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ユージのぶらり団地レポート【中宮第3団地編】

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タレントのユージさんがURの団地内をぶらりとお散歩する連載企画。幼少期にはURの団地に暮らし、毎日団地内の公園で遊んでいたというユージさん。四人の子どものパパとして、子育て環境や変わりゆく暮らしについて日々感じることがあるといいます。今回ユージさんが歩いたのは、中宮第3団地(大阪府枚方市)。案内してくれたのは、UR都市機構の水取さんです。記事の最後には、ユージさんが「団地マップ」を描く動画も!

進化を続けるレトロ団地。まずは給水塔からスタート!

今回は、大阪の団地でぶらり! 中宮第3団地にやってまいりました。枚方市は、大阪や京都の中心から40分程度の好立地なんですよね。
それにしても、ここの給水塔は高いですね~!

この給水塔、遠くからでもよく見えますよね。中宮第3団地の戸数は1274戸なのですが、この給水塔1基で団地全体の生活用水を供給しているんです。中に水をためておいて、重力と高低差を利用して各住棟に水を送るので…。

なるほど! だからこれだけの高さが必要だったんですね。団地の象徴としてだけでなく、お住まいの方たちの暮らしを支えるためにも活躍しているんだなぁ。

もう一つ、中宮第3団地を象徴する場所が、このプール跡地です。

六角形を組み合わせたユニークな形ですねぇ。今は広場として使われているんですか?

はい、子どもたちが鬼ごっこしたり、大人も散歩コースのゴールにしたりと、今でも人が集まる場所なんです。そこで、さらに活用してもらえるように現在リノベーションを計画中なんです! ユージさん、「MUJI×UR」のリノベーションプロジェクトはご存知ですか?

もちろん! 「MUJI HOUSE」と部屋のリノベーションをされてるんですよね?
この「ぶらり団地レポート」でおじゃました高島平団地にもあるって聞いたなぁ。

おっしゃるとおり、これまで部屋のリノベーションをしてきたのですが、屋外広場などの共用スペースにまでリノベーションの対象を広げているんです。
その名も、「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」!
このプール跡地も、ユニークな形を生かしながら、お住まいの方や近隣の方がより使いやすい広場へと生まれ変わる予定です。

「MUJI×UR」で大切にしてきた、「こわしすぎず、つくりすぎない」というコンセプトのもと、「団地まるごとリノベーション」が進行中。
2024年2月に、スポット改修したプール跡地をお披露目。

中宮第3団地らしさはそのままに、地域のみなさんも活用しやすい広場になる予定なんですね。それは楽しみだなぁ。

では、次は中宮第3団地の歴史を感じられる場所にご案内します!

やってきたのは、丘のようにこんもりと盛り上がった場所。

この中宮第3団地がある場所は、明治から昭和にかけて火薬倉庫がありました。この盛り上がった丘のようなものは「土塁」というのですが、爆発が起こった際に燃え広がらないように築かれたものなんです。

なるほど、ここにはその一部が残っているんですね。

実際に、爆発事故は2度起きました。2回目は昭和14年3月1日で、被害も大きかったようです。

連絡トンネルの横にある案内板を読むユージさん。「本当だ、大変な事故だったんですね。」

2回目の事故が起こった3月1日は「枚方市平和の日」に制定され、市民が平和の大切さを考える日になっています。

風化させてはいけないことですよね。

さて、次は中宮第3団地のかわいいスポットへご案内します!

あ、プレイロット(公園)発見! まわりの住棟には壁画がありますね。

さすがユージさん! この壁画をご覧いただきたかったんです。

45号棟の壁画はロケットと宇宙飛行士。
「このゆるさが良いよね(笑)」とユージさん。

29号棟は親子のゾウさん。
「親のゾウが水まいて虹をつくってるのに、子ゾウは知らんぷり(笑)。」

中宮第3団地の壁画は、ちょっとゆるいんです(笑)。外壁の修繕で姿を消すこともあるので、実は住棟の壁画も貴重なんですよね。

ここはよく残っていますね。大きな見どころの一つだなぁ。

ユージの「いいね!」 in中宮第3団地
  • 「住棟番号と樹木が描かれたプレートは最初からあるらしい!」
  • 「給水塔で、住宅・都市整備公団時代のマークだった『カモちゃんず』を発見!」

暮らしの多様化に寄り添う2タイプのリノベーション

次は、お部屋の中をご案内します。中宮第3団地は昭和44~45年に管理を開始した団地なので、段階的にリノベーションを実施しています。

50年以上たってるんですね! 当時と今では、ライフスタイルもかなり違いますよねぇ。

大きく分けて2タイプのリノベーション住戸がありまして、一つ目のタイプがこちらです。

床も壁も新しいですね! このタイプのリノベーションは、花見川団地(千葉県千葉市)に近いかな?

さすが、よくご存知ですね! 花見川団地も同年代の団地なので、元の間取りや基本のリノベーションは似ているんです。ふすまで仕切られていて部屋の数が多いので、どちらかというとファミリー向きのお部屋ですね。

ふすまを外せば、キッチンと隣接する部屋をLDKとして使うこともできる。

押入れの中もきれい! 収納ケースを入れると効率よく収納できますね。子どもがいると、とにかくものが多いからな~。

天袋もあるので収納場所はたっぷりあります。
一方で、単身の方が住むにはもったいない部分もありまして…。
もし、ユージさんが一人で暮らすとしたら、どんなところが気になりそうですか?

一人!? うーん、部屋が仕切られてない方が暮らしやすいかなぁ。
部屋数は少なくて良いから、広く使いたいですね。
もはや、LDKと寝室は一つの空間で良い! 3Kの間取りを元に考えると、1部屋余っちゃいますね(笑)。

やっぱりそうですよね。では、もう一つのタイプの部屋に移動しましょう! モデルルームになっているので、暮らしがイメージしやすいと思いますよ。

うわー、印象が全然違いますね! こちらも、元の間取りは3Kですか?

はい、3Kの部屋をリノベーションしました。こちらは単身者向きに考えられていて、まずは仕切りをなくしてLDKにアレンジしながら暮らせるようにDIY可能な柱(コンセプトポール)を設置しました。

入社3年目のスタッフが「自分が暮らすなら?」と考えて、モデルルームをしつらえた。

コンセプトポールには棚板やボードを取り付けられるので、こんな風に釣り道具を掛けたり、CDを飾るように収納したりと、カスタマイズして暮らしていただけます。

通常、賃貸住宅だとDIYしても原状回復が基本ですよね。でも、コンセプトポールならねじ穴を開けても良いってことですか?

おっしゃる通りです! 気軽にDIYにチャレンジしていただけます。

団地の良さを生かすため、あえて畳の部屋に。縁はベージュにして、モダンな印象に仕上げた。

隣は押入れ付きの部屋ですね。押入れはふすまを外して、デスクと収納スペースに。ふすまがないと部屋が一気に広くなりますね!

そうなんです。押入れの奥行きを活用して、自由に使っていただきたいです。

「天袋もディスプレイスペースとして使うとすてきですね~」とユージさん。

僕、この部屋「秘密基地」として持っておきたいな(笑)。僕のイメージどおりLDKと寝室が一つの空間で、すごく暮らしやすいと思うな~。

ユージさん、先ほど「3Kだと1部屋余る」とおっしゃっていましたが…その1部屋もぜひご覧ください!

えっ、洗濯機がここに? 洗濯用の部屋?

はい、「ランドリークローク」と呼んでおりまして、洗濯、部屋干し、収納が一体になった部屋としてアレンジしました。以前の間取りでは、玄関に入ってすぐの場所に洗濯機置き場があったんです。

ちょっと狭い印象になっちゃうし、生活感が気になる人もいるかもしれないですね。それでランドリークロークですか~! 大胆な発想ですね!
納戸にもなるから、衣類はもちろん生活感のあるものはこっちに収納すれば、LDKはより広々、見せる空間として活用できるわけですね。

そうなんです。このタイプのリノベーションは、中宮第3団地では3部屋あるのですが、同年代の団地は各地にあるので単身者向けに今後増やしていく予定です。

世代を問わず、単身者の方が増えてますもんね。家族だったり、単身だったり、住まい方も多様化しているから、選択肢が増えるのはすごく良いことですね。今日はありがとうございました!

ユージの「いいね!」 in中宮第3団地
  • 「ランドリークロークは室内に物干し竿をつるせるようになっていたよ。」
  • 「キッチンもきれいだった! 黒いフロアタイルも格好良いね。」

【まとめ】古き良きデザインを楽しみながら快適に暮らせる団地!

昭和40年代に建てられたということで、いろいろな場所で歴史を感じる団地でした。でも、その古さだったり、当時の団地の良さだったりを残しつつ、アップデートを続けているところがすごく興味深く感じたなぁ。
単身者向けにリノベーションされた部屋は、発想がとにかくユニーク。
これから全国で増えるらしいので、僕もまたどこかで見られると良いな。

さて、次はどんな団地かな?

ユージさんが「団地マップ」を描きながら今回のぶらりを振り返る動画を公開! ぜひご覧ください。

記事のまとめ

アップデートを続ける「レトロ団地」

  • ・給水塔やプール跡地、壁画など敷地内には味わい深いスポットがいっぱい
  • ・古さを感じさせないリノベーションでファミリーにも暮らしやすい
  • ・単身者向けのリノベーションは、DIY可能な広々空間

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