ゆたかなくらしって? へや×DIY
お気に入りの靴を「見せ収納」!おしゃれなシューズラックを作るプチDIY対決
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タレントのユージさんが得意のDIYを駆使して、快適な暮らしを提案する連載の第4回。毎回ゲストを迎え、URに暮らす人々から寄せられたお悩みを解決するDIY作品で対決します。作品作りのルールは、「プチDIY」であることと、制限時間内に作ること。果たして、どちらがみなさんの好みに合うでしょうか? 第4回のテーマは「おしゃれなシューズラック」です。ユージさんとゲストのDIYスキルも見どころです!
今回で連載4回目の「プチDIYでくらし快適化」。プチプラ材料で、初心者でも作りやすいDIYを提案していくよ!
第4回のゲストは、DIYクリエイターのchikoさんです。
第3回の傘立て対決は良い勝負だったから今回も楽しみ!
- 今回のゲストはchikoさん!
- 中古物件を購入したことをきっかけにDIYをスタート。インテリア関連の会社に勤めていた経験も生かし、空間ごとおしゃれになるDIYアイデアを発信している。著書に『カフェみたいなお家をつくろう』(宝島社刊)
DIYクリエイターのchikoです。DIYの中でもプチプラ材料を使った作品は得意分野! 今回はスピードアップも心掛けたいです!
【DIYテーマ】お気に入りの靴がすてきに見えるシューズラックが欲しい!
今回の対決テーマは、「おしゃれなシューズラック」!
寄せられたお悩みは、「玄関に靴収納がないからか、お気に入りの靴も良く見えない…」というもの。確かに、床に置くだけだと靴ってすぐに散乱しますよね。
おしゃれなシューズラックがあれば、子供も自然と定位置に戻してくれるかも!
ショップみたいに並べられるシューズラックがあると、テンション上がりそうですね! よーし、イメージ湧いてきたぞ~。
chikoさん、今回もがんばりましょう!
【DIYスタート】おしゃれなシューズラックをプチDIYしよう!
さぁ、いよいよユージさんとchikoさんがシューズラックDIYをスタート。ここからは、二人の様子を実況風にお届けします。まずは作品のデザインスケッチから見せてもらいましょう!
「僕が作るのは、ベンチにもなるシューズラック! 全体的には北欧家具みたいな雰囲気にしたいな~。」
1台2役のシューズラックとは、仕上がりが楽しみですね。chikoさんの方はいかがでしょうか?
「コンパクトな玄関でもすっきり置けるように、はしごみたいなデザインを考えました! 壁に立て掛けられる角度がポイントです。」
さあ、ユージさんとchikoさん。制限時間は60分。塗料や電動工具を使う際は、床や壁の養生、換気、防音対策をしっかり行ってください。それでは、プチDIY、スタート!
スタートの合図とともに、電動ドリルでねじどめし、板をボックス状に組み立てるユージさん。プチDIY対決も4回目。時間配分にも自信が付いたのか、どことなく余裕を感じます。
制限時間、60分でしょ? 今回はペイントがないから、時間余っちゃうかもな~。
一方のchikoさん。最初は、なんと電動丸のこを使ったカット作業!
シューズラックを壁に立て掛けるために、柱材の上下を17度にカットします。分度器で測って線を引いておきましたよ~。
電動工具にも慣れているchikoさん。今回も落ち着いて作業を進めます。
電動丸のこでカットした様子を拝見。「柱材に取り付ける桟も17度で取り付けるのですが、この端材を使えば簡単に印を付けられますよ」と語るchikoさん。
私も今回は早く終えられそうです! ユージさんはどんな感じかしら? あら、あの棒はもしや…。
ユージさんのこだわりポイント!
chikoさんがユージさんを見たときは、丸棒に薄刃のこぎりを当てていました。
「今、ダボ打ちをしているんです!」とユージさん。ダボ打ちとは、どんな技術なのでしょう? 詳しくは、動画で解説してくれました!
ダボ打ちをするとねじ頭が表面に出ないので見た目がきれいだし、
子供が触っても安心なんです!
一方のchikoさんは、木工用接着剤で柱材に桟となる角材を貼り付ける作業に進んでいます。これはねじで固定するための仮どめということでしょうか…?
正解です♪ 極細ビスを使うので、下穴は省略しますね。固定した後に、左右の桟の高さ、角度がそろっているかどうかチェックします。
木材の割れを防ぐために、下穴を開けておくのがDIYの基本。ところがchikoさんは太さ2mmの極細ビスを使うことで割れを防止するそう。ねじ選びにもこだわりが垣間見えます!
あっ!!!
おっと、ユージさんサイドから大きな声が聞こえてきました! いつもは何が起きても冷静なユージさんが慌てるなんて非常に珍しいことです。
木材をボックス状に組み立てた後、補強材を電動ドリルで取り付けていたようですが…?
ねじを打ち込んだら、木が割れちゃった!
割れにくそうな木材だなと思って、下穴を開けなかったんだよね…。
まさに恐れていたことが起きてしまったわけですね…。この危機を一体どのように脱するのでしょうか!?
よし! ここもダボ打ちしちゃおう!
悩んでいる時間はないとばかりに気持ちを切り替えるユージさん。割れの大きなところを中心に電動ドリルでダボ穴を開け、先ほどと同じようにダボ打ち作業を進めます。結果はいかに…。
「これでどうだ!」とユージさん。見事、ダボ打ちによって割れが目立たなくなっています!
なんとかハプニングを乗り越えられたかな。僕は「DIYに失敗はない」と思ってるんだけど、今回はちょっと焦ったね(笑)。
よ~し、脚パーツを取り付けるぞ~!
危機を乗り越え、ひと安心のユージさん。当初の想定より作業が遅れているため、chikoさんの進み具合が気になるようです。
お、chikoさんはペイント中! エイジングペイントはこだわると
時間かかっちゃうんだよね~。
chikoさんのこだわりポイント!
ユージさんが見たとき、chikoさんは古びた雰囲気に仕上げる「エイジングペイント」の真っ最中!
「今回使うのは、水性ニスのメープルとウォールナットの2色。先にメープルを塗って、乾かないうちにウォールナットを塗り重ねます」とchikoさん。ウォールナットはむらが出るように、ささっと塗るのがポイントだそう!
もっと古びた雰囲気にしたいときは、かなづちでたたいて傷を付けたりすると良いですよ。
3枚のすのこにもエイジングペイントを施したchikoさん。乾燥を待っていたところ、残り時間が15分と気付きます。
「えっ、意外と時間ないですね!? ドライヤーを使って乾かしちゃいます!」
無事に乾燥を終え、いよいよ最後の組み立て作業に!
柱材とすのこは壁に立て掛けてねじどめするのが楽なのですが、壁を傷付けないようにダンボールなどで養生します!
ちょうど終わったよ~! 棚板も取り付けて、座れるシューズラックが完成しました!
私もできました! 間に合うかどうか、ドキドキしました…!
ちょうどタイムアップです! ユージさん、chikoさん、おつかれさまでした!
さっそく二人の作品を見せてもらいましょう。
【完成】プチDIYで実現!おしゃれなシューズラックで靴選び
ユージさんの「座れるシューズラック」
- 北欧家具っぽい丸脚がおしゃれ!
子供なら二人座れるベンチタイプ - あえてペイントをしないことで白木のナチュラル感を生かしたシューズラック。ボックス形の収納部分に丸い脚を組み合わせたことで重くなり過ぎず、かわいらしい印象に仕上がりました。天板はダボ打ちをしたので美しい仕上がりで、座っても服が引っ掛かる心配もありません。
「子供が座ってパパやママが靴を履かせてあげるとか、ちょっと座って待つとか、そういうシーンをイメージして作ったよ!」とユージさん。お気に入りの靴を並べて、毎日ショップで靴を選ぶように出し入れできる作品です。
ユージさんのプチDIY作品
- 【用意するもの】
- パイン集成材A(天板、底板用/幅300×長さ750×厚み19mm)2枚
- パイン集成材B(側板用/幅300×長さ322×厚み19mm)2枚
- パイン集成材C(棚板用/幅300×長さ710×厚み19mm)1枚
- 赤松材(補強材用/幅45×長さ712×厚み19mm)1本
- 家具用脚パーツ(高さ100mm)4個
- 丸棒(直径8mm)
- 打ち込みダボ 4個(棚受け用)
- 電動ドリル(ドライバービット)
- 木工用接着剤
- 薄刃のこぎり
- かなづち
- スリムねじ(組み立て用)
- トラスねじ(棚板の固定用)
- 【工程】
- ①パイン集成材Aのうち1枚(底板用)にパイン集材B2枚を電動ドリルでねじどめしてコの字にする。組み立てにはスリムねじを使用する。
- ②①にもう1枚のパイン集成材A(天板用)を合わせて、ダボ打ちで固定する。ダボ打ちには、打ち込みダボ、木工用接着剤、薄刃のこぎり、かなづちを使用する。
- ③天板の背面側に補強材となる赤松材をねじで固定する。
- ④③をひっくり返して底を上にして、トラスねじで脚パーツを取り付ける。
- ⑤棚板にするパイン集成材Cを取り付けたい位置に印を付け、打ち込みダボをかなづちで打ち込む。
- ⑥パイン集成材Cを打ち込みダボの上に乗せたら完成!
ダボ打ちの後に表面を触って指に引っ掛かる場合は、紙やすりでこすって滑らかにしてね!
chikoさんの「すのこのシューズラック」
- 自慢の靴を並べたい!
6足置けるはしご風ラック - 薄い木材を柱材にして斜めに立て掛けることでシンプルな構造を実現したchikoさんのシューズラック。棚板はすのこだから通気性も良く、革靴にもぴったりです。
「立て掛けるタイプなので、壁を傷付けないようにシューズラックの接する部分にフェルトシールやクッションシールを貼ってくださいね」とchikoさん。シューズラック以外に、マガジンラックやディスプレイラックとして使ってもすてき。どんな部屋にもしっくりなじんでくれそうな作品です。
chikoさんのプチDIY作品
- 【用意するもの】
- 赤松材(柱材用/幅90×長さ720×厚み15mm)2枚
- ミニすのこ(棚板用/幅200×長さ400mm)3枚
- 角材(桟用/幅25×長さ200×厚み15mm)6本
- 電動丸のこ
- 紙やすり
- 木工用接着剤(#180)
- 水性ニス(メープル、ウォールナット)
- 極細ビス(2×25mm)
- スポンジ
- 電動ドリル(ドライバービット)
- 【工程】
- ①赤松材の上下に角度17度で線を引いて、電動丸のこでカットする。断面は紙やすりでこすって滑らかにする。
- ②赤松材に桟を取り付ける位置に印を付ける。棚板は3枚だから桟も3カ所ずつで、下から15cm、17cm、17cmの位置。①の端材を使って線を引き、さらに15mm下(角材の厚み)に線を引く。
- ③②の印の位置に木工用接着剤を塗り、角材を仮どめする。電動ドリルで極細ビスを打ち込んで固定した後に、桟が内側になるよう柱材を合わせて左右の桟がそろっているか確認する。
- ④③とミニすのこに水性ニス2色を使ってエイジングペイントを施す。塗布にはスポンジを使用する。
- ⑤水性ニスが乾いたら、壁に養生をした上で柱を立て掛けてミニすのこを桟にねじどめして完成。
③で左右の桟がずれていると、ミニすのこの棚板が斜めになってしまいます。
ずれていたら、一度ねじを外してそろうようにやり直しましょう!
みんなはどっちが気に入ったかな?
お金や手間を掛けないプチDIYでも、暮らしやすい生活はかなう!
プチDIYでくらし快適化、ぜひチャレンジしてみてね~。
プチDIYでショップみたいなシューズラックを作る!
- ・おしゃれなシューズラックがあれば、玄関は自然と片付く!
- ・手が触れる家具はダボ打ちが理想! 見た目もきれいになって一石二鳥
- ・塗料2色を混ぜるエイジングペイントで、できたてなのに味わいのある仕上がりに
東京都西東京市ひばりが丘3-5、東久留米市ひばりが丘団地6ほか
西武池袋線「ひばりヶ丘」駅から徒歩15~22分の「ひばりが丘パークヒルズ」。豊かな自然に包まれた環境が最大の魅力です。敷地内には「丘のある広場」やビオトープなどがあり、安らげる場所がいっぱい。周辺には子供が遊べる施設やシニア向け医療も充実していて、どの世代の方にも暮らしやすい団地です。
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