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和室を書斎・ワークスペースに!作業がはかどる空間づくりのポイントとインテリア実例

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在宅ワーク用に自宅の和室をワークスペースにしたいが、上手な使い方のイメージが浮かばない。できれば仕事をするときに使い勝手が良く、集中力が高まる居心地の良いインテリアにしたい。そんな人に参考にしてほしいアイデアや、注意したいポイントをこの記事では解説します。また、仕事部屋を確保しやすい、部屋数の多い間取りの住まいを探している人に、おすすめの賃貸住宅も紹介します。あわせてチェックしてみてください。

和室にワークスペースをつくるときのポイント

寝室、書斎、趣味空間などの用途に使われることが多い和室。畳や押入れなど和室ならではの特徴を生かす工夫により、テレワークに適した場所に変えることができます。

●和室に合う色・素材の家具を選ぶ

畳の床に座って過ごすことが多い和室では、ロータイプのデスクやチェアの方がインテリアとしてなじみやすく、空間が広めに感じられます。もともと書斎スペースとして文机などを置いて使っていたなら、背中を支えられる座いすと組み合わせて、仕事をしやすくすると良いでしょう。机の下が掘りごたつ式に足を入れられる形状だと楽に姿勢を保てますが、平らな畳の上で足を曲げて座るのがつらい人は、洋室用の高さのパソコンデスクやチェアを使いましょう。

部屋の一角もしくは壁に向けて配置することが多い、デスクやチェア、収納棚を購入するときは、和室の雰囲気に合った色やデザインのものを選びます。和室の木の柱や障子などの建具、アースカラーの壁紙や塗り壁などと調和する家具やアイテムを選ぶことで、おしゃれで統一感のある印象のインテリアにできます。自然素材や木目を生かした家具、深いブラウンや明るいベージュなどナチュラルな色合い、北欧風のテイストも和室にマッチします。

●デスクやチェアを置く場所にラグやマットを敷く

「イ草」が使われた畳の独特の香りにはフィトンチッドなどの成分が含まれ、リラックス効果で集中力を高めてくれるため、気分を変えて仕事をする環境としてぴったりかもしれません。畳はクッション性や断熱性などフローリングより機能性で優れる点もあり、快適に過ごせるのが魅力です。ローテーブルに座って仕事をする場合は、資料がたくさんあっても床に置くことができ、すぐに手に取れるので、効率的に仕事が進められそうです。

いろいろなメリットがある一方で、耐久性がやや低いのが畳のデメリットです。表面が比較的軟らかいため、重い家具を置くと跡が残ったり、ソファなどを移動させる際に傷が付いたりすることもあります。一度ささくれなどで傷んでしまうと部分的に直すことはできません。机やいすの脚の接地面が大きく荷重がかかりにくいタイプを選び、脚にフェルトやゴムなどのカバーを付けることで、畳のダメージを軽減することが必要です。

部分的に畳の上にラグやマットを敷けば、へこみや傷を予防することができ、空間のアクセントとして活用することもできます。ただし、長期間同じ場所に敷いたままにしておくと、へこみを防止しきれないこともあります。畳の日焼けした部分との差が目立つことを防ぐためにも、定期的に位置を移動する模様替えをした方が良いでしょう。ラグやマットの下の通気性をなるべく良くすることで、カビの発生の予防にもつながります。

●作業に集中できる環境をつくる

マンションなど集合住宅では、リビング・ダイニングなどの洋室の横に、和室を設けた間取りが比較的多いかもしれません。子育て中の家族なら、和室を子供たちの遊び場とすることで、家事をしながら様子を見守ることができ、とても便利です。しかし、Web会議を頻繁に行うリモートワークで、そのような和室を仕事部屋とするなら、気持ちを切り替え作業に集中できるよう、襖を閉めて防音性を確保するなど工夫しなければなりません。

カメラに映る背景の壁面をきれいにしておくことはもちろん、自分の視界に趣味グッズや子供のおもちゃなど気の散るものが入らないようにします。仕事用の書類が取り出しやすく整理整頓ができる棚も、デスクチェア以外に用意した方が良いでしょう。一人暮らしなら何も問題ないでしょうが、家族と一緒に暮らしている場合は、急に話しかけてきたり、仕事部屋に入ってきたりしないよう、家族に協力してもらう必要もあるでしょう。

●押入れを上手に活用する

和室の押入れは、洋室のクローゼットより幅・奥行きとも大きいのが一般的で、中板以外は仕切りがないため収納力に優れるのが特長です。しかし、この大きな収納スペースを持て余している人もいるかもしれません。そこでおすすめしたいのが、押入れの襖を外して室内とつなぎ、中板を机の代わりにしてワークスペースに変化させる方法。正面の奥に本棚を置いても、手前にパソコンのモニターやキーボード、文房具や書類などを並べるのに十分な広さがあります。

机といす、収納棚を置くにはそれなりのスペースが取られますが、押入れにワークスペースを収めれば、室内を広く活用することができます。気を付けたいのが、机として使う中板の高さが固定されていて変えられないこと。自分自身の体のサイズと中板の高さに合わせて、ちょうど良い高さのいすか、座面を昇降できるいすを用意するようにしましょう。また、押入れの中は光が届きにくく暗いため、手元を明るくする照明を設置することを忘れずに。

和室のワークスペースのインテリア実例

一般的な賃貸住宅のシンプルな和室も、工夫次第で注文住宅のようなこだわりを感じさせるワークスペースにできます。ここではインテリアコーディネートの事例を紹介します。

近年、気持ちがほっとする和室の良さが見直されているようです。その魅力をうまく生かすことで、快適なワークスペースにすることが可能です。なるべく広さを感じられるよう、畳に座って仕事をすることを前提に、インテリアをコーディネートしたのが下の事例。収納となるボックスに木の天板を載せて机を作り、天板の下は畳が見えるように余裕を持たせたのがポイントです。座いすと組み合わせることで、楽な姿勢で作業することができます。

天板やボックスはホームセンターなどで販売されているものを使うことで、比較的簡単にDIYできます。前述の通り、ブラウンやベージュなどナチュラルな色合いのアイテムを使うのがおすすめですが、自分の好みでさまざまな組み合わせが考えられます。小さくても植物があると心が安らぎますので、ぜひ取り入れてみると良いでしょう。本を読んだり、コーヒーを飲んだり、作業机とは別に気分転換ができるコーナーを設けるのもおすすめです。

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部屋数が多くワークスペースを確保しやすいUR賃貸住宅

在宅勤務や子供の勉強用に部屋を確保できる、余裕のある間取りで暮らしたい。そんな人におすすめなのがUR賃貸住宅。和室と洋室の両方がある物件が豊富にそろっています。

●部屋数が多くワークスペースを確保しやすいUR賃貸住宅

独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は全国に約70万戸。都市部のタワーマンションや、自然が豊かな郊外に広がる集合住宅など、収納が豊富で比較的ゆとりのある多彩なタイプの部屋がそろっています。一人暮らしに人気の1Rや1DKから、二人暮らしにぴったりな2DKや1LDK、さらにファミリータイプの2LDKや3DK、3LDKなど、部屋数の多い物件も豊富でワークスペースや個室を確保しやすくなっています。

和室のある物件もそろっていて、ライフスタイルに合わせて希望する住まいを見つけやすいといえるでしょう。UR賃貸住宅のほとんどが鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられ、築年数が古いレトロな佇まいの物件でも、適切な管理や計画的な修繕が行われているため、安心して快適に暮らせるのが特長の一つとなっています。現代のニーズに合わせて建て替えやリノベーションが行われている物件も多数あります。

その一例が無印良品とのコラボレーション【MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト】です。構造部分はできるだけ変えずに生かしながら、暮らし方に応じて組み合わせができるキッチンなど、楽しいアイデアを取り入れています。シンプルな内装と使い勝手の良さが特長で、新素材が採用された「麻畳」は、畳とは思えない外見で和・洋どちらのインテリアにもフィット。麻の感触を生かした心地よい足触りが魅力です。

また、UR賃貸住宅では、畳の取り換えや、畳のフローリング化について、退去時の「原状回復義務」が免除されています(手続きを要する模様替えの場合は、「模様替え等承諾申請書」の提出が必要)。ですので、畳のある部屋に入居し、暮らしの変化に合わせて、フローリングにリフォームすることも可能。本格的なDIYが可能な「DIY住宅」もあり、この物件では一般的な賃貸住宅で必要となる広い範囲の「原状回復義務」が免除になるのが特長です。

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●UR賃貸住宅なら初期費用を抑えられ、住み替えやすい

UR賃貸住宅で特に注目したいのが、契約時の初期費用の大幅な節約が可能なこと。礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要で(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)、契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。更新時に更新料が不要なだけでなく、自動更新で手続きも不要なのでスムーズにそのまま住み続けることが可能です。

●UR賃貸住宅のお得な家賃プラン

初期費用だけでなく月々の家賃も節約できる、お得な家賃プランが複数用意されています。一人暮らし、ファミリーを対象としたものなど、ライフステージに応じたプランがありますので、所定の条件を満たす場合はぜひ利用してはいかがでしょうか。下記のほかにもお得な家賃プランがありますので、詳しくはUR賃貸住宅のHPをチェックしてみてください。

<URライト(定期借家)>別ウィンドウで開きます
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。
<フリーレント>別ウィンドウで開きます

URが定める期間中に申し込めば、その間の家賃が無料となるフリーレント物件があります。1カ月フリーレントと2カ月フリーレントの物件があり、例えば、1カ月フリーレントで入居開始可能日が2月11日なら3月11日以降分から家賃の支払いが始まり、2カ月フリーレントなら家賃の支払いが始まるのは4月11日以降分からとなります。

礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要というUR賃貸住宅の「4つのメリット」とフリーレントを組み合わせれば、入居時にかかる初期費用は共益費と敷金のみとなり、初期費用をさらに大幅に抑えることが可能です。ただし、契約期間の途中で解約した場合、フリーレント期間中の家賃の支払いが発生することがあります。フリーレント期間が1カ月の場合は入居開始可能日から1年以上、フリーレント期間が2カ月の場合は入居開始可能日から2年以上、継続して居住することが条件となります。

畳敷きの和室の良さを生かして仕事に集中!

昨今では、フローリングの洋室のみという間取りも珍しくなくなり、畳敷きの和室で生活をしたことのない世代も増えているかもしれません。畳は、日本最古の歴史書「古事記」(712年成立)にも登場し、日本の長い歴史の中で発達してきたものです。天然の「イ草」で作られた畳には、クッション性、吸音性、湿気を調整する働きがあり、日本の気候と暮らしに合った特長を備えています。

静かに快適に過ごせて、香りにリラックス効果もある、そんな畳敷きの和室なら、仕事もはかどるのではないでしょうか。座卓や座布団、座いすを上手に使えば、旅館にいるような落ち着いた気持ちで集中できるかもしれません。和の空間にモダンな感覚を取り入れたインテリアで、居心地の良い空間にもできそうです。今回紹介したアイデアも含めて、ぜひ自分が快適に過ごせる空間をつくり上げてください。

「子供が誕生した最初は親子でちょうど良い住まいだったが、成長とともに狭さを感じるようになった」、「おうち時間が増えて、暮らし方と働き方が変わり住みづらさを感じている」。そんなときは、暮らしの変化に合わせて住まいを選べるUR賃貸住宅への引っ越しがおすすめです。豊富な物件から生活しやすい部屋数や、和室のある物件を見つけることができ、ワークスペースや子供部屋も確保できます。

UR賃貸住宅の物件検索サイトでは、家賃別の条件はもちろん、部屋の広さ、間取り、最寄り駅からの所要時間、築年数、フリーレントの対象となっているかなど、細かく条件を設定して物件の検索が可能です。簡単に入力できますので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。入居時の初期費用を大幅に抑えられるメリットも生かして、ぜひ、暮らしに合った我が家への住み替えを実現してください。

監修/佐川 旭

記事のまとめ

和室のある物件が豊富なUR賃貸住宅で、快適なワークスペースを!

  • ・和室にワークスペースを設けるなら、色合いやデザインが調和した家具を選ぼう。畳を傷めないよう家具の脚をカバーし、ラグなどを敷くのがおすすめ
  • ・和室にある押入れの襖を外して、中板を机代わりに使えば、机を置くスペースを省くことができ、部屋を広く生かすことができる
  • ・UR賃貸住宅なら和室のある物件など多彩な間取りがそろう。初期費用の大幅な節約が可能で住み替えがしやすく、お得な家賃プランも利用できる

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