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沐浴はいつまで?卒業のタイミングと押さえておきたいポイント

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「沐浴」とは生後1カ月ころまでの赤ちゃんをベビーバスなどで体を洗い清めることです。沐浴を実践してみるとママもパパも不安を感じたり心配になったりすることがあるかもしれませんが、慌てないようにしっかり準備して、手順に慣れれば大丈夫。赤ちゃんの成長を直接感じられる機会となります。今回は沐浴を続ける時期の目安、準備したいものと手順、押さえておきたいポイントを紹介します。

沐浴はいつまですると良い?

出産後に自宅に戻ったらベビーバスなどにお湯をため、赤ちゃんを抱っこしながら体を洗ってあげます。沐浴の目安は生後1カ月程度まで。まずは、その理由から解説していきます。

●沐浴は新生児期の生後1カ月まで

生後28日未満の赤ちゃんを新生児と呼びます。新生児期が終わり乳児期に入る生後1カ月ころには、菌に対する抵抗力も付いてきているため、大人と一緒の浴槽に入ることができるようになります。大きい浴槽には雑菌が混じりやすいため、生まれたばかりの赤ちゃんには好ましい環境ではありませんが、1カ月たてばほぼ大丈夫。1カ月健診の際に医師から健康上などの指摘がなければ、浴槽での入浴が可能です。

●生後3カ月ころまでベビーバスを使用する人もいる

一般的には生後1カ月ほどでベビーバスを卒業しますが、赤ちゃんの成長によっては生後3カ月ころまでベビーバスを使用する人もいます。メリットは、ベビーバスが赤ちゃんの体に合わせて作られているので沐浴をさせやすいことや、大人が一緒に入る必要がないためタイミングを選びやすいなどがあります。例えば夏場のあせも防止のためや肌トラブルなどが気になっているため1日2回以上の沐浴をさせたいとき、または上の子供がまだ小さくて先に沐浴を済ませておきたいときなどに便利です。

首が据わり始める3カ月ころになると体が安定してくるので、大きい浴槽でも安心して入れられます。ベビーバスの種類によっては対象年齢が決まっているため、購入の際には注意が必要です。

ベビーバス卒業後は一緒にお風呂に入ります。大人一人で赤ちゃんをお風呂に入れるときは、どうしても抱っこができない場面が出てくるので、赤ちゃん用のバスチェアなどを利用すると良いでしょう。

沐浴のときに準備したいものと手順

沐浴は事前に必要なアイテムをしっかり準備しておくと、安心して進めることができます。沐浴の手順も紹介しますので、確認しておきましょう。

●準備しておきたいアイテム

<湯温計>
手の感覚ではお湯の温かさがまちまちになってしまうので、湯温計を用意すると便利です。
<せっけんやベビーソープ>
大人用のボディソープやシャンプーは赤ちゃんにとって刺激が強い可能性があります。弱酸性のせっけんやベビーソープを利用しましょう。
<ガーゼ>
顔を洗うときや頭をぬらすとき、ベビーソープを流すときなどに利用します。
<沐浴布>
赤ちゃんにかけると安心しますし、お湯に漬かっていない部分を保温する効果もあります。大きめのガーゼで代用することもできます。
<バスタオル>
赤ちゃんが湯冷めしないように、沐浴後すぐに体をくるむために準備しておきます。赤ちゃん用のバスタオルには、おくるみやバスローブとして使えるアイテムもあり便利です。
<ベビーオイルなどの保湿剤>
赤ちゃんの肌はとても薄くてデリケートです。特に沐浴後の肌は乾燥しやすいので、ベビーオイルやベビーローションなどをたっぷり塗ってスキンケアをしましょう。
<着替えとおむつ>
ベビー服と肌着、おむつを準備しておきましょう。ベビー服と肌着は重ねて袖を通しておき、おむつも広げた状態でセットしておくと湯上がりにスムーズに着替えさせられます。

●沐浴する手順

<赤ちゃんを入れるお湯を用意する>
お湯の温度は、大人が少しぬるく感じる38度くらいが目安です。
<赤ちゃんをベビーバスに入れる>
赤ちゃんの体に沐浴布をかけて、足からゆっくりとお湯に入れます。
<顔・頭・体をやさしく洗う>
せっけんを泡立てて多めの泡を使って、皮膚を傷付けないようやさしい洗い方を心掛けましょう。大人一人で行う場合は、片手でしっかり頭を支えます。あおむけの状態で顔と頭をやさしく丁寧に洗って流します。体はお腹側と背中側に分けて洗いますが、お腹側を洗うときは、あかのたまりやすい首、脇の下、もものつけ根をしっかり洗いましょう。背中側を洗うときは、汚れやすいおしりをきれいに洗ってあげてください。
人によっては、うつぶせにするコツをつかむのに時間がかかる方もいるかもしれません。うまくできなければあおむけのまま洗っても大丈夫です。全身を洗い終えたら、お湯ですすぎ終了です。
<バスタオルで水分を拭き取る>
湯冷めしないようにすぐに清潔なバスタオルで包んで、全身を軽く押さえるようにして、水分を拭き取ります。
<お風呂上がりの着替えとお手入れ>
順番が前後する場合がありますが、おしっこやうんちをしてしまう場合があるので、まず準備しておいたおむつをはかせます。へその緒が取れた後のケアは、病院などの指導通りに。お風呂上がりは汚れとともに皮脂も洗い流されてしまうため、ベビーローションやベビーオイルなどの保湿剤でスキンケアを行い、準備していた肌着やベビー服を着せます。すべて着せ終わったら、母乳かミルクで水分補給をします。

沐浴をするときのポイント

沐浴をするときに知っておきたい注意点をまとめました。事前に知っておけば、安心して沐浴を行うことができます。

●沐浴をするタイミングに気を付ける

沐浴が原因で吐き戻しする場合もあるため、授乳直後は避けるようにしましょう。授乳後、消化が終わるまで1時間半前後かかるといわれているので、少し時間を空けてから沐浴をすると安心です。

●室温管理に注意する

沐浴中は赤ちゃんの体温が下がらないようにするための室温管理も大切です。室内の温度が低いと赤ちゃんの体が冷えてしまうため、22~24度に保つようにしましょう。浴室以外で沐浴する場合は、室温調整しやすい部屋で行うのがおすすめ。夏場は涼しい朝や晩に、冬場は日中など、季節によって室温調整がしやすい時間帯を選ぶと良いでしょう。ただし、室温管理よりも手伝ってくれる人がいることの方が重要です。ママとパパの負担が少ないタイミングで行うのが良いでしょう。

●沐浴にかける時間の目安

赤ちゃんは体温が高くのぼせやすいため、長くお湯に漬かると体力を消耗してしまい、体に負担がかかります。沐浴の時間は衣服を着せる時間を含めて10分以内が目安です。

●沐浴をする場所

室温と湯温を保ちやすく、大人が動きやすい場所ならどこでも大丈夫です。浴室以外にリビングやキッチンのシンク、洗面台でも構いません。シンクや洗面台なら、お湯も運ばずに済みます。シンクや洗面台用のマットやベビーバス(グッズ)もあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。また冬場は脱衣所やバスルームが寒くなりがちなので、室温の調整ができる場所を選ぶと良いでしょう。赤ちゃんは快適に、ママとパパは楽な姿勢で沐浴できる場所を選びましょう。

●自分にも負担がかからないように

出産を終えたばかりのママの体は、大きなダメージを受けている状態です。沐浴以外にも毎日赤ちゃんに付きっきりでお世話をする状況になりますから、産後は家族で話し合い、支え合いながら子育てをすることが理想です。やむなくワンオペになってしまう場合も、自分の体調をしっかり考慮に入れて、祖父母に協力してもらったり、自治体の子育て・家事サポートを利用したりしましょう。疲れてしまったら無理をせずに、沐浴をお休みする日があっても大丈夫です。

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沐浴でママもパパも赤ちゃんとのお風呂タイムを楽しもう

赤ちゃんが温かい浴槽の中で心地よさそうな表情を浮かべていると、ママもパパも幸せな気持ちになりますよね。

沐浴は清潔を保つための大切なお世話の一つですが、ベビーバスを使うのは生後1カ月ほどまでのことが多く、その期間はあっという間です。手順に従って赤ちゃんをやさしくきれいにしてあげましょう。沐浴の前に準備をしっかりしておくとスムーズなので、どんなアイテムが必要か、それぞれの家庭で違いがあるので、生活スタイルに合わせた工夫ができると良いですね。

沐浴のポイントは、適切なタイミングであること、短時間で済ますこと、そして寒過ぎず暑過ぎず沐浴させやすい場所を選ぶこと。最も重要なのは大人も無理をし過ぎないことです。疲れている日は休んでもOK。ママもパパも頑張り過ぎずに自分をいたわることも大切です。

今住んでいる部屋の住環境が子育て向きでないなら、住み替えを検討するのも一つの手段です。子育てに適した住環境を求めて、UR賃貸住宅の物件を眺めてみると新しい生活が見えてくるかもしれません。

沐浴は、ママだけでなくパパも周りの家族もできる赤ちゃんのお世話です。みんなで支え合って、少しの期間しかできない貴重な赤ちゃんとのスキンシップを楽しんでください。

監修/高祖 常子

記事のまとめ

1カ月しかできない貴重な体験、沐浴で赤ちゃんの成長を感じよう

  • ・ベビーバスを使って行う沐浴は生後1カ月までが多いが、3カ月ころまで行う人もいる
  • ・準備がとても大切。湯温計、ベビーソープ、ガーゼ、沐浴布、バスタオル、保湿剤、着替えとおむつなどを事前に用意しておく
  • ・注意すべきポイントは、タイミングと室温。場所は生活スタイルに合ったところでOK
  • ・UR賃貸住宅は子育て向きの物件が多く、お得な家賃プランもあるのでおすすめ

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