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一人暮らしの部屋探し。おすすめの間取りや条件、賃貸物件の選び方

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自分一人の空間と時間を手に入れる「一人暮らし」。期待に胸が膨らみますね。いざ物件を探し始めると、「何を重視して選べば良いのか分からない」、「物件数が多くて、条件に合った部屋を探すのが大変」、そんな悩みも多いのではないでしょうか。生活スタイルに合わせてどんな部屋を選べば良いのか。間取りの特徴や設備の選び方など、物件探しを始める前に、押さえておきたいポイントを紹介します。

一人暮らしの部屋探しは希望条件に優先順位を

進学や就職、転勤など、きっかけによって物件選びの条件は異なります。自分が当てはまる項目から、気を付けるべきポイントを理解し、希望条件に優先順位を付けましょう。

●進学する場合
学校まで通学しやすいかどうかといった立地条件ももちろん重要ですが、それ以上にお金のない学生のうちは家賃を抑えたいところ。親からの仕送りやアルバイトの収入、奨学金などから予算を決め、自分の生活に適した家賃の物件を探しましょう。学校から近いけれど駅まで距離のある物件に狙いを絞る。そんな工夫で、家賃を抑えられるかもしれません。
●就職して実家から独立する場合
朝早く出勤して、残業で夜遅くなることもあるライフスタイルへ変化する社会人。電車で通勤する場合は、駅から徒歩の距離が長いと負担が大きく、特に女性は防犯面の不安も。また、職場へのアクセスの良さだけでなく、通勤時間帯の混雑状況もチェックしましょう。
家賃としては、就職先の給与で支払える範囲かが重要です。一般的に家賃は手取り収入の3分の1程度が妥当といわれています。また、福利厚生の一環として、住宅手当を支給している会社もあります。金額は会社によって異なるので、確認しましょう。
●転勤や単身赴任の場合
転勤や異動など、仕事の都合で急いで引っ越し先を探さねばならないこともあります。入居はいつできるのかなど、賃貸借契約書の内容を確認しましょう。また、契約期間が決められている「定期借家」という契約形態もあります。こちらは期間が決められている分、家賃が相場より低く設定されていることもあるので、単身赴任など期間が決まっている場合は、検討してみてはいかがでしょうか。

一人暮らしの賃貸住宅を選ぶときの注意点

間取りや周辺環境、引っ越しの際の費用など、自分が満足できる賃貸物件を見つけるために、以下のポイントを確認しておくと安心です。

<物件を借りるときの費用>

●敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用

賃貸物件を借りる際の初期費用としてほとんどの物件で、敷金・礼金、仲介手数料などが必要になります。

「敷金」…家賃の滞納や退去時の原状回復費に充てるため、あらかじめ預けておくお金。退去時に精算され、滞納分や原状回復費などを差し引かれて返還される

「礼金」…大家さんへのお礼として渡すお金。返還されない

「仲介手数料」…物件契約の手数料として不動産仲介会社に支払うお金

一般的に敷金・礼金・仲介手数料で、家賃の3~4カ月分が必要となることが多いといわれています。なるべく初期費用を抑えられるよう検討し、不動産会社に相談してみるのも一つの手です。

そのほか保証会社、火災保険への加入が必要な場合もあります。

●保証会社への加入
賃貸物件を借りるときは、借主が家賃を滞納したときなどに備え、ほとんどの物件で連帯保証人や保証会社への加入が必要になります。連帯保証人不要の物件でも、実際には保証会社への加入が必須というケースが多くあります。初期費用として家賃の1カ月分以内の設定が多いようです。また一般的には賃貸借契約の更新時に保証会社との契約更新料が設定されていますので、しっかりとチェックしておきましょう。
●火災保険への加入
火災保険は借主が借りている部屋に損害を与えてしまった場合に、原状回復にかかる費用と自分の家財を補償するための保険です。

<一人暮らしの物件の間取りと環境>

●部屋の広さ・間取り
一人暮らしを考えたとき、どれくらいの広さを目安にすれば良いのでしょうか。一人暮らし向けの部屋として紹介されている物件の広さは、およそ25平米前後が多いようです。この場合の間取りは、「1R(ワンルーム)」や「1K」が候補になってきます。
専有面積が広くなるほど、「1DK」や「1LDK」といった余裕のある間取りを確保できますが、もちろんその分家賃も高くなる傾向にあります。また、広過ぎると使わない部屋があったり、掃除をする負担が大きくなったりすることも。自分のライフスタイルに合った間取りを選びましょう。
●バス・トイレの配置
一般的にはバス・トイレ別の物件の方が人気ですが、一人暮らし向けの物件では、バスとトイレが同室にある場合も多いようです。それらが別になっているセパレートタイプの物件を希望する場合は、ある程度の広さが必要なことや、それぞれの設備を設けるコストがかかるため、必然的に家賃が高くなる傾向にあります。自身の条件に照らし合わせて検討しましょう。
●キッチンの広さ・コンロの数など
一人暮らし用の物件は本格的な調理をすることが想定されてないことが多く、ほとんどの場合キッチンはあまり広くありません。家電が置けない、たくさんの調理器具を収納できない、スムーズに調理ができないなどの状況が想定できます。自炊をする機会が多い場合はキッチンスペースの広さ、シンクの大きさ、コンロの数(電気かガスか)など、キッチン環境もしっかりと確認しておきましょう。
●収納の場所・広さ
部屋数が少ない場合は収納スペースの広さは特に重要です。一人暮らしでも生活しているうちに物は自然と増えていくもの。まずはどれくらいの荷物があるかを把握し、収納可能かどうか内見時に確認します。特に大きな家具を運ぶ予定なら、あらかじめサイズを測っておきましょう。また引っ越し後に家具を購入する場合は、収納を意識しながら選ぶと良いでしょう。
●コンセントの配置・数
コンセントの数が少ないと家具や家電を配置する際に、室内のレイアウトが限られてしまいます。家具や家電の買い替えや延長コードの購入が必要になるかもしれないので、あらかじめ家具などの配置をイメージし、内見の際にコンセントの位置や数を間取り図に書き込んでおくと、引っ越し後の生活をイメージする際にとても役立ちます。
●インターネットなどの通信環境
プロバイダー契約をすればインターネット回線が使用できる「インターネット対応」物件、プロバイダー契約をしなくても使用できる「インターネット無料」物件など、物件によって通信環境はさまざまです。さらに通信速度が気になる人は、建物の配線方式を確認しておきましょう。電話回線を使用するVDSL配線方式は、光回線を使うより通信速度が遅くなる傾向にあります。内見の際に自分のスマートフォンなどで通信状態を確認すると良いでしょう。
●セキュリティー・防犯
セキュリティーを重視する場合は1階を避け、2階以上の部屋やオートロック付きの物件、テレビインターホン、防犯カメラが設置されている物件をおすすめします。オートロックが付いている場合でも1階の共用部分から侵入できる構造になっていないか、建物の周囲に侵入の手助けになるような物がないか、さらに隣接する建物から部屋の中が見えないかなど、内見時にチェックしましょう。
●生活音
上下階や左右の部屋からの生活音はとても気になるポイントですが、内見時に確認するのは難しいのが現状です。気になる場合はできる限り木造を避け、鉄筋コンクリート造の物件を選択するほか、中部屋を避けて角部屋や最上階の部屋を選べば回避できる可能性が高くなるでしょう。物件内や周辺で音に関するトラブルがないか、不動産会社に確認することも重要です。
●共用部分
住人のマナーや物件の管理状況がよく分かるのが共用部分です。エントランス周辺にごみや汚れが多かったり、チラシなどが散乱している場合は要注意といえるでしょう。内見時にはエントランスや階段、廊下、さらに郵便受け、駐輪場、ごみ置き場なども忘れずに確認しておきましょう。
●最寄駅やバス停からの経路など
物件から職場や学校までのアクセスを事前にチェック。内見時に最寄り駅やバス停までの経路、駅周辺の環境などはもちろん、街灯の有無、夜間の人通りはどうか、暗い路地を通る必要があるか、確認しておくことも大切です。またスーパーマーケット、薬局、コンビニエンスストア、病院などの位置、夜遅く帰ってきた場合に駅周辺などで食事ができるお店があるか、また学生の場合はアルバイト先があるかどうかなどが、快適に暮らすための大きなポイントとなります。

一人暮らしの部屋探しにおすすめの時期

一人暮らしを始めるには準備期間が必要です。理想の部屋を見つけられるよう、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。

●部屋探しはいつからがベスト?
引っ越しが決まっていたら情報収集は3カ月くらい前から、不動産会社で実際に相談したり、内見を行うのは1カ月半~2カ月前からが良いでしょう。良い部屋を見つけても仮押さえはできないので、引っ越したいと思っているエリアの周辺環境や家賃相場を事前に調べておきましょう。
●4月入居を目指すなら年末年始から
進学や仕事の関係で3~4月ごろに引っ越しをする人が多いため、1月、2月は物件数が豊富で、希望に近い物件に出会えますが、不動産業界も繁忙期となります。はじめての一人暮らしの場合は内見後に希望条件が変わることもあるため、年末年始ごろから情報収集を進め、引っ越しまでの計画を立てておくと良いでしょう。

一人暮らしの部屋探しから入居までの流れ

一人暮らしをスムーズにスタートできるよう、ここからは不動産会社への相談から入居までの流れを確認していきます。

  1. Step 1:まずは内見をする不動産会社などのWebサイトで検索し、気になる物件が見つかったら、取り扱っている会社に内見希望の連絡をします。間取りや周辺環境など前述した項目を確認し、そのほかに気になることがあれば、遠慮なくスタッフに質問してみましょう。
  2. Step 2:入居日を決める物件が決まったら希望の入居日を伝えましょう。賃貸住宅から引っ越す場合は退去日も考慮する必要があります。賃貸借契約書に退去届の提出は退去日の1カ月前など、期限が定められているため、事前にしっかり確認することが大切です。
  3. Step 3:賃貸借契約を結ぶ入居の際には審査があり、特に問題がなければそのまま契約になります。審査にかかる期間は大体3~10日前後。契約の際は賃貸借契約書をしっかりチェックして、入居後にトラブルにならないように気を付けましょう。
  4. Step 4:引っ越しの準備引っ越し業者を利用する人は予約が必要です。引っ越しの際に不要物を処分する場合はごみを出せる日を確認し、粗大ごみの場合は回収依頼し、退去日までに荷造りをしておきます。電気・ガス・水道や住民票など、転居や移転のための手続きも忘れずに行いましょう。
  5. Step 5:初期費用の支払い物件によって多少異なりますが、初期費用の目安は家賃の約4~6カ月分といわれています。入居時に必要となる敷金、礼金、初月の家賃などを不動産会社に支払います。その後、鍵を受け取り入居となります。

一人暮らしの部屋探しに便利なUR賃貸住宅

全国に約70万戸あるUR賃貸住宅には、単身者向けの間取りを持つ物件も豊富。初期費用が抑えられるなど、何かと物入りな一人暮らしにメリットもたくさんあります。

●初期費用を抑えられるUR賃貸住宅の特長
独立行政法人都市再生機構が管理・運営しているUR賃貸住宅。その特長は、礼金や仲介手数料、更新料が不要で、契約時に保証人も必要のない「4つのメリット」。また、入居時は家賃2カ月分の敷金と日割りの家賃・共益費のみで住み始めることができるため、初期費用を大幅に抑えることが可能です。
●UR賃貸住宅のお得な家賃プラン
住む人のライフステージに合わせて、お得な家賃プランが用意されているのもURの魅力です。契約時の初期費用はもちろん、条件に応じて月々支払う家賃もお得になる可能性があります。
<U35割>別ウィンドウで開きます
契約者が35歳以下であれば、単身者や学生はもちろん、夫婦、子育て世帯も対象になります。3年間限定で、お得な家賃で借りられます。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
<URライト(定期借家)>別ウィンドウで開きます
入居開始可能日から3年間の定期借家契約です。契約の更新がない代わりに、月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。単身赴任の方や、学校を卒業するまでなど、一人暮らしをする賃貸物件を、期間限定で探している方におすすめです。ぜひ検討してみてください。
●DIYで自分に合ったレイアウトを実現できる
内装をもっと自分好みに変えてみたい。そんな人には、自分の手で部屋をカスタマイズできる、URのDIY向け住宅シリーズ「UR-DIY」がおすすめ。プランには施工できる範囲や内容に応じて、「DIY住宅」、「Petit DIY住宅」、「カスタマイズUR」と三つのラインアップがそろっています。初心者から本格派まで、自分たちの希望や予算に応じて、納得のプランを選べます。一般的な賃貸住宅で必要になる「原状回復義務」が免除になるので、思う存分DIYを楽しめます。
●「URでPonta」なら家賃支払いでポイントがたまる
毎月の家賃の支払いでPontaポイントがたまるお得なサービス「URでPonta」。専用はがきや申込サイトから申し込めば、家賃500円ごとに1Pontaポイントがたまります。たまったポイントはPonta提携のいろいろなお店での買い物に使えます。

何かと物入りな一人暮らし。さまざまな費用が必要なことを忘れずに

一人暮らしの魅力は、なんといっても自分の暮らしやすい部屋にカスタマイズできること。「好みの家具を置きたい」、「キッチン用具も買いそろえなくちゃ」。いろいろ想像するのは、本当に楽しいですね。しかし、新しい家具や調理器具の購入費用など、何かと物入りになる新生活。しかも契約時には家賃以外にも、さまざまな諸経費がかかることを忘れてはいけません。
そんなとき、初期費用を抑えられるUR賃貸住宅は魅力的な選択肢になるはずです。また、1Rや1K、1DKなど、単身者向けの部屋も取りそろえています。
もし物件選びで悩むことがあれば、各エリアにあるUR賃貸ショップで、ハウジングアドバイザーに相談してみては。ライフスタイルにぴったりの住まいが見つかるはずです。

監修/加藤 哲哉

記事のまとめ

一人暮らしの部屋探しのおすすめの間取りや条件、物件の選び方を紹介

  • ・一人暮らしに多い一般的な間取りは、1Rや1Kなど、居室が1部屋ある物件
  • ・進学や就職、転勤など、生活スタイルによって物件選びの条件は異なる
  • ・予算や住む人の生活スタイルによって、一人暮らしで求めたい間取りも異なる
  • ・単身者向けの物件も豊富に扱うUR賃貸住宅。初期費用が抑えられるなどメリットも多い

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