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楽をしてOK!毎日を快適に過ごすための家事の考え方
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炊事、洗濯、掃除を始めとするさまざまな家事。しっかりと行いたいところですが、仕事や育児、用事などが忙しく、なかなかきちんとできないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、家事ジャーナリストの山田亮さんに、毎日を快適に過ごすために、どのように家事をしたら良いのかを教えていただきました。
何が大切かを考えて、余裕を持とう!
- Q.家事ができないときに備えて、行っておくと良いことはありますか?
「気持ちや体力に余裕があるときは目いっぱい家事ができますが、忙しいときや体調が悪いときなど頑張ることができないこともありますよね。
そういうときのために、家事のやり方を2、3通り身に付けておくと良いでしょう。
例えば、家電に頼ってみる。ロボット掃除機や食器洗い乾燥機などの家電を利用するのも手です。
そういう方法で省略化することもできます。
他には家族と家事を共同で行うのも良いです。家族と一緒に家事のやり方を覚えれば、自分に何かあったときに備えることができます。」
- Q.楽に家事をすることに、後ろめたさを感じます。どうしたら良いでしょうか?
「家事を『楽しい生活のための手段』と考え、割り切ることをおすすめしています。
家事は頑張れば楽しくなるというものではなく、せっかく一生懸命料理を作ったのに子どもが食べてくれないということもありますよね。
そういうとき、『食卓でみんなが笑顔で会話をしている』ということを一番大切なこととして考えるのはいかがでしょうか? ほかにも食事の準備ができないとき、買ってきたお惣菜を並べただけのとき、部屋が散らかっているままのときでも、『仲良く暮らしていれば良いじゃない!』と割り切るのも良いでしょう。」
- Q.一人暮らしの家事で大事なことは何でしょうか?
「優先順位を付けることです。
一人暮らしで大事なのは、僕は食事ではなく洗濯だと思っています。クリーニング屋を使えば良いと思うかもしれませんが、下着などどうしても明日使うものもありますよね。
洗濯だけでもきっちりこなせていれば、それで充分だと思います。」
家事を「楽しい生活のための手段」と考え、楽をしながら割り切って行おう
- ・家事のやり方を2、3通り身に付け、状況に応じてやり方を変える。ロボット掃除機や食洗器などの家電に頼ってみるのも◎
- ・家事に手が回っていないときは、「食卓でみんなが笑顔で会話をしている」ということを一番大切なこととして考える
- ・下着は毎日必要になるため一人暮らしでは特に洗濯が大事
- ・URには家事のしやすさを考えてつくられた部屋もある
今回の先生:山田 亮さん
家事ジャーナリスト、スーパー主夫、社会福祉士。
結婚をきっかけに、主夫に。ホームページでつづった家事・育児記録が話題になり、活動をスタート。
現在は、ロジカルな視点で「楽に家事をする」方法を提案する「楽家事ゼミ」を主宰すると共に、講演活動やメディアでの執筆活動などを行っている。
著書に『プロ主夫山田亮の手抜き家事のススメ』(宝島社)がある。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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