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「UReshiiごはん」vol.5 別々の小鍋でパッと作れる、華やか持ち寄りメニュー!コウケンテツさんの「魚介のガーリックオイル煮」

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コウケンテツさん
料理研究家。大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案。テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。三人の子どものパパでもあり、自身の経験をもとに親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。

UR賃貸住宅にお住まいの方々が、団地の「集会所」に気軽に集まってみんなで楽しめる「UReshiiごはん」を、料理研究家のコウケンテツさんに教えてもらう連載の第5回。今回は、好きな具材を使って小鍋で作ったものを持ち寄ると楽しい「魚介のガーリックオイル煮」を教えてもらいました。集会所は、ご近所同士でごはんを囲みたいときにも気軽に借りられる場。なんでもない日でも、みんなで楽しく集まりませんか?

※集会所でパーティーなどを開催する場合は、周りの迷惑にならないよう配慮が必要です

テクニック要らずで、誰でもおいしく作れる!

魚介や野菜など好きな食材を組み合わせて、ニンニクの風味を移したオイルで炒め煮する、今回のメニュー。
彩りが豊かでごちそう感もあり、みんなと囲むと盛り上がること、間違いなしです。

「手が込んでいるように見えるでしょう? 実は驚くほど簡単で、誰でもおいしく作れるのも魅力なんです。好きな食材を選んで小鍋で作って、それぞれ持ち寄れば、いろいろな具が選べて、楽しいですよ」とコウさん。

料理の腕に少し自信がなくても、おいしくておしゃれな持ち寄りメニューが作れるなんて、うれしい限り!
「ただし、オイルを弱火でじっくり熱して、ニンニクを焦がさないようにして。これだけ守れば、絶対おいしくなります。」

「魚介のガーリックオイル煮」の材料と作り方

【材料(四人分)】

[エビ&ブロッコリー&マッシュルーム]
エビ(殻付き・むきエビでも可)…12尾
ブロッコリー…1/2株
マッシュルーム…6個
〈A〉
・酒…大さじ2
・塩…小さじ1
[ゆでだこ&ジャガイモ&オリーブ]
ゆでだこ…150g
ジャガイモ…2個
(瓶や缶などにオイル・塩漬けされた)ブラックオリーブ・グリーンオリーブ…各8個
[アサリ&タラ&ミニトマト]
アサリ(砂抜き済み)…300g
タラの切り身…2切れ
ミニトマト…8個
[ガーリックオイル]
ニンニクのみじん切り…3かけ分
オリーブオイル…各メニューごとに適量
[そのほかの具材]
塩、粗びき黒こしょう…適宜
ディル、イタリアンパセリの葉(粗みじんに切る・好みで)…各適宜
バゲットの薄切り…適宜

オリーブオイルもニンニクも、実は目分量で十分おいしく作れる、超簡単レシピ。人数が多くて具を増やす場合は、オイルもニンニクも少し増やせばバッチリ。オリーブオイルは具が浸って、頭が出るぐらいの量を目安にして。

【作り方】

  1. 1エビは尾の一節を残して殻をむいて背わたを取り、Aをもみこんで、さっと洗ってペーパータオルで水気を拭く。ゆでだこは薄切りにする。アサリは殻と殻をこすり合わせるようにしてよく洗う。タラはひと口大に切る。マッシュルームは縦半分に切る。ミニトマトはへたをとる。ブラックオリーブ、グリーンオリーブは液を切っておく。
  2. 2ブロッコリーは小房に分けて熱湯で2分ほどゆで、ペーパータオルで水気を拭く。ジャガイモは皮をむいて8等分に切り、ラップで包んで電子レンジ(600W相当)で5分ほど加熱する。
  3. 3[エビ&ブロッコリー&マッシュルーム]小鍋や小さめのフライパンに多めのオリーブオイル、ニンニクのみじん切り1かけ分を弱火にかけ、じっくりと熱する。(★)ニンニクがうっすらと色づいてきたら、①・②で準備したエビ、ブロッコリー、マッシュルームを加えて、火が通るまでさっと炒め煮し、塩適宜を加えて調味する。
    同様に、①・②で準備した「ゆでだこ&ジャガイモ&オリーブ」、「アサリ&タラ&ミニトマト」の各具材をそれぞれ入れて作る。
  4. 4メニューごとにお皿に盛り付けたら仕上げに粗びき黒こしょうを振り、好みで「ゆでだこ&ジャガイモ&オリーブ」にはディルをのせ、「アサリ&タラ&ミニトマト」にはイタリアンパセリを振り、バゲットを添える。

★ワンポイントアドバイス

オリーブオイルとニンニクは、弱火でじっくりと加熱し、香りを立たせます。ニンニクが色づき始めると一気に加熱が進み、焦げやすくなるので、手早く調理しましょう。

コウさんの“ちょっぴり”アドバイス

具材を自由に選んでバゲットに

それぞれ違う組み合わせの具で作った小鍋ごと、テーブルに並べてセッティング。バイキングスタイルで楽しんで。誰かが取り分けるよりも気楽だし、自分で好きな具を選べる良さもありますよね。バゲットの上にのせると、魚介のうま味が詰まったオイルが染み込んで絶品。ガーリックオイルが残ったら、パスタに絡めるとおいしいですよ。

背伸びしたメニューも子どもの成長の後押し

ガーリックオイル煮はおしゃれな反面、子どもにとってはなじみのない、大人っぽいメニューに映るかもしれません。それでも、食事会のメニューは子どもにあえて合わせなくて良い、とコウさん。

「僕が子どものころ、親戚と集まって焼肉を食べると、大人はホルモンしか食べなくて。なんでだろうと思っていましたが、ホルモンをおいしく食べられるようになったとき、大人の階段を上ったようでうれしかったものです。みんなで食事を囲む集会所は、社会の場。大人たちと同じものを食べられたときに、子ども自身が成長を感じ、親も子どもの成長に気付く場でもあるんです。」

仲間たちと家族ぐるみでごはんを多く囲んできた、コウさんの長女は、香辛料やスパイスも早くから食べられたそう。
「みんなでごはんを食べる機会を持ち続けることで、子どもの成長を促し、気付くこともできます。だから集会所のように、みんなが気軽に集まれる場所があるのは良いことだと思います。」

UR賃貸住宅の「集会所」は気軽な集いの場

写真は「港北ニュータウン メゾンふじのき台」の集会所。2018年、開放的でバリアフリーな空間に、大規模改修。1階は開放的なキッチン付き集会所や、壁一面の黒板が設置された多目的室があり、団地にお住まいの方たちの交流の場になっている。

UR賃貸住宅の集会所は、みんなが集まれる場所。「みんなでパーティーをしたい」、「何でもない日だけれど、ちょっとみんなで集まりたい」、そんな場合でも、UR賃貸住宅にお住まいの方なら、予約が空いていればいつでも利用できます。1時間当たり数百円のお得な料金設定も魅力。テーブルやいすなどのほかに、一部の集会所にはキッチンやウッドデッキなどの設備が備わっている場合もあります。(一部集会所のない団地もあります。)

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