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傘をすっきり収納したい!おしゃれな傘立てを作るプチDIY対決

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タレントのユージさんが得意のDIYを駆使して、快適な暮らしを提案する連載の第3回。毎回ゲストを迎え、URに暮らす人々から寄せられたお悩みを解決するDIY作品で対決します。作品作りのルールは、「プチDIY」であることと、制限時間内に作ること。果たして、どちらがみなさんの好みに合うでしょうか? 第3回のテーマは「おしゃれな傘立て」です。DIYのポイントや材料選びにも注目してみて!

今回で連載3回目の「プチDIYでくらし快適化」。プチプラ材料で、初心者でも作りやすいDIYを提案していくよ!
第3回目のゲストは、DIYクリエイターのchikoさんです。
プチプラ材料をどんな風にアレンジするか、僕も楽しみにしています!

今回のゲストはchikoさん!
中古物件を購入したことをきっかけにDIYをスタート。インテリア関連の会社に勤めていた経験も生かし、空間ごとおしゃれになるDIYアイデアを発信している。著書に『カフェみたいなお家をつくろう』(宝島社刊)

DIYクリエイターのchikoです。DIYの中でもプチプラ材料を使った作品は得意分野! ユージさんに負けないようがんばります。

【DIYテーマ】玄関がおしゃれに見える傘立てが欲しい!

今回の対決テーマは、「おしゃれな傘立て!」
寄せられたお悩みは、「家族みんなの傘がすっきり片付いて、玄関になじむ傘立てがなかなかない」というもの。特にコンパクトな玄関だと圧迫感が出たりしますよね~。

分かります! 取りあえず直置きする人も多いけど、雨水が垂れるから傘立てはあった方が良いですね。

さすがchikoさん! これから作る傘立ては、雨水の問題もクリアしたいですね。初対面ですが、負けませんよ~。がんばりましょう!

【DIYスタート】おしゃれで使いやすい傘立てを作ろう!

さぁ、いよいよユージさんとchikoさんが傘立てDIYをスタート。ここからは、二人の様子を実況風にお届けします。まずは作品のデザインスケッチから見せてもらいましょう!

ユージさんのデザインスケッチ

僕が作るのは、ポールに引っ掛けられるタイプの傘立て。どんな玄関にもなじむように、抜け感のあるデザインを考えたよ。

シンプルなデザインで使いやすそうです! chikoさんの方はいかがでしょうか?

chikoさんのデザインスケッチ

通気性を考えて、サイドはワイヤーネットを使用します。ステンシルを施して、ワンポイントにする予定!

さあ、ユージさんとchikoさん。制限時間は60分。塗料や電動工具を使う際は、床や壁の養生、換気、防音対策をしっかり行ってください。それでは、プチDIY、スタート!

人気のDIYクリエイターさんが対決相手ということで、ユージさんも気合いたっぷり。
「chikoさんは作業も早そう! 僕も急ぐぞ~。」

ユージさん、まずはペイント作業から。宣言どおりサクサクと…と思いきや、さっそくchikoさんのことが気になる様子。

chikoさん、最初からハードそうな作業してるな~!
あれ、曲がるのかな!?

chikoさんのこだわりポイント!

ユージさんが見たとき、chikoさんはワイヤーネットを曲げる作業の真っ最中!
「丈夫な台の上で板を当ててワイヤーネットを曲げます。角が直角になるように、体重をぐっとかけるんです」とchikoさん。これを2枚分作ります。

「2枚曲げたら、こうやって合わせて、傘立ての側面にします」とchikoさん。なるほど、直角にしなければいけない理由が分かりました!

2枚のワイヤーネットは、これから結束バンドで固定します。結束バンドの余分をニッパーでカットしたら、手や傘に引っ掛からないよう断面は横に向けます。ですが、その前に少し休憩を…。

chikoさん、最初の工程に全力を注ぎ、ちょっぴりお疲れでしょうか…無理せず作業してくださいね! さて、ユージさんの方はいかがでしょうか。

さすがユージさん! ペイントを終えて、組み立てに入っています。

今は底板と柱材をねじどめ中なんだけど、この木材、反りが強いかも。大丈夫かなぁ…。

珍しく不安げなユージさん。天然木は味わいが出やすい反面、湿度の関係で反りや伸縮が起きやすいのだそうです。果たして、この危機をどうやって乗り切るのでしょうか…!

おぉっと~、なんと、全身で木材を押さえ込みながらのねじどめ! まるで格闘技の試合を見ているようです!

DIYをやっていると、木材と戦わなければいけないときもあるんですよね。反りを矯正しながらのねじどめ、厳しい戦いでしたが最後は気持ちで押し切りました!

百戦錬磨のユージさん。どんな木材も最後には手懐けてしまうようです! さて、chikoさんの方は…。

「曲げたワイヤーネットのサイズに合わせて上部と下部の木枠となる杉板をカットしました。今はコの字に組み立ててから水性ウレタンニスでペイントしています」とchikoさん。作業の山場を過ぎ、落ち着いて手を動かしています!

ユージさん、さっき格闘してましたね(笑)。今は何をしているのかな?

え! あの金属のパイプ、どうするんだろう?

ユージさんのこだわりポイント!

chikoさんがユージさんを見たときは、傘を掛けるステンレスポールを合わせて長さを測っていました。
「ねじで引っかいてカット位置の印を付けたよ!」とユージさん。ステンレスのポールをどうやって切断するのか!? 詳しくは、動画で解説してくれました!

金属のパイプはホームセンターのカットサービスでも切ってもらえないことも多いから、パイプカッターは一つ持っていると便利!

ユージさんもchikoさんも、残る作業は仕上げのみ。残り時間はあと20分ですよ~!

chikoさんは上と下の木枠を取り付け、底板を固定中。おや、下の木枠は背面側が空いているのでしょうか…?

底にステンレストレーを入れて、水受けにするんです! 背面側が少し空いているのは、ステンレストレーを出し入れできるように考えました。

例の雨水問題ですね! これはナイスアイデア、ステンレストレーというチョイスも見事です。おや、何やら視線を感じますね…。

「雨水問題、僕の解決方法も見てくださ~い」とユージさん。ステンレスポールを取り付け終わり、最後の工程に入るようです!

ユージさんが雨水を受けるのに用意していたのは、重石。底板の上に2個置くのだそうです!

玄関まわりやお庭で敷石に使われる重石なんだけど、水を吸収してくれるんです!
これで僕の傘立ては完成! chikoさんどうですか?

私もあとステンシルだけです! 制限時間に間に合いますように~!

残り時間はあと10分。chikoさんも残す作業はステンシルでのデコレーションのみ!

オリジナルのステンシルシートを使って、ステンシルを施すchikoさん。筆に付けた水性塗料は紙の上でよく落としてからたたくようにして塗るのがにじませないコツなんだそう。

ステンシルも無事終わり、chikoさんも完成!

ちょうどタイムアップです! ユージさん、chikoさん、おつかれさまでした!
さっそく二人の作品を見せてもらいましょう。

【完成】おしゃれな傘立ての作り方をチェック!

chikoさんのプチDIY作品

  • 【展開図】
【用意するもの】
ワイヤーネット(前板、背板用/幅405×長さ515mm)2枚
杉板A(上部木枠長辺用/幅45×長さ280×厚み14mm)2本
杉板B(上部木枠短辺用/幅45×長さ165×厚み14mm)2本
杉板C(下部木枠長辺用/幅90×長さ280×厚み14mm)1本
杉板D(下部木枠長辺用/幅45×長さ280×厚み14mm)1本
杉板E(下部木枠短辺用/幅90×長さ165×厚み14mm)2本
杉板F(底板用/幅45×長さ252×厚み14mm)2本
水性ウレタンニス(オーク)
ステンシルシート
水性塗料(ホワイト)
ステンレストレー(幅175×長さ245×高さ20mm)
極細ビス
結束バンド(黒、100mm)
ステープル
スポンジ
電動ドリル(ドライバービット)
マスキングテープ
ステンシル用の筆
ニッパー
かなづち
【工程】
①作業台などを使ってワイヤーネット2枚を長さ25.5cmのところで直角に曲げる。杉板A~Dを曲げたワイヤーネットに合わせてみて、長い場合は切って調節する。
②ワイヤーネットを結束バンドで固定して四角い筒状にする。結束バンドの余りはニッパーで切る。
③杉板A1枚とB2枚、杉板C1枚とE2枚を電動ドリルで極細ビスをねじどめし、コの字形に組み立てる。残りの杉板も含め、スポンジを使って水性ウレタンニスでペイントする。
④②を③の内側にはめ込んで、かなづちでステープルを打ちつけて固定。
⑤④に杉板Dを上部に、杉板Fを下部にねじどめする。
⑥上部木枠の正面側にマスキングテープでステンシルシートを貼る。ステンシル用の筆に水性塗料を付け、余分な塗料を紙にこすり付けてよく落としてからポンポンとたたくように塗る。ステンシルシートをそっとはがしたら、底にステンレストレーを入れて完成。

ワイヤーネットは曲げるときにどうしてもサイズに誤差が出てしまいます。上部と下部の木枠はあらかじめカットしておいても調整が必要になるので、曲げたワイヤーネットに合わせてから切ってもOKです!

ユージさんのプチDIY作品

  • 【展開図】
【用意するもの】
1×6材(天板用、底板用/幅140×長さ440×厚み19mm)2枚
1×3材(柱用/幅63×長さ1050×厚み19mm)2本
1×4材(上の補強材用/幅89×長さ402×厚み19mm)1本
赤松材(下の補強材用/幅45×長さ402×厚み15mm)1本
ステンレスポール(直径19mm)
ステンレスポール受け金具(直径19mm用)2個
水性塗料(アッシュグレー)
木部用ワックス(チーク)
重石
ハケ
スリムねじ
電動ドリル(ドライバービット)
パイプカッター
【工程】
①1×6材、1×3材、赤松材にハケで水性塗料を、1×4材にウエス(古布)で木部用ワックスを塗る。
②1×6材(底板用)と1×3材を電動ドリルを使ってスリムねじをねじどめ。さらに赤松材、1×4材、1×6材(天板用)の順で固定する。1×4材の位置は、下から60cmのところ。
③ステンレスポールの受け金具を片側だけねじで取り付け、一度ステンレスポールを通して長さを測って印を付けておく。
④ステンレスポールをパイプカッターで切る。
⑤④を再度受け金具に通して、もう1個の受け金具も取り付ける。
⑥設置する場所で底板の上に重石を置いて完成。

極力シンプルな構造にした分、2本の補強材が大事! 上の補強材だけ木部用ワックスを塗ったから、アクセントになってるでしょ?

【まとめ】傘立てをDIY!おしゃれで使いやすいから雨の日が楽しみに

ユージさんの「傘ハンガーラック」

浅い奥行きですっきり置ける!
引っ掛けるだけのおしゃれ傘立て
抜け感のあるデザインとスリムなサイズでどんな玄関でもすっとなじむ傘立てが完成。補強材にS字フックを引っ掛ければ、折りたたみ傘も一緒に収納できます。底板に置いた重石はポタポタと傘から落ちる水滴を吸収。「すっきり見せるのにグレーの水性塗料が正解だったね! 傘ってカラフルなものも多いから、傘立てがこういうグレーだと玄関の雰囲気もまとまるんだね」とユージさん。今回も自信作ができあがりました!

chikoさんの「ワイヤーネットで作る傘立て」

通気性も使い勝手も◎
ステンシルがアクセントの傘立て
ワイヤーネットを曲げて傘立ての本体にするというアイデアが光った作品。木枠でナチュラルな雰囲気に仕上げ、さらにステンシルがおしゃれ感をアップしています。雨水を受けるステンレスのトレーも出し入れスムーズ! 「雨の日が待ち遠しくなると良いなと思いながら作りました! ステンシルシートは市販のものでお好みのものを使ってみてくださいね」とchikoさん。この傘立てを置けば、すてきな玄関になること間違いなしですね!

みんなはどっちが気に入ったかな?
お金や手間を掛けないプチDIYでも、暮らしやすい生活はかなう!
プチDIYでくらし快適化、ぜひチャレンジしてみてね~。

ユージとゲストが腕くらべ! 「プチDIYでくらし快適化」
記事のまとめ

プチDIYですっきりデザインの傘立てに挑戦!

  • ・使いやすい傘立てはすっきり見えるデザインと雨水の受け方がポイント
  • ・パイプカッターがあれば、木材だけでなく金属ポールも気軽に使える!
  • ・ワイヤーネットを傘立ての本体にアレンジ!
ユージと一緒にお部屋をおしゃれにDIY

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