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1Rの間取りの特徴は?1Kとの違いや家賃の相場、レイアウトの具体例

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一人暮らしで人気なのが、間取り図などで1Rと表記されるワンルームのタイプ。居室が一つのため専有面積を抑えやすく、比較的安い家賃設定となるのがその理由でしょう。ここではワンルームの便利なポイント、生活のしやすさなどのメリットを紹介。1LDKや1Kなど、ほかの間取りとの違いも分かりやすく解説します。さらに、ワンルームを検討している方におすすめの賃貸住宅情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

1R(ワンルーム)の間取りとは?

1Rの定義をひと言で表すと「キッチンと一体の居室が一つだけの間取り」です。アルファベットのL・D・Kを組み合わせた間取り表記にはルールがあるのをご存じでしょうか。

●1部屋のみのシンプルな間取り

1Rの「R」はルームの意味で使われているもので、居室が一つのみのシンプルな間取りを表しています。居室とキッチンが一体になっていて、それぞれの間にはドアがなく、通路も最小限に抑えられ、廊下と呼べる部分もほとんどないのが一般的です。玄関を開けるとそのまま室内の全体が見渡せるのが、ワンルームの典型的な特徴でしょう。

一人暮らしの物件探しでは1LDKや1Kなどの間取りも候補になるかもしれません。1Rと同じように頭に「1」が付いていますが、その意味合いは異なります。まず1LDKですが、こちらはリビング・ダイニング・キッチンが一体となったLDKとは別に、もう一つ居室がある間取りを表しています。また1Kは、キッチンとは別に、もう一つ居室がある間取りを表したものです。居室の数に応じて頭の数字が変わり、例えば居室が二つある場合は、2LDK、2Kとなります。

L・D・Kの表記には、不動産公正取引協議会連合会のガイドラインで“最低必要な広さの目安”が定められているのをご存じでしょうか。LDKやDK以外の居室の数に応じて変わり、居室が一つの場合=DKは4.5畳/LDKは8畳以上、居室が二つ以上の場合=DKは6畳/LDKは10畳以上となっています。ですので、1LDKのリビング・ダイニング・キッチン部分は8畳以上、1Kのキッチン部分は4.5畳未満であることが分かります。

ワンルームには上記のような広さのガイドラインはないようですが、自治体によっては住環境の質を保つという観点から、専有面積について条例などで定めている場合があります。ちなみに、東京都23区の各区では近年条例の整備が進められ、対象となる階数・戸数の集合住宅については、ワンルームの専有面積を25平方メートル以上とするなどのルールが設けられました。

これは比較的大きなマンション・アパートを対象としたもので、適用外のワンルームもあります。一人暮らしで荷物や家具が少なく、自宅で過ごす時間もそれほど多くない場合は、家賃を抑えて暮らせるコンパクトなワンルームを選ぶと良いでしょう。同じくらいの広さのワンルームでも、キッチンと収納の位置や大きさが異なり、さまざまなバリエーションがあります。快適に暮らせそうかどうか、契約前に内見することをおすすめします。

<1Rの間取り例>

●1Kとの違い

ワンルームと1Kは、両方とも専有面積が小さめの物件が一般的で、家賃相場もそれほど変わらないことが多いようです。ワンルームとは異なり、1Kはキッチンと居室の間にドアがあるため、それぞれの独立性を生かした暮らしができるでしょう。具体的には、玄関に誰か来たときに居室の奥まで丸見えにならない、料理のにおいが室内全体に広がらないといったメリットがあります。

ワンルームと1Kを比較する際に注意したいのが畳数の表示です。例えば、「1R/8畳」と「1K/8畳」の間取りでは、一見すると同じような広さだと思ってしまいそうですが、専有面積はワンルームの方が狭くなります。その理由は、「1R/8畳」は玄関からの通路部分やキッチンなどを含んで8畳ですが、「1K/8畳」は居室8畳とは別にキッチン(4.5畳以下)があるためです。

つまり「1R/8畳」と「1K/8畳」の間取りでは、立地や築年数などほかの条件が同じであれば、専有面積の大きい1Kの方が家賃は少し高めになると考えて良いでしょう。暮らしやすさや広さを重視するなら1Kという選択肢もありますが、家賃を節約してほかのことにお金を使いたいという人の場合は、ワンルームを中心に検討しても良いかもしれません。

●1Rの家賃の相場は7~8万円台

複数の不動産情報サイトで調べたところ、東京23区のワンルームの家賃相場の平均は7~8万円台(2023年3月現在)でした。これは港区、千代田区、中央区などのマンションを含んでいるため高めになっていますが、相場が低めのエリアのアパートなどでは、5~6万円台の物件もあるようです。専有面積をコンパクトに抑え、ユニットバスなどシンプルな設備のワンルームなら、家賃が安めの物件を見つけやすいといえるでしょう。

1Rの特徴

家賃を抑えて暮らせる以外に、ワンルームならではの便利なポイント、生活面のメリット・デメリットを紹介します。自分に合った間取りかどうか参考にしてください。

●家事の動線がスムーズ

動線は人が行ったり来たりする経路のことで、高い頻度で利用する動線はなるべく短い方が、時間のロスがなくスムーズに暮らせるとされています。この点、ワンルームは何をするにも移動が少なくて済むため、洗濯や料理などの家事が快適にこなせそうです。テレビを見ながらなどの“ながら作業”もしやすいため、同時並行で作業ができ、結果的に家事を効率的に進められるかもしれません。

●掃除がしやすい

居室が一つしかなくキッチンともつながっているので、床掃除などは一気に作業ができ、短時間で終えられるのがワンルームのメリットです。ドアがなく、段差などもないシンプルな空間なら、ロボット掃除機にも安心して任せられそうです。キッチンやユニットバスもコンパクトなことが多いため、時間を区切って気軽に掃除ができ、部屋全体をきれいな状態で保ちやすいといえるでしょう。

●においが部屋にこもりやすい

ワンルームはキッチンと居室が一体の間取りのため、部屋の大きさによってはベッドや本棚などのすぐそばで料理をする場合もあるでしょう。換気扇を回しても、料理のにおいがこもってしまったり、逆に、空気が入れ替わることでエアコンの効きが悪くなってしまったりする可能性もあります。ワンルームはどちらかといえば、あまり自炊をしない人におすすめの間取りといえそうです。

1Rの間取りにおすすめのレイアウト例

空間を自由に使いやすい一方で、スペースが限られているため、家具やテレビを置くと狭さを感じやすいのがワンルームの間取り。そこで、おすすめのレイアウトの例を紹介します。

●1Rにおすすめのレイアウト例1

部屋の中で行き来しやすい動線の確保は、必ず押さえておきたいポイントです。狭くて通れない、足の踏み場がないといったことにならないよう最低でも幅60cm、可能であれば幅90cmくらいの動線を設けましょう。とはいえ狭い室内でパズルのように家具を配置するのは大変です。一番簡単な方法としておすすめなのが、部屋の奥にベッドを、手前にテレビとソファを向かい合わせに置く、コの字形のレイアウト。部屋の中心になるべく物を置かず、スペースを空けることでスムーズに移動ができます。

●1Rにおすすめのレイアウト例2

なるべく狭さが気にならず、ゆとりを感じて暮らせるようにしたい場合は、家具や家電を部屋の片側、もしくは両側に寄せてレイアウトします。手前から奥へと視線が抜けるスペースを設けることで、開放感が生まれます。その際はできるだけ背の低い、フレームやヘッドボードがないローベッド、ローソファなどの家具を置くと良いでしょう。食事や勉強に使うテーブルをガラス製にしたり、大きな鏡を置いたりしても圧迫感を軽減することができます。

●1Rにおすすめのレイアウト例3

ワンルームの間取りでは、食事、睡眠、仕事や勉強などすべて一つの居室で行うことになります。特に自宅でのテレワークが多い人の場合は、集中とリラックスタイムの切り替えが大変かもしれません。そんなときはラックやパーテーションを使って空間をゆるく区切るのがおすすめです。狭い部屋をしっかり区切ってしまうと圧迫感が増すため、背が高過ぎないものを使うのがポイントです。壁や天井を傷付けない突っ張り式のロールスクリーンやカーテンを設置すれば、必要なときだけ区切ることが可能です。

一人暮らしの部屋探しにUR賃貸住宅がおすすめの理由

住居費を抑えるためワンルームを考えているならUR賃貸住宅がおすすめ。初期費用を「4つのメリット」で大幅に節約でき、お得な家賃プランで月々の出費も減らせます。

●一人暮らしにも使えるお得な家賃プランがある

独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅は全国に約70万戸。都市部から郊外のエリアまで、一人暮らしはもちろん、DINKS、ファミリー向けなど、多彩なタイプの部屋がそろっています。注目したいのが、家族構成や年齢の異なる、さまざまな入居者を対象とした“お得な家賃プラン”があること。所定の条件を満たせば、家賃そのものがお得になる“一人暮らし向けのプラン”も用意しています。

例えば、35歳以下の契約者を対象とする「U35割」なら、3年間の定期借家契約により、通常よりもお得な家賃で一定期間住み続けることができます。年齢にかかわらず、単身赴任などで入居の期間が決まっている場合は、「URライト(定期借家)」を利用することも可能です。このほかにもお得な家賃プランがありますので、契約内容や適用条件などの詳細については、URのHPをチェックしてみてください。

<U35割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
<URライト(定期借家)>別ウィンドウで開きます
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

●一人暮らしを始めるときの初期費用を抑えられる

一般的な賃貸住宅では、引っ越し費用のほかに、契約時の初期費用としてまとまったお金が必要になります。UR賃貸住宅なら、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。この「4つのメリット」で初期費用を大幅に抑えることができます。

契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。更新時に更新料が不要なだけでなく、自動更新で手続きも不要なので、スムーズにそのまま住み続けられるのもうれしいポイントです。

自分にぴったりな1Rで住居費を節約して快適に暮らそう!

居室とキッチンが一体になったワンルームは、不動産会社や大家さんにしてみれば専有面積を抑えることができるので、そのぶん家賃を低く設定することが可能です。ほかの間取りよりも家賃相場が安くなることが多いため、都心部や駅に近いアクセスの良い立地でも、ワンルームの物件なら住むことができるかもしれません。

ただし、間取りがシンプルなだけに同じ専有面積であっても、部屋の形状、キッチンと収納の位置や大きさの違いが、暮らしやすさに大きく影響してきます。物件探しの際はできるだけ内見を行い、家具や家電の配置などをイメージしてから契約するようにしましょう。

URのHPでは、希望のエリアや間取り、家賃の範囲、駅からの所要時間など、さまざまな条件で物件の検索が可能です。該当する物件については、近隣の商店街やスーパーマーケットなど生活情報も確かめることができます。入力はとても簡単ですので、ぜひ気軽に試してみてください。

監修/佐川 旭

記事のまとめ

1Rのメリットを上手に生かす、賢い住まい探しを!

  • ・専有面積が小さめのワンルームなら家賃を抑えて暮らせる。ただし、家具や家電などを多く所有する人、毎日しっかり自炊する人は工夫が必要
  • ・部屋がコンパクトなので、掃除がしやすく、洗濯などの家事動線が短くて済むなど、ワンルームならではの便利な点がある
  • ・UR賃貸住宅なら、一人暮らし用の物件も豊富。礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要で、さらにお得な家賃プランが利用できることも!

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