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【「ゆるやかに、くらしつながる。」インタビュー#7】団地に住むシニア世代の方に、ほど良い距離で寄り添う!「くらしつながるサポーター」って?

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2025年夏、URは事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。別ウィンドウで開きます」を発表しました。
前身である日本住宅公団の設立以来、UR賃貸住宅は時代ごとの社会課題に向き合いながら、人々が安心して暮らせる住まいのあり方を提案してきました。その歩みのそばにはいつも、お住まいのみなさんの声に耳を傾け、向き合ってきたスタッフがいます。
今回は、そんなスタッフの中から、「くらしつながるサポーター」を紹介します。

>>【「ゆるやかに、くらしつながる。」インタビュー】記事はこちら

地域と連携して団地に住むシニア世代の方を支える「くらしつながるサポーター」

URでは2014年度より、「地域医療福祉拠点化」を推進しています。これは、多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まち「ミクストコミュニティ」の実現を目指し、団地を地域の連携や協力の拠点とする取り組みです。
対象となる団地には、高齢の入居者が安心して暮らし続けられるよう、各種相談対応や定期的な見守り、交流を促すイベントなどを行う「くらしつながるサポーター」(略称:くらサポ)が配置されています。

今回は、愛知県知立市の知立団地別ウィンドウで開きますで活動する、URコミュニティの「くらしつながるサポーター」にお話をうかがいました。

「くらしつながるサポーター」の仕事内容を教えてください。

くらサポさん

団地の管理サービス事務所に常駐し、団地にお住まいのシニア世代の方から寄せられるさまざまな相談に対応しています。内容として多いのは、年齢を重ねる中で現在の住まい方が難しくなってきたというものです。例えば、「部屋に手すりを付けたい」、「階段の負担が少ない低層階に住み替えたい」といったご要望です。
また、ご希望の方には、週に一度お電話で様子を確認する「あんしんコール」を実施しています。
管理サービス事務所には「ゆあ~メイト」もおり、状況に応じて連携しながら対応しています。

こうした日々の見守りや相談対応は、地域のさまざまな関係者と関係を築きながら行われています。

年に1回、「地域ケア会議」に参加しています。団地自治会の会員や民生委員(※)、市役所の担当者などが集まり、地域の状況について話し合う場です。
また、個別に対応しているケースでは、地域包括支援センターの担当者とともに「個別ケア会議」に参加することもあります。
そうした場で得た情報を、日々の見守りに生かしています。制度や地域の状況は変化していくため、関係者と顔の見える関係を築いておくことの大切さを感じています。

※地域住民の立場から、生活や福祉に関する相談や支援を行うボランティア

市役所ともつながりのある民生委員は、私たちが把握していない情報を持っていることも多く、必要な支援につなぐ上で重要な存在です。市役所の福祉課への相談がうまくいかない場合でも、民生委員が同行してくださることで、スムーズに支援につながることもあります。
また、知立団地を担当エリアとしている、地域の居宅介護支援事業所に所属するケアマネジャー(介護支援専門員)から、体調についての情報やお部屋の設備に関するご相談をいただくこともあります。加えて、近隣の方から「最近〇〇さんの姿を見ない」といった声が寄せられることもあり、地域で情報交換を行いながら、お住まいのみなさんを見守っています

それぞれの参加者の楽しみ方に合わせたイベントづくり

「くらしつながるサポーター」は、団地に住むシニア世代の方の外出や交流のきっかけづくりとして、イベントも企画・運営しています。

知立団地でこれまで、ポールウォーキングやフラワーアレンジメント教室、モルックなど、さまざまなイベントを企画、開催してきました。
敷地の広さを生かしたウォーキングイベントには、子どもからシニア世代まで多世代が参加しています。また、プロの音楽家を招いたクリスマスコンサートも毎年行っており、いずれも好評です。

イベント「ポールウォーキング」
イベント「フラワーアレンジメント教室」

幅広いイベントを企画されていますが、どんなことを意識されているのでしょうか?

団地にお住まいのみなさんは、興味や志向がそれぞれ異なるため、イベントごとに参加される方の顔ぶれも大きく変わります。だからこそ、テーマの幅を広げるだけでなく、ワークショップのように手を動かして楽しめるものや、コンサートのように気軽に参加できるもの、ウォーキングのように自分のペースで参加できるものなど、それぞれの方が無理なく楽しめるような企画の工夫を大切にしています。

  • ワークショップ「和風小物づくり」
  • ワークショップで制作した品々

こうしたイベントなどの取り組みを積み重ねながら、7年間「くらしつながるサポーター」として活動してきました。今では、その存在も少しずつ知られるようになってきたといいます。

1年目のころは、「『くらサポ』って何だろう」と思われていたお住まいの方も多かったと思います。イベントの開催や、生活に役立つ情報をお届けする「くらサポ通信」の配布、新たにシニア世代の方が入居される際のごあいさつなどを通して、少しずつ存在を知っていただけるようになりました
また、「困っているなら相談してみたら」とお住まいの方同士で声を掛け合ってくださり、「くらサポ」の存在が広がっていったと感じています。そうした積み重ねの中で、今では安心して相談していただける存在になりつつあると思います。

くらサポ通信

ゆるやかにつながりながら見守る

団地に住むシニア世代の方に寄り添い、日々のくらしを支える「くらサポ」。URの事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。」について、どのように感じているのでしょうか?

まさに、今の知立団地の姿だと思います。
以前は自治会が中心となり開催していた夏祭りや文化祭などを通じて、住民同士の横のつながりはもっと強かったように感じます。しかし、コロナ禍を経た現在では、そうした強い関係性を求める方は少しずつ減ってきている印象です。
一方で、つながりがまったくなくなったわけではありません。参加したいときにイベントに足を運び、必要なときに相談する。階段で顔を合わせたり、公園やベンチでなんとなくお互いの存在を感じたりと、日常の中に気配のようなつながりが確かにあります
今の団地は、そうした意味で、ゆるやかにつながっている場所だと感じています。

ゆるやかに、くらしつながる。

日々の相談対応の中で、どんなことを意識して関わっているのでしょうか。

団地にお住まいのシニア世代の方の中には、「この団地で長く暮らしたいけれど、介入し過ぎてほしくない」という方もいらっしゃいます。
そのため、まずはご本人やご家族の意向を尊重し、踏み込み過ぎない関わりを大切にしています。適度な距離感を保ちながら、必要なときに頼っていただける存在でありたいです。

これまでの活動の中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

ご夫婦で暮らす高齢の方のことが印象に残っています。頼れる身内がいない中で、奥さまがお一人で旦那さまの介護を抱え込んでいらっしゃいました。
お話をうかがう中で、在宅での介護を望みながらも限界を感じておられることが分かり、地域包括支援センターにつなぎました。すると、「家で見るか、施設か」しかないと思っていたところに、デイサービスや訪問看護などの選択肢があることを知り、その後はデイサービスを利用することでご自身の時間も持てるようになったと話してくださいました。
この経験から、「くらサポ」の役割は、必要な情報を届け、適切な支援につなぐことだと感じています。直接、専門機関に相談するのが難しい方にとって、身近な場所で話せることにも大きな意味があるのだと思います。

日々の見守りや相談対応、必要に応じて地域や支援につなぐこと。「くらしつながるサポーター」は、団地に住むシニア世代の方の思いを大切にしながら、必要なときにそっと手を差し伸べる存在です。踏み込み過ぎない距離感の中で、ゆるやかなつながりが生まれています。

>>くらしつながるサポーターのいる団地一覧はこちら別ウィンドウで開きます

記事のまとめ

団地に住むシニア世代の方が安心して暮らし続けられるようサポート「くらしつながるサポーター」

  • ・「くらしつながるサポーター」は、主に団地に住むシニア世代の方に関する相談対応や見守りなどを行う
  • ・団地自治会の会員や民生委員、市役所の担当者とも連携
  • ・高齢者の外出や交流のきっかけづくりとして、イベントも企画・運営
  • ・UR賃貸住宅は「ゆるやかに、くらしつながる。」場所や環境の提供に力を入れている
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