これからのくらしを考える ひと×コミュニティ
幼稚園や医療・介護施設が備わる団地で、心地よい毎日が続いていく!徳力団地の「ウェルビーイング」なくらし

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若者世代から、子育て世代、シニア世代まで、みんなが「URに住んで良かった」と思うような住まい・まちづくりに取り組んでいるUR。さらに、地域にお住まいのみなさんまで心身共に良好な「ウェルビーイング(well-being)」であることを目指し、全国のUR団地ではさまざまな取り組みを行っています。
京都府の洛西ニュータウン、千葉県の花見川団地、愛知県のアーバンラフレ鳴子と鳴子団地に続き、今回訪ねたのは、福岡県北九州市にある徳力団地
。団地内にある幼稚園による子育て支援や、社会福祉法人が取り組む居場所づくりなど、「ウェルビーイング」に関する活動が活発に行われています。
とくりきマルシェロボット操作体験も!?世代を超えて楽しめるイベント
福岡県北九州市の徳力団地では、団地や地域にお住まいのみなさんがより豊かなくらしを送れるよう「ウェルビーイング」に関する取り組みが行われています。
その一つが、イベントの開催。2025年11月には、URによる「とくりきマルシェ」が行われました。このイベントは、団地内にある徳力団地幼稚園が主催する「しあわせマルシェ」と連動して同日に開催。来場者は二つのマルシェを行き交い、おもむきの異なるそれぞれの催しを満喫していました。

URによる「とくりきマルシェ」には、さまざまな世代が楽しめるコンテンツが用意されていました。
団地の集会所で開かれていたのは、URと連携協定を締結している九州工業大学の学生プロジェクトチーム「Hibikino-Musashi@Home」による「ロボット操作体験」。家事をサポートするホームサービスロボットをリモコンで操作する体験に、子どもはもちろん、シニアの方も興味津々! 来場者による操作は、実は、将来的な実用に向けたロボットの学習経験にもなっているそうです。

集会所前の広場には、福岡県内で活動している事業者のブースが並んでいました。スポーツトレーナーが開発・監修を行った体にやさしいグルテンフリーのおやつの販売や朝日を浴びる健康習慣を彩る「サンキャッチャー」作りのワークショップ、就労継続支援事業所による手作りスパイスカレーのキットなどの販売が行われました。
そのすぐ横には、キッチンカーが出店。タイ料理やチュロスを味わえました。
徳力団地の敷地内を巡ってスタンプを集めるとスーパーボールすくいやヨーヨー釣りに挑戦できる、スタンプラリーも実施。普段、この団地に訪れる機会のない方が親しみを持つきっかけにもなっていたようでした。



徳力団地幼稚園団地内の幼稚園が子育てを応援!
URの団地には、敷地内に幼稚園や子育て支援施設が備わっているところがあります。徳力団地もその一つで、徳力団地幼稚園や広徳保育園が団地の中心にあります。

徳力団地幼稚園では、広々とした園庭や園内で「しあわせマルシェ」を開催。園児や職員の手作り品を年長組園児が販売する「キッズマルシェ」や、ミニバザー、保護者や先生によるゲームコーナーやワークショップ、歌やダンスなどのステージ、フードコーナーなど、多彩な催しが行われました。


徳力団地幼稚園は、未就園児と保護者が自由に集える「子育て支援ルーム ヒトノワ」を団地商店街の一角に開設しています。

この施設の責任者である、認定こども園徳力団地幼稚園 主任の北沢さんにお話をうかがいました。

「子育てに孤独感や不安を抱えている方たちのサポートをしたい」との思いで、この場所をつくりました。親子で気軽に立ち寄っておもちゃで遊んでいただけますし、常駐している保育士や子育て支援の有資格者に育児相談などもできます。また、「手形足形アート」や「おはなし会」、ママたちに心身共にリフレッシュしてもらう「ママストレッチ」などのイベントも定期開催しています。
ご利用者からは、同じ年ごろのお子さんやママ同士のつながりができたことを喜ぶ声をいただいています。子育て中に「ほっとできる場所」があること、そして今日の「しあわせマルシェ」もそうですが、地域とつながり、交流を深めることを通して、安心して子育てできる地域の環境づくりに貢献できたらと考えています。
暮らしの保健室in小倉健康もくらしも、気軽に相談できる団地の居場所
団地商店街には、健康や介護、くらしのお困りごとなどを相談できる「暮らしの保健室in小倉」もあります。運営しているのは、徳力団地の中の医療・介護の複合施設「メディカル&ケア とくりき」にシニア向け福祉施設を開設している社会福祉法人 菅生会です。

どんな相談が寄せられているのか、室長の衣笠さんにお聞きしました。

衣笠さん
最も多いのは、健康状態や介護に関することです。生活面では水まわりの不具合や、「夜間一人でいるのが不安」といったご相談もあります。
お話をうかがった上で、相談内容や状況に合わせ、診療所や自治体の地域包括支援センター、民生委員、徳力団地に常駐しているURのくらしつながるサポーター(※)さんをご紹介するなど、地域とのつながりの中で解決、改善に向けた対応を進めています。
また、看護師が毎週火曜日と第1・3土曜日に、身近な人を亡くされた方のグリーフ(悲嘆)に寄り添い、会話を通してサポートを行う「グリーフケア」の活動も行っています。
※UR団地に暮らす主にシニア世代が安心して毎日を送れるようサポートするスタッフ
この保健室は、コーヒーを飲みながらくつろげるコミュニティカフェを併設しています。「おしゃべり友達をつくることができた」、「買い物ついでに気晴らしのできる居場所があってありがたい」と利用者に好評で、毎月のべ300人を超える方々が来場。看護の実習で訪れる大学生や専門学校生との多世代交流の場にもなっています。

カフェスペースでは、70~90代のボランティアスタッフが、来場者の話し相手やコーヒー提供の手伝いで活躍しています。
ボランティアスタッフが主体となって企画・運営しているイベントも、毎月開催。メンバーの趣味や特技を生かして、切り絵や折り紙、マッサージの教室や、演奏会などが催されています。

ほかにも、編み物や小物づくりが得意な有志が週2回集まり、認知症の方のケアに活用される「認知症マフ」を作って病院に寄付するなど、みなさん活発に生き生きと活動されています。一人暮らしの方も多くいらっしゃいますから、孤立防止の面でもお役に立てているのではないかと思います。
そして、団地や地域にお住まいの方が、ここに来て人と触れ合い、話をすることでご自分らしいこれからの生き方を見つけ出せる、そんな居場所になっていけたら大変うれしいです。


大学生による居場所づくりや、自治会の多彩な催しも!
徳力団地では、普段からさまざまな催しが行われています。集会所前の広場では、団地自治会主催の「ふれあいバザー」を毎月開催。北九州市立大学の学生が準備や販売を手伝い、住民のみなさんと交流しています。

学生たちが企画し実施する活動も、実習の一環として行われています。
夏休みに実施する「ATB活動」(遊ぼう・食べよう・勉強しよう)や子どもの放課後の居場所である「アンビシャス広場」、毎週開催の「おしゃべりカフェ」などを通して、さまざまな世代の居場所やコミュニケーションの場をつくり出しています。

「ATB活動」 
「アンビシャス広場」
この活動への思いを、URの保坂さんにうかがいました。

歴代の学生さんたちが長年活動し続けてくれていることで、団地内外の住民の方たちにすっかり定着した取り組みとなりました。「あの大学のイベントなら安心」とお子さんを参加させる親御さんや、親近感を持って足を運ばれるシニアの方も多くいらっしゃいます。
自治会さんも活動をバックアップしてくださり、地域の大学生と、団地自治会を中心とした住民さんが主体となって進めていただいていることを、URとしてありがたく思っています。
今後もぜひ継続していただきたいですし、学生さんならではの独創的なアイデアでさらに発展させていただければと期待しています。
さらに、団地自治会は、夏の大抽選会、敬老の集い、クリスマス会といった季節の行事や、シニア卓球、囲碁・将棋、カラオケなどの催し、映写会を定期開催し、住民の方たちに多彩な楽しみの機会を提供しています。
自治会による「みまもりプロジェクト」は、団地内で倒れていたシニアの方を自治会員が薬局などと協力して救助した事例をきっかけにスタートした取り組みです。地域やURと連携し、さまざまな想定での訓練を実施しており、2025年は子どもの見守りをテーマにした講演会が行われました。

多様な活動が活発に行われている徳力団地の特長を、URの大野さんはこう語ります。

地域活動が盛んなことが、団地にお住まいの方の外出を促し、楽しいくらしにも結び付いているのだと思います。お元気なシニアの方をよくお見掛けしますし、イベントにも積極的に参加されています。
外に出ることで顔見知りが増え、姿を見かけると気さくにあいさつを交わしたり、声を掛け合ったりと、自然と見守りの体制が構築されています。管理戸数が2000戸を超える大きな団地でありながら、その中に住民同士のつながりがしっかりとはぐくまれていることは、徳力団地のすばらしい特長だと感じています。

団地にお住まいのみなさんと、この地域をサポートしたいと思う関係者が連携し合い、誰もがはつらつと輝ける環境をつくり出している徳力団地。URではこれからも地域関係者と協力し、多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちの実現を目指すことで、「ウェルビーイング」を推進していきます。


イベント開催や子育て支援ルームの開設など、みんなが生き生きと過ごす取り組みが広がる徳力団地
- ・URが主催する「とくりきマルシェ」と、徳力団地幼稚園による「しあわせマルシェ」が同日開催
- ・徳力団地幼稚園は、未就園児と保護者が集える「子育て支援ルーム ヒトノワ」を団地商店街に開設
- ・団地商店街に、くらしの困りごとなどを相談できる「暮らしの保健室in小倉」もある
- ・URでは多世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちを目指し、「ウェルビーイング」を推進

福岡県北九州市小倉南区徳力団地
北九州都市モノレール小倉線「徳力公団前」駅から徒歩1~9分。JR鹿児島本線「小倉」駅からバスで40~42分、徒歩1~5分。
敷地内や周辺には、保育園、幼稚園、小学校、病院、スーパー、ドラッグストアなどがそろう大充実な環境です。また団地内に集会所があり、地域の交流を深める季節行事なども盛んです。

くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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