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ロボットが空から食品を配達!?空中配送ロボット「ソラカラ便」が虹ヶ丘団地を運行

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神奈川県川崎市の虹ヶ丘団地別ウィンドウで開きますで、空中配送ロボット「ソラカラ便」が運行開始!
「ソラカラ便」とは、アプリから商品の注文を行うと、空中配送ロボットがワイヤを伝って専用の受け取りボックスまで配達してくれるというサービス。高齢化が進み、買い物に苦労している人が増える一方、配送ドライバーが不足している日本において、このようなロボットの活躍が期待されています。
実際に注文し、商品を受け取ることができる体験会に行ってきました。

空中配送ロボットが買い物の課題を解決!

「ソラカラ便」空中配送ロボットを活用した新たな配送サービス。
パナソニックホールディングス、東急、UR都市機構が連携し、虹ヶ丘団地で実証実験を行っています。このサービスを通して、ロボットによる新たな配送方法を確立し、高齢化に伴う買い物の不便さや、運送業の人手不足などの課題を解決し、暮らしをより豊かにすることを目的としています。

2023年11月に行われたイベント「虹のまちにわフェス」にて、「ソラカラ便」がお披露目され、専用アプリの講習会と、実際に注文から商品の受け取りまでできる体験会が行われました

空中配送ロボットは、支柱に結ばれたワイヤを自動で移動。団地周辺にある「東急ストア」などの店舗やキッチンカーの商品を団地の広場にある受け取りボックスまで商品を配達します。空中配送ロボットはワイヤを伝って移動するため、落下の可能性が低く、音が静か、省電力という特長があります。

アプリから簡単にオーダー&受け取り

実際には、どのように利用することができるのでしょうか? その注文の流れをご紹介します。

  1. 専用Webアプリにアクセスし、会員登録を行う

    まずは、「ソラカラ便」のWebアプリにアクセス。会員登録のため、メールアドレスや電話番号などの情報を登録。登録が完了したら、商品の注文が可能になります。

  2. 商品の注文

    アプリ内の商品リストから欲しいものをタップ。支払い方法を選択し、確定を押すだけです。
    一度登録した支払い情報は保存されるため、2回目以降は簡単な操作をするだけで商品をオーダーすることができます。

    発送された商品はワイヤを移動し、団地の受け取りボックスへ! アプリには、注文後の配送状況も表示されます。

  3. 専用のボックスから受け取る

    商品が受け取りボックスに到着すると、アプリから通知が来ます。通知を確認したら、団地内に設置された受け取りボックスへ。
    注文時に発行されたアプリ内のQRコードを、受け取りボックスのカメラにかざします。QRコードの読み込みが完了したら、商品が入ったボックスがオープン。商品を受け取ることができます。

この日の専用アプリの講習会と体験会には、団地や近隣地域にお住まいのみなさん、サービスを耳にして興味を持った方々が参加。シニア世代の参加者も多く、操作方法が分からない参加者はスタッフがサポートしていました。今後も運行日には、スタッフが説明を行う予定です。

「ソラカラ便」を利用したみなさんは、「このような配送システムがあれば、買い物へ行く煩わしさが解消され、暮らしやすくなる」、「近未来的で注文するのも楽しかった」、「今後、誰でもいつでも使えるようになると良い」とうれしそうに感想を話していました。

新しいサービスによる「暮らしやすさ」が、地域の魅力に

このような空中配送ロボットによる実証実験が郊外の住宅地で行われるのは世界初とのこと。
ロボットを開発したパナソニックホールディングスESL研究所は、今回の実証実験を踏まえ、利用頻度や課題、利用のニーズを調査し、今後に生かしていくそうです。
パナソニックホールディングス ESL研究所の、大嶋さん、鷲見さん、青山さんにお披露目の感想をうかがいました。

大嶋さん

想像していたより、お住まいのみなさんが、空中配送ロボットを好意的にとらえてくれていることが分かり、うれしかったです。
敷地内の動線が考えられて設計されている団地という場所だからこそ、受け取りボックスを誰でも取りに来やすい広場に設置できて良かったです。

鷲見さん

このサービスを通して、スーパーが遠い、スーパーに行く時間がないといった理由で、買い物に苦労されている人の力になりたいと考えています。
受け取りボックスの近くにはベンチがあり、運行日はテーブルも出ていますので、知らない方同士でも隣に座ってコミュニケーションを取るきっかけにもなれば、と思います。

青山さん

アプリ講習会では、シニア世代の方などアプリの使い方が分からない方も多くいらっしゃいました。いただいたご意見を参考にしつつ、より使いやすくなるよう工夫していきます。

左から、東急(株)プロジェクト開発事業部沿線戦略推進グループ 中上さん、清水さん、UR 本田さん、中原さん、小川さん、パナソニックホールディングス(株)ESL研究所大嶋さん、鷲見さん、青山さん

「ソラカラ便」の実証実験は、2024年3月末まで予定。専用アプリの講習会も複数回にわたって実施される予定です。
団地での暮らしがより便利に楽しくなる、新しい配送サービスに期待が高まります。

記事のまとめ

2024年3月まで、空中配送ロボット「ソラカラ便」の実証実験を虹ヶ丘団地で実施中

  • ・「ソラカラ便」は、アプリから商品の注文を行うと、空中配送ロボットがワイヤを伝って専用の受け取りボックスまで配達してくれるサービス
  • ・パナソニックホールディングス、東急、UR都市機構が連携して実現
  • ・高齢化に伴う買い物の不便さや、運送業の人手不足などの課題を解決
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