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湿度の下げ方やカビの対策方法は?快適な部屋をつくるポイント

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寒い時期のカサカサや、梅雨の時期のジメジメ、ムシムシ。湿度による不快感に悩まされている人も多いはず。乾燥し過ぎはお肌の大敵ですが、多湿の状態はカビやダニの発生リスクが高まり、それらを原因としてさまざまな健康被害を引き起こすことも。では、年間を通して快適な湿度で過ごすためには、どのような対策をしたら良いのでしょうか? 湿度の仕組みや室内環境を快適に保つ方法をここでしっかり学んでみましょう。

湿度に関する基礎知識

天気予報などでよく耳にする湿度という言葉ですが、案外仕組みは理解していないもの。湿度の仕組みや快適に過ごせる範囲、湿度が与える影響をおさらいしてみましょう。

●湿度とは

湿度は空気中に含まれる水分の量を表す言葉。一つの部屋の中でも、窓際や部屋の中心、壁際など、場所によって変わってきます。湿度には相対湿度と絶対湿度の2種類が存在し、普段私たちが使用している「湿度」という言葉は、一般的に相対湿度を指している場合がほとんどです。

相対湿度は大まかにいえば空気中に含まれている水蒸気量の割合。絶対湿度とは空気中に含まれている水蒸気量を示しています。空気は、高い温度ではたくさんの水分を含むことができ、低い温度では少量の水分しか含むことができないため、湿度は温度によっても変化します。

●人にとって快適な湿度とは

湿度40~60%の状態が最適といわれており、高過ぎても低過ぎても不快な状態になり得ます。湿度が60%を超えるとカビが発生しやすくなるといわれているので、湿度は低めに保つことが大切です。温度や湿度を正確に管理するために、冷暖房が当たる場所や加湿器の近く、直射日光が当たる場所を避けて温湿度計を設置して測定することをおすすめします。

●湿度による影響とは

湿度が高過ぎると人は不快感を覚えやすくなります。また、前述の通りカビが発生しやすくなると同時にダニや雑菌なども繁殖しやすくなり、さまざまな健康被害の原因となることも。衛生面の観点でも湿度を上げ過ぎないように対処することが望ましいです。

しかし、湿度が低くなり過ぎても健康面での影響が懸念されます。目、鼻、喉、皮膚など、体の至る所で乾燥を感じやすくなり、粘膜を通してウイルスが細胞内に侵入しやすくなるといわれています。ウイルスは低湿度の環境上では不活化しにくい点にも注意した方が良いでしょう。

部屋の湿度を下げるポイント

健康的で快適な暮らしを保つために高過ぎる湿度は抑えたいもの。ここからは湿度を最適に保つためのさまざまな方法をご紹介します。

●エアコンや除湿機を活用する

エアコンの除湿機能によって、湿度を下げることができます。除湿の仕組みは大きく分けて「弱冷房除湿」か「再熱除湿」の2種類。商品によっていずれかの方法で除湿が行われることが多いです。「弱冷房除湿」は、部屋の温度が下がるという特長があり、「再熱除湿」は部屋の温度を保ったまま湿度のみを下げることができますが、弱冷房除湿より電気代が高くなる傾向にあります。

また、除湿機を活用するという方法も選択肢の一つ。エアコンのない部屋に持ち運ぶことも可能で、温度を下げることなく除湿できるため、涼しい時期に使用する際も快適です。最近では部屋干しに特化した機能付きの除湿機もあるので、ライフスタイルに合わせて導入を検討してみても良いでしょう。

●部屋の空気を入れ替える

室内の換気を行い、外から空気を入れることで湿気がこもりにくくなります。窓を開ける、換気扇を回すなどの方法で換気を行うと良いでしょう。窓は1カ所だけを全開にするのではなく、すべての窓を10cmほど開けておくとスムーズに空気が流れ、効率よく換気ができます。また押入れやクローゼットなどの扉を定期的に開けて換気することも有効です。

●部屋干しの方法を工夫する

部屋干しをすることで湿度が上がりやすくなります。どうしても部屋干しをしなければならない場合は、風呂場のように湿気対策が取りやすく、換気が十分に行われる場所に干すのもおすすめです。またエアコンの除湿機能や、除湿機を活用すると良いです。さらに、乾燥機やコインランドリーなどを活用するのも一つの手です。

湿度の変化によって生じるカビの対策方法

長時間外出する場合などもあるため、365日24時間湿度を管理するのはなかなか難しいのが現実。ここでは健康被害にもつながるカビの発生を防ぐポイントをまとめました。

●家具を壁や床から離す

家具が壁や床とぴったり接していると湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境となります。ベッドや机、たんすなどの家具は空気の通り道を確保するために、できるだけ壁との間を空けて設置すると良いでしょう。家具の下に脚を付けたり、すのこを敷いたりすると床と接する面積が抑えられるため、カビ防止におすすめです。

●結露を拭き取る

窓周辺や家具の裏、部屋の隅などは結露が発生しやすい箇所。原因は湿気のこもりやすさと、周囲との温度差です。結露が生じた場合、すぐに拭き取ればカビの発生を防止しやすくなります。放置するとカビや染みの原因となるため、早めに対処しましょう。除湿剤や窓用のシートなど、結露を防止する商品を取り入れてみるのも良いでしょう。

快適な住まいを探せるUR賃貸住宅とは

湿気や換気など、住まいの課題がある場合は、住み替えを検討するのも一つの方法です。そのような方に、住むエリアや間取りの選択肢の多いUR賃貸住宅をおすすめします。

●UR賃貸住宅とは

UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構が管理する賃貸物件です。全国各地にさまざまなタイプの物件が豊富にあり、ライフスタイルや好みに合った住まいを自由に選ぶことができます。そのため、「間取りにゆとりがある」、「窓が多い」、「日当たりが良い」など、湿気のこもりにくい部屋を探すことも可能です。希望の間取りはホームページで気軽にチェックできます。

●UR賃貸住宅のお得な制度

URは礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため新規契約時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。契約更新時の更新料の負担もなく、自動更新で手続きが不要なため、安心して住み続けることができます。同じ場所でずっと暮らすことを考えている人におすすめです。保証人だけでなく保証会社も不要なため、依頼や手配を行う手間もかかりません。

また、子育て割や近居割など、お得な家賃プランも用意されています。

<近居割>
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。
<U35割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約。契約期間満了の通知(期間満了の1年前から6カ月前までに実施)の際に、UR都市機構が再契約可能と判断する場合は、契約者に対して再契約の案内が行われます
<そのママ割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<子育て割>
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、その二つを切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<URライト(定期借家)>
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

さらに、URでは家賃支払いでPontaポイントがたまります。家賃500円ごとに1Pontaポイントがたまり、子育て中は子供の誕生日に追加でポイントがもらえるサービスも。たまったポイントはPonta提携のいろいろなお店での買い物に使えます。

健康で快適な住まいの環境づくりは湿度管理が鍵

気温は気にしても、湿度はあまり気にしていないという方も多いのではないでしょうか。しかし、快適な暮らしを維持する上で、湿度の調整・管理は必要不可欠。日本の夏場は高温多湿な上、近年の住宅は気密性が高く、換気を怠ると湿気がたまりがちです。湿度は不快感を生み、健康面にも影響を及ぼします。

湿度60%以上になると活発化するカビの発生を抑えるために、温湿度計を設置し、空気の入れ替えやエアコンの除湿機能を活用するなど、対策を行うことが大切です。しかし、しっかり対策を行っても、住まいの構造や立地によって湿気が抜けにくいことも。そんな場合は思い切って住み替えを考えてみてはいかがでしょう。

さまざまな間取りの住宅が全国各地に約71万戸あるUR賃貸住宅なら、希望にぴったりの住まいが見つかるはず。通気性の良い住環境をかなえて、快適で健康的な毎日を送りましょう。

監修/藤原 千秋

記事のまとめ

カビを防いで家族の健康を守る!快適な暮らしの実現は湿度調整から

  • ・一般的に使われている「湿度」とは「相対湿度」のことであり、湿度40~60%が最適とされている
  • ・湿度60%を超えるとカビ発生のリスクが高まる
  • ・湿度を抑えるためには、エアコンや除湿機を活用し、換気に気を付けると良い
  • ・家具の裏や床面、窓付近など、湿気のたまりやすい場所は個別のカビ対策も必要
  • ・全国にさまざまな間取りの住居が用意されているUR賃貸住宅では、湿度管理がしやすい住まいも選べる

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