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ユージと一緒にお部屋をおしゃれにDIY 第2回【片付かない和室に収納付き小上がりをプラス!】
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DIY好き&子育てパパであるタレントのユージさんが、みなさんから寄せられた「暮らしのお悩み」をDIYで解決する連載の第2回。今回は、多趣味のため持ち物が多く、部屋が片付かないというアカネさんのお悩み。ユージさんから基本のDIYを教わりながら、収納問題を解決しちゃいます!
【Before】趣味のグッズがたくさんあって和室が片付きません…
シュノーケリングにスノボ、キャンプ、ヨガ…趣味がたくさんあるのですが、それだけ持ち物も多いんです。とりあえず和室に置いていたら、いつの間にかごちゃごちゃに。使うときに取り出すのが大変だし、せっかくの和室がもったいないと思うんですよね…。
ユージさん、何か良い方法ありますか?
じゃあ、収納家具を作って物の出し入れを簡単にしよう! その収納家具を土台にした小上がりにすれば、空間も無駄にならないよ。
今回使うものはこちら
- 【必要なもの】※写真左から
- ・コンクリートパネル合板(小上がりの床用/幅900×厚み12×長さ1200mm)2枚
- ・ランバーコア合板(1)(3段ボックスの側板、仕切り板用/幅320×厚み18×長さ450mm)4枚、(2段ボックスの側板、仕切り板用/幅450×厚み18×長さ346mm)3枚
- ・クッションフロア用両面テープ/セメダイン
- ・木口テープ(シナ)/札鶴ベニヤ
- ・取っ手金具
- ・ランバーコア合板(2)(3段ボックスの天板、底板用/幅450×厚み15×長さ1800mm)2枚、(2段ボックスの天板、底板用/幅346×厚み15×長さ1800mm)2枚
- ・ベニヤ合板(3段ボックスの背板/幅350×厚み4×長さ1800mm)1枚、(2段ボックスの背板/幅480×厚み4×長さ1800mm)1枚
- ・クッションフロアシート(籐柄/幅1800×長さ1200mm)2枚
今回のDIYにかかった合計製作費用 約3万1000円(税別)
※材料のサイズ、費用は部屋の広さによって異なります。
Let’s スタート!
電動ドリルドライバーを使って、木材を組み立てよう
これから、横長の収納ボックスを二つ作ります! 完成したら前後に配置して、小上がりの土台にもするんだけど、手前の収納ボックスは3段、奥は2段にしようと思う。
仕切りが少ない分、奥の2段ボックスには、大きな物も収納できるんですね!
そうです! 仕切り板の枚数が違うだけで、どちらの収納ボックスも組み立て方は同じ。シンプルだからさっそくチャレンジしよう!
まずは3段ボックスの組み立てから。あらかじめ天板用の板に、仕切り板を固定する位置の印を付けておく。天板用の板と仕切り板を、T字になるように立てたら、電動ドリルドライバーで下穴を開ける。「仕切り板の厚みの中央に向かって、ドリルビットを差し込んでね」とユージさん。
下穴は、天板から仕切り板に向かって3カ所開ける。
下穴は、板が割れるのを防ぐために開けるんだけど、板の中に道ができるから、ねじが入りやすくなる効果もあるよ!
下穴を開けたら、次は電動ドライバーでねじどめ。「3カ所ねじどめするんだけど、上、下、真ん中の順にとめるのがおすすめ! 両端が固定されると、最後に真ん中をとめるときにすごく楽なんです。」
天板に、仕切り板2枚と側板2枚をねじどめ。
次に底板を固定します! 同じように下穴を開けてからねじどめをするんだけど、ここでクイズです。仕切り板2枚と側板2枚、どういう順番で固定するのが良いと思いますか?
うーん、端から、側板、仕切り板2枚、側板ですか?
惜しい! 側板2枚を先に固定するのがおすすめなんです。木は収縮するから、天板と底板を同じサイズに切っておいても誤差が出てしまうんだよね。だから、端から固定していくと、最後の側板をとめるときにずれが出て、底板が少しはみ出してしまうかもしれないんです。
側板2枚を先にぴったり固定しておけば、誤差があっても仕切り板2枚の位置は調整できるということ…?
正解! 端がそろってる方がきれいな仕上がりになるからね。ではアカネさん、側板2枚から固定しましょう!
底板を乗せて、端同士をぴったりと合わせる。
側板から下穴を開けて、ねじどめしていく。底板の固定が終わったら、背面側を上にして、背板用のベニヤ合板をねじどめする。
もう下穴を開ける作業も、ねじをとめる作業も完璧だね!
天板の固定は横からだから難しかったけど、底板と背板は上から打てたから、力が入れやすかったです!
3段ボックスが完成! 「小上がりの奥に置く2段ボックスも、同じ作り方で組み立てよう!」
- ユージのワンポイントアドバイス!
ホームセンターの工作室などで木材を切ってもらえば、電動ドリルドライバーだけで、こんな収納家具だって作れちゃうってすごいよね。全体のサイズや仕切り板の枚数は、しまいたい物に合わせてアレンジしてみよう!
収納ボックスに木口テープを貼ろう
次に、組み立てたボックスを、きれいに見せるためのある工夫をします。木を切断した面を「木口(こぐち)」っていうんだけど、そこに専用テープを貼るんです。
3段ボックスだと、正面に見える面ですね。物を出し入れするのに触れるかもしれないから、テープが貼ってあると安心かも!
専用テープの名前は、“木口テープ” 。今回使った板より少し幅が広いため、貼ってからカッターで切り落とすことに。
木口テープが、ボックスの外側にはみ出すように貼り、ウエス(古布)などを使って、表面をこすり空気を追い出す。板からはみ出した木口テープはカッターで切り落としておく。
木口テープを切り落とす作業はカッターの刃を板に押し付けるくらいの気持ちで切ると、ちょうど板の端のところで切れるよ。
側板と仕切り板にも木口テープを貼る。開口部以外で、置いたときに外側から見える木口があれば貼っておこう。
3段ボックスと2段ボックスの完成~!
たくさん収納できそうでうれしい! 木口テープを貼ったら、本格的な雰囲気が出ましたね。
ほんのひと手間だけど、ぐっと美しく仕上がるよね! 次は、この収納ボックスに乗せる床を作ります!
- ユージのワンポイントアドバイス!
木口テープは、完成度を上げるためのアイテム。途中に空気が入ると目立ってしまうから、ウエス(古布)でしっかりこすって空気を追い出しながら貼ってみよう!
コンクリートパネル合板にクッションフロアシートを貼って、小上がりの床にしよう
小上がりの床は、座り心地を良くしたいし、見た目も和室になじませたいから、コンクリートパネル合板にクッションフロアシートを貼ろう!
このクッションフロアシート、籐の柄なんですね。和室になじみそう! どうやって貼るんですか?
両面テープで貼るんだけど、ちょっと特別な両面テープなの。お楽しみに!
クッションフロアシートを貼るのに使うのは、専用の極薄のクッションフロア用両面テープ。一般的な両面テープで貼ると、テープの線が浮き出てしまうので、この専用テープがおすすめ。
コンクリートパネル合板に、両面テープを貼る。全面に貼る必要はなく、日の字になるように貼る程度でOK。
テープを重ねて貼るとクッションフロアシートの表面に響いてしまうから、重ねずに貼っていこう!
両面テープのはくり紙をはがしながら、クッションフロアシートの柄がまっすぐになるように、また空気が入らないように貼る。「手の平で表面をなでて、空気を追い出しながら貼っていこう!」
ひっくり返して、はみ出したクッションフロアシートをカッターで切る。もう1枚のコンクリートパネル合板にも、同様にクッションフロアシートを貼る。
コンクリートパネル合板にクッションフロアシートを貼り終えたら、手前の裏側に取っ手金具を付ける。
これで収納ボックスも小上がりの床も完成! さっそく設置してみよう!
畳を傷めないように、クッションフロアシートを敷く。統一感が出るので、小上がりの床に貼ったものと同じ柄にしよう。
2段ボックスを奥に、3段ボックスを手前に配置。この上に小上がりの床を乗せれば完成!
- ユージのワンポイントアドバイス!
小上がりの床には、コンクリートパネル合板2枚を使ったから、クッションフロアシートの柄がぴったり合うように工夫したよ。クッションフロアシートを大きいまま合板1枚目に貼って、カッターで切る。その切れ端を生かして2枚目の合板に貼る、この順番がおすすめ!
【After】大量の持ち物もすっきり収納!
おつかれさまでした!
趣味のグッズ、きれいに収まったね! 手前の3段ボックスは、オープンだから比較的使用頻度が高い物を入れると良いね。
ありがとうございました! 奥の2段ボックスには、シュノーケリングやスノボのグッズをしまってみました。出したときも、床を上げるかずらせば良いから面倒に感じないですね。
出し入れしやすいと、片付いた状態をキープしやすいから良いよね。
初めてのDIY、どうでした?
電動ドリルドライバーの使い方、思ったよりも簡単でした! 下穴を開けるのとねじどめをマスターするだけで、こんなしっかりした家具が作れるなんて感動です。
電動工具が使えると選択肢が増えるから、どんどん挑戦してほしいな!
【まとめ】小上がりの上が趣味のスペースになった!
今までは物置きみたいな和室だったのに、すっきり片付いて小上がりもできてうれしいです! 小上がりでは、ヨガマットを敷いてヨガをしたり、お茶を楽しんだりできるようになりました。おうち時間をより充実させられそうです!
ユージと一緒にお部屋をおしゃれにDIY プラスワン!で作った、ヨガマット収納付き壁面ミラーの詳しい作り方はこちら
片付かない和室の収納問題を解決&小上がりをプラスで、空間の有効活用も!
- ・収納ボックスを二つ作って、趣味のグッズをすっきり片付け
- ・小上がりの床は、和室の雰囲気に合った柄のクッションフロアシートに
- ・小上がりの床に取っ手を付けて、使いやすさアップ!
神奈川県横浜市青葉区奈良町2913
大きな木々が立ち並ぶ、ゆったりした敷地に建てられた住棟を気持ちの良い風が通る好環境。団地内の調整池では、トンボやホタルが飛び交います。
また、スーパーやコンビニが物件に隣接していて、敷地周辺で買い物などが済ませられる利便性の高さも魅力。保育園、幼稚園、小学校もすぐそばなので通学も安心です。
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