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【玄関&納戸編】玄関と納戸を片付けたい!収納の達人ワザを伝授
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「玄関がいつもごちゃごちゃ」「納戸にモノがあふれている」…と悩む人は多いはず。玄関は靴だけでなく、傘や帽子などモノが意外と多い場所。納戸は、いろいろなモノをしまい込んで雑然としがち。いずれも、スッキリ片付けるにはコツがあります。収納&片付けの達人、All About「収納」ガイドのすはら ひろこさんにそのテクニックを指南していただきます。
片付け指南を受けるTさん一家:夫婦(30代)+長女(3歳)。都内のUR賃貸住宅に居住。玄関はモノを床置きしてごちゃごちゃしがち、納戸は奥行きがあって使いにくい、と収納に悩みを抱えている。
「垂直方向の空間を活用する」が玄関収納のセオリー
靴以外にも、傘やコートなど、玄関に収納したいモノは意外とたくさんあります。靴箱だけでは収納が足らないこともしばしば。「出かけるときにサッと手に取れるよう、レインコートや帽子なども置きたいですよね」とすはらさん。
「それほど広くない玄関なら、垂直方向の空間を活用するのがセオリーです。壁にフックを付けてコートをかける、縦型の靴箱で垂直方向の収納スペースを確保する、などです。Tさん宅ではすでに実行されているので、プラスアルファの収納グッズを投入しましょう」。
縦型のつっぱり棒で空間をフル活用
「靴箱の脇にスペースが余っています。ここがもったいないので、縦型のつっぱり棒を設置しましょう」とすはらさん。フックが複数付いていて、かけるものに合わせて位置を変えられるから便利。立体的に空間を使えるため、今まで床に立てかけていた傘などもスッキリかけられます。
「今までは傘も帽子も仮置きしていた感じですが、モノの居場所が決まると片付けもしやすくなりますね」とTさん。
玄関収納のテクニック、ここがポイント
床に立てかけた傘、靴箱に引っかけたハンガーなどは、軽くぶつかるだけで倒れたり落ちたりして危険です。「フックがあれば固定できます。つっぱり棒や壁付けのフックを活用しましょう」。
「お子さんのカバンや上着は、玄関先に置き場所を決めると、お出かけのときも帰ってきたときも便利です」。手の届く場所に置き場所があれば、自分でお片付けもできるようになりますね。
「キャスター付きで取り出しやすく」が納戸収納のセオリー
納戸は便利ですが、モノが増えると奥にあるものが取り出しにくくなりがち。Tさん宅の納戸も、奥行きがあり収納量は十分なのですが、使いづらさを感じているそうです。
「床にモノを直置きすると、奥のモノが出しにくくなってしまいます。特に、飲料水の買い置きなど重たいものは、キャスター付きの収納ラックを活用することをオススメします」。納戸の奥行きに合わせて、適切なサイズのものを選びましょう。サイズを調整できるタイプを選べば、引っ越しで環境が変わっても使い回しができます。
プラスアルファの収納場所をつくる
納戸の下段は、キャスター付きの収納ラックで奥まで使いやすい収納になりました。中段は、既存のボックスにカバンを整理。余った上部スペースには、つっぱり棚を設置してプラスアルファの収納場所を確保。しわを付けたくない素材のカバンを横置きできます。
「邪魔になっていた掃除機のホースも、収納ラックの上部にスッキリ収まって助かりました」とTさん夫妻。上段は、ご主人の趣味のフィギュアを飾るスペースです。「いつの間にか占領されてしまって(笑)」と奥様。
納戸収納のテクニック、ここがポイント
買い置きの食品など重たいものは、キャスター付きの収納を活用して下段にしまうと、取り出すときも無理な姿勢にならず、腰を痛める危険も少なくなります。また、カバンなど軽くてひんぱんに取り出すものは、つっぱり棒で段をつくり、出し入れしやすい中段へ。カバンはボックスに縦に入れることで取り出しやすく、種類も一目瞭然です。
場所としまうモノの特性に応じて、適した収納グッズを活用することで、使いやすい空間になることがわかりました。ホームセンターなどには手ごろな収納グッズが豊富にあります。今回ご紹介したような、ちょっとしたひと手間で家の中が片付き、ぐんと暮らしやすくなるはずです。
All About「収納」ガイド/すはら ひろこさん
建築・インテリア・整理収納の資格と、豊富な経験に基づいた片付け術に定評がある。住宅の商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。共働き主婦の目線から追求した収納法は、誰もが実践しやすくやる気が続くと好評。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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