ゆたかなくらしって? へや×アイデア
「気持ち良い」を増やして暮らしを豊かに!五感を満たす空間のつくり方
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自宅にいるのに、居心地が悪い。なぜかリラックスできない。そんなときに考えたいのが、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感。
今回は、インテリアショップでのコーディネートやバイヤー経験を経て、インテリアスタイリストとして活躍されているさかのまどかさんに、五感を満たす空間のつくり方について教えていただきました。
好みの質感や香りのアイテムを取り入れる
どうすれば、居心地の良い部屋をつくることができますか?
「ここ数年、コロナ禍の影響でみんなが癒やしを求めており、各国のインテリアのトレンドにもそれが表れています。インテリアをつくる現場でも、写真映えを意識したデザインや空間と並行して、『心地よさ』が重要視されています。
心地よい空間をつくるためには、五感を満たすことが大切です。
日常生活でいうと、肌触りの良い寝具やファブリック(布製のアイテム)。落ち着いたあかりや、色のトーンを合わせたインテリア、気分を変えてくれる香りなどが挙げられます。」
五感を満たす空間について具体的に教えてください
「寝具やラグ、カーテン、クッションなどのファブリックは、触覚に作用します。触覚は、感情を左右する感覚でもあるので、自分好みの質感にこだわってみてください。
視覚的には、照明の調光をシチュエーションごとに変えてみたり、インテリアの色のトーンを気にしたりしてみると良いですね。お気に入りのアートを掛けてみるのもおすすめで、目に入るたびに心地よさを感じられるでしょう。
嗅覚に関係する香りは、お香やディフューザーで気軽に取り入れることができます。特に、玄関に好きな香りを置けば、帰宅した際に一気にリフレッシュできると思います。また、室内にグリーン(観葉植物)を取り入れることで、嗅覚的にも視覚的にもフレッシュな空間をつくることができます。
聴覚を満たすためには、自分の好きな音楽を考えてみましょう。
何を選べば良いのか分からない方は、アンビエントミュージックといった、リラックス効果のあるようなジャンルも候補にしてみてください。気持ち良いと感じることが増えれば、どんどん五感が満たされるお部屋に近づいていきますよ。」
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感が喜ぶ空間なら、心地よく過ごすことができる
- ・ファブリックは触覚に作用するので、自分好みの質感にこだわる
- ・視覚的には、照明の調光をシチュエーションごとに変えてみたり、インテリアの色のトーンを気にしたりしてみる
- ・香りはお香やディフューザーで気軽に取り入れることができる
- ・聴覚を満たすために、自分の好きな音楽を考えてみる
- ・UR賃貸住宅には、自分の好きなインテリアを楽しめるさまざまな間取りの部屋がある
今回の先生:さかの まどかさん
インテリアスタイリスト。
インテリアショップにてインテリアコーディネートやバイヤーなどを経て、フリーランスのインテリアスタイリストとして活動中。
雑誌・Webなどのメディア、広告、企業・商業施設・ホテル・カフェなどのインテリアスタイリングやアートワークやディスプレイの提案などを手がける。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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