ゆたかなくらしって? まち×食
【団地のグルメ】店主やお客さんとの出会いで顔がほころぶ!平城第1団地で見つけたおいしいお店「いつか森になるカフェ」
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団地の中には、住宅だけでなく飲食店やカフェなどがあることをご存知ですか? 全国の団地で、地元の人に愛されている名店を調査!
今回おじゃましたのは、奈良県奈良市の平城第1団地にある「いつか森になるカフェ」です。
体への負担が少ない野菜中心のランチプレート
「いつか森になるカフェ」があるのは、奈良県と京都府の県境にある平城第1団地。近鉄京都線「高の原」駅からバスで7分、そこから徒歩圏内の「丘の小道商店街」にたたずむお店です。
もともと、店主である道端さんの友人がこの場所でカフェを営業。閉店に伴い、道端さんが店舗を引き継ぐ形で「いつか森になるカフェ」をオープンすることになったのだそうです。
人気のランチメニューは「季節のベジプレート」。砂糖不使用で調味料にもこだわった野菜中心の料理で、これを目当てに来店する人もいるほどです。
各小鉢は日替わり。この日は、バターナッツカボチャのスープ、コマツナのおひたし、ナガイモとマイタケとシカクマメのかき揚げ、ゴボウとこんにゃくの炒め煮、オクラとマイタケのゆずこしょう炒め、サラダでした。ご飯には黒米が混ざっています。
マクロビオティック(玄米菜食)の先生をしているお客さんとの出会いを経て、「体のことを考えたメニューがあっても良いかも」と思い、提供することになりました。普段はあまり見かけないような食材や無農薬野菜を、道の駅などで可能な限り仕入れています。
ほかのランチメニューとして「ワッフルブランチプレート」があります。ワッフルの生地には米粉が入っており、もちっとした食感で食べ応えがあります。ベーコンは奈良県内にある「けむり工房」の商品。塩気があるワッフル、ベーコン、焼きマッシュポテトに好みでメープルシロップをかけていただきます。
ワッフルは2012年のオープン当時からあるメニュー。生地にオニオンソテーが混ぜ込まれた「オニオンワッフルブランチプレート」や、ワッフルにバニラアイスと自家製キャラメルソースや無糖ピーナツバターとブルーベリーソースなどをトッピングするスイーツメニューもあります。
菓子作家とのコラボレーションで生まれたパフェ
2023年から始まったのがパフェの提供。この日のパフェは秋限定の「ぶどうのサングリア風パフェ~一緒にうさぎさんのお餅つきをお手伝いしに行きませんか?~」でした。
月やウサギに見立てたメレンゲ、ブドウのコンポート、サングリア風ゼリー、シナモンカステラなどが重なりあい、食べながら物語の中に入ったような想像をかき立てられます。パフェのテーマは時期によって変わります。
尊敬する菓子作家さんに、パフェの構成のアイデアや食材のパーツをいただき、それを組み立てて形にしています。菓子作家さんの世界観を実現して、食べてくださったお客さんと共有するのが楽しいんです。
料理やデザートとセットにできるドリンクメニューとして、コーヒーやカフェオレ、紅茶、チャイ、ハーブティー、スカッシュなどもあります。
店内は店名の通り、まるで森の中にいるような雰囲気。よく見ると、店内にはチョウの標本や商品が多いことに気が付きます。これは道端さんの旦那さんが「アサギマダラ」というチョウの飼育キットを販売しているからなのだそうです。
森に癒やし効果があることや、オープン当初にまだ種の植物を店内で育てていたことからこの名前を付けました。
訪れてくださるお客さん方には、ほっとする時間を過ごせてもらえたらうれしいですね。お客さんの中には、最近この団地に移住してきたという方もいらっしゃるんですよ。立ち寄ってくれた際には、お客さんを含めてみんなでおしゃべりをしています。
イベントとして、写真撮影会やワークショップなども定期的に行っており、知り合いの輪が広がっています。
2階には意外な空間が!
2階は、Wi-Fiや電源が利用できるコワーキングスペースになっています。「落ち着いて集中できる!」と長時間滞在する人もいるのだそうです。
好みに合わせて選べる食事やデザートと、フレンドリーな道端さんやお客さんとの会話が楽しい「いつか森になるカフェ」にぜひ足を運んでみてください!
周辺環境もチェック!
京都、奈良、大阪へもアクセス良好!
まちびらきから50年以上が経過した平城・相楽ニュータウンにある平城第1団地。団地内は緑が多く、周辺には遊歩道があり、車と接することなく駅などに行くことができます。
団地内の「丘の小道商店街」には、「いつか森になるカフェ」のほか、食肉加工の製造販売&レストラン「パパ・ド・ウルス 丘の上食堂」、焙煎コーヒー店「珈琲処豆屋 夢二香房」、ハンバーガーショップ「JICCHI BURGER」などが軒を連ねています。
最寄り駅である「高の原」駅の近くには「イオンモール高の原」や「サンタウンプラザ すずらん館」があり、日々の買い物に便利です。
森のようにリラックスできる空間でほっこり!「いつか森になるカフェ」
- ・ランチメニューには、「季節のベジプレート」や「ワッフルブランチプレート」などがある
- ・スイーツメニューとして季節によって変わるパフェやドリンクなどを提供
- ・UR賃貸住宅には、敷地内に商店街や飲食店、カフェがあるところも
奈良県奈良市神功1丁目6番地
近鉄京都線「高の原」駅から徒歩17~19分、またはバス7分、徒歩4~6分。近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅からバス20分、徒歩6~10分。
近鉄京都線「高の原」駅から近鉄京都線「京都」駅まで37分、近鉄難波・奈良線「近鉄奈良」駅まで14分、近鉄難波・奈良線「大阪上本町」駅まで44分で、各地へもアクセスがしやすい立地です。
敷地内には、飲食店があり、団地内外からお客さんが集まっています。
いつか森になるカフェ
奈良県奈良市神功4-25-1-101
平城第1団地にあるカフェ。
ランチ、スイーツ、ドリンクなどを楽しむことができる。コワーキングスペースの利用料金は、1時間300円(上限1000円)+1オーダー。
定休日などの最新情報は店舗のInstagramをご確認ください。- 【定休日】金曜日、土曜日
- 【営業時間】11:00~17:00
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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