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一人暮らしのガス代は?平均的な金額と手軽にできる節約の方法

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一人暮らしで生活費を抑えたいのになかなか減らない。そんな悩みを感じている人は少なくないはず。例えば、毎月払うガス代の請求金額を見て、相場はいくら程度か気になることもあるでしょう。ここでは、一人暮らしのガス代の平均的な金額を紹介。合わせて都市ガスとプロパンガスの違いや、簡単にできるガス代の節約術についても解説します。現在一人暮らしをしている方も、これから予定している方もぜひチェックしてみてください。

一人暮らしのガス代の目安

総務省の調査では、一人暮らしの1カ月のガス代の平均金額は3001円(※)です。ガス代はどんな計算式で算出されるものなのか、まずは料金の仕組みからお伝えします。

●一人暮らしのガス代の平均額

1カ月3001円というのは、全国の単身世帯のガス代を平均した金額です。住んでいる地域や生活の仕方によって変動するため、この金額は大まかな参考データとしてとらえる必要があります。実際には、月ごとの支払い額は1年を通して同じ金額というわけではなく、使用する時期によっても変わりますので、あくまで一つの目安としてください。

季節別にみると、一般的に夏より冬の方が高くなることが多いでしょう。これは、冬場はガスストーブなど暖房器具を使用する機会が増えるほか、水道水も冷たくなるため料理をしたり食器を洗ったり、お風呂を沸かすためにガス使用量が増えるのが原因です。なお、近年は原料となるLNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)などの価格が高騰しているため、ガス会社が料金を引き上げていて、年間を通じて高くなる傾向にあります。

【※】出典:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)/単身世帯 2021年(令和3年)」
https://www.stat.go.jp/data/kakei/2021np/index.html別ウィンドウで開きます

●ガス代の計算式

一般的なガス代の計算式は、「ガス料金=基本料金+従量料金」です。「基本料金」は月々の使用量のランク別に一定額が決められています。ガスをまったく使わなかったとしても基本料金は払わなくてはなりません。「従量料金」は1立方メートル当たりの単位料金に、その月に使用したガスの総量を掛けて算出します。従量料金=単位料金×ガス使用量となります。なお、この単位料金は原料費調整制度に基づいて毎月変動します。

原料費調整制度とは、原料費の変動に応じて料金を調整する制度のことです。LNGやLPGなどの原料費や、輸入するときの為替レートは変動するため、これらを適切に毎月のガス料金に反映させるために設けられています。単位料金は、貿易統計に基づいた過去3カ月の算定期間の平均原料価格と、基準となる原料価格(基準平均原料価格)を比較して、毎月調整されています。

ガスの種類によるガス代の違い

家庭で使うガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類に大きく分けられます。原料や家庭への供給方法が異なるため、プロパンガス料金の方が高くなることが多いようです。

●都市ガスとプロパンガスの違い

・都市ガス
都市ガスは、道路や敷地の地下に埋設されたガス導管によって各家庭に供給されます。その名の通り、都市部を中心にインフラが整ったエリアで普及しています。主な原料は、メタンを主成分とする天然ガスや、海外から輸入されるLNG(液化天然ガス)です。
・プロパンガス(LPガス)
プロパンガスは、ガスを充填(じゅうてん)したボンベを各家庭に配送することで供給されます。都市ガスの未整備エリアや、世帯数が少ないエリアを中心に利用されています。主な原料は、プロパンやブタンを主成分に持つLPG(液化石油ガス)で、多くを海外から輸入しています。
・都市ガスとプロパンガスの見分け方
使っているガスが都市ガスかプロパンガスかを見分けるのは比較的簡単です。プロパンガスの場合、建物の横にガスボンベが設置されています。屋外にガスボンベが見あたらなければ、都市ガスが引かれているか、オール電化の家だと考えられます。ただし、集合住宅によっては、屋外にガスボンベを置いていないケースもあります。
また、室内にあるガス漏れ警報装置の場所でも見分けることができます。天井付近に設置されていたら都市ガス、床付近に設置されていたらプロパンガスです。都市ガスは空気より軽く、プロパンガスは空気より重い特徴があるためです。そのほか、ガスコンロやガスメーターなどのガス機器に貼ってあるシールでも見分けられます。都市ガスなら「12A」、「13A」、「都市ガス用」、プロパンガスなら「LPG」、「プロパンガス用」などと表記されています。
都市ガスは、どこでもすぐに利用できるわけではありません。都市ガスを利用するにはその場所が都市ガス会社の供給エリアであり、各家庭へのガス導管の引き込み工事が済んでいることが条件となります。ガスコンロや給湯器などを都市ガスに対応したものに切り替える必要もあります。賃貸マンションや賃貸アパートでは、都市ガスを使いたいと思っても勝手に工事をすることができず、プロパンガスしか選べないケースも多いようです。

●都市ガスよりプロパンガスの方がガス代は高くなる傾向

一般的に、都市ガスよりもプロパンガスの方が、料金が高くなる傾向があります。都市ガスはガス導管を通して自動的に供給されますが、プロパンガスはガスボンベを各家庭に配送する必要があります。そのため人件費などの配送費がかかるからです。また、さまざまな事情から利用者がプロパンガス会社を自由に選べない場合もあり、地域で適正な価格競争が行われにくくなっているのも要因のようです。

一人暮らしのガス代節約法

1年を通してガスを多く利用するのが、キッチンとお風呂場です。一人暮らしの場合、自宅でのどんな対処法がガス代の節約につながるのか、主なポイントを紹介します。

●キッチンでの節約法

キッチンでは、主に洗い物などでガス給湯器を、料理でガスコンロを使用していることが多いでしょう。食器などの洗い物でお湯を使う際は、設定温度を上げ過ぎないように注意することでガスを節約できます。小まめに給湯を止めるのも効果的です。また、ゴム手袋などを使えば水の冷たさを感じにくくなり、お湯の使用量を減らすことができるかもしれません。

鍋やフライパンで料理するときは、底に付いた水分をよく拭いてから火にかけましょう。水分を蒸発させるのにガスを余計に消費するからです。また、コンロの火はなるべく鍋底の全体に当たるように火加減を調整することが重要。鍋底から火がはみ出していると、効率的に熱が伝わらず、ガスが無駄になりかねません。

強火だけで料理せず、火力を調整しながら料理するのも節約のコツです。野菜などを下ごしらえするとき、ガスで温めるのではなく電子レンジを利用すれば、時短にもなります。煮込み料理には圧力鍋や保温調理器具を活用することも、ガスの節約につながります。

冬場は料理の前に鍋などに水を入れたり、食材を早めに冷蔵庫から出したりして、あらかじめ室温に近づけておくことでガスの使用時間を短くすることができます。なお、時々コンロのバーナーキャップの穴を掃除することも大切です。熱量のロスを減らすことでガスを節約でき、目詰まりして異常燃焼を起こすリスクも防げます。

●お風呂での節約法

浴槽にお湯をためるときの注意点は、設定温度を上げ過ぎないことです。また、追いだきするとガスを余計に消費するため、お湯を入れたら冷める前に入浴しましょう。シャワーを使うときは、流しっ放しは禁物です。ガス代だけでなく水道代も無駄になります。頭や体を洗っているときは、シャワーを止めるようにしましょう。節水シャワーヘッドをセットして水量を減らすという方法も、ガス代の節約につながります。

お湯に漬かるのが好きな人もいるでしょうが、一人暮らしならシャワーの方が節約になることが多いかもしれません。ガス代を削減したいなら、お湯をためる回数を減らすことを検討してはいかがでしょうか。もちろんシャワーのみの利用でも、頭や体を洗うとき以外は、流しっ放しにしないことが大切です。一人暮らしの場合は、自分の考え方や習慣を変えることが、省エネに直結してきます。できることから挑戦してみましょう。

一人暮らしの費用が気になる人は初期費用の抑えられるURがおすすめ

一人暮らしの費用を節約したいならUR賃貸住宅がおすすめです。入居時の初期費用を大幅に抑えることができ、そのぶんを生活費に充てることができます。

●初期費用が抑えられる

独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅は、全国に約70万戸もの豊富な物件があります。都市部から郊外までのエリアに、さまざまなタイプの住まいがそろっており、家賃や間取り、立地はもちろん、ライフスタイルの好みなど、希望の条件に合う物件を探しやすいことが魅力の一つになっています。ワンルームや1K、1DKなど、一人暮らし向けの物件についても充実しているのはいうまでもありません。

URなら、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能になります。更新時に更新料が不要なだけでなく、自動更新で手続きも不要なのでスムーズにそのまま住み続けることができます。

●一人暮らしの人におすすめの「U35割」

URでは、所定の条件を満たせば、家賃そのものがお得になるプランがたくさん設けられています。これらを利用すれば、お得な家賃で一定期間住み続けることができます。例えば、35歳以下の契約者を対象とする「U35割」なら、3年間の定期借家契約で通常よりも家賃を節約できるというメリットがあります。

「U35割」は、住む期間が決まっている単身赴任の会社員や、学校を卒業するまでの住まいを探している学生、いろいろな物件に住みたいという理由で、短期間での引っ越しを考えている人などに向いています。条件を満たしているなら利用を考えてみてはいかがでしょうか。

<U35割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約

光熱費や家賃など生活費を抑えて、快適な一人暮らしをしよう!

以前からガス自由化が実現していたプロパンガスに加え、地域別になっていた都市ガスについても小売全面自由化が2017年4月にスタート。都市ガス会社の料金プランを自由に選べるようになり、電力会社などからもガスの供給を受けられるようになりました。電気との“セット契約”での料金割引や、インターネットや携帯電話回線などを合わせた乗り換え“セット割”のお得な料金設定を提供している会社もあります。

選び方が分からない場合は、インターネットで検索すれば、エリア別に契約が可能なガス会社や料金単価などサービス内容を比較することができます。申し込み手続きや相談についてインターネットのほか、電話窓口で対応してくれる会社もあります。ただ、賃貸物件によっては管理会社や大家さんがガス会社を指定し、変えられない場合があるので必ず事前に確認しましょう。

ガス料金や電気料金などの変動費だけでなく、家賃を含めた固定費の支出を減らせれば、さらに家計の負担を軽くすることができます。UR賃貸住宅なら初期費用を抑えられるだけでなく、月々の家賃がお得になるプランも用意されているので、「生活費を抑えて、快適な一人暮らしをしたい」という人におすすめです。引っ越しの際は、ぜひURも含めて検討してみてはいかがでしょうか。

監修/河野 真希

記事のまとめ

ガス代だけでなく生活費全体の節約なら、UR賃貸住宅への住み替えがおすすめ!

  • ・一人暮らしなら、キッチンやお風呂でのガスの使い方を変えるなど、光熱費節約の結果が出やすい
  • ・ガス代や電気代などの変動費だけでなく、固定費を含めた生活費全体を節約するなら、住居費を抑えられる賃貸物件への引っ越しも検討してみては
  • ・UR賃貸住宅なら初期費用を抑えることができ、一人暮らしにぴったりな物件も豊富。お得な家賃プランもあるのがうれしい

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