住みたいへやの選び方
福岡県宗像市の住みやすさは?街の魅力と子育てに適した物件を紹介
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
福岡地方の北東部、福岡市と北九州市の中間あたりに位置する宗像(むなかた)市。海と山に囲まれた自然が豊かなエリアで、市内にはJR鹿児島本線や国道3号・国道495号が東西に走り、福岡市や北九州市など都市部へのアクセスも良好です。ベッドタウンとして整備され、教育環境や子育て支援なども充実。誰もが住みやすい街として評価されているようです。今回はそんな宗像市の特徴と魅力を紹介。住みやすさの理由をお伝えします。
宗像市の特徴と魅力
自然豊かな環境でありながら都市部へアクセスしやすく、通勤・通学やショッピングも便利。比較的治安が良いことなど、宗像市には暮らしやすい要素がそろっているようです。
●宗像市の特徴
宗像市は福岡市と北九州市の二大都市圏の間に位置し、東と西、南の三方を山に囲まれ、自然豊かなロケーションが魅力です。北側には玄界灘の海が広がり、沖合にある大島、沖ノ島なども宗像市に含まれています。世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つである沖ノ島には、国の史跡に指定されている「宗像大社」の沖津宮(おきつぐう)があります。
都市圏近郊のベッドタウンとして開発が進み、市内各地に静かな住宅地が数多くあります。一人暮らしから若い夫婦、子育て世代やシニア世代まで、あらゆる世代が住みやすい街といえるでしょう。宗像市の土地柄などを紹介するWebサイトには、「自然が豊かで、のどかな環境で暮らせるのに、都会へのアクセスが良く住みやすい」、「田舎過ぎず、都会過ぎず、バランスがちょうど良い」といった口コミもよく見られます。
海が近いこともあり魚など海の幸に恵まれ、お手ごろ価格で買えるのも住民にとってうれしいポイント。隣の福津市とともに農業の発展にも力を入れており、「野菜や果物も豊富でおいしい」という評判も聞かれます。玄界灘の新鮮な海産物と、豊かな土地で育まれた農産物を扱う「道の駅むなかた」には年間約160万人が来場し、九州・沖縄地方で12年連続売り上げ1位となっています。
●宗像市の交通アクセス
宗像市内にはJR九州の鹿児島本線が通り、停車駅は「教育大前」駅、「赤間」駅、「東郷」駅の三つです。特急や快速が止まる「赤間」駅と「東郷」駅からは、福岡市の「博多」駅や北九州市の「小倉」駅へアクセスするのに便利で、「赤間」駅から特急電車を利用すれば「博多」駅まで30分程度で着きます(平日の通勤時間帯の目安)。通勤や通学、ショッピングに出かけるのにも便利です。
国道3号と国道495号が東西に走り、主要地方道や一般県道が多数通っているので、車での移動もしやすい環境です。二大都市圏に車で出かける場合、九州自動車道の若宮ICから北九州市小倉北区中心部へは41分(38km)、古賀ICから福岡市中央区中心部へは25分(23km)でアクセス可能です。市内には、西鉄バスのほか、宗像市のふれあいバスと、コミュニティバスが運行しており、住民の暮らしの足として利用されています。西鉄バスは、福岡市の天神など都心部への移動にも利用することができます。
また、宗像市では日の里エリアを中心に、オンデマンドバス「のるーと」が運行されています。「のるーと」には時刻表や定まった運行ルートがなく、利用したい人がアプリや電話で乗る場所と降りる場所を予約することで、AIが予約状況に応じて効率的なルートを決めて運行されます。時刻表に合わせる必要がなく、乗りたいときに予約して乗合バスを呼べるので便利です。
●宗像市の治安
福岡県警察が令和4年にまとめた宗像市の犯罪認知件数は310件でした。犯罪認知件数は平成29年の501件から減少傾向で推移しており、今後も治安の良さは続くことが期待できそうです。犯罪傾向を福岡県のほかの市区町村と比較しても、凶悪犯や粗暴犯なども多くはないようです(※)。地域によって有志による防犯パトロールなども頻繁に行われており、安心して暮らせる街となっているようです。
【※】出典:福岡県警察「福岡県 刑法犯 市区町村別 認知件数(令和4年中)[確定値]」
https://www.police.pref.fukuoka.jp/keiji/keiso/004.html
宗像市の住みやすさ
閑静な住宅地も多い宗像市には、保育園や幼稚園、小学校が各所にあり、行政の子育て支援も充実。家賃相場も福岡県内では平均的で、子育て世帯にとって住みやすい環境です。
●閑静で子育てに適した環境
静かなベッドタウンとして人気の宗像市には、多くの子育て世帯が住んでいます。安心して子育てができるように、市では待機児童ゼロに取り組んでおり、令和4年度は待機児童ゼロを実現しました。市内の保育園や幼稚園、認定こども園では地域開放事業も開催され、未就園児と保護者が参加。友達づくりや集団遊びの体験の場として利用されています。小学校の数も多く、産婦人科・小児科などの医療機関も整っています。
子供の遊び場が多いのも魅力です。海に出かけて家族で海水浴を楽しめるのはもちろん、釣りやウインドサーフィンなどのアクティビティにも挑戦できます。山も近く、許斐山(このみやま)は標高271mの低山なので、小さな子供でも一緒にハイキングができるでしょう。「ふれあいの森総合公園」は広大な敷地内に遊具広場やグラウンド、森林浴や散策ができるゾーンなどがあり、週末には子供だけでなく幅広い年代の人々でにぎわいます。
宗像市の子育て支援センター「ふらこっこ」は無料で利用できる施設で、乳幼児向けのおもちゃや絵本がたくさんあり、子供と一緒に遊ぶことができます。子供の遊び仲間、親同士の交流の場にもなっています。子育てに関するイベントや講座などの情報も提供され、子育ての悩みや不安などの相談も可能です。宗像市では、ほかにも次のような子育て支援サービスが提供されています。
- ・「保育コンシェルジュ」
- 宗像市子ども育成課の窓口には保育コンシェルジュ(専門相談員)がいて、保育園や幼稚園、認定こども園などの保育施設の案内や、家庭の状況に応じた保育サービス(一時預かりや病児・病後児保育など)を案内しています。「仕事をしたいので、預けられる施設を知りたい」、「自分が病院に行くので、子供を一時的に預かってほしい」、「幼稚園はどうやって選べば良いのか」など、子育てに関する相談に対応しています。
- ・「学童保育所」
- 市内のほぼすべての小学校には学童保育所が設置されています。パパやママなど保護者が仕事や病気、介護などで家におらず、放課後に子供の面倒を見られない場合に預かってもらえます。対象となるのは小学1年生から小学6年生まで。基本は有料ですが、利用料金の減額制度もあります。
- ・「病児・病後児保育」
- 子供が病気になって自宅療養が必要なときでも、保護者が安心して仕事に行けるように子供を一時的に預かってもらえる制度です。病児保育室「めばえ」や、宗像医師会病後児デイケアルーム「すくすくくらぶ」など、病院内の保育室で預かってもらえます。保護者の経済的負担を軽減するために利用料の補助もあります。
- ・「子ども医療費支給制度」
- 子供の健康保険適用の医療費の一部が保護者に支給される制度です。対象となるのは市内に住む中学校修了前(15歳の誕生日以後、最初の3月31日まで)の子供です。通院・入院の両方に適用されます。
●必要十分なショッピング環境
宗像市には商業施設が充実しており、買い物がしやすいのも魅力です。「赤間」駅の周辺エリアや国道3号沿いなどに、複合ショッピングセンターやショッピングモール、家電量販店などの大型商業施設がいくつかあり、暮らしに必要なさまざまな商品やサービスを賄えます。毎日の買い物は、近隣のスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアで済ませられるので、困ることはないようです。福岡市や北九州市への交通アクセスも良いので、休日などに出かけてショッピングを楽しむことも可能です。
●平均的な家賃相場
宗像市の賃貸アパートや賃貸マンションの家賃相場を見ると、福岡県の平均的なレベルといえそうです。立地や築年数にもよりますが、中には平均的な家賃相場より比較的安めの賃貸物件もあります。家賃など住まいにかかる費用を抑えながら、都市部へのアクセスの良さと、自然環境に恵まれた静かな環境の両方を手に入れたいという人には、特に宗像市はおすすめです。
宗像市で物件を探すならUR賃貸住宅
宗像市への引っ越しを検討するならUR賃貸住宅がおすすめです。入居時の初期費用を抑えられるメリットがあり、子育て家族向けの部屋が豊富に用意されています。
●UR賃貸住宅で住まいを探すメリット
独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は、全国に約70万戸。都市部のタワーマンションから自然豊かな郊外に広がる集合住宅まで、広々としたキッチンや豊富な収納などを備えた、さまざまなタイプの間取りがそろっています。宗像市にも生活の利便性が高く、緑豊かな環境の物件があり、子育て世帯にぴったりな住まいを見つけやすいといえるでしょう。
UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。さらに、UR賃貸住宅には子育て世帯向けのお得な家賃プランも複数用意されています。何かとお金がかかる子育てファミリーにとってはうれしいポイントかもしれません。条件を満たしている場合は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
- <子育て割>
- 新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
- <そのママ割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
- <近居割>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
- <近居割WIDE>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは近居割WIDEエリア内のURとUR以外の住宅です。親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たにUR賃貸住宅を契約した世帯の家賃が減額されます。近居割WIDEは、地域医療福祉拠点化に取り組んでいる物件を中心に導入されています。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
●福岡県宗像市でおすすめの物件
- <日の里>
周辺に高い建物が少なく、空を広々と感じられる日の里エリア。自然を身近に感じられ、近隣に公園があるほか、敷地内にもプレイロットが豊富で、子育てに最適な環境です。安心して子供を遊ばせることができ、夕方まであちこちから元気な声が聞こえてきます。「ひのさと48」はURから譲渡された「日の里団地旧48号棟」を民間事業者が管理運営している生活利便施設。地産地消を目指すブリュワリーをはじめ、カフェや保育園など多彩な店舗や施設が入居しており、地域住民のコミュニティ拠点となっています。
スーパーマーケットや銀行、クリーニング店や薬局、歯科クリニックや郵便局など、生活に必要な施設が徒歩圏内にそろい、隣接する日の里一丁目団地内の遊歩道沿いには商店街があるので便利です。小学校や中学校が近いのも、子育て世代にはうれしいポイントです。国道3号まで足を延ばせば、大型インテリアショップやディスカウントショップも利用可能。天然温泉の入浴施設や、プラネタリウム・温水プールがある総合複合施設もあり、家族みんなで楽しめます。
また、宗像市の平均的な家賃相場から見て、比較的家賃を抑えて暮らせるのも魅力かもしれません。日の里エリアには便利なオンデマンドバス「のるーと」が運行されており、この物件でも利用することができます。住棟によっては最寄り駅までの所要時間がかかる場合もありますが、「のるーと」を活用することで楽に移動することができます。
JR鹿児島本線「東郷」駅 徒歩6~16分
JR鹿児島本線「東福間」駅 徒歩44~52分
JR鹿児島本線「赤間」駅 徒歩51~63分- ・物件概要
- 住所 宗像市日の里5丁目3番1 ほか
- 家賃(共益費) 3万200~7万8900円(2700円(令和6年4月~))
- 間取り/床面積 1R~5DK/33~106平方メートル
- https://www.ur-net.go.jp/chintai/kyushu/fukuoka/90_0730.html
- <日の里一丁目>
「東郷」駅から徒歩2~4分の便利な立地です。「東郷」駅からは「博多」駅へ乗り換えなしで直行できます。「東郷」駅の南側にある、カフェや居酒屋などが並ぶ駅前のロータリーを抜けるとすぐに到着できる利便性の高さが魅力。敷地内にはスーパーマーケットや洋食レストラン、ヘアサロン、郵便局、歯科クリニックなどが並ぶ商店街があり、日々の暮らしに必要なものがそろいます。遊具が設置されたプレイロットも多く、子供たちが元気よく遊ぶ姿が見られます。
日の里エリアには公園もたくさんあり、住民の憩いの場や交流の場になっています。親子で思い切り体を動かすこともできるでしょう。車で5分も走れば国道3号に出られます。道沿いにはファミリーレストランなどの飲食店や、バッティングセンターが隣接するボウリング場、家電量販店が立ち並び、家族で楽しめるスポットが豊富にあります。
JR鹿児島本線「東郷」駅 徒歩2~4分
JR鹿児島本線「東福間」駅 徒歩47~49分
JR鹿児島本線「赤間」駅 徒歩61~63分- ・物件概要
- 住所 宗像市日の里1丁目
- 家賃(共益費) 3万8400~7万5700円(3700円)
- 間取り/床面積 1~3LDK/41~88平方メートル
- https://www.ur-net.go.jp/chintai/kyushu/fukuoka/90_0920.html
子育てしやすく、暮らしやすいのが宗像市の魅力
宗像市は自然に恵まれていて、都市圏へのアクセスも良好。行政の子育て支援も充実しており、家賃も比較的リーズナブルと、子育て世代に魅力的な要素がそろっているといえるでしょう。宗像市では、安心して子供を産み、育てられる環境づくりが進められています。例えば、妊娠中の女性の生活や出産に関する教室を開いたり、赤ちゃんの発育相談や子育て情報の発信を行ったりしているのもその一つ。市内には21もの子育てサロンがあり、子供同士・保護者同士の交流の場にもなっています。
市内には、三つの総合公園をはじめ、全部で180以上の公園があるのも、子育て世帯には魅力です。宗像市では、自然の中で子供がやりたいことを自由にできる「プレーパーク」も市内各所の公園に設けられています。火を使ったり、穴を掘ったり、木に登ったり、子供たちが自分の責任で自由にのびのび遊んでいます。宗像市のプレーパークは、ほかの市町村に比べても比較的数が多く、充実しているようです。
このように子育て環境が充実した宗像市で、ファミリー向けの賃貸物件を探している方におすすめなのがUR賃貸住宅。初期費用を抑えることができ、お得な家賃プランがあるので住み替えもスムーズに実現できそうです。物件が豊富にあるので、UR賃貸住宅のHPで自分たちの暮らしに合った住まいを探してみてはいかがでしょうか。
(記事内の家賃相場や地域の施設などの情報は2024年1月時点のものです。変更となる場合がありますのでご注意ください)
(記事内のアクセス情報における移動時間はあくまでも目安です。また、電車移動時間は平日通勤時間帯の目安です)
監修/河崎 環
子育て支援が充実した宗像市で、快適に暮らせる住まいを選ぼう
- ・宗像市には豊かな自然、静かな住宅街が広がり、治安も良く安心して暮らせる。福岡市と北九州市の大都市圏へのアクセスも良好で通勤・通学に便利
- ・保育園や幼稚園、小学校がそろい、保育サービスや子供の医療費支給制度など子育て支援も受けられる。比較的家賃がリーズナブルなのも魅力
- ・UR賃貸住宅には子育て世帯にぴったりの物件が充実。初期費用を抑えられ、お得な家賃プランがあるのもうれしい
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります