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シェアハウスの間取り選びのポイント。暮らしやすさの決め手は?

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経済的なメリットはもちろん、人との交流によって、さまざまな発見や刺激を得られることもシェアハウスの魅力です。その一方で、複数人による共同生活だからこそ、部屋の間取りや、個室と共用スペースの位置関係は非常に重要です。間取り選びを間違うだけで、毎日の生活に不便を感じたり、住民同士のストレスが大きくなったりする可能性も。シェアメイトとの関係性や自分たちの生活スタイルに、最適な間取りのポイントを紹介します。

シェアハウスの間取りのチェックポイント

一人暮らしを始めるときの賃貸物件探しとは違い、シェアハウスならではの間取り選びのポイントがあります。

●バスルームとトイレが別であること

複数の人と共同生活をするシェアハウスでは、バスルームとトイレが一緒のユニットバスの場合、どちらかが使用中になると、一方が使えない事態になります。そのため、バスルームとトイレが別にあることは必須条件。
それも、別々の出入り口があるとなお良いでしょう。脱衣所を通ってトイレに行く間取りだと、誰かが入浴中はトイレに行きにくく、気を遣わなくてはいけなくなるためです。

また、洗面スペースの広さも重視したいところ。使いたい時間が重なることが多いので、複数人でも洗顔や歯磨きなどの身支度ができる、大きな洗面台が良いでしょう。洗剤やタオルなどのサニタリー用品や、女性であればケア用品がしまえる収納があることもポイントです。

●個室と共用スペースの位置関係

キッチンやリビングなどの共用部から、各個室に出入りできる「振り分け間取り」がおすすめです。
例えば、自分の個室へ行くのに、ほかの住民の個室を通らねばならない間取りでは、プライバシーを保つのが難しくなります。

また、自分の個室がリビングのすぐ隣にあると、ほかの住民同士の話し声が聞こえてくることも。バスルームやトイレ、階段の近くに個室があっても、誰かが使うたびに音や振動が気になります。音に敏感な方は避けた方が良いかもしれません。

●各個室の広さ

家賃の設定が同じであれば、個室の広さは同じであることが望ましいです。
もし、個室の広さや窓の大きさなどに差があると、条件の悪い部屋に住む住民の不満がたまりやすく、トラブルの原因になったりします。広さや部屋の場所などの条件で、個室ごとの金額を変えたりして、住民同士が納得して暮らせる条件設計も大切です。

●玄関の広さ

靴も複数の住民の物が集まると、結構な量になります。もし、靴箱が小さくて靴が入りきらない場合は、自分の個室にしまわなければならず、収納が圧迫されてしまいます。玄関収納の大きさにも目を配りましょう。

●バルコニーの広さ

住民同士の仕事や休日の生活サイクルが同じだと、洗濯をする時間も重なりがちになります。洗濯物を同時に干せるくらいスペースに余裕があるか、バルコニーの広さを確認しましょう。
また、個室を通らずに、バルコニーに出入りするための動線があるかも、チェックしておくと良いでしょう。

【目的別】シェアハウスに向いている間取りの特徴

静かに暮らしたい、住民同士でたくさん交流したい。住む人が求める生活スタイルによって、シェアハウスに向いている間取りは異なります。

●プライバシーを大切にしたい人

自分のペースで生活したいという人は、共用部から各個室に出入りできる「振り分け間取り」にこだわらず、玄関の近くに個室が配置された物件を選ぶことで、程よい距離感を保ちながら、シェアハウスの生活を楽しめるでしょう。

また、一人の時間を重視する人にとって、気になるのが音の問題。個室が隣同士にある場合、その間にクローゼットなどの収納スペースを挟む間取りなら、お互いの生活音が伝わるのを軽減できます。

●所持品の収納スペース確保を重視したい人

個室となる部屋に、クローゼットなど荷物をしまえるスペースが、十分に確保された物件を選びましょう。収納がなく収納家具で補うと、それだけ居住スペースが狭くなってしまいます。
友達同士で物件を借りるシェアハウスの場合には、一部屋を納戸のようにして収納スペースを集約すれば、収納家具が必要なくなり、個室やリビングが広くなくてもすっきり広々と使えます。

●ほかの住民ともコミュニケーションを楽しみたい人

プライベートよりも、同居人と楽しく過ごす時間を大切にしたいなら、個室よりも、共用部となるリビングやダイニングが広い間取りがおすすめです。
食事をシェアしながら住民同士で会話を楽しんだり、週末にはイベントなども開催したりするなど、大勢が集まれる広いスペースがあれば、人が自然と集まり交流が深まるでしょう。

また、各個室の扉がリビングに面していると、出かける際などに、ほかの住民と顔を合わせる機会が増えるので、お互いのコミュニケーションがとりやすくなります。

【規模別】シェアハウスの標準的な間取り

入居者の人数に合った部屋数はもちろん、その目的によって、シェアハウスに必要な間取りにも違いがあります。

●小規模タイプ(2~5人居住)

一人一部屋の個室と、水まわり設備は1カ所という間取りが一般的です。二人で暮らすのであれば、2LDK、三人なら3LDKと、入居者の人数に合わせた個室の数に、共用部としてLDKのある間取りが理想的。広めのリビングがあれば、個室はある程度小さくても大丈夫。
家賃を節約したいのなら、2DKや2Kといった選択肢もありますが、とくに2Kの場合は、活動できるスペースが個室しかなくなるので、注意が必要です。

●中規模タイプ(6~20人居住)

個室は人数分必要になるのは同じですが、人数が増えた分、水まわり設備も複数必要になります。バスルーム・トイレなどの設備は、3~5人につき1カ所あると良いでしょう。日常的に使う場所ですし、特にバスルームは、生活時間帯によって混雑してしまいます。リビングも多くの住民がゆったりできる広めのスペースだと、なお良いでしょう。
家賃は高くなりますが、各個室に、専用のトイレやバスルームがある物件もあります。

●大規模タイプ(20人以上居住)

住民の人数が多くなるので、「パーティー」や「イベント」などが多く、交流が活発になりますし、そうした交流を目的としていることが多いようです。そのため、個室の数や入居者の人数に合った水まわりスペースはもちろん、リビングやダイニング・キッチンも大きなスペースが必要になります。
リビングのほかに、ワークスペースやライブラリー、防音室など、シェアハウスのテーマに合わせた、多目的スペースのある住まいも多くあります。人とのコミュニケーションが、リラックスにつながる人にはおすすめです。

UR賃貸住宅でもシェアハウスが可能!?

豊富な間取りのバリエーションの物件を持つUR賃貸住宅。UR賃貸住宅では、ルームシェアが可能ですので、DIYプランなども活用して、理想の部屋をかたちにしましょう。
(一般的にシェアハウスは、各入居者が管理会社や大家と個々に賃貸借契約を結ぶものであるのに対し、ルームシェアは、友達や知人と“一緒に”賃貸借契約を結び、部屋を分けながら生活する形態を指します。)

●単身者同士で同居ができる「ハウスシェアリング制度」

UR賃貸住宅には、家族以外の人とルームシェアができる、「ハウスシェアリング制度」があります。契約できるのは原則2名ですが、居室数に応じて3名以上でも可能です(その場合居室数が最大人数)。

また、一般的な賃貸住宅に比べて、URの物件は比較的ゆったりとした間取りが多いため、広々としたキッチンやリビングといった共用部はもちろん、プライベートスペースとなる、各居室も広く使うことができます。2面採光が取れる間取りの物件も多いので、バランス良く個室を設定できます。

●個室も共用部も、DIYで自分たちらしくカスタマイズできる「UR-DIY」

「UR-DIY」は、URの中でDIYができる住宅シリーズです。やり方次第で壁、床、キッチンなど、部屋の見た目も機能性もがらりと変えることができて、一般的な賃貸住宅で必要となる原状回復の義務はありません。それぞれの個室はもちろんのこと、共用部となるリビングもカスタマイズできます。共同生活の目的に合わせて、自分たちらしい暮らし方を楽しみましょう。

契約時に3カ月間の使用契約(使用料無料)と、使用契約満了日の翌日を入居開始とする賃貸借契約を同時に締結します(DIY住宅のみ)。これにより入居までの3カ月間は、家賃を気にすることなく、マイペースにプランニング&施工を行うことができます。
ただし、共益費のみこの期間もかかります。

DIY住宅のラインアップは次の3種類です。
〈DIY住宅〉
建物の構造部分(躯体)以外の部分は、原則としてDIY可能。とことん変えてみたい本格派のこだわりにも対応します。
〈Petit DIY住宅〉
壁紙や床面の変更など、初心者でも楽しくできる&見栄えが大きく変わって楽しい表層部分の改修を中心にしています。※3カ月間の使用契約(使用料無料)は締結しません。
〈カスタマイズUR〉
「UR-DIY」以外の物件でも、「模様替え申請」をすることで、DIYが可能になるケースがあります。ライフスタイルの変化に応じて、「押入れをクローゼットに替える」ことや、「壁紙の貼り替え」、「壁の塗装」などがその一例。この範囲であれば、原状回復も不要です。
●URならさらにお得に暮らせる

「ハウスシェアリング制度」により、友達と一つの賃貸物件を分け合って暮らすので、家賃が割安で済み、光熱費も折半できます。
そのため、これまで手の届かなかった都心の高層マンションや、ファミリー向けの大きな間取りも、無理のない家賃で暮らせる可能性もあります。防犯上も一人暮らしに比べて安心です。

さらにURなら、礼金、仲介手数料、更新料、保証人が不要。同じ家賃の民間住宅と比べると、家賃2~3カ月分の初期費用が節約できるのも重要なポイントです。
退去の際の原状回復負担区分が明確に決められているので、不明瞭な請求が発生するなどの可能性も低く安心です。

豊富な間取りバリエーションから、理想のシェアリングを実現!

テレビ番組などの影響もあり、賃貸住宅の選択肢の一つとして注目を集めているシェアハウス。実際に暮らしている経験者の声も参考になりますが、快適な共同生活のとらえ方は人それぞれ。プライベートを優先したいのか、住民が集まる時間を大切にしたいのかで、選ぶべき間取りが異なります。
また、シェアハウスに住む目的にも差があります。ルールはもちろん大切ですが、みんなが気持ちよく暮らせるように、それぞれの要望をすり合わせて、話し合うことが大事です。
UR賃貸住宅には、バリエーション豊富な間取りが用意されており、ルームシェアにより、自分たちに合った物件が見つけられるでしょう。
また、都心近郊を開発してきた経緯から、広々とした敷地に建てられており、それぞれの部屋にゆとりがあることが特長です。「ハウスシェアリング制度」をうまく活用して、プライベートも住民同士の交流も、充実する暮らしを実現しましょう。

監修/阿部 珠恵

記事のまとめ

シェアハウスの間取りは、住む目的や規模に応じて選ぶことが大切

  • ・一人暮らしとは違うシェアハウスでは、バスルームとトイレが別であることや、共用スペースと個室の位置関係なども重要
  • ・例えば、プライバシーをしっかり確保したい人は、個室が離れていたり、隣室との間にクローゼットなどの収納があったりと、生活する音などが隣室に聞こえづらい間取りがおすすめ
  • ・二人で居住する場合は、2LDKの間取りでLDKを共用部として使うのが理想的
  • ・豊富な間取りバリエーションがあるUR賃貸住宅は、ルームシェアでの入居もおすすめ。DIYプランを活用すれば、さらに自分に合った部屋で、シェアリングライフを実現できる

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