住みたいへやの選び方
【洗面所編】かさばる洗面所収納がスッキリ!収納の達人ワザを伝授
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「洗面所のスペースが足りなくて…」と悩む人は多いはず。限られたスペースに洗剤や洗い物を入れるかごなどを置かなくてはならず、タオルなどリネン類のしまい方も悩みどころ。スッキリ片付いて使いやすい洗面所づくりにはコツがあります。収納&片付けの達人、All About「収納」ガイドのすはら ひろこさんにそのテクニックを指南していただきます。
片付け指南を受けるTさん一家:夫婦(30代)+長女(3歳)。都内のUR賃貸住宅に居住。洗濯機の上部スペースを活用したいと考えているが、なかなか手をつけられずにそのままになっているそう。
「垂直方向を活用する」が洗面所収納のセオリー
洗剤や洗濯物干し、洗い物を入れるかごなど、洗濯機まわりに置いておきたいモノはいろいろあります。でも、1坪程度の洗面所では、モノを床置きするとせせこましくなりがち。洗剤のボトルやかごにつまずいたりするのも、ストレスの原因になります。また、洗濯機の上がぽっかりと空いてしまうのも、もったいないですね。Tさんも「ここをなんとかしたい」と言っていた部分です。
「洗面所収納は、垂直方向の空間を活用するのがセオリーです。コンパクトでも縦方向に活用できる収納グッズや、洗濯機の上部に設置する棚がオススメです」。また、家事動線を考慮して、洗面所で仮干しできる場所をつくるとより便利だそう。
洗濯機の上に棚を設置してデッドスペースをなくす
洗濯機の上部には、ホームセンターで購入したつっぱり棚を設置して、洗濯物干しと洗い物を入れるかごの置き場所にしました。賃貸住宅の場合は、壁に棚をクギで固定できないため、取り外しが簡単なつっぱり棚がベストです。つっぱり棚を選ぶ時のポイントは、棚が網目状になっているものにすること。
「網目状の棚は照明の光を通すので、手元が暗くなりません」。
また、パイプ部分にはハンガーもかけられます。「仮干しをしたいとき、この場で作業ができるので便利ですよ」。通信販売などで購入できる、洗濯機を囲むように設置するラック収納は、サイズの関係上引っ越し先で使えなくなる可能性も。
「わが家はまた引っ越すかもしれないので、この方法がベストでしょうね。二の足を踏んでいたスペースですが、棚をつけていただいてよかったです。カゴの置き場所が決まって良かった」とTさん。
洗面所収納のテクニック、ここがポイント
洗濯洗剤、部分洗い用洗剤、柔軟剤や漂白剤など、大小さまざまなボトル類が増えるのも、洗面所収納の悩みのタネ。すはらさんのワザは、ボトル類をA4サイズのプラスチック製ファイルボックスにまとめて立てるというもの。「これで、ボトルが倒れるのを防止できます。汚れたら水洗いできるよう、紙製ではなくプラスチック製を選んでください」。
Tさん宅では、タオルなどの収納用にかごを活用していました。
「畳んだタオルを上から順に重ねてしまうと、下の方にあるタオルが取り出しにくくなります」。
「重ねないで、くるくると巻いて立てるようにしまうと、どのタオルも取り出しやすいですし、いまある種類も一目瞭然です」。
お金をかけなくても、ホームセンターや100円ショップで購入できるグッズで、使いやすい洗面所収納ができることがわかりました。なお、タオルかけにぶつからないか、既存の棚に乗るかなど、今の家の寸法を確認してからグッズを買うようにしましょう。
All About「収納」ガイド/すはら ひろこさん
建築・インテリア・整理収納の資格と、豊富な経験に基づいた片付け術に定評がある。住宅の商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。共働き主婦の目線から追求した収納法は、誰もが実践しやすくやる気が続くと好評。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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