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高島平団地の魅力を再発見。街の誕生日イベント「HAPPY BIRTHDAY 高島平」開催!

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2019年3月1日、東京都板橋区の高島平が、地名の命名から50周年を迎えました。そんな、街の「50歳の誕生日」をみんなで祝う記念イベント「HAPPY BIRTHDAY 高島平」が、3月1日から3日の3日間開催。高島平団地では、団地ツアーや写真展が催され、地域のシンボルでもあるこの団地の魅力をたくさんの方が再確認しました。

団地のすてきな場所を巡るスタンプラリー

団地ツアーは、高島平団地の魅力的なスポットを、スタンプを集めながら歩いて回るというもの。
まずはスタンプカードをもらいに、受付のある団地商店街の店舗へ。ここでは、高島平団地の歴史を振り返る写真展も行われていました。建設当時をはじめ、さまざまな時代の団地の風景に、みなさん興味深そうに見入っていました。

今回は、団地の心地良い屋外空間が体感できるコースが用意され、開放感のある広場や、共同花壇を見て回りました。
美しい花々が咲き誇る共同花壇は、団地に住んでいる有志の方が中心となって運営しているのだそうです。種をまいてから1年以内に開花する一年草の植え替え期には、みんなでガーデニングを楽しんだり、摘み取った草花でサシェ(乾燥させた花やハーブ、香料などを入れた香り袋)を作ったりと、住民たちの交流を生み出す場にもなっています。

ひときわにぎわっていたのは、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトのモデルルーム見学です。部屋の間取りを手軽に変えられる間仕切りや、対面キッチンなど、今の暮らしに合った空間づくりがなされています。
「この住戸見学に惹かれて来場した」という参加者もたくさんいて、UR職員に質問しながら熱心に内見。「団地にこんなすてきな部屋があるとは!」と、驚きの声も多く聞こえました。

スタンプラリーの最終ポイントは、おしゃれに改装された集会所。高島平団地に住んでいる人や団地外の方々など、小さなお子さんからシニアの方まで、多世代にわたるたくさんの方々がゴールしました。
また参加した人の中には、「テレビのニュースを見てイベントの開催を知り、昔住んでいたので懐かしくなって、1時間かけてやってきました」という、80代の男性もいらっしゃいました。

そして、このイベントのために県外から足を運ばれた男性は、「高島平団地は、敷地内に公園や緑がたくさんあるのが良いですね。また団地ツアーでは、住んでいる人たちの暮らしぶりやにぎわいが感じられましたし、人情味あふれる下町のような親しみやすさにも心ひかれました」と、話してくれました。

最終ポイントの集会所では、UR賃貸住宅の制度や、高島平団地における「地域医療福祉拠点化」の取り組みを紹介するパネルが展示され、多くの人が興味深そうに見ていました。

街と団地が連携し、さらに魅力ある街へ!

「HAPPY BIRTHDAY 高島平」は、さまざまな団体・企業・組織および個人で構成される高島平50周年記念事業実行委員会(事務局「アーバンデザインセンター高島平(略称:UDCTak)」)が準備を進めてきました。その実行委員長で、UDCTakディレクターでもある、東京大学工学系研究科中島直人准教授にお話をうかがいました。

Q.「UDCTak」とは、どんな組織ですか?
「『民×学×公』が連携し、高島平を東京で1番住みたくなる街にすることを目指して、街の活性化や魅力づくりに取り組む組織です。人々が集まり、つながり、それぞれの専門性や強みをより生かしていくプラットホームです。」

Q.具体的に、どのような活動を行っているのですか?
「例えば、地域活性化のためのプロムナード(高島平緑地)の再整備、それに向けた社会実験としてのイベント「高島平グリーンテラス」の開催といったものから、買い物支援や、地域の見守り活動を広める『ジョグ&ウォークパトロール高島平』などのプロジェクトまで、さまざまです。
『花壇プロジェクト』もその一つで、高島平団地の共同花壇に園芸のプロが指導に行ったり、大学の学生が団地に住んでいる人たちと一緒に植え付けをしたりしています。」

Q.高島平団地は、高島平にとってどのような存在なのでしょう?
「この場所は、高島平団地への入居開始を機に大勢の人が住み始めたことで、街としての第一歩を踏み出しました。そのため、この団地は高島平らしさを象徴しています。
いつも人の姿がある『お山の広場』や、住棟のベランダに家庭の明かりがともる様子はまさに、高島平らしい『人がたくさんいる温かみのある光景』でしょう。
また、高島平団地には、入居時からコミュニティ意識の高い住民が多いのです。その方たちは今も、積極的にコミュニティに参加してくださっています。街と団地のさらなる連携で、多世代がより暮らしやすい街にしていけると考えています。」

街の資産やこれまでの歴史を知り、これからを考える!

高島平区民ホールでは「50周年記念シンポジウム」が開催され、中島准教授による「高島平ヘリテージ50」の基調報告も行われました。
「高島平ヘリテージ50」とは、高島平の街をこれまでつくり上げてきた特徴的な50の場所を選び出し、今後の街づくりに役立つ「街の資産(ヘリテージ)」として受け継いでいこうというもの。会場には選ばれた50カ所のパネル展示やマップもあり、来場者は普段はあまり意識することのない資産の数々に、さまざまな思いを巡らせているようでした。

パネルディスカッションでは、マーケティングの専門家や大学教授などパネリストが登場。高島平の特徴や、今後の街づくりの課題提起や提案が、話し合われました。

今回参加された方々に高島平の魅力を聞くと、「街の将来を真剣に考えている人がたくさんいること」と、多くの方が挙げていました。そんな街がこれからどう変わっていくのか楽しみです。

記事のまとめ

高島平50周年をみんなで祝うイベント開催!団地を中心にこれからも街は変わり続ける

  • ・高島平団地の魅力的なスポットを回る団地ツアーでは、広場や共同花壇、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトのモデルルーム、おしゃれに改装された集会所などを見学
  • ・高島平には、高島平を東京で1番住みたくなる街にすることを目指して、街の活性化や魅力づくりに取り組む組織「アーバンデザインセンター高島平(略称:UDCTak)」がある
  • ・「50周年記念シンポジウム」では専門家などパネリストが、高島平の特徴や、街づくりの課題などを話し合った
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