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ユージのぶらり団地レポート【ひばりが丘パークヒルズ編】
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タレントのユージさんがURの団地内をぶらりとお散歩する連載企画。幼少期にはURの団地に暮らし、毎日団地内の公園で遊んでいたというユージさん。三人の子どものパパとして、子育て環境や変わりゆく暮らしについて日々感じることがあるといいます。今回ユージさんが歩いたのは、お悩みをプチDIYで解決する連載「プチDIYでくらし快適化」で訪れた「ひばりが丘パークヒルズ」(東京都西東京市・東久留米市)。案内してくれたのは、UR都市機構の長田さんです。
自然豊かな敷地内は木や生き物に癒やされる!
今回やって来たのは、「ひばりが丘パークヒルズ」です。ここは古くからある団地ですよね。僕も地元が近いので、何度か来たことがあります。
もともとは1959年に「ひばりが丘団地」として誕生した、日本初のマンモス団地なんです。今はほとんど建て替えて、現代の暮らしに合った住まいになっていますよ。まずは自然が感じられるスポットからご案内します!
こちらが、さまざまな生き物が暮らしているビオトープです。1959年の団地誕生のときに井戸を掘ったのですが、建て替え時に役目を終えています。この池は、その井戸水と雨水を利用しているんですよ。
カモが気持ち良さそうに泳いでいますね! チョウも飛んでるし、まわりの植栽もきれい。ここは住民の方にとっても癒やしの場になってるんでしょうね~。
ほかにも、カマキリやバッタなどの昆虫も住んでいるので子どもたちも喜んでいます。虫取り網を持って、虫を追いかける子どもたちをよく見かけます。
池をつくったら、自然とやってきた野生のカモたち。毎年春になると必ずやってきて、赤ちゃんが誕生するのだそう。
春には、敷地内でカモの親子が歩くところが見られることも。
カモたちはお住まいのみなさんにも愛されているようです。
トコトコと歩くカモの親子、かわいいだろうなぁ!
こちらは、「丘のある広場」です。「ひばりが丘パークヒルズ」はURのCM撮影にも使われたのですが、そのときにメインとなった場所でもあります。
CMに使われるのも納得。立派な木があるし、この長いすべり台が団地内にあったら毎日遊びに来ちゃうよね!
「ひばりが丘パークヒルズ」の敷地内では、こうした大きな樹木があちこちで見られる。リニューアルの際に、以前からある木々が「資源」として生かされた。
ベンチや運動器具もあるので、大人の方もリフレッシュの場として活用しているようですね。では、次はここの歴史が感じられる場所に行きましょう!
- ユージの「いいね!」inひばりが丘パークヒルズ
ひばりが丘団地から受け継がれたレトロな建築巡り
「ひばりが丘パークヒルズ」と周辺では、旧ひばりが丘団地からタイプの異なる3棟を残して別の用途で活用しています。これから3カ所、ご案内しますね。
一つ目は「スターハウス」と呼ばれる住棟形状で、上から見ると「Y」の字のように3方向に伸びています。団地内の景観にアクセントを与える花形的存在として、高度経済成長期にはたくさん建てられたんですよ。
なるほど~! 確かに、団地って同じ形の住棟が並ぶから、このユニークさが際立ちますよね。以前はいくつかあったんですか?
ひばりが丘団地には4棟あったのですが、この1棟だけ残して管理サービス事務所として活用しています。今はスターハウス自体が貴重で、「ヌーヴェル赤羽台(旧赤羽台団地)」(東京都北区)のスターハウスは国の登録有形文化財に指定されたほどなんです!
登録有形文化財! そんな貴重な建築物が住んでいる場所で見られるってすごいなぁ。
上からの写真では3方向に延びる形がよく分かる。スターハウスの前には古い桜の木も残され、春にはより趣ある景観が楽しめる。
それから、スターハウス前にあるウッドデッキの手すりの一部は、旧ひばりが丘団地の74号棟にあったベランダから移築しました。
ベランダの手すりだけ!?
はい、1960年に当時の皇太子同妃両殿下(現・上皇さまと上皇后さま)がお見えになって、団地の暮らしをご覧になりました。そのときにベランダから手をお振りになったんです!
「こんな感じ?」と手を振るユージさん。74号棟があった場所は芝生の広場となり、「メモリアル広場」と命名された。
次にご案内するのは、こちらの「中層板状住棟」。最もポピュラーだった形状で、建て替え前はこのような住棟がずらっと並んでいました。
94号棟は現在、サービス付き高齢者住宅「ミアヘルサ オアシスひばりが丘」として活用されている。
「ひばりが丘パークヒルズ」は、「地域医療福祉拠点化」という取り組みを進めています。医療施設や福祉施設などを充実させたり、どの世代も暮らしやすいような住環境を整えたりといったことに力を入れているんです。もちろん、子育て世帯へのサポートもありますよ~。
素晴らしい! この中層板状住棟の活用も、その一環なんですね。
次は118号棟を活用したコミュニティセンター「ひばりテラス118」へお連れします!
118号棟は、テラスハウスと呼ばれる庭付きの2階建て住棟でした。現在はカフェやコミュニティスペースとして活用されています。
かわいい外観! おしゃれにリノベーションされていますね~。
1階のカフェ「Comma,coffee」で休憩することにした二人。天井は大部分を取り除き、吹き抜けとなっている。
「Comma,coffee」は季節を感じられるスイーツや子どもでも食べられるカレーが大人気なんです。ひばりテラスでは子どもと楽しめるさまざまなイベントも開催されています。
近隣のパパやママの交流の場になってるんですね。ここには子ども用のチェアもあるから安心して利用できるなぁ。
- ユージの「いいね!」inひばりが丘パークヒルズ
地域と連携して子どもたちの居場所づくりに注力
最後にご案内するのは、「西東京市立ひばりが丘児童センター」です。
小さな子どもから高校生まで楽しめる、とても充実した施設なんですよ~。
「ひばりが丘パークヒルズ」の敷地内からは出たけど、本当にすぐ隣。こんな近くに児童センターがあるなんて便利ですね!
児童センターというと小学生までというイメージですが、ここは中学生や高校生に利用してもらうことも目的の一つ。日曜日以外は中高生向けに21時まで開館しています。
夜もここなら安心ですねぇ。お、こんな広い体育館があるんだ!
アリーナ(体育館)には、バスケットボールやフラフープ、卓球台など、さまざまな用具がそろっている。
小学校の体育館くらいの広さがありますね。用具やボールもたくさんあって、大勢でも一人でも遊べそう!
友達と来ても良いし、ここに来ればきっと誰かいますからね!
一人で過ごすなら、ブックルームもおすすめですよ~。
アリーナを出てブックルームへ。絵本や児童書のほか、まんが本やファッション誌もあり、室内のいすで読むことができる。
僕がモデルやってたころにお世話になったファッション誌がある! 懐かしいな~。
本や雑誌のセレクトにも、中高生が利用しやすい場にするための工夫が感じられますよね。
最後に、屋外の「グリーンフィールド」もご覧ください!
グリーンフィールドは人工芝のグラウンドで、照明設備があるので20時まで使えるんですよ。
夜でもアリーナやグリーンフィールドでスポーツできるって良いですね! 敷地内の公園以外に、こんな充実した施設があるなんて恵まれてるな~。
- ユージの「いいね!」inひばりが丘パークヒルズ
【まとめ】歴史があるけど新しい!豊かさが詰まった団地
日本初のマンモス団地ということで、当時の暮らしを想像しながら散策しました。約60年前、ここには最先端の暮らしがあってみんなあこがれたんですよね。今の住棟は建て替えられているけど、貴重な住棟や自然はしっかり受け継いでいて、生き物もいる! ひばりが丘って今もやっぱり最先端で、豊かな暮らしができる場所なんだぁと感じました。
さて、次はどんな団地かな?
「ひばりが丘パークヒルズ」のベストポイントをユージさんがイラストにしてくれました。
「自然に建築に、見どころがたくさんある団地だったなぁ。僕が好きな『エビフライ』って呼んでる遊具もありました(笑)。」
歴史、自然、地域との連携で進化を続ける団地!
- ・「資源」として生かした木々に囲まれ、リフレッシュしながら暮らせる!
- ・かつて愛された貴重な住棟を保存・再活用
- ・地域との連携で子どもの育成をサポート
東京都西東京市ひばりが丘3-5、東久留米市ひばりが丘団地6ほか
西武池袋線「ひばりヶ丘」駅から徒歩15~22分の「ひばりが丘パークヒルズ」。豊かな自然に包まれた環境が最大の魅力です。敷地内には「丘のある広場」やビオトープなどがあり、安らげる場所がいっぱい。周辺には子どもが遊べる施設や高齢者医療も充実していて、どの世代の方にも暮らしやすい団地です。
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