キッチンと和室がふすまで仕切られた、細かく部屋が分かれているレイアウトは、現代のライフスタイルとは相性が良くないかもしれません。そこで、空間を広く使えるよう間仕切りをなくしたり、畳をフローリングに変更したりと、大幅なリノベーションが行われている物件があります。
和室には押入れがあるのが一般的で、布団をしまえるよう奥行きや中板の高さが決められています。この大きな収納スペースを有効活用できるよう、手を入れているケースもあります。間取りや収納に、団地とは思えないような、おしゃれで使い勝手の良い工夫がされている物件もあるようです。ぜひ自分のライフスタイルや、インテリアの好みにフィットする部屋を見つけてください。
間取りや収納よりも先にリノベーションされていることが多いのが、浴室、トイレ、洗面所、キッチンなどの水まわりです。給湯器などの設備には耐用年数があり、安全面や衛生面の問題が起きないよう、使用が差し支えない状態にメンテナンスされています。きれいに保たれていることも珍しくありませんが、築50年であっても設備が50年前のままということは、まずないでしょう。
●無印良品とのコラボ物件やDIYができる部屋も
現代のライフスタイルに合わせ、暮らしやすいようリノベーションされた団地の物件が豊富にそろうのがUR賃貸住宅。日本各地に約70万戸もある物件の中には、無印良品との共同プロジェクトから生まれたリノベーション物件や、自分でDIYが可能な物件などがあります。その特長は、長期間安心して暮らせる頑丈な建物をベースに、入居者が暮らしやすいよう自分で工夫ができること。
家事をしたり、仕事をしたり、家族でくつろいだり、子育てをしたり、さまざまなシーンに対応してアレンジして住むことができます。自分らしい時間を過ごせる居場所をつくり、無理せず心地よい暮らしを楽しめるのが魅力です。若いカップルや子育て世帯はもちろん、女性の一人暮らし、老後を豊かに過ごす住まいなど、対象となる入居者は幅広い層になるでしょう。

- ・おしゃれできれいなMUJI×UR
- 団地の良い部分を受け継ぎながら、住む人の自由度が高い部屋を実現する。そんなコンセプトから生まれたのがUR賃貸住宅と無印良品のコラボレーション【MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト】です。部屋全体のベースを白で統一しつつ、新築にはない温かみのある味わいを大切に、柱やかもいなどは残して木材の素材感や風合いを生かしているのが特長です。間仕切りを取り払うなどして、明るく開放感のある空間になっています。
- ラワン合板のフローリングと、麻畳を使用し、和と洋どちらの家具でも違和感のないコーディネートが可能。押入れはふすまを外して大きなスペースを生かし、収納用品を並べる、洋服を掛ける、いすを置いて机にするなど、自由に使えるよう考えられています。大きなカウンターのあるキッチンで、食事の準備や片付けもスムーズに。シンプルで使い勝手の良いデザインは、暮らしに合わせて利用することができます。
- ・自分好みの部屋がかなうUR-DIY
- 通常の賃貸住宅では「原状回復義務」があるためDIYの範囲は狭く限定されています。UR賃貸住宅では、築年数の経過したレトロな団地の味わいを生かして、自分らしい暮らしを楽しめるよう、「UR-DIY」として3タイプのDIYが可能な物件を用意。最も広い範囲の「原状回復義務」が免除になる「DIY住宅」なら、壁や床のリメイク、棚の設置、洗面所の取り換えなど、建物の構造部分以外を原則としてDIY可能です。
- 手をかけたぶん愛着の感じられる、自分だけの部屋をつくり上げることができるでしょう。また、「DIY住宅」以外でも、「模様替え等承諾申請書」を提出して承認を受けることで、退去時の「原状回復義務」が免除されるケースがあります。必要な手続きを踏むことで、ライフスタイルの変化に合わせて畳をフローリングに変えたり、壁紙を貼り替えたりすることができます。インテリア好きな人は要チェックです。
自然豊かな環境は子育て世帯にもおすすめ
ゆったりした敷地で緑地や公園のある団地なら、自然を身近に感じられます。住まいの近くで子供を遊ばせることができ、部屋にも外からの自然の光と風を届けやすくなります。

●近くに公園がある団地は子供を遊ばせるのにぴったり!
団地には、広場や公園などが併設されていることもあります。住まいから歩いてすぐの場所に子供の遊び場があるので、様子が分かり、声掛けもしやすいので安心です。また、歩道と車道を分離した設計が採用されている団地では、交通事故を気にせずに済むのもうれしいところかもしれません。
団地内の広場や公園では、学年を超えた遊び仲間ができることも珍しくないようです。さまざまな交流や体験を一緒に共有することで、子供の成長にもプラスの影響があるでしょう。小さな子供がいるファミリーも、住まいの近くで、日なたぼっこをしたり、散歩をしたりして、のんびり過ごせるのが魅力です。
高齢者を含めた多様な年代が暮らしている団地なら、日中に大人が不在になることが少なく、住民が子供たちを見守りやすくなります。警察庁の調査では2021年まで減少していた犯罪認知件数が2022~2024年にかけて増加に転じるなど、子育て世帯にとってセキュリティーは気になるポイント。大人の目があれば、犯罪から子供を保護しやすくなり、遊んでけがをするなどのトラブルにも早めに気づけるかもしれません。
●自然が多く建物と建物の距離がゆったりして、穏やかな気持ちに
多くの団地では、各住戸の採光と通風も考慮して、建物同士の間隔を広く取って配置されています。郊外で造成された団地では、敷地内に芝生の広々とした緑地や、樹木が茂る公園が設けられていることも。子育て世帯だけでなく、高齢者や単身世帯も、緑を感じながらの散歩やウォーキングで、心身ともにリラックスして、リフレッシュできそうです。本格的にジョギングができれば、運動不足解消にもつながるでしょう。
また、室内に太陽の光や自然の風を取り込みやすく、バルコニーが南面して日当たりが良ければ洗濯物が乾くのも早くなります。日中の暖房効率も良くなるためエアコンの使用頻度を減らせるかもしれません。団地は、頑丈な鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられていることが多く、耐震性や耐火性はもちろん、気密性や断熱性も高いので、快適に生活できそうです。
生活に必要な機能がそろった周辺環境
郊外で大規模開発された団地では、生活に必要な医療機関、教育・商業施設などが同時に整備されているケースも。暮らし全体の快適性や利便性が考慮されているのが特長です。
●周辺にスーパーや保育園などがあり、生活に困らない
団地は日本各地にあり、利便性の高い都内の駅前や、自然豊かな郊外など立地もさまざまです。高度成長期の人口増加に対応して、大都市周辺の郊外に建設された団地もたくさんあります。それらの棟数が多い大規模団地では、幼稚園や保育園、小学校、中学校などの教育施設や、医療機関、スーパーマーケットなどが敷地内や周辺にひと通りそろっていることもあります。
日常の買い物や用事を、団地内や近くの商店街で済ませられることも多く、郊外でもデメリットをあまり感じないかもしれません。長く住み継がれてきた団地の中には、以前からある飲食店が今風のカフェにリニューアルされ、子育て家族が集う場になっているケースもあるようです。通勤や通学のバス路線も整備され、交通面で不便がないようになっています。
●共用スペースでゆるやかにコミュニティに参加してみるのも◎
団地の中には集会所などのスペースがあり、定期的に子供向けイベントや料理教室などを開催して、住民同士が交流を深めているところもあるようです。長年、地域のお祭りや盆踊り大会、餅つきなどの行事を自治会が運営している団地もあり、新しく入居してきた若い世代と、以前から暮らしている世代が知り合う場にもなっています。人と人がつながる機会が比較的多いのも団地の魅力でしょう。

自治会として自主的に清掃活動をしたり、防犯や防災、福祉などの問題についても、住民同士で協力して活動したりしているようです。昨今少なくなりつつあるご近所の付き合いがあり、いざというときに助け合える、ゆるやかなコミュニティがあるのも団地の特長。新米のパパママ同士が子育てについて情報交換したり、子育ての先輩たちからアドバイスを受けたり、困りごとの相談相手も見つけやすいかもしれません。
UR賃貸住宅で家賃を抑えて豊かな生活環境を手に入れよう
UR賃貸住宅には、リノベーション済みの物件や、DIYが可能な物件もあり、多様な住まい方を選べます。入居時の初期費用、家賃を節約できるのも見逃せないポイントです。
独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は、全国に約70万戸。都市部のタワーマンションから自然豊かな郊外に広がる集合住宅まで、広々としたキッチンや豊富な収納を備えた、さまざまなタイプの間取りがそろっています。子育て世帯にぴったりな住まいも見つけやすいでしょう。郊外の物件では、敷地内に木々や草花が植えられるなど緑の多さが魅力となっています。
建物同士がゆったりした間隔で建てられ、敷地内や近隣に広場や公園、プレイロットがある場合も多く、植えられた木々や草花から自然を身近に感じられます。「歩車分離(歩道と車道を分ける)」が採用された物件では、敷地内に許可を得た車しか入れないエリアが設けられ、子供がのびのびと遊んだり、散歩したりできます。また、買い物に便利な商業施設も近隣にあることが多く、子育て家族にうれしい環境といえます。
一部の団地では、集会所などで子育て中の家族が交流するサロンのような集いが開かれ、コミュニティが形成されていることもあり、子育ての困りごとについて情報交換ができるのも魅力。保育園や幼稚園、学童クラブなどの施設や、クリニックなど医療機関が敷地内や近くにある物件なら、子供の急な体調変化にも対応しやすく安心です。
●UR賃貸住宅のリノベーション
UR賃貸住宅には、団地の良さを生かしながら、現代のライフスタイルに合うようリノベーションした物件が多数用意されています。建物の改修などのほか、間取りや収納に大幅に手を入れたり、和室を洋室へ変更したり、水まわりの設備を新しくすることで、快適性を高めています。コンセプチュアルなリノベーションにより、洗練されたインテリアコーディネートも可能で、おしゃれな部屋に興味がある人にもおすすめです。
その一例が、前述の無印良品とのコラボレーション【MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト】。構造部分はできるだけ変えずに残しながら、暮らし方に応じて組み合わせができるキッチンなどを採用することで、自分の好みやスタイルで自由にアレンジできるのが特長。団地のコンパクトで風通しの良い間取りを効果的に生かし、シンプルにまとめられた内装と使い勝手の良い空間は、和・洋どちらのインテリアにもフィットするでしょう。

●UR賃貸住宅なら自らリフォーム可能な住戸も
前述の通り、UR賃貸住宅には自分でDIYを楽しめる物件があります。一般的な賃貸住宅で必要な原状回復が原則として免除される物件もあり、壁や床のリメイク、棚の設置など、好みの部屋にカスタマイズを楽しむことが可能です。
本格的なDIYが可能な「DIY住宅」の物件では、一般的な賃貸住宅で必要となる広い範囲の「原状回復義務」が免除になるのが特長です。契約時に3カ月間の使用貸借契約(家賃無料)と、使用貸借契約満了日の翌日を入居開始とする賃貸借契約を同時に締結することで、入居まで残りの3カ月間は家賃を気にすることなく、マイペースでプランニングと施工を行えます(ただし、共益費のみこの期間も発生します)。
●子育て世帯は特にうれしい!お得な家賃プランが豊富
UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。さらに家賃を節約できる「お得な家賃プラン」も複数用意されています。以下の項目で条件を満たしている場合は、活用してみてはいかがでしょうか。
- <そのママ割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養し、同居している世帯です。
※3年間の定期借家契約
- <子育て割>
- 新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供を扶養し、同居している世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
- <U35割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約

- <近居割>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
- <近居割WIDE>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは近居割WIDEエリア内のURとUR以外の住宅です。親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たにUR賃貸住宅を契約した世帯の家賃が減額されます。近居割WIDEは、地域医療福祉拠点化に取り組んでいる物件を中心に導入されています。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
“自分らしい暮らし”の可能性が広がるのが団地

「快適に生活できる、自分好みのお部屋にしたい」、「お気に入りの家具とインテリアに囲まれて過ごしたい」、そう考える人に検討してほしいのが団地の暮らし。設備や間取りがリノベーションされた物件や、DIYが可能な物件なら、注文住宅のような理想的な空間を実現できるかもしれません。SNSなどで検索すると公開されている実例写真を見つけることができます。最新の情報をフォローしながら、イメージを膨らませると良いでしょう。
お伝えしたように、団地の中には、広い敷地に建物と広場や緑地がバランス良く配置され、生活に必要な商業施設や教育施設などが備わった物件も少なくありません。光と風、緑を感じられる恵まれた住環境は団地ならではの魅力でしょう。子育てファミリーなら、団地内のコミュニティのつながりや見守りを感じながら、元気いっぱいに子供を遊ばせることができそうです。
引っ越しを予定している、物件探しを始めている、そんな場合はUR賃貸住宅のHPで気軽に物件を検索してみてください。UR賃貸住宅なら、現代のライフスタイルに合わせてリノベーションされた物件や、自分好みにDIYが可能な物件もあり、団地を検討する際の選択肢が豊富に用意されています。エリア、家賃、間取り、最寄り駅からの所要時間、築年数などを入力し、簡単な方法で条件に合った物件を探せます。
監修/加藤 哲哉


団地のイメージが変わる物件が豊富にある!UR賃貸住宅がおすすめ
- ・多くの団地は敷地内に公園や緑地があり、日当たりや風通しも良く、のびのび子育てできる。生活に必要な機能もそろっていて暮らしやすい
- ・UR賃貸住宅は、おしゃれなリノベーション済みの物件や、DIYが可能な物件など豊富にそろい、インテリアにこだわる人の期待にも応えられる
- ・しかも、礼金・仲介手数料・更新料などが不要で初期費用を節約でき、お得な家賃プランで入居後の住居費を抑えて暮らせるのがうれしい

くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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