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手取り10万円台で一人暮らしできる?貯金のコツと生活費節約のポイント

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仮に月々の手取りが10万円台だとして、一人暮らしで生活できるのか。不安に思っている人もいるかもしれません。しかし、所得が低くても家賃を抑え、生活費を節約すれば貯蓄をすることは可能なようです。この記事では、一人暮らしで上手に貯金をするコツや、生活費についての節約術を解説。賃貸住宅に入居する際の初期費用や、家賃も抑えられるお得な情報も紹介します。ぜひ自分のマネープランをイメージしながら読んでください。

手取り10万円台の一人暮らしでも貯金するコツ

「今の給料では貯金できない」という人でも、支出を見直せば貯金に充てられるお金ができる可能性があります。手取りが少なくても貯金するコツを紹介します。

●貯金はできないという思い込みをなくす

「手取りが少ないし、一人暮らしをしているから」という理由で貯金できないと思い込んでいませんか。確かに一人暮らしでは家賃のほか食費や水道光熱費など、すべて自分で賄うため、実家暮らしと比べて自由に使えるお金が少なくなり、貯金する余地などないと思ってしまうかもしれません。

しかし、「収入が少ないから貯金できない」ということはありません。金融広報中央委員会の調査によると、例えば年収300万円未満の人の金融資産保有額の中央値(多い順に並べて真ん中に位置する値)は50万円(※1)。収入が少なくても一定の金額を貯蓄していることが分かります。「貯金は無理」という意識を変え、支出を見直して使うお金を少しでも減らせば、いくらかは貯蓄ができるでしょう。

【※1】出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)」統計表の番号4/金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)より
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/sosetai/2022/22bunruis001.html別ウィンドウで開きます

●家計簿を付け収入と支出を把握する

貯蓄のためのお金を捻出(ねんしゅつ)するには、家計簿を付けて毎月の収入と支出を確認することが大切です。買い物をしたら必ずレシートをもらい、預貯金通帳の記帳も小まめに行って、1カ月のお金の動きを記入します。自分の支出傾向が分かれば家計管理がしやすくなり、何にいくら使ったのか可視化されることで無駄遣いの発見にもつながるでしょう。

家計状況をより正確に把握するには、家計簿を継続して付けることが重要です。続けるためには項目をあまり細分化せず、記録する習慣を付けることです。自分に合った家計簿ツールを使うのもポイント。家計簿ノートは市販のものでOKですが、自作すれば愛着も湧きやすく、続けるモチベーションが高まるかもしれません。デメリットは手書きのためやや時間がかかること。記入ミスや計算ミスに気付きにくいことも難点です。

表計算ソフトを利用して家計簿を作れば、自動計算機能を使って多くのデータも一瞬で計算できます。また、家計簿アプリならスマホで、いつでもどこでもすぐに入力できるので、小まめに記録するのが苦手な人でも続けやすいかもしれません。銀行口座やクレジットカードと連携できるアプリや、レシートを撮影すれば項目や金額などを自動で読み取れるアプリもあるので便利です。

●節約できる支出を見つける

家計簿を見直せば、節約できるところを見つけやすくなります。「クレジットカードの引き落とし額が意外と多い」、「仕事帰りにコンビニでこんなに使っている」、「料金が高めの料理店で外食に使っているお金が多いかも」など日常のお金の使い方を反省でき、「この部分を減らせば貯金できるかも」という発見につながるかもしれません。

●先取り貯蓄をする

お金を貯められない原因は貯金方法にあるかもしれません。「生活費に使った後で手元に残ったお金を貯蓄しよう」という考えでは、なかなか貯まらないものです。おすすめは先取り貯金。給料が振り込まれたら貯金分を先に取っておく方法です。例えば、手取り月収が14万円程度なら先に1万円を先取り貯金し、最初から13万円だったと考えて、そのお金で生活するわけです。

給与の振込口座とは別に貯金専用の口座を作り、自動送金の仕組みを使って給料日に貯金額を移すようにすれば、“強制的に”お金を貯蓄でき、振り込みを忘れる心配もありません。銀行の自動積立定期預金も、毎月決まった金額が普通預金から自動で振り替えられて定期預金に積み立てられるので便利です。

貯金額は無理のない範囲にするのも大切なコツです。給料の1~2割が貯金額の目安という話もありますが、貯金初心者は気にすることはありません。毎月5000円でも5年続ければ30万円貯まります。金額が増えた通帳を見るたびにやる気も増し、心に余裕もできるでしょう。ある程度貯金が増えたら一部を投資信託や株式など資産運用に振り分けることで、楽しみが増えるかもしれません。

●転職や副業で収入を増やす

転職や副業で収入を増やして貯金するという方法もあります。これまでの仕事の経験やスキルを生かして転職することで、同じ業界や職種でより良い条件の企業や職場を見つけられる可能性があります。未経験の分野にチャレンジして、自分が気付かなかった能力を発見し、キャリアアップや給与アップにもつながれば、新たな人生が広がるかもしれません。

資格手当などの制度がある職場なら、在職したまま資格を取得することで収入を増やせる可能性もあります。転職するなら、ハローワークの公共職業訓練などを利用して、転職に役立つスキルや知識を無料で修得できる場合もあります。HPなどで情報をチェックしてみてはいかがでしょう。

時間的な余裕があれば、副業で収入アップする方法もあります。例えばブログを使った副業。趣味や好きなことを生かしてブログを書き、広告収入を得ることでお小遣いを稼ぐ仕組みです。人気が出て読者が増えれば、本業を上回る収入も夢ではないかもしれません。また、隙間の時間を生かしてパートやアルバイトで稼ぐこともできます。派遣会社などに登録して働ける日や時間を連絡すれば、仕事を紹介してもらえるようです。

ただし、所属する会社や職場が副業やアルバイトを禁止していないか、事前に就業規則を確認しておくことが大切です。また、本業に差し障りがあるようではもってのほか。ハードな仕事で寝不足になったり体調を崩したりしては意味がないので、自分でめりはりを付け、ペースを加減しながら取り組みましょう。

一人暮らしで生活費を節約するポイント

まずは食費を見直し、次に光熱費や通信費、家賃などの固定費をやりくりすれば節約の効果が高まります。支出額が大きい項目から順番に節約を考えるのもポイントです。

●食費を抑える

食費は住居費に次いで大きな割合を占めることが多いかもしれません。毎月の金額が一定でない変動費の中では、もっとも金額の多い項目となりそうです。食費で大きな差が出るのが自炊をするかしないかです。一般的には、外食中心の生活より自炊をする方が食費は少なくて済むようです。自分で食材を買い、数日分の食事を作り置きして冷凍保存しておけば、大幅に食費を節約できる可能性もあります。

普段から買い物する店は決めておくと良いでしょう。利用するスーパーのアプリを使って、特売情報やクーポンをチェックしたり、ポイントサービスを活用したりすると、食費の節約につながります。また、買い物の前に買うものをリスト化し、予算を決めておくことも大切です。財布に使うぶんだけお金を入れておけば、衝動買いの抑止にもなるでしょう。

お茶も毎回ペットボトルなどを買っていては出費が増えますが、家で作ってマイボトルに入れて持ち運べば、お茶代を節約できます。忙しいときも弁当や出前にするのでなく、総菜だけ買って、ごはんは家で炊けば、食費の節約につながります。とはいえ、毎日自炊するのは面倒な人もいるでしょう。「1週間で最低3日は自炊する」などと目標を低くすれば、ストレスをあまり感じずに続けられるかもしれません。また、食事は健康を維持するためにも重要です。費用だけでなく栄養にも配慮した食生活を送るように心掛けましょう。

●水道光熱費を抑える

電気代やガス代などの光熱費は、1年のうち夏と冬が高くなる傾向にあります。エアコンの設定温度を上げ過ぎたり、下げ過ぎたりしないよう注意して、電気代を節約しましょう。冷暖房の効率を上げる方法の一つがサーキュレーターの利用です。暖気や冷気を循環させることで適切な温度を保ちやすくなり、冷暖房費の節約につながります。

ほかにも「お風呂の設定温度をなるべく低くして、お湯を張ったらすぐに入る」、「使っていない場所の照明は小まめに消す」、「食材を温めるときガスでなく電子レンジを利用する」、「テレビをつけっ放しにしない」、「スマホの充電が終わったら充電器をコンセントから抜く」といった細かい工夫も、“ちりも積もれば”で光熱費の抑制になります。

昨今、電気やガスは小売自由化が進み、さまざまな会社からお得な料金プランが提供されています。契約会社を切り替えることで、同じ使用量でも節約できる可能性があります。電気とガスをセットにして契約すると割引になる会社や、スマホやインターネットなど通信料と組み合わせて料金が割引される会社もあるので調べてみると良いでしょう。ただし、賃貸物件によっては勝手に契約会社を変えられない場合もあるので、注意が必要です。

家庭で使うガスには都市ガスとプロパンガスがあります。一般的に都市ガスよりプロパンガスの方が料金は割高な傾向にあります。賃貸住宅で一人暮らしを始めるとき、都市ガスを使う物件を選ぶ方がガス代を抑えられる可能性があります。また、都市ガス会社ごとに、さまざまな料金プランが設定されているため、できるだけお得なプランを選びたいものです。

水道代も日々の工夫で抑えることができます。お風呂は湯船にお湯をためるよりシャワーの方が、節水効果があるかもしれません。ただし、体や頭を洗うとき以外は出しっ放しにせず、止めることが大切です。節水シャワーヘッドをセットして水量を減らすのもおすすめです。「洗濯は毎日しないで2~3日分をまとめて行う」、「洗面や歯磨きをするときは、小まめに水を止める」、「食器などの汚れは、水で洗い流す前に拭き取っておく」、「トイレの大小のレバーは正しく使い分ける」など節水を心掛け、習慣付けるようにしましょう。

●通信費を抑える

通信費にはスマホ代のほか、自宅のインターネットの接続代金も含まれます。スマホ代は料金プランを見直すことで節約できることがあります。通話時間やデータ通信量など使用状況を確認し、それに合ったプランを選びましょう。有料オプションも要注意です。スマホを契約するときにすすめられたオプションを、あまり利用していないのに料金だけ払い続けていないでしょうか。解約すれば節約につながります。

大手キャリアを利用している場合、格安SIMの会社に乗り換えるだけで大きな節約効果が期待できます。格安SIMの会社のWebサイトで料金のシミュレーションができるので、どれだけ安くなるかチェックしてみると良いでしょう。インターネット回線の契約も必要な場合は、スマホとセットで契約することで割り引かれるなど、多様なプランがあるので比較検討することが大切です。

●家賃を抑える

固定費で一番大きな割合を占めるのが家賃です。社会人の場合、家賃は給料の3分の1以内に抑えるのが望ましいといわれていますが、地域によって家賃相場が異なるため一概にはいえません。地方都市より東京や神奈川、千葉、埼玉など首都圏の方が家賃相場は高めになり、東京23区内の都心部などでは、家賃が給料の3分の1以上という人もいるようです。

家賃は給料の3分の1ではなく、手取りの3分の1が理想という声も聞きます。給料から税金や社会保険料などを差し引いて振り込まれる手取り金額の3分の1を基準にすれば、手取り10万円なら3万3000円、手取り15万円なら5万円、手取り18万円なら6万円が家賃の目安になります。なお、家賃だけでなく管理費や共益費、駐車場、駐輪場代なども含めて月々の支払いを考えることが大切です。

手取り18万円の人が家賃6万円の賃貸物件を借りた場合、手元に残るのは12万円です。この12万円で1カ月の水道光熱費や通信費、食費、交際費、娯楽費、交通費などを賄い、貯金もするようにします。手取り10万円の人が家賃3万3000円の部屋に住む場合は、生活費は6万7000円となります。実際のところは、手取りが少ない方が家賃の割合は高くなり、手取りが多くなるほど、家賃の割合は低くなるようです。手取りが少ない人ほど生活費や貯金額を考えた上で、家賃を抑えられる物件を探した方が良いでしょう。

例えば、「敷金礼金ゼロ」、「仲介手数料無料」など初期費用を抑えられる物件を探したり、築年数の経過している物件を選んだり、急行や快速が停車する駅以外や、駅徒歩圏であっても駅前ではなく少し離れたエリアで探すのも、家賃を抑える物件の選び方のポイントです。希望する間取りをサイズダウンしたり、マンションではなく木造アパートを探したりすることでも家賃を抑えられます。

不動産会社で希望する家賃など条件を伝えて相談すれば、一緒に探してくれるかもしれません。無理のない家賃で長く住むことができれば、そのぶんの敷金や礼金、引っ越し代などが不要になるため住まいにかかる費用をトータルで節約できます。

一人暮らしの初期費用を安く抑えたいならUR賃貸住宅

一人暮らしを始めるには契約時の初期費用のほか、家具の購入費用や引っ越し費用など、多くのお金が必要になります。初期費用を抑えるならUR賃貸住宅がおすすめです。

●UR賃貸住宅のお得な特長

独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は全国に約70万戸。都市部や郊外のエリアなどさまざまな立地環境に、一人暮らしはもちろん、DINKS、ファミリー向けなど多彩なタイプの部屋がそろっています。例えば、一人暮らし女子にぴったりな物件を探している場合でも、ワンルームや1K、1DKなど、物件数が多いためたくさんの候補から検討することができるでしょう。

特に注目したい特長が、契約時の初期費用を大幅に節約できること。UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。一人暮らしを始めるには多くのお金がかかるため、入居時の出費を抑えられるのはうれしいポイントです。また、更新時に更新料が不要なだけでなく、自動更新で手続きも不要なのでスムーズにそのまま住み続けることが可能です。

なお、UR賃貸住宅に申し込む際は、過去1年間の収入合計額を12で割った平均月収額が基準を満たしている必要があります。世帯で申し込む場合は家賃額が8万2500円未満なら、家賃の4倍以上の平均月収額があることが条件となります。また、単身者で申し込む場合は家賃額が6万2500円未満なら、家賃の4倍以上の平均月収額があることが必要です。詳しくはUR賃貸住宅のHPでお申込み資格別ウィンドウで開きますをご確認ください。

●UR賃貸住宅のお得な家賃プラン

UR賃貸住宅には、初期費用だけでなく家賃も節約できる、お得な家賃プランが複数用意されています。HPでチェックできますので、条件を満たしている場合は、ぜひ利用すると良いでしょう。ここでは、一人暮らしの場合に適用されるプランを紹介します。

<URライト(定期借家)>
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。
<フリーレント>別ウィンドウで開きます

URが定める期間中に申し込めば、その間の家賃が無料となるフリーレント物件があります。1カ月フリーレントと2カ月フリーレントの物件があり、例えば、1カ月フリーレントで入居開始可能日が2月11日なら3月11日以降分から家賃の支払いが始まり、2カ月フリーレントなら家賃の支払いが始まるのは4月11日以降分からとなります。

礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要というUR賃貸住宅の「4つのメリット」とフリーレントを組み合わせれば、入居時にかかる初期費用は共益費と敷金のみとなり、初期費用をさらに大幅に抑えることが可能です。ただし、契約期間の途中で解約した場合、フリーレント期間中の家賃の支払いが発生することがあります。フリーレント期間が1カ月の場合は入居開始可能日から1年以上、フリーレント期間が2カ月の場合は入居開始可能日から2年以上、継続して居住することが条件となります。

<U35割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約

UR賃貸住宅なら無理なく一人暮らしをスタートできる!

賃貸物件を借りるには、敷金や礼金、不動産会社への仲介手数料、前払い家賃や日割り家賃、保証料などさまざまな初期費用を払うのが一般的です。実家から出て一人暮らしを始めるときには、生活に必要な新しい家具や家電などの購入や、キッチン用品をそろえる費用などのほか、引っ越し費用もかかります。トータルすると数十万円の費用になる場合もあります。

家具や家電など生活用品の購入費用を減らしたいなら、自宅で使っていたものを持ち込んだり、家族や知り合いから中古品を譲ってもらったりして、購入するものは必要最低限にすると良いでしょう。引っ越しも家の車やレンタカーを使って自分で行うか、友人に手伝ってもらえばかなり費用を抑えられます。

UR賃貸住宅なら前述したように住まいの初期費用を抑えられるだけでなく、月々の家賃がお得になるプランも用意されているので、「なるべく費用を抑えて、一人暮らしを始めたい」という人にぴったりです。UR賃貸住宅のHPでは、家賃はもちろん、間取りや最寄り駅からの所要時間、築年数、フリーレントの対象かどうかなど、条件を細かく設定して物件を探すことが可能です。気軽に試してみてはいかがでしょうか。

監修/河野 真希

記事のまとめ

一人暮らしにぴったりの、お得な部屋を探しやすいのがUR賃貸住宅

  • ・手取り10万円台でも一人暮らしは可能。家計簿で支出を見直して貯金し、転職や副業、パート収入などで収入アップも目指そう
  • ・自炊で食費を抑え、通信費など固定費の節約に加え、手取り月収の3分の1を目安に家賃を抑えられる物件を選ぶのがポイント
  • ・UR賃貸住宅なら一人暮らしにぴったりの部屋も豊富。初期費用を抑えられ、お得な家賃プランで、無理なく長く住み続けられる

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