オープンのきっかけは「人と人がつながれる場所をつくりたい」

「京王多摩センター」駅、「小田急多摩センター」駅、「多摩センター」駅からバスで約10分。バス停「鶴牧センター」で下車し、すぐそばの階段を上ると目に入ってくるのが「多摩ニュータウン エステート鶴牧‐５」にあるパンと焼き菓子の店「M teku Bakery（エムテクベーカリー）」です。

数十年前、東京に引っ越してきたときに知り合いがおらず寂しい思いをしたという店主・宮脇さん。そのときの経験から、「人が集える場所がつくれたら」との考えのもと開業しました。
2021年のオープン当初から行列ができるほど大盛況。現在も団地内外からたくさんのお客さんが訪れる人気店です。

店内に並んでいるのは国産小麦を使用した食パンや惣菜パン、スコーン、マフィン、クッキーなどバリエーション豊富な商品。それぞれ、素材のおいしさを引き出すよう追求して作られています。

１年を通して人気なのは「おやさいパン」。もっちりしていて、野菜のやさしい甘みが口の中に広がります。
「（生地を作るときは）ふわっとする食感の限界を見極めながら、可能な限り水分を入れています。パクパクと食べていただけるよう、喉ごしの良さにもこだわりました」と宮脇さん。

今回店頭に並んでいたのは、「カボチャ」、「コーン」、「トマト」でしたが、季節に応じてパンに使う野菜を変えています。冬に発売される「ホウレンソウ」は子どもにも大人気！　毎年すぐに売り切れてしまうほどなのだそうです。

多世代に愛される種類豊富なパン

ベーコンエピ、カンパーニュやリュスティックなどの硬めのパンも好評。かめばかむほど小麦と酵母のうま味と甘みが感じられます。

カンパーニュには、自家製の「レーズン酵母」を使用。「レーズン酵母」を使ったパン作りは、発酵具合でパンの味が変わってしまうほど繊細な作業なのだそうです。
団地には子どもからシニア世代まで住んでいることから、硬めのパンでも多少のやわらかさを残して食べやすいように工夫されています。

「どのパンにも『好き』と言ってくれるファンがいるので、どんどん製造する種類が増えていきました（笑）。お客さまがおいしいと思ってくださったものは、可能な限り作り続けていきたいですね」と語ってくれました。

飽きの来ないおいしさ！スコーン＆クッキー

パンのほかにも、スコーンやマフィン、クッキーなど焼き菓子類もそろっています。マフィンは、甘さ控えめでしっとりふんわり。ブルーベリーやココアとチョコチップ、バナナクランブルなどの種類があります。
スコーンは、後味の良さを目指して作られているため、口当たりが良く、飲み物がなくてもおいしく食べられるほどです。この日のラインナップは、プレーン、イチジクとくるみ、チョコチップ、紅茶でした。

クッキーやパウンドケーキは包装されているので、差し入れやプレゼントにもぴったりです。

店内は、DIY好きの宮脇さんと旦那さんによる手作り。シックでありながら、手作りの温かみが感じられる雰囲気です。

店内と店外にベンチが設けられており、ここでお客さん同士で和やかにおしゃべりを楽しんでいる様子も見受けられました。

「コロナ禍が落ち着いたころには、お客さま同士が交流できるイベントや、パン教室、専門家とのコラボなど、イベントを開催してみたいですね」と、宮脇さんは今後の展望を語ってくれました。

誰でもお気に入りのパンが見つかる「多摩ニュータウンエステート鶴牧‐５」の「M teku Bakery（エムテクベーカリー）」に、ぜひみなさんも訪れてみてくださいね！

周辺環境もチェック！

街全体が整備されていて暮らしやすい多摩ニュータウン

「多摩ニュータウン エステート鶴牧‐５」がある多摩ニュータウンは日本最大規模のニュータウン。計画的に住戸や自然が整備され、緑が豊かな街を実現しています。

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「多摩センター」駅周辺には、「ココリア多摩センター」などの商業施設や、フットサル場、映画館、「サンリオピューロランド」などがあります。また、「多摩ニュータウン エステート鶴牧‐５」付近には保育園やスーパーマーケット「三徳」などが立ち並んでいます。

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