これからのくらしを考える ひと×コミュニティ
悩める子育てママ・パパが癒やされ元気になれる場所「おひさまテラス」
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京都府八幡市の男山団地には、子育て中のママやパパが心豊かに暮らせるようサポートしてくれる、地域子育て支援施設「おひさまテラス」があります。団地の集会所内に設置され、団地住民はもちろん、男山地域の子育て世代にとっても、とても頼りになる場所です。
団地再生プロジェクトとともに誕生
地域子育て支援施設「おひさまテラス」は、2014年にオープン。
親子が一緒に遊べるスペースの開放や、子どもの一時預かりといったサービスを行っています。利用者の中心は、生後1カ月から保育園入園前ごろまでの子どもとその保護者です。
「この団地や周辺は転勤してくる方が多く、両親や友人たちと離れて暮らすため、頼りになる人が身近にいない。そういった状況で子育てをしている家族がたくさんいます」と語るのは、「おひさまテラス」代表の大西美和子さん。4年前に、京都府、八幡市、関西大学、URが協力しまちづくりを進める「団地再生プロジェクト」が立ち上がったとき、八幡市の児童センターで活動していたところ声がかかり、「おひさまテラス」の設立に関わることになったのだそうです。
団地内にふっと肩の力を抜ける空間があるって心強い!
どんなに愛する我が子でも、毎日1対1で向き合い続けてばかりでは、ストレスがたまってしまうこともあるかもしれません。「おひさまテラス」は、赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足のときや、疲れてしまったときに、ママやパパが息抜きできる場所でもあるのだそう。
「私をはじめ5人のスタッフは、子育て経験がある子ども好き。ここに来る人たちには『子どもの面倒は私たちに任せてゆっくり寝ていいよ、休みなさい』と声をかけてあげています。子育て世代が、前向きに生活していけるよう、今後もサポートを続けていきたいです」と大西さんは話してくれました。
「おひさまテラス」では、定期的にピラティスの講習会も開催。日々子育てに一生懸命なママの気持ちをほぐし、子どもを抱えて酷使している体を癒やしてもらおうと企画されました。そして、ピラティスをしている間は、子どもの面倒はスタッフがみてくれるので安心です。
また、洋裁が得意な住民によるソーイング教室、食材を持ち寄って作る料理教室などのイベントも行われています。そんなイベントに参加する理由は、子育ての気分転換だったり、同年齢の子の親同士で情報交換をしたいなど、さまざまなようです。
子育て世代向けにリノベーションした部屋も!
子育てしやすい団地の環境づくりを行っている男山団地。住戸の中には、関西大学の学生が子育てしやすさを考え提案し、リノベーションが行われた部屋があります。もともと和室だった部屋の、壁、押入れ、天袋を取り払い、光と風が通る開放的な空間にしました。また区切りが少ないので、子どもがどこにいても目が行き届くのもうれしいポイント。従来の団地のイメージが刷新され、若い人を中心に人気の部屋となっています。
男山団地には「おひさまテラス」をはじめ、リノベーションした部屋、子どもが安全に遊べる広場など、親子でのびのびと生活できる環境が整っていました。
保育士などを含むスタッフが子育てをサポートしてくれる心強い施設「おひさまテラス」
- ・「おひさまテラス」では、ママ向けのピラティスや料理教室などの講座も随時開催
- ・男山団地には、子育て世代向けにリノベーションした部屋もあり、まち全体で子育てしやすい環境づくりに力を入れている
京都府八幡市男山竹園 ほか
京阪電車本線「楠葉」駅からバスで約10分。
団地のコミュニティスペース「だんだんテラス」や、「おひさまテラス」を中心に、地域の人と仲良くなれる施設やイベントも充実。
また、団地での子育てのしやすさにこだわって、まちづくりが進められています。
おひさまテラス(UR賃貸住宅)
男山団地内にある地域子育て支援施設。子どもと親が一緒に遊べる「遊びの広場」と、一時預かりをする「ファミリーサポート」があります。子どもたちの生き生きとした様子は、Facebookで発信されています。
京都府八幡市男山香呂2 男山団地A地区集会所
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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