ゆたかなくらしって? ひと×食
家のコーヒーがぐっとおいしくなる!豆を自分好みに加熱する手焙煎コーヒー

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朝や、ほっとひと息つきたいとき、食後など、私たちの生活に欠かせないコーヒー。家でいつもよりおいしい一杯を飲みたいときにおすすめなのが、豆を自分で焙煎して作る、手焙煎(ハンド・ロースト)コーヒー。コーヒー焙煎士として多くの人を魅了する中川ワニさんに、作り方のポイントを教えていただきました。
手焙煎することで、気分に合わせたコーヒーが飲める
- Q.家で豆を上手に焙煎するポイントを教えてください
「最初のポイントは、豆をきれいに洗って、薄皮を取り除くこと。薄皮が残っていると、焙煎中に飛び散ったり、豆も焦げやすくなったりします。また、水を含ませることによって、豆がふっくら仕上がります。」

「焙煎するうちに、コーヒー豆がだんだんオレンジ色に変化していくのですが、そのとき、とにかくじっくり火を通すことが重要です。でも、焦がさないように注意してください。焦げると本来のコーヒーの風味を失ってしまいます。
最後は、自分が飲みたいコーヒーの焼き具合に仕上げてください。 『今日は浅めのコーヒーが飲みたい』 、『ちょっと深めが良いな』など、好みに合わせて焙煎を止めると、おいしくできると思います。」
- Q.コーヒーを淹れるときに、気を付けることはなんでしょうか?
「ペーパードリップの場合、コーヒーが器に落ち始めるまでがとても大切なんです。旨味成分を抽出するために、最初はゆっくり少量のお湯を注ぎ、コーヒーが器に落ちてから、徐々にお湯の量を増やすようにしてください。最初からたくさん注ぐと、えぐ味が強くなってしまいます。」


豆を自分で火にかけて焙る手焙煎コーヒーなら、家でもおいしいコーヒーが飲める
- ・最初のポイントは、豆をきれいに洗って、薄皮を取り除くこと
- ・焙煎は、焦がさずじっくり豆に火を通す
- ・ペーパードリップする際には、最初はゆっくり少量のお湯を注ぎ、徐々にお湯の量を増やす
今回の先生:中川 ワニさん
コーヒー焙煎人・画家。13歳のときコーヒーに目覚め、1994年「中川ワニ珈琲」を立ち上げる。ブレンドによる豆の個性の多様な引き出し方と、シティ・ローストの味わいの深さに魅了され、すべて混合焙煎(ロースト前に豆を合わせる)、シティ・ローストにて作り続けている。焼き上がったコーヒー豆の美しさ、香り、旨味、後味の余韻が特色。2018年2月に、著書『家でたのしむ手焙煎コーヒーの基本』(リトルモア社)が発売。


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