ゆたかなくらしって? ひと×食
妄想から生まれた!?「ものがたり食堂」の料理には、ハイジやアリスの物語のワクワクがいっぱい
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小説、映画、絵本などからインスパイアされた創作料理を提供する「ものがたり食堂」を主宰するさわのめぐみさん。そのワクワクするような料理の世界に迫りました。
「ものがたり食堂」では何が食べられるのですか?
「『ものがたり食堂』では、『桃太郎』、『ジャックと豆の木』、『アルプスの少女ハイジ』、『雪の女王』、『かぐや姫』、『不思議の国のアリス』などさまざまな物語を題材に、そのストーリーに沿って前菜からデザートまで5品作って、お出ししています。私の場合、映画を見た感想を料理で再現しているような感じなんです。映画といえばポップコーンのイメージがあると思いますが、映画の話に沿って合う料理が生まれてもいいんじゃないかと思って。妄想ですね(笑)。『この物語はこうやって食べたらおいしい!』という、“食べられるストーリー”として展開しています。」
さわのさんが手がける料理の特徴は?
「料理には必ずといっていいほど、フルーツを使います。普通、フルーツはそのまま食べることが多く、何かと合わせたとしても、デザートくらいですよね。でも、私はサラダやメインの肉料理などに使うようにしています。例えば、梨とマスタードをあえたり、ぶどうにローズマリーのみじん切りをあえたり…。結構おもしろいのが、食パンにピーナツバターを塗り、その上に柿のスライスをのせ、たっぷりペッパーをかけてトーストする食べ方。すごくおいしいんですよ! 柿は固いものもおいしいんですが、熟してきたものをつぶしてソースにしちゃったりもします。」
さわのさんが手がける、目にも鮮やかな料理たち。そこには、物語をイメージしながら食べるワクワク感とともに、フルーツを使った新鮮な味わいに出合える楽しさもあるんですね。
さわの めぐみさん
フードディレクター。1984年横浜生まれ。家族全員が料理人という家庭で育ち、物心が付くころには同じ料理の世界に。2年間のイタリアへの料理留学を経て、2013年帰国。現在は、イタリア料理の枠から飛び出し、さまざまな料理を楽しんでもらいたいという思いから個人的な活動を開始。「ものがたり食堂」をイベントスペースで提供。料理教室やワークショップも精力的に行っている。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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