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おなかも心も満たされる!行けばほっとするみんなの居場所「カフェ06(ゼロロク)」

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2020年9月、東京都江東区にある大島六丁目団地に、コミュニティサロン「カフェ06(ゼロロク※)」がオープン。団地や地域の方が気軽に立ち寄れる「みんなの居場所」をつくりたいという思いがつまった場所です。できたばかりの「カフェ06(ゼロロク)」に行ってきました。

※「ゼロロク」は正式には半角。以下同

誰もがリラックスできるように考えられた空間

紺色の外壁と、やさしい明かりが目を引く「カフェ06(ゼロロク)」。「カフェ06(ゼロロク)」の前に到着すると、笑顔のスタッフさんが、あたたかく出迎えてくれました。店内は木目調でまとめられ、くつろぐことができる雰囲気です。

気になるメニューは「バタートーストセット」、「チーズトーストセット」、「ピザ風トーストセット」に加えて、火曜日と土曜日限定で「おにぎりセット」、木曜日限定で「おいなりセット」があります。
すべてのセットは、スープと飲み物付き。スープは、7種類以上の具材と、あごだし、昆布だしなどが使われており、やさしい味わいです。

トーストとおにぎりは、同じ大島六丁目団地の中にある「ちいさなパンや」、「だんごのやまじ」、コーヒーは、近くにあるコーヒー専門店「COFFEE ROAST BIG ISLAND」の豆を使うなど、地域の店舗の商品を採用
また、紙ストローを使ったり、食品ロスも少なくする工夫をしたりするなど、環境にも配慮しています。

来た人には元気を、働いている人は生きがいを

店内からメニューまで、こだわりを感じる「カフェ06(ゼロロク)」。どんな思いからこの場所が生まれたのでしょうか? 大島六丁目団地自治会の副会長であり、カフェの立ち上げから携わってる高橋さんに教えていただきました。

「カフェ06(ゼロロク)」はどのように始まったのですか?

高橋
大島六丁目団地はできてから50年近くになる団地で、現在シニア世代が多く住んでいます。自治会での活動を通して、住民の体調面などが気になっており、「住民たちが気軽に交流できる居場所が欲しい」と思っていました。URさんとも意見交換をし、子どもからシニア世代までの住民に集まってもらい、「どんな場所が良いか?」を考えるワークショップを始めました。
  • ホール担当のスタッフ。写真左から、佐藤さん、草場さん、谷口さん、岡さん、菊地さん、九良(くら)さん、高橋久美子さん
  • キッチン担当のスタッフ。写真左から、向後(こうご)さん、松本さん、高橋美穂子さん、小林さん
高橋
ワークショップでは、やはりシニア世代のことが多く話題に挙がりましたが、地域で孤独を感じているのはシニアだけではありません。働き盛りの人、子育て中の人、子どもなどすべての人を網羅できる場所をつくりたいと考えていました。内装にもその思いを反映し、一人暮らしの男性も足を運びやすいよう、一人でも座りやすいカウンター席をつくりました。

構想から約3年。そんな思いがやっと形になったのですね。

高橋
実際にカフェがオープンしてから、さまざまな人たちが来てくれています。当初の目的の通り、ここを何でも話せる場所にしていきたいので、スタッフとは、きっかけづくりとして「簡単なことでも良いから、お客さんと1回は会話をしよう」と話しています。
高橋
今後は、妊婦さんやお子さんがいるパパ・ママにも来てほしいですね。このカフェには子育ての先輩であるスタッフがいるので、悩みを聞いたり、子どもたちの面倒を見てあげたりできるので、パパ・ママには少しゆっくりしてもらえます。
地域にシニア世代が多いと、眉をひそめられることもありますが、子どもたちにとってこんなに幸せな場所はないと考えてます。学校でいろいろあっても、地域に帰ってきたら、おじいちゃんおばあちゃんが周りにいる。そんな風に地域で子育てをすることを、子どもたちの世代にも伝えていきたいです。

それぞれの思いを持って集まったスタッフたち

「カフェ06(ゼロロク)」を支えているのは、約20名のスタッフたち。最年少の谷口さんと、最年長の佐藤さんにお話を聞きました。

どうして「カフェ06(ゼロロク)」のスタッフに応募したのですか?

谷口
私は、6年前にこの団地に引っ越してきました。子どもが生まれてから感じたのは、この場所があったかいということ。おじいちゃん、おばあちゃんがあいさつしてくれたり、『かわいいね』と声を掛けてくれたりすることも多いです。そんなやさしさに触れていくうちに、もっと団地や地域のみなさんとつながりたいと思いました。

谷口さんは、普段保育士として働いています。

谷口
子育てを経験して、子どもを育てることが大変だと感じ、つらい思いもたくさんしました。この場所で、保育士としての学びや経験と、自分自身が吸収したことを子育てで困っている人に伝えて、ほっとさせてあげることができたら良いなと思っています。今後は、イベントなどを開催し、子育て中のパパ・ママとつながれる場所をつくりたいですね。

最年長である佐藤さんも、大島六丁目団地に住んでいます。

佐藤
一人暮らしなので、空いた時間には、人が集まるにぎやかなところに顔を出しています。「カフェ06(ゼロロク)」に来るとほかのスタッフに元気をもらえますし、いつも楽しくてしょうがないですよ。

やさしい気持ちがあふれている「カフェ06(ゼロロク)」。この場所から、団地やこの地域の笑顔がもっと増えていきそうです。

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記事のまとめ

「住民同士で気軽に交流できる居場所が欲しい」の思いから始まった団地内のカフェ

  • ・紺色の外壁と、やさしい明かりが目を引く「カフェ06(ゼロロク)」。すべてのセットは、スープと飲み物付き。スープは、7種類以上の具材と、あごだし、昆布だしなどが使われており、やさしい味わい
  • ・「子どもからシニア世代まで、すべての人に来てほしい!」と考えて運営。スタッフは、積極的にお客さんとコミュニケーションをとっている
  • ・「カフェ06(ゼロロク)」を支えているのは、約20名のスタッフたち。中には保育士も
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