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二人暮らしの光熱費の目安は?電気代とガス代の計算方法

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同棲にはいろいろなメリットがあり、洗濯などの家事や家賃をはじめとする生活費の負担軽減も期待できます。そこで今回は、生活費の一つ「光熱費」にスポットを当てて、二人暮らしの平均的な電気代・ガス代や、無理なく簡単に節約できる方法について解説します。ぜひ自分たちの生活スタイルに合った節約方法を一緒に見つけてください。

光熱費(電気代・ガス代)の計算方法

毎月支払っている光熱費を効果的に節約するには、どのような仕組みや方法に基づいて計算されているかを理解することが大切です。

●光熱費とは

一般的に電気代やガス代など、生活をするのに必要となるエネルギー費用のことを指します。毎月の支払額がほぼ一定となるので、水道料金やスマホ・携帯電話料金などと合わせて、固定費に分類されます。この固定費を見直すことは生活費を抑える、節約の基本となります。

●電気料金の計算方法

一般的な電気料金は以下の内訳の合計となります。

  • ・「基本料金」:電気使用量にかかわらず請求される固定料金。契約アンペア数が大きいほど基本料金も高くなる。
  • ・「電力量料金」:使用した電力量に応じて発生する料金。
  • ・「燃料調整額」:火力発電で使う原油や天然ガス、石炭などの燃料の輸入価格の変動分を調整するための料金。
  • ・「再生可能エネルギー発電促進賦課金」:再生可能エネルギーの普及を推進するため、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用に充てるための料金。

これらの金額を1カ月ごとに合計した金額に、契約している電力会社から提供される割引などを差し引いて計算されます。

●ガス料金の計算方法

ガスには、地下のガス管を通じて供給される「都市ガス」と、ボンベから供給される「プロパンガス(LPガス)」があります。発熱量が異なるので使用量による比較は難しいのですが、料金の計算方式は「基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用量)」と同じです。

二人暮らしの光熱費の目安

総務省が毎年発表する「家計調査」で光熱費の1カ月当たりの平均的な金額を紹介します。自分たちの光熱費が高いのか安いのかを把握するために、おおよその金額を知っておきましょう。

●二人暮らしと一人暮らしの平均的な光熱費の比較

二人暮らしの平均的な光熱費は、いくらぐらいなのでしょうか。住んでいるエリアや住まいの広さ、季節によって異なりますが、総務省が2022年に調査した全国平均のデータをもとに、二人暮らしと一人暮らしの電気代とガス代を比較しました。

・二人暮らしの場合

二人暮らしでかかる光熱費の平均額は1カ月当たり「1万7807円」です。

  • ・電気代1万1307円
  • ・ガス代4900円
  • ・そのほかの光熱費1600円
・一人暮らしの場合

一人暮らしでかかる光熱費の平均額は1カ月当たり「1万982円」です。

  • ・電気代6808円
  • ・ガス代3331円
  • ・そのほかの光熱費843円
【出典】家計調査 / 家計収支編 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(総務省・2023年2月公表)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20220&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330019&tclass3=000000330020&result_back=1&tclass4val=0別ウィンドウで開きます

●二人暮らしの方が一人当たりの光熱費を抑えやすい理由

一人暮らしよりも二人暮らしの方が電気代・ガス代ともに高いですが、単純に倍の額になっているわけではありません。理由は二つ。一つは基本料金にあります。基本料金は契約する世帯ごとに請求され、光熱費を使用する人数は関係ないためです。もう一つは、同じ部屋で過ごすことが多く、照明や冷暖房器具などの消費電力を抑えることができるためです。こうした理由から、結果として一人当たりの光熱費を抑えやすくなります。

二人暮らしで光熱費を抑えるには?

電気代やガス代は生活に必要な光熱費ですが、安価に済めばうれしいですね。ちょっとした工夫で無理せず出費を抑える節約術を紹介します。

●電気とガスの契約を見直す

・契約会社を変更する
電力とガスの小売全面自由化により、契約する電力会社・ガス会社を個人でも自由に選べるようになりました。契約会社の見直しをすることで、同じ使用量でも節約できる可能性があります。また同じ会社で電気とガスをまとめて契約すると、割引されるケースがあります。ただし、住んでいる地域や建物の構造によって、契約できない場合があるので注意が必要です。
最近、多くの電力会社が電気料金の値上げを検討しているか、もしくはすでに実施しています。契約前に、各会社のホームページなどで値上げの発表がないかチェックしましょう。
・契約プランを見直す
夜間に安くなるプランや長期契約で割引になるプランなど、各会社が独自の契約プランを打ち出しています。自分のライフスタイルに合った契約プランへ切り替えることで、使用料金が安くなる可能性はあります。

●電気やガスの使い方を見直す

・部屋で過ごすとき
使わない部屋の照明や冷暖房器具、見ていないテレビなど、家電の電源を小まめに消す習慣の積み重ねが基本です。またエアコンはオフシーズン、テレビは使わない時間帯といったように、待機電力が大きい電気製品のコンセントを抜いておくと節電効果が期待できます。照明を白熱電球からLEDへ交換することでも、省エネ効果が期待できます。
冷暖房器具を使う際はなるべく同じ部屋で過ごすようにして、使用する部屋を少なくすれば節電につながります。サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると、冷暖房効果を上げることができます。フィルターの小まめな掃除も忘れずに。
・入浴をするとき
お湯の量を減らすことで水道代とともに電気・ガス代も節約できます。湯量は、浴槽の6割程度でも十分。時間を空けずに入浴することで、保温や追いだきの必要がなくなります。また季節に応じて、シャワーの温度を冬場は43度に、夏場は40度に設定して、使用時間をなるべく短くするように心掛けましょう。お湯の出しっ放しなど無駄遣いは厳禁です。節水効果のあるシャワーヘッドを活用するのも良いですね。
・料理をするとき
料理をする際はできるだけ中火にして、火加減を強くし過ぎないように注意しましょう。強火の場合は、鍋底から炎がはみ出さない程度にし、中火なら炎の先端が鍋に当たるくらい、弱火なら炎が鍋底に直接当たらないくらいに調整しましょう。
また、野菜の下ゆでや少量の食材を加熱する際は、電子レンジを活用することもおすすめです。シリコンスチーマーやレンジ用蒸し器など、便利な調理グッズが豊富にあります。また、二人分の食事をまとめて料理したり、温度を下げないように煮物などはふたや落としぶたをしたりすると、電気やガスの使用時間が短くなります。

二人暮らしにもおすすめのUR賃貸住宅

全国に約70万戸あるUR賃貸住宅は、多様な間取りや広めの室内、しっかりした設備などが特長。同棲カップルでも入居しやすい制度もあります。

●二人暮らしの物件を探すならUR賃貸住宅にお任せ!

UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構が管理する賃貸住宅です。全国各地にさまざまなタイプの物件が豊富にあり、現在は都市部のタワーマンションタイプや自然豊かな郊外の低層タイプなどを展開、間取りも1LDK、2DK、3DKと、二人暮し向けの部屋が多くそろっています。

新規契約時の初期費用を大幅に抑えられるのも大きな魅力です。礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要となり、契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。契約更新時の更新料の負担もなく、自動更新で手続きが不要なため、安心して住み続けることができます。また、保証人だけでなく保証会社も不要なので、依頼や手配を行う手間もかかりません。引っ越しや入居後の費用を節約することができるのです。

UR賃貸住宅に入居できるのは原則的に単身者かファミリーのみとなっていますが、単身者同士が共同名義で一つの賃貸住宅に同居できる「ハウスシェアリング制度」があります。

●UR賃貸住宅のハウスシェアリング制度

一般的な賃貸と比べてゆったりした間取りで、収納がたっぷり確保された部屋が多い傾向にあるUR賃貸住宅。そんな特長を生かし、賢く空間をシェアできるのが「ハウスシェアリング制度」です。結婚は少し先というカップルや、単身者の友人同士の二人暮らしなど、単身者同士が互いに協力し合って共同で生活したいという居住ニーズに応えています。

利用条件は、代表者が契約するのではなく、シェアする入居者全員が個別に契約するため、平均月収額が一定額以上であるなどの申込資格にそれぞれが該当する必要があります。また、満18歳以上の学生なら、平均月収額が条件に満たなくても申し込み可能な場合があるため、学生でもルームシェアをして暮らすことができます(ハウスシェアリング制度が利用できる物件に限ります)。

お互いが納得できるやり方で、無理のない節約生活を

電気代やガス代の高騰が続いている昨今。在宅ワークなど家で過ごす時間が長くなり、以前と同じような生活をしていては、家計に占める光熱費の割合は大きくなるばかりです。節約方法を紹介してきましたが、継続できなければ意味がありません。ポイントは二人が納得できる方法を探すこと。自分だけで決めたことを無理強いしてしまうと、お互いがストレスを感じてしまいます。どちらか一方に多くの負担がかからないように、生活費の分担方法など、二人でよく話し合うことが理想です。

そして光熱費はもちろん、家計の支出に占める割合が大きい住居費などを見直すことも大切です。そこで選択肢に入れてほしいのがUR賃貸住宅。通常必要となる礼金や仲介手数料などの初期費用が抑えられ、保証人も不要。さらにお得な家賃プランも多数用意されているので、まずはチェックしてみてはいかがでしょうか。

監修/平野 泰嗣

記事のまとめ

二人暮らしの光熱費を節約するには、お互いが無理せず日々の積み重ねが大事

  • ・光熱費とは電気とガスの利用料。通常は毎月一定額を払う必要があるため、家計では一般的に固定費に含まれる
  • ・使わない電気を小まめに消すなど、ちょっとした習慣の積み重ねが節約につながる
  • ・光熱費はもちろん、住居費を節約できれば家計の負担が大きく軽減できる
  • ・UR賃貸住宅なら初期費用が抑えられ、お得な家賃プランも。同棲カップル向きの間取りも多くそろっている

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