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「100グラムで2分」!電子レンジを使うときに知っておきたいただ一つのルール
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日々の生活に欠かせない電子レンジ。火を使わず、ボタン一つで食材や食品に熱を通せるため、時短料理の強い味方ですよね。しかし、食材を温め過ぎてしまったり、反対に十分に加熱しきれなかったりと、「ちょうど良い時間がいまいち分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、料理研究家の村上祥子さんに、「電子レンジ調理のコツ」を教えてもらいました。
電子レンジを上手に活用して、簡単においしく!
- Q.食材をまとめて加熱したい場合、調理時間は何分が適切ですか?
「600ワットの電子レンジの場合、食材を加熱する時間は『100グラムで2分』がベスト! 食材の分量が100グラム以上の場合は、加熱時間を延ばせばOK! 200グラムなら2倍の4分です。
お使いの電子レンジが500ワットの場合は、『100グラムで2分10秒』と覚えてくださいね。レンコンやゴボウなどの固い根菜類、凍っている食材、肉類もすべてこのルールです。
味付け用の調味料の重さを入れる必要はありません。」
- Q.そもそも電子レンジでの調理にはどのようなメリットがあるのでしょうか
「電子レンジは時短料理の強い味方です。使い方次第で、調理時間と片付けの時間をグっと短縮できます。
- ①調理が簡単
- 分量と時間さえ守れば、料理が苦手という人や初心者でも簡単においしい料理を作ることができます。
- ②短時間でできる
- 食材は電磁波によって加熱されるため、効率よく熱が通ります。そのため火を使って調理をするときよりも、時間を短縮することができます。
- ③栄養を逃しにくい
- 電子レンジなら、少ない水の量で調理をすることができるので、食材の栄養を逃しにくいです。
- ④安全
- 火を使わずに加熱できる電子レンジ。火をうっかり消し忘れたり、近くのものに燃え移ったりする心配がなく、子どもやシニアでも安全です。
- ⑤片付けが楽
- 耐熱容器に食材と調味料を入れればOK。余分な調理器具を使わないので、洗いものも少なくなります。
- ⑥不ぞろいな切り方でもOK
- 食材の形がいびつでも、電磁波が食材に均一に熱を通してくれます。
お使いの電子レンジによって多少の違いはありますが、今日からルールに沿って電子レンジで加熱してみてくださいね。」
電子レンジで食材を加熱する時間は『600ワットで100グラム2分』
- ・食材の分量が100グラム以上の場合は、加熱時間を延ばす。例えば、200グラムなら4分
- ・根菜類、凍っている食材、肉類もすべてこのルール。味付け用の調味料の重さを入れる必要はない
- ・電子レンジを使った調理方法には、簡単で短時間でできる、栄養を逃しにくいなどさまざまなメリットがある
- ・URには、広々としたキッチンがある物件が充実している
今回の先生:村上 祥子さん
料理研究家、管理栄養士。
1985年から福岡女子大学にて栄養指導講座を行う。脂が控えめで、さらに短時間でおいしく調理できる電子レンジレシピの第一人者として活躍している。
また、管理栄養士としての知識を生かし、食育出張授業やシニア料理教室にも力を注いでいる。これまでに発売した著書は約580冊にものぼる。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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