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吉岡里帆さんも絶賛!団地に新しい風を吹き込む、京都女子大生の感性

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URには現代のライフスタイルに合わせてリノベーションを施した、さまざまな部屋があります。J-WAVEをはじめとした、JFL5局で放送中のラジオ番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』のナビゲーターも務める吉岡里帆さんが訪れたのは、吉岡さんの故郷・京都府京都市にある洛西竹の里団地。ここには、京都女子大学の学生の提案で生まれ変わった、おしゃれで使いやすい部屋があります。設計者である、京都女子大学卒業生の黒瀬智奈美さんに部屋づくりの思いや、大切にしたポイントについてうかがいました。

大学生が「自分の住みたい家」をつくる

URは、2013年度から京都女子大学と連携をスタート。大学生の感性と、自由な発想を取り入れたリノベーション住戸づくりに取り組んでいます。

吉岡
日差しがたくさん入って、気持ちの良い部屋ですね。冬でもポカポカ。
黒瀬
そうなんです。明るくて居心地が良いですよね。つくりもシンプルで、使いやすいんです。
吉岡
リノベーションの際には、もともとのつくりを生かしつつ変えていったのですね。どんな部屋にしたいと思いましたか?
黒瀬
私たちに求められていたのは、「女子大生らしい感性」。でも、自分自身ではそれが何か分からなくて(笑)。そこで、「自分たちが住みたい家」にしようと考えました。ポイントは3カ所の収納スペースです。
吉岡
その一つが玄関部分のインナーテラスとシューズクロークですよね。入ってすぐのあの空間に、余白というか、ゆとりを感じます。すてきです!
黒瀬
この団地の屋外環境は自然が豊かなので、それを感じられるように思い切って一部屋取り払ってインナーテラスとシューズクロークのスペースをつくりました。
吉岡
なかなか思いつかない発想です。インナーテラスには、ベビーカーなども置けるから良いですよね。
黒瀬
ハーブなどを育てる園芸スペースにすることもできますよ。お気に入りのものを飾って楽しむことができるよう、壁には有孔ボードを取り付けています。

憧れのパントリーやウォークインクローゼットがある部屋を実現

玄関のほかに、黒瀬さんがポイントと語るのは、キッチンとウォークインクローゼット。それぞれどのようになっているのでしょう?

吉岡
キッチンにもこだわりがあるんですよね。
黒瀬
「パントリー(食器や食料などを蓄えられる収納スペース)があるキッチン」が憧れだったんです。それを、パントリー用の壁を一つ作ることで実現しました。お客さまがいらしたとき、キッチンが丸見えにならないという効果もあります。閉じられた空間になるので、ほっと一息をつける空間にもなればいいな、と考えています。
吉岡
壁を増やしたことで狭く感じるのかと思いきや、逆にリビングが広く見えます。ナイスアイデアですね!
吉岡
ウォークインクローゼットもすてきですね。
黒瀬
自分が住むなら欲しいなと思って、ここも壁で仕切ってつくりました。
吉岡
いやぁ、さっきのキッチンといい、壁が良い仕事してますね! 洋服をたくさん持っている人にはうれしいですよね。私の部屋にも欲しい!
黒瀬
収納スペースはすべて可動棚にして、住む方がライフスタイルに合わせて、自由な使い方ができるようにしています。

団地の良さを生かしつつ若い世代好みの内装に変える

大学生だった黒瀬さんのこだわりがたっぷり詰まった部屋。住戸プランを提案する際には少し不安なこともあったようです。

吉岡
この部屋をつくるときに苦労したことはありますか?
黒瀬
壁や棚が目立ちすぎず、でもおしゃれに見える。そんな風にしたくて、色選びは悩みに悩みました。収納スペースは日々、住む方の目に入る場所だから、こだわりたかったんです。また、施工段階で、頭に描いているプランをURの職員の方や職人の方に伝える難しさを経験し、勉強になりました。
吉岡
一室まるまる任されるって、緊張感がありますよね?
黒瀬
そうなんです! 学生が実際の部屋をつくれるのは、貴重な経験でうれしいことですが、本当にこれで良いのか、自分の趣味に偏っていないかなど、不安な部分も…。でも、実際に私がデザインした部屋を若い世代の方が気に入って住んでくれて、イメージしたような使い方をしてくださっていると聞いて、うれしく思っています。
吉岡
これからの団地にどんな部屋があったら良いと思いますか?
黒瀬
団地の持つ日当たりや風通しの良さなどの特長を生かしつつ、ちょっとした工夫をプラスして内装を変えると、若い世代にも受け入れてもらえるはず。そんな部屋が増えていくといいなと思います。

女子大生目線でリノベーションした部屋に、吉岡さんも「住みやすそう!」と太鼓判! 若い世代にとどまらず、センスよく暮らしたいと願う大人の人たちにも好評のようです。

イメージが変わる! 現代の暮らしに合わせておしゃれにリノベーションされた部屋がたくさん

URには、今回紹介したお部屋も含め、プレミアムなお部屋レトロでおしゃれなお部屋子育てしやすいお部屋働く女性向けのお部屋若者向けのお部屋など、テーマに沿ったさまざまなリノベーションが行われています! 現代のライフスタイルに合わせ、従来の団地のイメージを一新するような個性豊かな部屋が増えているんです。

  • 部屋の一例/プレミアムなお部屋
記事のまとめ

「自分が住みたい部屋」を、京都女子大生が団地のリノベーションで実現

  • ・部屋のポイントは、①インナーテラスとシューズクロークがある玄関、②パントリーが便利なキッチン、③ウォークインクローゼットの収納スペース(3カ所全て可動式)
  • ・団地の良さを生かしつつ、収納など一部をリノベーションするだけで、若い世代も住みたくなる部屋に変化!
  • ・URのリノベーションには、若者向けのお部屋、子育てしやすいお部屋などがあり、バリエーションが豊富

吉岡 里帆さん

1993年1月15日生まれ。京都府出身。
2016年に出演した連続テレビ小説「あさが来た」で注目を集める。主な近作に主演ドラマ「きみが心に棲みついた」「健康で文化的な最低限度の生活」(2018年)、映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」(2018年)など。2019年5月にはヒロインを務めた映画「パラレルワールド・ラブストーリー」が公開を控える。

吉岡 里帆さん写真

今回の先生:黒瀬 智奈美さん

京都女子大学4年生のときに、友人とともに提案した当リノベーションプラン「整える暮らし」で学長賞を受賞。

黒瀬 智奈美さん写真
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