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名古屋のラジオDJ・AZUSAさんが体験!団地で行われている運動「コグニサイズ」って?

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J-WAVEをはじめとするJFL5局で放送中のラジオ番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』。番組でレポートするため、ZIP-FMのラジオDJ・AZUSAさんが訪れたのは、名古屋市北区にある「アーバンラフレ志賀」。
ここでは、認知症を予防する運動プログラムである「コグニサイズ」が行われています。

体を健康に、脳を活発にする「コグニサイズ」

広い敷地、余裕を持って建てられている住棟、豊かな緑、便利な商店街、生活支援アドバイザー(※)がいるなど、暮らしやすい環境が整っている「アーバンラフレ志賀別ウィンドウで開きます」。

この団地の集会所では、月2回「コグニサイズ」が行われています。地元のラジオ局ZIP-FMのDJ・AZUSAさんが、この講座に参加してきました! 講師は、あいち介護予防リーダーの土田晶子さんです。

※シニアの方々が住み慣れた団地で自分らしく長く暮らせるよう、サポートするスタッフのこと

AZUSAさん

今日はよろしくお願いします!
「コグニサイズ」とはどのようなものなのでしょうか?

土田さん

国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防を目的とした運動プログラムです。
「コグニサイズ」は聞き慣れない言葉かもしれませんが、英語で「認知」を意味するコグニションと、「運動」を意味するエクササイズを組み合わせた言葉です。計算、しりとりなどを行いながら、体を動かします

認知症を患う人は年々増えていますので、他人事ではないですよね。

65歳以上の四人に一人が認知症またはその予備軍といわれていて、今後も増加が見込まれます。
認知症は実際に症状が出るまで25年かかるといわれているので、元気に長く生活するためには、発症前から「コグニサイズ」を行うことが有効です。

AZUSAさんがチャレンジ!

さっそくAZUSAさんも講座に参加!
1時間の講座には、「コグニサイズ」に加えて、シニア世代が自立した生活を送るための、体の機能を呼び起こすストレッチなども含まれています。

  1. 1最初に行うのが、準備運動を兼ねた「手足のマッサージ」
    手足を中心に体をマッサージすることで、自分の今の状態を知ることができるそうです。

  2. 2次に行うのが、「ロコモ(ロコモティブシンドローム)予防運動」
    この日はシニア世代も楽しみながら行うことができるダンスを行いましたが、棒ストレッチ、リズムストレッチなど3カ月ごとに内容が変わります。
    このような運動をすることが、生活をスムーズに送る助けになります。

  3. 3体が十分に温まったところで、「コグニサイズ」を実施。

    これは何ですか?

    部分によって色分けされている「4色あしぶみラダー」です。
    床に置いたラダーのマス目を1マスずつ進みながら、特定の数字や色のマス目で認知課題を行います。認知課題とは、私たちが日常生活を送る上で必要な、物事を理解し、判断し、適切に行動するための脳の機能を刺激・活性化させるための問題です。

    楽しく続けてもらうために、例えば3の倍数のマスで猫の鳴きまねやポーズをするなど、課題をアレンジしながら行っています。

    簡単なように見えますが、体を動かしながら色や数字についても考えるのは、頭と体がごちゃごちゃになりますね(笑)。

    脳は運動と一緒に刺激した方が、記憶力が大きく向上したり、海馬周辺の萎縮が抑制されたりしているという研究結果があります。

    その人のレベルや気分に合わせて、できる範囲で挑戦してもらっています。

  4. 4「1分間の水平足踏み」をして終了。
    脚を上げることが、転倒を防止し、生涯歩ける足づくりに役立ちます。

間違えても笑って、楽しんで行えばOK!

講座終了後に土田さんにお話をうかがいました。

土田さんは、いつからこの団地で「コグニサイズ」の講座を担当されているのですか?

2022年10月からです。
そのころ、コロナウイルスの影響でシニア世代は特に外出がしにくくなったとの声を聞き、講座を始めることになりました。

参加者のみなさんの中には、「コグニサイズ」に挑戦するために勇気が必要だった方もいたのではないでしょうか?

そうですね。年齢が上がれば上がるほど、間違えることやできないことに対して抵抗を感じられる方が多いですね。
でも間違えても良いんですよ。「コグニサイズ」は上手くなることが目的ではないんです。

私が間違えたときも、ほかの参加者と笑い合える温かい雰囲気でした。
まずは気負わずに体験してみることが大切ですね。

その通りです!
間違えずにできるということは脳への負担が少ないことを意味します。簡単にできているようであれば、「脳の筋トレ」になるように負担がかかるエクササイズにどんどん変えていきます。

講座の目的は認知症治療ではなく、認知症の「予防」ですから、できなくても深刻にとらえ過ぎず、「必要なエクササイズに出会えた」と思っていただけるとうれしいです。
シニア世代はもちろん、40代、50代など若い世代の方にとっても意味がある運動です。ぜひ一度体験に来ていただきたいですね。

土田先生による「コグニサイズ」の講座は「アーバンラフレ志賀別ウィンドウで開きます」と「アーバニア志賀公園別ウィンドウで開きます」で開催しています。団地にお住まいでない方も参加可能です。初回は無料ですので、気軽に体験してみてくださいね。

アーバンラフレ志賀
毎月第2・4木曜日 10:30~
アーバニア志賀公園
毎月第1・3金曜日 10:00~
  • ※各団地の集会所で行います(事前連絡不要)
  • ※素足で行いますので、室内履きなどは不要です

【まとめ】家の近くで安心して参加できる!

実際に参加してみて、みなさんがすごく楽しそうだったのが印象的でした。
参加者さんにお話をうかがうと、「この講座への参加が習慣になっています」という方や、「年齢が上がるにつれて家でぼーっとしてしまうことが増えたので、心身ともに日々を充実させるために来ています」という方もいらっしゃいましたね。「コグニサイズ」の講座が、“知り合いに会える場”としての居場所にもなっているようです。
土田先生が面白い方なので、ここであれば笑顔で参加できそうですね。

私は普段マンションに暮らしているのですが、ほかの住民さんを全然知らないんです。団地は、こうして同じ団地にお住まいの方々と顔見知りになれる機会があるのが魅力ですね。私は子育て中なのでこういったコミュニティがあり、助け合える関係を築くことができる環境がうらやましいです!

記事のまとめ

「アーバンラフレ志賀」で、認知症予防のための講座「コグニサイズ」を定期的に開催

  • ・65歳以上の四人に一人が認知症またはその予備軍。将来も元気に暮らすために、発症前から「コグニサイズ」を行うことが有効
  • ・講座は1時間。「コグニサイズ」に加えて、シニア世代が自立した生活を送るための、体の機能を呼び起こすストレッチなども行う
  • ・全国にあるUR賃貸住宅の団地の集会所では、健康や趣味に関するさまざまな講座が行われている

AZUSAさん

ラジオDJ。
大学卒業後、愛知県豊橋市のコミュニティエフエムで番組制作とパーソナリティーを経験。6年間ラジオ・パーソナリティーとしてのキャリアを積む。
現在は、ZIP-FMにて「otonationary」(日曜日 7:00~10:00)を担当。

AZUSAさん写真

土田 晶子さん

笑壷ソサエティ主宰。あいち介護予防リーダー。
食と健康アドバイザー、認定心理士、日本運動器疼痛学会会員。「アーバンラフレ志賀」、「アーバニア志賀公園」にて「コグニサイズ」を実施。また名古屋市内にて体をほぐすための講座や各ワークショップなども行っている。

土田 晶子さん写真
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