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同棲の入居審査で落ちたらどうする?彼女を契約人にする際の注意点とは

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新生活を始めるカップルが賃貸物件を借りる場合、まずは入居の申し込みをします。しかし、申し込みをすれば必ず契約できるとは限りません。賃貸借契約には入居審査が必要となり、そこには「同棲」ならではの違いがある場合も。ここでは仮に彼氏が契約するという前提で、賃貸物件を借りる際の注意点や入居審査で落ちにくくするためのポイントを紹介します。これから同棲を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

同棲の入居審査は通りにくい?

入居審査とは「安心して物件を貸せる人なのか」を、貸主が判断する審査のことです。審査ではどんなポイントが見られるのかをまずは詳しく解説します。同棲の場合には、一人暮らしや夫婦の場合の審査と違いがあるようです。

●入居審査で見られるポイントは決まっていない

賃貸物件は入居審査に通って、初めて契約を結ぶことができます。ただし、一般的に明確に決められた審査基準のある賃貸物件は少なく、大家さんや管理会社によって判断が異なるケースもあります。とはいえ、最も重視されるのは「家賃の支払い能力があるか?」ということ。入居申込書に記入した収入の状況や勤務先の情報を確認されます。

また、家賃保証会社と契約する場合は信用情報も照会されます。過去にクレジットカードの支払いを遅延したなどの履歴がある場合は、審査が通らない可能性があります。

●入居審査で見られやすいポイント

審査の基準は大家さんや不動産会社によって異なることが多いようですが、判断で重視するポイントはある程度定まっています。その内容を詳しく解説しましょう。

【入居審査のポイント】
・家賃の支払い能力
・保証人・保証機関の有無
・人柄の信用度
・同居人との関係性
●家賃の支払い能力

安定した家賃の支払い能力があるかという点を、勤務先の情報と収入で確認されます。場合によっては、勤続年数も確認されることがあるようです。最終的には、年収と比較して高過ぎる家賃の物件ではないかといった家賃とのバランスが重視されます。カップルが同棲する場合は、パートナーの収入能力を確認し合算されるケースもあります。

●保証人・保証機関の有無

賃貸物件を借りるときは、連帯保証人か家賃保証会社を示す保証機関のいずれかを設定するのが一般的です。連帯保証人の場合は、保証人との関係、収入や年齢などもチェックされます。保証機関を通す場合は、クレジットカードなどの信用情報を確認されるケースが多いようです。

●人柄の信用度

家賃の支払い能力以外に、ほかの入居者とのトラブルや部屋が汚損されるような事態を防ぐため、契約人本人の人柄をチェックするケースもあります。大家さんや不動産会社との会話や電話での応対、メールでのやり取りを通じて、「常識的な人であるかどうか」、「やり取りが円滑にできる人物か」といった判断している場合もあるのです。「収入面」だけを見て審査しているわけではないということを理解しておきましょう。

●同居人との関係性

カップルが同棲する場合や友人同士で部屋をシェアするなどの場合は、その関係性が長く続くものであるかの観点で判断されます。同居人が恋人であるか、婚姻関係にある配偶者であるかによって、審査の判断が異なるケースもあります。その理由については、次の項目で解説します。

カップルの同棲は審査に落ちやすい?

カップルが入居する審査では、単身入居と比べて厳しくなるケースがあります。その理由は、貸し手側がより多くのリスクを想定するためといわれています。どういう意味なのでしょうか。

●同棲の場合、審査に落ちやすい理由

二人入居が許可されている賃貸物件であっても、未婚のカップルの場合、入居審査に落とされる可能性もあります。それは結婚している夫婦に比べて別れてしまう可能性が高いと判断され、一方が転居をしてしまうと、家賃の支払い能力が落ちるリスクがあるためです。ただし、ライフスタイルの変化や家賃保証会社の利用もあり、最近では結婚していないことを理由に入居を断られるケースは減っています。

●カップルが審査に通りやすい条件

一般的に同棲を希望する未婚のカップルが入居審査に通りにくいのは、夫婦関係に比べて二人の法的な関係性が薄いことが理由のようです。万が一家賃の支払いが遅れた場合、大家さんや不動産会社は契約人や保証人ではない同棲相手には督促することができません。場合によっては、より関係性の強い婚約者であることを伝えれば、信頼性が高まることで未婚でも入居審査に通る可能性が高くなります。
また、物件を選ぶ際に契約人の収入のみで十分に家賃を支払えることもポイントです。カップルが別れた場合でも、契約人自身の支払い能力があると判断されれば審査に通る可能性が高まります。管理会社によって基準は異なりますが、手取りの30%で収まる家賃が目安となります。
連帯保証人として同居人を立てるのも一つの方法です。万が一、契約人が家賃を支払えない状況に陥った場合でも、保証人となる同居人にも支払い義務があるため、貸主は家賃滞納のリスクを軽減できますので入居審査に通りやすくなります。

彼女を契約人とするケースとそのときの注意点

どちらを契約人にするか、連帯保証人とするかは、お互いに相談して決める必要があります。今回は最初に彼氏が賃貸借契約を行う前提で、入居審査に落ちてしまった場合にどうすべきかを解説します。

●彼氏が入居審査に通らなかった場合

入居審査が通らない理由はいくつか考えられます。例えば、転職したばかりで勤続年数が短いことや、事情があって休職をしているケースです。ほかにも、フリーランスのため収入が安定しない場合には、家賃と比較して年収が低いと判断される可能性もあります。

また、過去にクレジットカードや携帯電話の支払いを滞納していると、信用情報に記録され入居審査で落とされる原因になることも。ただし、同居するパートナーの入居審査には影響することはありません。

●彼女を契約人とする場合の注意点

パートナーに代わって彼女が契約人となる場合には、どんなことに注意すれば良いのでしょうか。賃貸借契約では収入の多い方が契約人となることが一般的なため、彼氏より年収が多いともちろん審査は通りやすくなります。合わせて勤務先の信用度や職業の内容といった観点でも判断されることがあります。
また、賃貸借契約では、家賃の支払いはもちろん退去時の原状回復など、さまざまな義務が契約人に生じることをお互いが理解しておく必要があります。基本的に後から契約人の変更をすることや、二人が契約人となる連名契約に変えることはできません。新たな契約が必要となるため、もし二人が別れてしまっても、契約人を彼氏にして住み続けられないという可能性もあります。後になって「知らなかった」ともめることがないように、互いにしっかりと納得した上で契約を進めましょう。

UR賃貸住宅ならカップルの同棲のための制度が利用できる

UR賃貸住宅は入居条件が明確に定められており、クリアしている人なら誰でも契約がスムーズ。さらにハウスシェアリング制度を利用すれば、同棲生活を始めやすくなります。

●同棲カップルが利用できるハウスシェアリング制度

UR賃貸住宅には単身者同士が一緒に住むことができる「ハウスシェアリング制度」があります。同棲カップルはもちろん友人同士でも、この制度を利用できる物件に入居できます。同居する二人が名義人となる連名契約となるので、責任の所在をはっきりさせることもできます。そして、平均月収額が一定額以上であるなどの申込資格の条件が明確なので、入居審査への不安が少ないという点も特長です。

【主な申込資格】
・平均月収額が規定以上であること
・入居者全員が入居開始可能日から1カ月以内に入居できること
・日本国籍を有するもしくはUR都市機構が定める資格を有する外国人であること

また、「籍は3カ月後の結婚式に合わせて入れる予定だが、先に住まいだけ一緒にしたい」というような6カ月以内に結婚する同棲カップルなら、通常の契約で申し込むことができます。

●初期費用を抑えて引っ越せるUR賃貸住宅の魅力

UR賃貸住宅とは独立行政法人都市再生機構が提供する賃貸住宅。その特長は仲介会社を介さずにURと直接契約ができるので、「仲介手数料」は発生せず、出費を抑えることができます。また、契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。基本的に返還されることのない礼金もURでは不要。一般的な賃貸住宅の相場に比べ、初期費用を大幅に抑えられるので、その分、新しい家具をそろえるための購入費用に充てることができます。
そして、保証人を立てる必要がなく、連帯保証人や家賃保証会社に「保証料」を支払う必要もなくなります。さらに、「更新料」も不要なので、長く住み続けたい方に適した条件がそろっています。

●ライフステージに応じたお得な家賃プランもご用意

今後結婚を予定しているカップルや35歳以下など、ライフスタイルや条件によってはお得な家賃で借りられるプランがあります。一定の条件を満たす必要がありますが、ぜひ検討してはいかがでしょうか。

<子育て割>
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、その二つを切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。
対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<近居割>
家族が住んでいる団地に引っ越したり、半径2km以内の別のUR賃貸住宅に入居したりすると、家賃が安くなるプランです。満18歳未満の子供と同居している子育て世帯か、その親世帯となるシニア世帯が対象となり、条件を満たせば、募集家賃から5年間、5%減額されます。親や子供の近くに住めるという安心感に加え、家賃までお得になるので、条件に合う人はぜひ検討すべきでしょう。
<そのママ割>
満18歳未満の子供と同居していれば、3年間の定期借家契約で家賃がお得なプランです。申込時に妊娠している場合も適用され、また、満18歳未満であれば孫や甥、姪などでもOKです。
※3年間の定期借家契約
<U35割>
契約者が35歳以下の場合、3年間の定期借家契約で家賃がお得なプランです。契約名義人が35歳以下であれば、単身、学生、夫婦、子育て世代のいずれでも対象になります。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約 契約期間満了の通知(期間満了の1年前から6カ月前までに実施)の際に、UR都市機構が再契約可能と判断する場合は、契約者に対して再契約の案内が行われます。
<URライト>
URライト(定期借家)には、契約の更新はありませんが、その代わり月々支払う家賃を通常よりも抑えることができます。期間限定の住まいを探している方におすすめです。(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)

入居審査の基準が明確だと、気兼ねなく同棲生活を準備できる

結婚への価値観や生活スタイルの変化もあり、同棲を希望するカップルが結婚していないことを理由に入居を断られるケースは減っています。それでも、大家さんや不動産会社にとっては、夫婦で借りる場合と違って、長く安定して借りてくれるかという点で心配される場合があるのも事実です。入居審査を受ける際には、問題のない収入状況はもちろん、二人の仲の良さや将来を考えていることなど安心感のアピールが必要なことも。楽しい同棲生活を送るために、入居審査は乗り越えなければいけない関門なのです。

その点、URのハウスシェアリング制度を利用すれば、入居条件が明確に定められているので、不要な心配をする必要がありません。また自分たちが入居できるかどうかを事前に調べられるのも安心。礼金や仲介手数料などの初期費用が必要なく、お得な家賃プランもいろいろ用意されているので、気持ちにゆとりをもって同棲生活をスタートできますね。

監修/加藤 哲哉

記事のまとめ

同棲するカップルが賃貸住宅を借りる場合、入居審査の基準は要チェック!

  • ・賃貸住宅の入居審査では、家賃の支払い能力以外にも重視されるポイントがある
  • ・カップルの同棲だと入居審査で落ちるケースも。理由は別れた場合の家賃支払い能力が低下するリスクがあるから
  • ・転職直後などの理由で彼氏が入居審査に通らない場合、彼女が契約人となることで通る可能性も。ただし契約内容はしっかり確認を
  • ・URは入居審査の基準が明確。ハウスシェアリング制度を利用すれば、同棲を希望するカップルも入居可能

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