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生後10カ月の赤ちゃんの離乳食の進め方。調理のポイントや注意点

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生後5~6カ月ごろから始めることが多い離乳食。一般的に「離乳食初期」、「離乳食中期」、「離乳食後期」、「離乳食完了期」に分かれ、母乳やミルクから離乳食に移行していきます。大人と同じように1日3回の食事のリズムが決まり始めるのが、生後9~11カ月ごろが目安となる「離乳食後期」の時期。ここでは生後10カ月の赤ちゃんを例に、「離乳食後期」の離乳食を調理するときの注意点やポイントを解説します。

生後10カ月の赤ちゃんの離乳食の進め方(離乳後期編)

生後10カ月ごろには、より食べ物に興味を持ち、口をもぐもぐして食べたりします。食べ物を歯茎でつぶすような動作が見られる時期を離乳食後期(離乳後期)と呼びます。

●離乳食の後期とは

離乳食の進め方は、前述したように離乳食初期、離乳食中期、離乳食後期、離乳食完了期と大まかに四つの段階に分けると理解しやすいとされています。離乳食はだいたい生後5~6カ月ごろから始めます。4カ月でも6カ月でも構いません。離乳食初期(離乳初期)は、この離乳食を始めて最初の時期で、食べ物を飲み込むことを覚える時期であることから「ごっくん期」と呼ばれたりします。離乳食中期は生後7~8カ月ごろ、豆腐ぐらいの硬さのものを舌と上顎でつぶして食べる「もぐもぐ期」です。

離乳食後期は「かみかみ期」と呼ばれています。前歯が生え始める赤ちゃんもいて、食べ物をかみ切り、歯茎を使ってつぶして食べられるようになります。赤ちゃんの成長・発達に個人差はありますが、だいたい生後9~11カ月ごろが離乳食後期の目安です。生後12~18カ月ごろには、栄養のほとんどを食事で取れるようになります。また、かむことが上手になってくることから、離乳食完了期「ぱくぱく期」ともいわれます。離乳食完了期には、スプーンやフォークを使って上手に食べられるようになる赤ちゃんもいます。

●離乳食の食べさせ方は赤ちゃんの成長・発達に合わせる

離乳食後期は、少しずつ母乳やミルクからだけではなく、食事から栄養を取れるようにしたい時期なので、だいたい3回くらいの食事を取るようにします。赤ちゃんの食べ方を見て食材の硬さを決めていくと良いでしょう。例えば、口をもぐもぐ動かして、食べ物をごっくんとしっかり飲み込めるようになったら、少しずつ硬いものに調整していくのがポイントです。

自分で食べたがって食べ物を手で触ろうとするなど、食事に対する興味が高まる時期でもありますので、成長の様子を見ながら、赤ちゃんのペースに合わせて離乳食の食べさせ方を変えていきましょう。

生後10カ月の赤ちゃんの離乳食の進め方

生後10カ月ごろは、母乳やミルクだけでは成長のための栄養が足りない恐れがありますので、食事の回数を3回食にして、少しずつ食事中心の生活に慣れるようにします。

●時間を決めて1日3回与える

1日3回、朝昼夕となんとなく食事時間を決めてあげることで、生活のリズムを整えられると良いでしょう。家族と同じ時間に食卓を囲むのもおすすめです。赤ちゃんにとって食事をみんなで楽しむという良い経験は、食欲や食に対する興味にもつながります。もしも1回の食事がうまく食べられなかった、量が少なかった場合には、4回などにしても構いませんが、ダラダラ食べるようなことはない方が良いでしょう。

●母乳やミルクはあげてもOK

「おっぱいや粉ミルクはどうすれば良いの?」と迷うママやパパもいるかもしれません。生後10カ月ごろは、必要な栄養の約半分程度を母乳やミルクから取り、約半分を食事から取る時期です。

母乳やミルクを飲ませるのは構いません。「離乳食をなかなか食べない」と食欲が気になったら、母乳やミルクは離乳食の直前ではなく、食べた後に与えるのが良いでしょう。先に与えてしまうと、お腹がいっぱいになって離乳食を食べなくなる可能性があります。

食事の量が多くなると、食後のミルクを飲まなくなったりすることもあるかと思いますが、赤ちゃんが大きくなっているか、発育しているかを見て調整していきましょう。

まだ母乳やミルクの栄養も必要なので無理にやめたりせず、続けていきましょう。

離乳食をよく食べる赤ちゃんの場合、母乳やミルクを与えながらも、徐々に食事からの栄養摂取を中心とする食生活へ移行します。離乳食を少ししか食べない赤ちゃんの場合、母乳やミルクを与えながら、だんだん離乳食に慣れさせていきましょう。焦る必要はありません。

離乳食の摂取量に応じて授乳回数を減らしたり、離乳食を与える時間と授乳のタイミングを見直したりするなど、少しずつ移行していきます。ちなみに、離乳食の完了期を過ぎてからも母乳は与えても問題ありませんので、必要以上に心配しないでください。

生後10カ月の離乳食を調理するときのポイント

食材の硬さは、指でつまんで軽く力を入れるとつぶれるぐらいにしましょう。手づかみで食べられるようにすれば、食べる意欲や、手指と口の運動機能の促進につながります。

●食材の硬さはバナナくらいが目安

食材の硬さは、赤ちゃんが歯茎でつぶせるぐらいにすることが大切です。目安となるのがバナナくらいの硬さ。やわらか過ぎると丸飲みしてしまう可能性があり、食べ物をそしゃくして飲み込む練習になりません。ある程度の硬さがあれば、かむ感触を感じられ、自分が食べられる量をかじるための練習にもなります。

味付けは大人用とは異なり、ごく薄味に抑えましょう。しょうゆなどの調味料は多くなり過ぎないようにして和風だしや野菜スープを活用し、うま味を使うと良いでしょう。赤ちゃんが、なかなか食べてくれないときは、片栗粉を使ってとろみを付けたり、味付けを少し変えたりすると食べてくれる場合があります。食べる様子を見ながら、ひと工夫すると良いでしょう。

●手づかみ食べしやすいものも作る

赤ちゃんは、大人と違って手で食べることに慣れていません。食べ物の位置を目で確認し、適切な力加減でつかんで口に運ぶ手づかみ食べの動作は、目や手、口の運動機能の発達を促します。食材の硬さや温度の違いを確かめることは、感覚機能の発達にもつながるでしょう。さらには、「自分で食べたい」という意欲の増進にもなります。

最初は、つかみやすく、崩れにくい材料で作りましょう。例えば大根やニンジンなど、今までみじん切りにしていたものも、5~8ミリの厚さに切って茹でます。大きく切ってからこの厚さに切るとやわらかくなりやすいでしょう。慣れてきたら野菜をスティック状に切って茹でるのもおすすめです。ジャガイモや、カボチャなどを小判型のおやきにするのも良いでしょう。おにぎりや食パンなどの主食も、ひと口サイズにすると手でつまんで食べやすくなります。

材料を加熱するにはガスコンロやIHヒーターを使うのが一般的ですが、「赤ちゃんの面倒を見ながら、火加減を調整するのは大変」という人は電子レンジが便利です。タイマーを調整することで冷凍した食材の解凍も簡単にできますし、フライパンや鍋など大きな洗い物を減らせるというメリットもあります。ただし、電子レンジでは均一に加熱されないこともあるので、途中でよく混ぜたり中まで熱が通っているか確認することが大切です。

生後10カ月の離乳食の注意点

離乳食は「炭水化物」、「タンパク質」、「ビタミン・ミネラル類」の三つの食品グループを、バランス良く取れるよう作ることが大切。鉄分の補給も意識するようにしましょう。

●栄養バランスを意識する

離乳食後期の赤ちゃんは、食事から必要な栄養素を摂取する割合が増えてきます。そのため、三つの食品グループから食材を取り入れて、栄養バランスを意識して離乳食を作ることが大切です。ご飯やパン、うどんなどの「炭水化物」、肉や魚、大豆製品、乳製品、卵などに含まれる「タンパク質」、野菜や果物に含まれる「ビタミン・ミネラル類」を、1回の食事でバランス良く取れるように心掛けましょう。

【参考】三つの食品グループの例
*「炭水化物」:おかゆ、軟飯、パン、ジャガイモ、サツマイモ、コーンフレーク、ホットケーキ、オートミール、うどん、そうめん、スパゲティなど
*「タンパク質」:白身魚(タイ、カレイ、ヒラメ、タラ、サケなど)、赤身魚(マグロ、カツオなど)、青身魚(アジ、サンマなど)、肉類(鶏肉、豚肉、牛肉、レバー)、豆類(豆腐、納豆、豆乳)、卵、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)など
*「ビタミン・ミネラル類」:野菜(ニンジン、トマト、ブロッコリー、ホウレンソウ、カボチャ、キャベツ、大根、タマネギ、キュウリ、白菜)、海藻(のり)、果物(リンゴ、バナナ、イチゴ、ミカン、ブドウ)など

※これらはあくまでも例であり、これ以外のものを食べてはいけないということではありません

●鉄やカルシウムなどのミネラル不足に気を付ける

生後6カ月以降になると、お腹の中で赤ちゃんがママからもらった鉄(貯蔵鉄)は少なくなっている可能性があります。

さらに、カルシウムやカルシウムの吸収に必要なビタミンDも、赤ちゃんの歯や骨をつくる上でたくさん必要になる欠かせない栄養素です。

では、それぞれどのような食材で補給すれば良いのでしょうか。微量ですが、いろいろなものから取れるのでしっかり食べていきましょう。

鉄:赤身魚(マグロ、ツナ缶)、赤身肉、卵黄、粉ミルク、オートミール、粉ミルク、ホウレンソウなど
カルシウム:牛乳、ヨーグルト、チーズ、粉ミルク、コマツナなど
ビタミンD:しらす、卵黄など

また、例えば、鉄を含む食材が苦手な赤ちゃんは、育児用ミルクやフォローアップミルクを使った離乳食メニューも良いでしょう。フォローアップミルクは、不足しがちな鉄などの栄養を補給するためのミルクです。鉄を多く含んだベビーフードを与えるという方法もあります。離乳食だけでは栄養の偏りが気になるときに検討しましょう。

離乳食の献立やつくり方は、管理栄養士がレシピなどを載せたWebサイトにも紹介されています。おすすめレシピや簡単レシピなども参考にして、どんなメニューにすれば良いか考えてみてはいかがでしょうか。

●赤ちゃんのペースや体調に合わせる

離乳食は発育発達によって、ざっくりと初期、中期、後期、完了期と四つの段階に分けることを紹介しましたが、あくまで目安としてとらえましょう。成長スピードは個人差があるため赤ちゃんによって時期は異なります。決まったスケジュールがあるわけではありません。生後10カ月になったからと、この食材の硬さであるなどと進めるのではなく、さまざまな大きさや硬さのものをあげてみて、様子を見たりして、焦らずゆっくり赤ちゃんのペースや体調を見ながら進めることが大切です。

アレルギーの有無にも気を配ることが重要です。乳児に多いアレルゲンは鶏卵・牛乳・小麦です。うどんには小麦、パンには小麦粉や牛乳成分など、ヨーグルト、チーズなどには牛乳成分が入っています。卵ボーロやビスケットには卵も含まれています。これらを初めて使うときには、少量にしておいてアレルギー症状が出ないか確かめると良いでしょう。

卵を最初に与えるときは要注意です。全卵(黄身と白身)を一緒に食べさせるのでなく、最初はよく茹でた卵の黄身だけを少量与えるようにしましょう。

また、1歳未満の赤ちゃんには、蜂蜜や、蜂蜜を含む食品を与えないことも覚えておきましょう。胃腸がまだ未発達な赤ちゃんは、乳児ボツリヌス症になることがあるからです。

ゆとりある子育て環境への住み替えにはUR賃貸住宅がおすすめ

生後10カ月ごろになると、つかまり立ちや伝い歩きができるようになる赤ちゃんもいます。近い将来のために、もっと広い家に住み替えを考えてみてはいかがでしょうか。

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URには住民同士が交流できる場所もあります。子育て中の家族が集うサロンやカフェなどがあり、子育ての困りごとや悩みについて情報を交換することも可能です。保育園や幼稚園、学童クラブなどの施設や、医療機関が近くにある物件もあり、子供の急な体調変化にも対応しやすく安心です。

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「歩車分離(歩道と車道を分ける)」の考えをもとに設計された物件では、敷地内に許可を得た車しか入れないエリアが設けられています。近隣地区への移動もなるべく車道とは違う道を使えるようにするなど、安全に十分配慮されています。小さな子供を連れて安心して散歩することができるのも魅力といえるでしょう。

URなら初期費用も抑えやすく、小さな子供がいる家庭も安心!

UR賃貸住宅のメリットは、お得な家賃プランだけではありません。URは礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要です(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため住み替えにかかる初期費用を大幅に抑えることが可能です。何かと物入りな子育て家族にはうれしいポイントといえるでしょう。

緑豊かな住環境が整っているURでは、清潔でクリーンな状態を保つため、クリーンメイトと呼ばれる専任スタッフが、ほぼ毎日清掃を行っています。建物の共用部分やごみ置き場などを清掃するほか、朝8時と午後3時ごろに敷地内の通学路付近を清掃し、登下校する児童に「行ってらっしゃい」、「お帰りなさい」など声を掛けることもあるようです。

住まいの近くだけでなく、周辺の環境まで人の目が行き届いていることは、小さな子供がいる家族にとって安心感につながるでしょう。近い将来に、住み替えを検討しているなら、URもぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。

監修/川口 由美子

記事のまとめ

離乳食の時期をきっかけに、子育てに適した住まいの検討を!

  • ・口をもぐもぐ動かして食べ物を飲み込めるようになったら、だいたいバナナくらいの硬さを目安に、少し硬めの食べ物にチャレンジしてみるのが離乳食後期
  • ・離乳食を作るときは栄養のバランスや、鉄分の補給も意識して。すくすく育って活発に動くようになったら、広めの住まいへ引っ越すのもおすすめ
  • ・UR賃貸住宅なら子育ての環境が整った物件が豊富。初期費用が抑えられるだけでなく、お得な家賃プランで住居費の節約も可能!

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