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賃貸物件の探し方。快適でお得な部屋選びのポイントは?

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現代の物件探しはインターネットが主流。ネット上の物件情報が充実したことに加え、24時間いつでも調べられる利便性などがあります。しかし場合によっては店舗で相談しながら探す方が良いことも。ここでは賃貸物件探しに重要な物件の絞り方や、インターネットと店舗、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

賃貸物件の絞り方

住みたい物件の条件を明確にするために、事前に希望を整理して、探す手順に合わせて項目をチェックしましょう。ただし希望の条件をすべて満たす物件は難しいため、自分が何を重視するのか、どこを妥協できるのか、優先順位を決めることも大切です。

●家賃の予算を決める

まず大切なのは、家賃の設定です。家計を圧迫しないような、無理のない家賃で賃貸物件を探しましょう。毎月の家賃とは別に管理費や共益費、そのほか車やバイクを所有している場合は、駐車場や駐輪場などの費用がかかることもあるため注意が必要です。一般的に家賃の目安は、手取り月収の30%以下といわれています。しかしこれはあくまで目安のため、実際に自分がいくら家賃に使えるかは、月の支出を計算した上で決めましょう。また家賃以外に、後々の更新料も考慮しておきましょう。通常の賃貸借契約では、2年ごとに家賃の1~2カ月分が更新料として必要になります。

●初期費用の予算

家賃の金額が基準となり、初期費用の金額も変わってきます。敷金、礼金、日割り家賃、翌月分の家賃、仲介手数料、火災保険料などを合算すると、家賃の約2~6カ月分が目安だといわれています。さらに連帯保証人がいても保証会社への加入が必要な物件が増えており、その場合は保証料の支払いが必要です。これに引っ越し費用なども加わります。まとまったお金がない場合は、最近では敷金礼金0円の物件や、仲介手数料0円の物件などもあるため、そのような条件で物件を探すと良いでしょう。

●住むエリアを決める

転勤などで引っ越し先が決まっている場合はともかく、決まっていない場合は、どのような基準で探せば良いのでしょうか。一つは通勤・通学圏内で、予算に合うエリアを検索するという方法があります。会社や学校は毎日通うところですから、通勤時間など移動の軽快さはエリア決定の大切な条件。乗り換え回数や時間と予算の兼ね合いで検討してみましょう。

●駅からの距離

最寄り駅から物件までの距離関係も重要なポイント。利便性を求めるなら店舗などの商業施設が密集した駅近物件、落ち着きある環境なら駅から少し離れた物件というように、自分の暮らし方に合わせて探しましょう。

ちなみに広告表示してある所要時間は、「不動産の表示に関する公正競争規約」によって徒歩1分=80メートルで計算されています。ただしこの表記は信号の待ち時間や駅構内の広さなどは考慮されておらず、実際はプラス2~3分かかることがあるので注意しましょう。

●建物構造

賃貸物件の構造は主にSRC造、RC造、鉄骨造、木造の4種類です。構造によって防音性や耐震性が異なりますが、SRC造から順に家賃は安くなる傾向にあります。どの構造の物件を選べば良いか分からない場合は、物件検索の時点で絞り込まず、実際に見学して確認した方が良いでしょう。

●築年数

築年数が経過している物件は、設備が老朽化していることがありますが、きれいに管理されていれば問題ないことも。実際に内見して暮らしやすさを確認してみましょう。また内装や設備が交換されたリノベーション物件などもあるので、新築にこだわり過ぎず幅広い視野で自分に合った良い物件を探す心構えも大切です。

●間取り

目安として一人暮らしなら1R(ワンルーム)、1K、1DK、二人暮らしの場合は1LDK、2DK、2LDKファミリーの場合は3DK以上と、入居する人数から適切な広さを判断すると良いでしょう。

国土交通省の「住生活基本計画」には、世帯人数ごとに「最低限必要な面積(最低居住面積水準)」と「都心部でゆとりのある面積の目安(都市型誘導居住面積水準)」、「都市部以外でゆとりのある面積の目安(一般型誘導居住面積水準)」が示されています。

それによれば、単身世帯ではそれぞれ「25/40/55平方メートル」、二人なら「30/55/75平方メートル」、三人では「40/75/100平方メートル」となっており、部屋探しの一つの目安となります。

●そのほか、重視すべき項目

建物の築年数や外観だけにとらわれず、エアコン設置済み、バス・トイレ別、方角(日当たり)、角部屋、ペット可・楽器可、駐車場付きなど、施設・設備面の優先順位を決めておくことも忘れずに。

このようにして検索し、気になる物件が見つかったら内見するために、不動産会社に連絡をします。その際、条件を満たすほかの物件があれば紹介してほしいことも伝えておきましょう。

賃貸物件の探し方

理想の賃貸住宅を探すために、不動産会社を訪問して物件を紹介してもらう場合とインターネットを活用して賃貸物件を探す場合を比較し、どのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。

●不動産会社に行く場合

まずは目星を付けたエリアの不動産会社を見つけて行ってみましょう。必ずしも事前予約は必要なく、飛び込みで行っても大丈夫ですが、事前に予約しておいた方が待たされたりせず、スムーズなことも。借りたい物件の条件を伝えると、条件に合う物件や条件に近い物件を提案してくれるでしょう。

<不動産会社に行くメリット>
対面になるので気軽に何でも相談できます。地域密着型の場合はその店舗にしかない物件があるほか、そのまま物件の内見ができることもあります。
<不動産会社に行くデメリット>
内見した場合は断りにくいと感じることもあるでしょう。また会社の定休日があったり、営業時間が限られているので、掲載物件のエリアが限定される場合があります。

●インターネットで探す場合

不動産ポータルサイトか不動産会社の自社物件サイトで探します。情報が随時更新されるので、人気物件を逃さないように、小まめに新着物件を検索しておくことがポイントです。

<インターネットで探すメリット>
24時間いつでも物件を検索できます。物件の掲載数が多く、オンライン上での契約ができる場合も多いので、やりとりもスムーズです。物件が遠方の場合はオンライン内見、ビデオ通話で契約できる場合もあり便利です。
<インターネットで探すデメリット>
内見したい場合は掲載元の不動産会社とメールや電話での日程調整が必要です。気になる物件が見つかっても、確認までに多少時間が必要になるでしょう。また、オンライン内見では騒音やにおい、周辺環境など、現地に行かなくては分からないこともあります。

賃貸物件を内見するときのポイント

気になる物件が見つかったら、いよいよ内見です。入居してから後悔することのないように、チェックするポイントをあらかじめ設定しておいて、見落としや確認忘れのないようにすることが大事です。

●内見時に持っていくと良いもの

・スマートフォン(カメラ)
内見後に思い出せるように、メモ代わりに写真撮影しておくと便利です。
・メジャー
あらかじめ自分の家具や家電のサイズを調べておき、部屋内に収まるかを計測しましょう。
また、ソファやベッドなど、大型家具を持ち込めるか、玄関や廊下の幅を確認しておきます。窓のサイズも測っておくと、カーテンを購入するときに便利です。(間取り図を印刷しておき、その都度サイズを書き込んでおくと良い)
・ポケットWi-Fi
電波状況は現地でないと確認が難しいので、現在使用しているポケットWi-Fiがあれば、それを実際に使ってみることをおすすめします。

●内見でのチェックポイント

室内、共用部分、周辺環境の三つの視点から、以下のようなポイントをチェックしておきましょう。

・室内
部屋の広さと同時に収納スペースの広さも確認しましょう。壁の傷やキッチンやお風呂など水まわりの不具合、設備の故障がないか、洗濯機置き場もチェック。不動産会社に許可をもらって、実際に水を流したり、エアコンや電気をつけてみることをおすすめします。
日当たりの良さや窓からの眺め、そして隣室や窓や玄関からの音の響き方などの確認も忘れずに。窓やベランダからのぞかれたり、侵入されたりする心配がないか防犯面も意識しておくと良いでしょう。意外なところでは、コンセントの位置と高さ、数もポイントになります。家電を使うことを想定して図面と見比べながら確認しましょう。
・共用部分
ごみ置き場のルールが守られているか、駐車場・駐輪場の有無や様子などをチェック。どのくらいの郵便物に対応できるか、ポストの形状や宅配ボックスも確認しておきましょう。防犯カメラやオートロックの有無といったセキュリティー面も大切なポイントです。
共用部分が散らかっていたり、汚れたりしているのは、住民のマナーが悪かったり、物件の管理が行き届いていなかったりする可能性があるので、注意しましょう。
・周辺環境
最寄り駅や近くの商業施設やスーパーマーケット、コンビニへ、実際に歩いて行ってみるのも良いでしょう。騒音の有無や治安の良し悪しも、時間帯を変えて確かめてみると分かりやすいです。

賃貸物件を探すときのコツ

部屋探しから引っ越しまでをスムーズに進めるためには最適な準備期間や引っ越し時期を理解し、事前に計画を立てておくことが大切です。物件探しの際のコツを押さえておきましょう。

●部屋探しは入居予定日の1~2カ月前から始めるのがベスト

一般的に入居までは内見、入居審査、賃貸借契約などさまざまな手続きが必要となります。即入居可能の物件でも申し込みから入居まで2週間ほどかかります。多少のゆとりをもって物件を探したいところですが、賃貸物件はほぼ仮押さえができない状況です。実際に不動産会社へ足を運ぶのは、入居予定日の1~2カ月前から始めると良いでしょう。

●賃貸物件を安く借りるのに最適な時期は6~8月

就職や転勤、新入学などで引っ越す人が多い1~3月、9~10月は不動産会社の繁忙期となります。逆に6~8月などは閑散期となり、入居キャンペーンなど実施されている場合があります。そのため引っ越し費用も繁忙期に比べてお得になることが多いでしょう。

●ペットを飼う場合は条件をよく確認

ペットが飼えるかどうかは物件ごとに異なります。ペット可の表記でも小型犬のみ可の場合や頭数制限があることもあるので注意が必要です。反対にペット不可の場合でもウサギ、ハムスター、小鳥などは交渉の余地がある場合もあります。すでにペットを飼っている方、飼いたい方はトラブルにならないよう、必ず賃貸借契約書や不動産会社、大家さんにペットの条件を確認しておきましょう。

さてここまでは、お得で快適な賃貸住宅を探すための手順やポイントを説明しました。そんな希望をかなえる賃貸住宅にはどのようなものがあるのでしょうか。そこでおすすめの物件の一つがUR賃貸住宅です。

何かとお得、そして快適なUR賃貸住宅の魅力

お得な制度やライフステージに応じた家賃プラン、さらには快適な住環境がUR賃貸住宅の魅力です。

●財布にやさしくて手続きが楽

・初期費用を抑えられる
UR賃貸住宅は独立行政法人都市再生機構(UR)が管理・運営しており、全国に約70万戸もの物件があります。契約時に必要な金額は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。
通常の賃貸借契約で必要となる、家賃の1.5~3カ月分がかかる礼金と仲介手数料が不要なので、初期費用を抑えられます。通常、礼金は家賃の1~2カ月分、仲介手数料は家賃の0.5~1カ月分が目安といわれています。
・長く住むほどお得になる
一般的な賃貸借契約では必要となる更新料が不要です。さらに、1年ごとの自動更新なので、面倒な手続きや手間もありません。また、毎月の家賃の支払いで、Pontaポイントをためることができます。(500円ごとに1ポイント加算)
・保証人が不要
「保証人を依頼する」という、気苦労がありません。また、保証人が見つからない際に、保証会社を利用する必要がないので保証料もかかりません。一般的に保証料の相場は家賃の0.5~1カ月分で、1~2年ごとに更新料として支払う1万円前後が不要になります。
なおUR賃貸住宅の申込み資格には収入要件があります。それが「申込者本人の平均月収額が基準月収額以上であること」で、給与収入や事業所得、不動産所得、雑所得(年金等)など、将来も継続すると認められる収入をもとに、原則として過去1年間の額面収入の合計額を12で割った額を平均月収額としています。入居を希望する物件の家賃の額、入居者が世帯か単身かによって、基準月収額は以下のように異なりますので確認しておきましょう。

●ライフスタイルに合うお得な家賃プランがたくさん

家族構成などの条件に該当すれば、家計にやさしいお得な家賃プランがそろっています。

<子育て割> 最長9年間、家賃を最大20%サポート別ウィンドウで開きます
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<そのママ割> 子育て家族を対象としたお得な家賃別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<U35割> 35歳以下の方を対象としたお得な家賃別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
<近居割> 5年間で家賃が最大5%減額別ウィンドウで開きます
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。

●いつでも安心・安全できれいな環境

・住まいの困りごとを相談できる窓口
敷地内には、入退去の手続きから物件内設備の確認など、住まいに関する困りごとがあったら気軽に相談できる「管理サービス事務所」があり、入居者に対応しています。さらに営業時間外でも、応急処置が必要な事故であれば、24時間365日連絡できる「緊急事故受付センター」も設置されています。
・安全を守る歩車分離設計の敷地内
UR賃貸住宅では、歩車分離を導入している物件もあります。これは、歩道と車道を計画的に分離した敷地内設計のことで、交通事故から住む人を守る目的でつくられています。また車が通らないことで、静かで安全な環境も守られています。
・定期清掃できれいが保たれる共用スペース
月~土曜までの週6日、クリーンメイトと呼ばれる清掃員さんが共用廊下や階段、ごみ置き場から敷地内の歩道などの共用部分を清掃して、敷地全体の美観を維持しています。

暮らしの質にこだわった住まいとの出会い

一見すると煩雑で、何をどうしたら良いか戸惑ってしまう住まい探し。自分の希望と向き合って、どんな暮らしがしたいかを具体的にイメージしながら進めていくと、納得のいく物件が見つけやすくなるでしょう。
より良い住まい探しの選択肢の一つとして、特におすすめなのがUR賃貸住宅です。お得な制度や家賃プランなど、金銭面で注目されることが多いですが、魅力はそれだけではありません。シングルから子育て世代、ファミリー、そしてシニアまで、幅広い方々にとって暮らしやすい生活環境が備わっており、「快適」というキーワードで、住まい探しを応援しています。先着順で募集していますが、一部の物件は、インターネット上で仮申込みも可能です。内覧できる物件も多数あるので、まずは気軽に現地を見てはいかがでしょうか。

監修/河野 真希

記事のまとめ

希望条件を明確にした上で、実際に物件を見てみよう

  • ・家賃や住みたい街など、住みたい物件の希望条件を明確にしておく
  • ・賃貸物件を内見するときは、持っていた方が良い道具をあらかじめ用意して、室内を確認したり、共用部分や周辺環境も忘れずにチェックしよう
  • ・部屋探しの際にかかる期間やお得な時期などを把握し、計画を立てるとスムーズ
  • ・UR賃貸住宅では、清掃員さんが共用部分を清掃して敷地全体の美観を維持している
  • ・UR賃貸住宅は先着順なので、気になる物件があればインターネットで仮申込みをし、内見してみるのがおすすめ

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります


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