ゆたかなくらしって? ひと×コミュニティ
1900kmの距離をこえて一緒に楽しもう!九州と北海道の団地がつながった「サシェ作り」イベント

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
北九州の小倉織と、北海道のラベンダーを組み合わせてサシェ(香り袋)を作ろう! そんなイベントが、福岡県北九州市の「アーベインルネス足立妙見通り
」と、北海道札幌市の新木の花団地
の団地集会所をオンラインで結んで開催されました。
北九州の会場には、同じ足立地区にある「アーベインルネス足立
」、「アーベインルネス足立公園
」にお住まいの方々も参加。どのようなイベントが行われているのか、こちらの会場を訪ねました。
名産・特産品に触れながらサシェ作り
URは2025年夏、事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。
」を発表。団地が「だれもが安心して、自分らしく毎日を過ごせる居場所」となるよう、さまざまな提案や取り組みを行っています。
「サシェ作り」イベントは、そんな中、UR賃貸住宅の維持管理を担っている北九州住まいセンターと北海道住まいセンターが連携して企画・主催。団地にお住まいのみなさんが、団地の垣根を越えて一緒に楽しい時間を過ごすきっかけづくりを目指して実施されました。

イベントでは、北九州と北海道の2会場をオンラインでつなぎ、一緒にサシェ作りを楽しみました。
サシェに使う材料は、それぞれの地域にちなんだもの。縦しま模様が特徴の北九州の伝統工芸品・小倉織の布と、このワークショップの講師が北海道で摘み取った新鮮なラベンダーです。


ワークショップでは、まずは北海道でも手に取る機会の少ない枝付きのラベンダーから、サシェに使う花粒をほぐし取る作業を体験! やさしく華やかな香りが広がると、うっとりとした歓声が会場に上がりました。
続いて、サシェの本体作り。お茶パックの底に綿を敷き、スプーン1杯分の花粒を入れ、その上にも綿をつめてお茶パックのふたを閉じます。このとき、綿を多く入れ過ぎないことが、見栄え良く仕上げるポイント。本体をくるむ布を仮で重ね、完成品をイメージしながら、綿の量を加減していきました。

綿の量が調整できたら、本体を布で包み込み、上部を輪ゴムで縛って巾着のような形に整えます。そして、縛った部分に飾りパーツをボンドで貼り付け、洗濯ばさみで固定してボンドが乾くのを待てば完成です!
この日は、小倉織に加えてインド刺繍リボンも用意され、おもむきの異なる二つのサシェを作ることができました。

ワークショップの締めくくりは、出来上がったサシェを手に持っての記念撮影。二つの会場の参加者が画面越しに集まり、集合写真を撮りました。

参加された方からは、「意外に簡単で楽しめた」、「かわいい作品が完成してうれしい」といった喜びの声がありました。また、ラベンダーにあまりなじみのない北九州の参加者から、「良い香りと美しい色に癒やされた」、「初めて触れて北海道に興味が湧いた」という感想も。遠く離れた北海道の魅力を肌で感じられたようでした。
その土地らしさで、お互いの地域を知ろう!
イベントでは、さまざまな形で北九州と北海道の地域の魅力や文化、暮らしぶりに触れることができました。
中でも参加者に好評だったのが、ワークショップの作業机に敷かれていたご当地新聞。それぞれ交流先の地域で読まれている新聞が広げられ、北九州の参加者は土地名やラベンダーなど北海道らしい記事や広告に目を輝かせていました。

味覚でも地域の魅力を楽しんでもらおうと、北海道のとうきび茶と、九州の八女茶が、お互いの会場に配られました。
各会場から行われた団地&まちの紹介では、その土地ならではのエピソードも交えた話に、みなさん聞き入っていました。
土地柄の違いを特に感じていたようだったのが、当日の気温です。猛暑日が続いていた北九州からは、最低気温16度の北海道の会場に羨望の歓声! 北海道の参加者は、「九州に暮らしている方から直接聞き、気温の高さを実感できた」と話してくれました。

イベントの最後には、方言を使ってさようならのあいさつ。二つの会場のみなさんが、北海道弁で「またね」を意味する「したっけね」と声を掛け合い、手を振り合いました。

北九州と北海道の会場に笑顔があふれた今回のイベント。その開催の経緯を、URコミュニティ北九州住まいセンターの高野さんにお聞きしました。

全国に広がる住まいセンターの中でも、北九州と北海道は小規模であるという共通点から3年前に交流が始まり、共に抱える課題や改善策などの意見交換を行ってきました。今日のように、1900kmもの距離をこえ、団地の垣根もこえて住民同士のつながりをつくるイベントは昨年から始まり、今年はその輪をさらに広げようと、新たな団地で開催しました。

足立地区にある3団地の合同イベントとした理由については、こう語ります。

3団地はいずれも規模が小さく、近距離にありながら、これまで交流はほとんどありませんでした。そこで、合同イベントをきっかけに団地同士のつながりをつくり、足立地区を盛り上げようと企画しました。初の合同イベントに不安もある中、多くの方にご参加いただき、「またぜひやってほしい」という声も寄せられました。今後は団地間の交流の輪をさらに広げ、地域との交流にもつなげていきたいですね。

「アーベインルネス足立」 
「アーベインルネス足立公園」
親身に寄り添い、安心を築く団地自治会
今回の開催団地の一つである「アーベインルネス足立」は、自治会加入率が非常に高い団地です。地域コミュニティを活性化させてきた団地自治会の活動が評価され、2025年には北九州市から表彰されました。

「アーベインルネス足立」公団自治会・会長の須山さんに、活動の様子をうかがいました。

季節の定例行事として、毎年1月に「新春の集い」、8月に「納涼祭」を団地の広場で開催し、住民同士の親睦を深めています。「納涼祭」は居住者でなくてもご参加いただけるので、帰省したお子さんやお孫さんと一緒に来場される方もよくお見かけします。
普段の活動では、おしゃべりやゲームも楽しめるお茶会を年に2~3回開いたり、春と秋にみんなで協力し合って団地の花壇の花を植え替えたりしています。
そうした活動をなぜ続けているのでしょうか?

みなさんが楽しめる機会をつくることはもちろん、日ごろから顔なじみになっておくことで、いつでも声掛けや助け合いのしやすい関係を築きたいと思っています。
私は、うちの団地に住んでいる人はみんな一つの家族だと考えています。ですから、「何かあったらとりあえず声を掛けてね!」と、気兼ねなく相談できるつながりづくりを心掛けています。

「アーベインルネス足立」でのくらしについて、お住まいの方が、「面倒見の良い自治会さんがすぐに動いてくれるから、暮らしやすい」と話していました。

うれしいですね! 足立公団自治会はみなさんとても活動に熱心で、いつも素早く細やかに動いてくださっています。スムーズな協力体制は、お困りごとの迅速な解決・改善につながります。このような日々の対応が住民の方たちに浸透し、「まずは自治会に相談してみよう」と、頼りにしていただけているように感じます。
自治会の最も重要な役割は、住民が安心して暮らせるサポートではないかと、私は考えています。住民の方たちに「この団地に住んで良かった!」と言っていただけるよう、安心や楽しみづくりに向けた活動を続けていきます。

団地間や、そこに暮らす住民同士、団地自治会と、団地を舞台にしたさまざまなつながりを垣間見ることができたこの日。つながることで親近感やお互いを思う気持ちが生まれ、楽しみや安心につながってくらしを豊かにしていくのだと、あらためて深く感じました。


北九州と北海道の2会場をオンラインでつなぎ「サシェ作り」イベントを開催!
- ・サシェには、北九州の伝統工芸品・小倉織の布、北海道で摘み取った新鮮なラベンダーとそれぞれの地域にちなんだ材料を使用
- ・イベントでは、ご当地新聞や北海道のとうきび茶と、九州の八女茶で北九州と北海道の地域の魅力や文化、暮らしぶりに触れることができた
- ・「アーベインルネス足立」公団自治会では、「新春の集い」、「納涼祭」を開催し住民同士の親睦を深めている

福岡県北九州市小倉北区足原1丁目7番2
北九州都市モノレール小倉線「香春口三萩野」駅から徒歩23分、JR鹿児島本線「小倉」駅バス18分、「妙見通り」バス停徒歩1分。
閑静で落ち着いた街並みが広がる足立・足原エリア。都市部に近い立地ながら、足立山麓や公園の緑に囲まれた自然豊かな環境が魅力です。スーパーや病院、飲食店なども徒歩圏内にそろい、暮らしやすさにも恵まれています。

くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

































