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赤ちゃんの背中スイッチの原因とは?対策方法と生活のポイント

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ようやく寝かし付けられたと思ってベビーベッドや布団に移動させると、背中に起動ボタンがあるかのようにまた起きてしまう…。「背中スイッチ」と呼ばれるこの現象は、ママ・パパなら誰でも思い当たるのではないでしょうか。ベビーカーやチャイルドシートから移動させたときにも押してしまうなど、背中スイッチは育児の悩みの一つです。今回は背中スイッチの原因や対策、発生させないための生活のポイントを紹介します。

赤ちゃんの背中スイッチが発生する原因

赤ちゃんによって睡眠の傾向には個人差があり、環境もそれぞれ違うため、背中スイッチが発生する原因はさまざまです。代表的な背中スイッチの原因や対策を解説します。

●抱っこと布団の温度差

赤ちゃんは敏感なため、抱っこしている人の体温と布団との温度差によって、背中スイッチが発生することがあります。布団の冷たさに驚いたり、赤ちゃんが抱っこされていないことに気付いたりして、不安な気持ちになることが原因と考えられています。

●赤ちゃんの体勢の変化

抱っこから布団に寝かせるときの姿勢の変化によって、赤ちゃんの目が覚めてしまうことがあります。原因は抱っこのときに赤ちゃんが「Cカーブ」の姿勢になりやすく、布団に寝かせると背中が伸びて姿勢が変化するため。Cカーブとは、背中を丸めて背骨が「C字型」になっている状態で、お腹の中にいたときと似た姿勢なので、安心できると考えられています。

●外部からの刺激で起きるモロー反射

赤ちゃんが自分自身の「モロー反射」に驚いて起きてしまうことがあります。モロー反射とは生まれ付き赤ちゃんが持っている原始反射の一つで、周囲の音や振動などに反応して、手足が万歳のような体勢になることです。布団に寝かせたときの刺激によってモロー反射が起こり、自分自身の反射にびっくりして目が覚めてしまうのです。

赤ちゃんの背中スイッチへの対策方法

温度差や姿勢、モロー反射など、背中スイッチが発生する原因を解説してきました。それではどのように対処したら良いか、具体的な対策を紹介します。

●抱っこと布団の温度差をなくす
<抱っこのときからブランケットで包んだ状態にして寝かし付ける>
寝たらブランケットで包んだまま布団に移動させます。赤ちゃんが布団と直接触れないので温度差を感じることが少なく、そのまま眠ることができます。
<部屋を暖房で暖める>
シンプルですが部屋を暖めることで、赤ちゃんの布団も温かくなります。暖房を使うと空気が乾燥するので加湿器を置いたり、濡れたバスタオルを下げておくなど、過ごしやすい湿度になる工夫をすると良いでしょう。
※万が一赤ちゃんの上に落ちたりしないよう、濡れたバスタオルは赤ちゃんがいる場所から離れたところに下げましょう
<湯たんぽで布団を温める>
赤ちゃんが眠る前に湯たんぽを使って布団を温めておくと、温度差が少なくなるので効果的です。ただし湯たんぽは、赤ちゃんを布団に寝かせる前に取り出しましょう。入れたままにしておくと長時間触れることになり、低温やけどになってしまう恐れがあります。赤ちゃんの皮膚は薄く、大人よりもやけどをしやすいので注意が必要です。
●お尻や頭を先に布団に下ろす

布団に寝かせるときに、赤ちゃんの背中よりもお尻もしくは頭を先に下ろします。お尻や頭を下ろしてから、少しずつ背中を布団に付けていき、支えている腕や手をずらしながら赤ちゃんを寝かせるようにします。

大切なことは赤ちゃんが姿勢の変化に気付きにくいようにすること。お尻と頭のどちらを先に下ろすかは赤ちゃんによって違うため、それぞれ試して安心して寝る方を選ぶと良いでしょう。

●おくるみを活用する

おくるみは赤ちゃんに安心感を与えることができます。体を包まれることでお腹の中にいたときと似た状態になるため安心しやすく、モロー反射も起こりにくくなる効果もあるのでおすすめです。ただし体の自由を奪ってしまうことにもなり、巻き方によっては股関節脱臼も心配です。おくるみを巻くときに「きつく巻き過ぎないようにする」、「うつ伏せや横向きにならないようしっかり仰向けに寝かせる」など、安全への配慮を怠らないようにしましょう。

背中スイッチ対策はほかにも、「抱っこひもやおんぶひも、スリングで寝かし付けて、そのまま抱っこひもごと布団へ移動させる」、「おしゃぶりをくわえさせてみる」、「バウンサーやハイローチェアなどのベビー用品を使ってみる」など、さまざまな方法があります。少しずつ試して自分の赤ちゃんに合っている方法を見つけましょう。最近では専用のクッションや布団など、背中スイッチ対策のベビー用品も数多く紹介されていますので、こちらを購入してみるのも良いでしょう。また、出産祝いで何を買うか迷ったら、背中スイッチ対策グッズも良いかもしれませんね。

背中スイッチを発生させないための生活のポイント

上手に寝かし付けるためには日ごろから睡眠のルーティンをつくったり、赤ちゃんの睡眠サイクルを把握することが大切。生活の中で工夫できるポイントをまとめてみました。

●睡眠のルーティンをつくる

赤ちゃんが眠るまでにする行動を、毎回同じようにすることが大切です。これを入眠儀式といいます。例えば、睡眠のルーティンとして「入浴→スキンケア→着替え→授乳→絵本を読む→眠る」と決めます。眠る前の行動を決めることで赤ちゃんが次の行動を予測しやすくなり、無意識に「ねんねの時間だ」と理解。眠るための心の準備ができるので、背中スイッチが発動しにくくなります。簡単なものから始めて、毎日続けやすいルーティンをつくると良いでしょう。

ルーティンを決めても、赤ちゃんが途中で起きてしまう場合もあります。これは眠りが浅くなっているときです。いきなり声を掛けたり抱き起こしたりすると赤ちゃんが目覚めてしまうので、やさしくトントンして、眠りに入れるようサポートしてあげましょう。それでも寝ないときは、抱っこに戻って落ち着かせ、安心感を与えることも大切。大人でも寝付けないこともありますが、赤ちゃんも同じです。日々臨機応変に対応しながら、睡眠ルーティンをつくっていきましょう。

●赤ちゃんの睡眠サイクルを把握する

背中スイッチを発生させないために、まず赤ちゃんの睡眠サイクルを理解することが大切です。赤ちゃんは月齢ごとに適した睡眠サイクルがあり、時期によって変化します。睡眠サイクルが乱れると、赤ちゃんは疲れを感じたり興奮状態が引き起こされたりするため、寝かし付けが難しくなる傾向にあります。

赤ちゃんの睡眠サイクルの目安は、以下の表の通りです。

ただし個人差がとても大きく、機嫌良く起きていられる時間は、赤ちゃんによってさまざまです。日ごろから赤ちゃんの様子を観察して、起きていられる時間を把握すると良いでしょう。

【出典】未就学児の睡眠指針(未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班 厚生労働省発表)
https://www.mhlw.go.jp/content/000375711.pdf別ウィンドウで開きます

子育てに便利な環境へ引っ越しするならUR賃貸住宅がおすすめの理由

環境が整っているだけで子育ての負担は全然違います。引っ越しを検討中なら子育てしやすい物件も豊富な、UR賃貸住宅をチェックしてみるのも良いでしょう。

●子供を育てやすい環境の物件が豊富にある

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また敷地内のテナントを活用して、小規模保育所や家庭的保育事業などの子育て関連事業をサポートしていたり、敷地内にコミュニティカフェを設けて子供と参加しやすいイベントを開催していたりと、地域ぐるみで子育てしやすい環境づくりも促進しているようです。

●子育て世帯向けのお得な家賃プランが充実している

子育てに最適な広々とした間取りや収納が豊富な物件が多い賃貸住宅では、子育て世帯向けのお得な家賃プランが複数用意されていることが多い傾向にあります。例えば、UR賃貸住宅なら子育て世帯もしくは新婚世帯の家賃がお得になるプラン「そのママ割別ウィンドウで開きます」や、満18歳未満の子(甥、姪なども含む)を扶養する世帯向けのお得なプラン「子育て割別ウィンドウで開きます」など。それぞれ所得要件や子供の年齢制限などの諸条件があるため、気になった方は以下から確認すると良いでしょう。

やっかいな背中スイッチも、仕組みが分かれば乗り越えられる

昼夜を問わず泣き始める赤ちゃん。寝かし付けは最も大変な育児の一つです。産後、ほっとひと息つける時間は、赤ちゃんが寝ている時間だけかもしれません。やっと寝かし付けられたと思って背中スイッチで起きてしまうと、気持ち的にもがっくりきてしまいますよね。今回は、そんな背中スイッチの対策について解説しました。

背中スイッチの主な原因は、布団との温度差や、赤ちゃんの体勢の変化、モロー反射でした。対策としては温度差を感じないよう、ブランケットにくるんだり、部屋やベビー布団を温めたりしておくこと。また体勢の変化に気付かれないように、頭やお尻から下ろしたり、モロー反射が起こりづらいようにおくるみを活用したりすること。さらに日々の生活の中で赤ちゃんの睡眠サイクルに合わせて、睡眠のルーティンを毎回行ってあげることで、眠りに入りやすくなります。

また子育ては環境がとても大切。子育てしやすい環境を探しているなら、UR賃貸住宅を選択肢として検討してみてはいかがでしょう。子育て世帯向けのお得な家賃プランも用意されているようなので、子供がいる家庭は要チェックです。

育児は総力戦です。ママ・パパで協力して、どうやったら自分の子供の背中スイッチをオフにできるか、楽しみながら試行錯誤できると良いですね。

監修/高祖 常子

記事のまとめ

背中スイッチの原因と対策は、赤ちゃんをよく見ることから

  • ・主な原因は布団との温度差や、赤ちゃんの体勢の変化、モロー反射
  • ・対策はブランケットやおくるみの利用、部屋やベビー布団を温めておくなどさまざま。子供に合った方法を見つける
  • ・生活する上で最も大切なのは、睡眠ルーティンの確立と睡眠サイクルの把握
  • ・UR賃貸住宅は子育て環境の整った物件が豊富なのでおすすめ。子育て世帯にうれしいお得な家賃プランもある

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