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「こんなことをしたい」を、企業の企画とマッチング!?「URコネクトプロジェクト」による「高津団地サマーフェス」

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「ここに住んでいて良かった!」URでは、団地やその周辺にお住まいの多くのみなさんにそのように感じてもらうことを目指す「URコネクトプロジェクト」がスタートしています。
この取り組みの様子を探るべく、千葉県八千代市にある高津団地別ウィンドウで開きますで開催された「高津団地サマーフェス」を訪ねました。

ダンスフロアやローラースケート、マルシェを楽しめる夏祭り

「URコネクトプロジェクト」は、住民が「住む」だけでなく、体験やイベントなどに参加することで団地での生活を「楽しめる」という取り組み。千葉県と大阪府の三つの団地で実施されています。
催しの内容は、住民たちとの会話やアンケートを基に、多種多様な企業と連携したものが企画されています。

「URコネクトプロジェクト」の取り組みの一つとして、イベント「高津団地サマーフェス」を開催。DJプレイによるダンスフロア、ローラースケート体験、特産品マルシェなどが行われました。

住民からの要望が多かった音楽に関するコンテンツとして、ラジオ番組の人気ナビゲーターでもあるDJ TAROさんがDJプレイを披露。ポップな楽曲が次々と紡ぎ出されると、熱いダンスを繰り広げる女の子もいました。

さらに、興味津々の子どもたちへのDJ教室も急遽開催! 機材の操作方法をDJ TAROさんに直伝してもらいながら、真剣な面持ちでDJプレイにチャレンジしていました。

会場の一角には、ローラースケートの体験コーナー「ローラースケートパーク」も。ローラースケートインストラクターの経験を持つDJ TAROさんも駆け付け、子どもたちと一緒にエンジョイ!
「格好良さそうだから初挑戦した」という男の子は、滑り方のコツをスタッフに教えてもらうとみるみる上達。見守っていたママは、「興味の持てるスポーツを見つけることができた」と、喜んでいました。

これまでの「URコネクトプロジェクト」の活動でも大好評だった「NECマルシェボックス」では、珍しい採れたて無農薬野菜や、評判のパン屋さんの商品を販売。普段あまり見かけない食との出会いに心が弾みました。

高津団地に初出展となる「URふるさと応援プロジェクト(※)」のコーナーも。
URが復興まちづくり支援を続けてきた三陸地域の応援のため、岩手県の特産品や名産品を集めた「UR三陸復興マルシェ」が開かれていました。

ブースには、「日本一の白樺美林」と呼ばれる平庭高原の白樺の樹液で作られたドリンクやスキンケア化粧品、奇跡的に見つかった震災前のもろみをもとに仕込まれたしょうゆ、老舗店の自慢のお菓子などが並び、来場者は旅気分を味わいながら買い物を楽しんでいるようでした。
また、暑い日だったので、満腹農園の冷たいトマトジュースも人気でした。

※「まち、ひと、だんちをつなぎ、笑顔をつくる。」をモットーに、地域経済の活性化に取り組む地方都市と全国のUR団地やURがまちづくり支援を行う地区に暮らす人々をつなぎ、地方の活性化と団地やまちの魅力向上を目指すプロジェクト。URが地方自治体と連携して推進している

みんなの意見をグラフィックレコーディングでつなぐ!

かわいらしいイラストが目を引いたのは、来場者からの意見を募るコーナー
「楽しく安心して暮らすために望むこと」をテーマにヒアリングした声や思いを、グラフィックレコーディングという方法で記録していました。グラフィックレコーディングとは、会議などの場で議論の内容を絵や図形でイラスト(グラフィック)化するというもの。こうすることで、たくさんの人が関心を持ったようでした。

回答者の似顔絵も添えられた意見を見ていくと、子育て中のママからは「放課後の子どもの遊び場」や「ママ同士でゆっくり話ができる場所」を求める声が多くありました。
また、「シニアの方に昔遊びを教えてほしい」といった世代間交流を望む意見も。

今回集められた要望は、「URコネクトプロジェクト」の活動拠点である団地商店街の中のコミュニティスペース「高津笑店」に掲示。より多くの住民に知ってもらうとともに、新たな意見を追加しながら、意見交換をさらに発展させていくそうです。

イベントや企画から生まれる、住民の触れ合いと楽しみ

「URコネクトプロジェクト」では、イベントに限らず普段からさまざまな取り組みが行われています。

団地商店街にあるコミュニティスペース「高津笑店」では、毎週月・金曜日にコーヒーを無料で提供するサービス「Gratify」を実施。ここでのおしゃべりと飲み物を楽しみにしている常連さんや、子育て中の方などが参加し、意見交換を日常的に行っています。

そうした住民の声を反映させた催しは、イベント、学びの講座、マルシェ、食品や健康器具のメーカーの商品体験会など、とてもバラエティーに富んでいます。
フリーマーケットサービスをうまく使いこなすための講座では、実際に売れた体験が励みになり、楽しく出品をつづけている参加者もいるそうです。催しが、住民が楽しみを見つけるきっかけづくりにも一役買っているんですね。

団地での定期的なイベントの開催について、この日の来場者からは「団地での日々の楽しみができた」「ご近所さんと顔見知りになれ、安心感につながっている」「地域の人と気軽に話せる場ができた」、といった感想がありました。

「URコネクトプロジェクト」では、企業との連携を今後さらに深めてコンテンツを増やし、より多くの住民へ「楽しみ」を提供し、住まいの付加価値の底上げを目指していくそうです。高津団地での住民の楽しみやつながりが、ますます広がっていきそうですね。

記事のまとめ

体験やイベントを通して、団地での生活をより楽しめる「URコネクトプロジェクト」

  • ・「URコネクトプロジェクト」の取り組みの一つとして「高津団地サマーフェス」が開催。DJプレイ、ローラースケート体験、特産品マルシェなどを楽しむことができた
  • ・イベントでは、参加者からヒアリングした声をグラフィックレコーディングで記録
  • ・団地商店街のコミュニティスペース「高津笑店」では、コーヒーを無料で振る舞うサービスを実施。住民との意見交換を日常的に行っている
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