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【キッチン編】使いやすいキッチンに早変わり!収納の達人ワザを伝授
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「キッチンが片付かなくて…」と悩む人は多いはず。限られたスペースに、調理器具など種類も形も異なるモノを収めるのは難しいですよね。また、単にしまい込むだけだとかえって使い勝手が悪くなることも。スッキリ片付いて使いやすいキッチン収納にはコツがあります。収納&片付けの達人、All About「収納」ガイドのすはら ひろこさんにそのテクニックを指南していただきます。
片付け指南を受けるTさん一家:夫婦(30代)+長女(3歳)。都内のUR賃貸住宅に居住。キッチンのモノはそれほど多くないが、上手なしまい方がわからず、雑然としてしまうのが悩みだそう。
「できるだけ重ねない」のがキッチン収納のセオリー
鍋やザルなどの調理器具はそれほど多くないTさん宅ですが、キッチンのシンク下に重ねた状態でしまっています。
「重ねてしまうと、使うときに取り出すのが面倒で、作業効率も下がります。奥にあるモノを取り出すときは、無理な姿勢をとることになり、身体にもよくありません。Tさん宅のように開き戸式の収納の場合、上部の空間がムダになりがち。棚などを利用して、今空いているスペースを上手に活用しましょう」とすはらさん。
簡単に手に入る収納グッズで使いやすいキッチンに変身!
「簡単に手に入る収納グッズを利用して、片付けやすく使いやすいキッチンにすることができます」とすはらさん。週末の数時間でできる、収納の達人ワザをご紹介しましょう。
シンク下は、ホームセンターに売っている収納棚を活用して、3段分の収納スペースを生み出しました。奥まったところに重ねていたザルやボウルも、取り出しやすい場所に収めることができました。こまごまとした道具は、100円ショップで売っているバスケットにまとめて。
「シンク回りは調理しやすいように、できるだけ作業スペースを広げたいですね。水切りかごの形状や置く位置を検討してみましょう」とすはらさん。
水切りかごは、水栓のある壁面側に設置することに。水栓上部のデッドスペースを立体的に使えるタイプに変更しました。こうすることで、シンク左側に作業スペースが生まれました。
「空間を立体的に使うことで、キッチンが片付くだけでなく、モノの取り出しや作業がしやすくなりました。ムダなく空間を使う技はさすがプロですね」とTさんご夫妻。
キッチン収納のテクニック、ここがポイント
「シンク下には排水用のパイプが通っていて、収納の邪魔になります。普通の棚だとつっかえてしまい、奥にデッドスペースができるので、シンク下用として売られている棚を使いましょう」とすはらさん。スペースに合わせて幅を調整したり、棚板の位置を変えたりできるものがほとんどですが、念のため自宅のシンク下収納の開口部、高さ、奥行などを測ってから購入するようにしましょう。
また「倒れやすい洗剤などはA4サイズのファイルケースが便利。ファイルごと引き出せば、奥にあるモノもラクに取り出せます」。なお、汚れても水洗いができるプラスチック製がオススメです。
スペースに余裕のないキッチンでも、適切な収納グッズを使うことで、有効に活用できることがわかりました。グッズを選ぶ際は、自宅のキッチンの寸法を測り、きちんと収まることを確認してから購入しましょう。
All About「収納」ガイド/すはら ひろこさん
建築・インテリア・整理収納の資格と、豊富な経験に基づいた片付け術に定評がある。住宅の商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。共働き主婦の目線から追求した収納法は、誰もが実践しやすくやる気が続くと好評。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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