住みたいへやの選び方
自分らしい生活を実現。若い一人暮らしに、団地がおすすめな理由
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あこがれの一人暮らし。小さくても自分の城だと思えるような、居心地の良い部屋に住みたいですね。今回、All About「一人暮らし」ガイドの河野真希さんに、快適な一人暮らしのコツや、今注目の団地の魅力についてうかがいました。これから一人暮らしを始めようと考えている方、必読です!
快適な一人暮らしをするための、大切なポイント
「まずは、どんな暮らしがしたいのか考えてみましょう。一人でゆったりくつろぎたいのか、友人を呼べる部屋にしたいのか。家でもちゃんと料理をしたいかどうかなど。それによって、部屋選びやインテリアへの考え方も違ってきます」と河野さん。「最近注目のミニマリストの方々にインタビューをしたことがありますが、みなさん、暮らし方の基準が明確なんです。食事は必要なときにその都度買うから、冷蔵庫や電子レンジは持たない。着る服に悩みたくないから、気に入った物を数少なく持つ。そこまで潔くなれなくても、“オフ時間には料理を楽しみたいから、二口コンロの部屋が良い。その分、部屋は狭くてもOK”など、自分なりの基準で取捨選択していけると良いですね。」
そして、一人暮らしの部屋探しをする際には、駅からの距離や近くにコンビニがあるかなど、利便性が気になるところですが、意外にも「日中家にいる時間が短くても、日当たりの良い部屋がおすすめです」とのこと。日当たりの悪い物件は湿気がこもりやすく、カビの温床になることもあるそう。「一歩入ってカビ臭いような部屋は要注意ですね。」確かに、住まいとしての快適さを失っては、自分らしい暮らしどころではなくなってしまいます。
部屋が決まったら、自分だけのスペースとして、もっと快適に過ごせる工夫をしたいもの。賃貸住宅は基本的に原状回復義務があるので、壁に大きな穴を開けるようなDIYの場合は、退去時に費用が発生します。でも、「貼ってはがせるシールタイプの壁紙や、つっぱり棒で設置できる棚など、賃貸でも楽しめるものが増えています。100円ショップでも、多彩なインテリアアイテムが手に入りますよ」と河野さん。創意工夫で手をかけていけば、自分の部屋への愛着も増すのではないでしょうか。部屋に帰ってきたとき、ふと素に戻れるような、心地良い空間をつくりたいですね。
気に入った暮らしを長く続けるために、安心は欠かせない
「女性の場合は特に、周辺環境やご近所さんの雰囲気もチェックポイント。周辺にごみが散らばっていたり、共用部の電気が切れたままといった、管理体制が甘そうな物件も要注意です。」また、賃料が安い物件は木造や軽量鉄骨造がほとんどですが、「団地のように鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の方が構造がしっかりしていて、耐震性が高いです。」実は、単身向けの間取りも意外とあるのが、UR賃貸住宅などのいわゆる“団地”。一人暮らしの物件探しで、団地を候補に入れてほしい理由は、ほかにもあります。
一人暮らしを始めると、想像以上にお金がかかることを実感するはず。ワンルームや1Kでも、都市部ではかなりの家賃額になります。さらに光熱費、食費がかかりますから、意外と手元に残るお金がないことに気付くかもしれません。「一人暮らしの若い方々に話を聞くと、一番不安なのはやはりお金のことのようですね。」
URは“礼金”や“仲介手数料”が不要。一人暮らしのスタートで何かと物入りな時期に、経済的に助かるのはうれしいものです。そして、“保証人”を立てなくて良いから、手続き上も簡単です。さらに、“更新料”も不要。気に入った物件に長く住むときに、更新料が要らないのは助かりますね。その分浮いたお金で、自分らしい暮らしを充実させていきたいものです。
“MUJI×UR”や“イケアとURに住もう。”の部屋も注目の的!
URと無印良品が共同で団地の部屋をリノベーションした“MUJI×UR”。イケアのキッチンが導入されたリノベーションが魅力的な“イケアとURに住もう。”いずれのプロジェクトも話題を呼んでいます。また、これらのプロジェクトで生まれた部屋以外にも数は少なめですが、URでは原状回復義務が免除され、通常の賃貸物件では実現が難しい、本格的なDIYができる部屋もあります。「ものづくり、インテリア好きの若い人なら、想像が膨らむでしょう。オリジナリティーを活かした空間づくりができるのは魅力的ですね。一人暮らしの時間がぐんと楽しくなると思いますよ。」
URでは、このほかにも快適にリノベーションした部屋など、さまざまなニーズに応える物件が豊富にあります。自分らしく暮らすのなら、“団地”もぜひ候補に入れることをおすすめします。
団地で一人暮らし!“MUJI×UR”や“イケアとURに住もう。”プロジェクトも!
- ・一人暮らしの部屋探しのポイントは、まずは、どんな暮らしがしたいのかを考えて部屋を選ぶこと
- ・UR賃貸住宅には、無印良品と共同でリノベーションした“MUJI×UR”、イケアのキッチンが設置されたお部屋もある“イケアとURに住もう。”などの特徴的なプロジェクトや、原状回復義務が免除で、本格的なDIYができる部屋がある
今回の先生:All About「一人暮らし」ガイド/河野 真希さん
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、各種メディアで情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちの良い暮らしをつくる、始めるためのライフスタイル提案を行う。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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