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アパートやマンションの違いは?分け方の基準やそのほかの住宅の種類

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共同住宅で一般的に使われている「アパート」や「マンション」という名称。何となく分かっているつもりでも、具体的にどう違うのか詳しく答えられる人は少ないかもしれません。「ハイツ」や「コーポ」と呼ぶものもあり、どんな物件を指しているのか区別が難しいケースもあります。ここでは、共同住宅の種類や名称の意味について解説。構造の違いによるメリットやデメリットも紹介しますので、ぜひ新居選びの参考にしてください。

アパートとマンションの定義や違い

アパートやマンションの語源は英語で、日本ではどちらも共同住宅を指します。ただ、明確な違いはなく、不動産屋さんや不動産ポータルサイトで区別の方法が異なるようです。

●アパートとマンションの定義

アパートは英語の「アパートメント(apartment)」からつくられた和製英語で、英語には共同住宅という意味があります。共同住宅とは一つの建物の中に独立した複数の住戸が集まっていて、共用の廊下や階段、エントランスやエレベーター、管理人室や集会室などが備えられている建物のことをいいます。集合住宅も同じです。

英語の「マンション(mansion)」は豪邸や邸宅を指す言葉で、本来は共同住宅の意味はありません。しかし、日本では誤った用法が広まり、普通の共同住宅にマンションという名称が使われています。

●アパートとマンションの違い

建築基準法や宅地建物取引業法には共同住宅の定義はありますが、アパートとマンションを区別する明確な定義はありません。大家さん(貸主)や不動産会社が独自の指標で「○○マンション」や「○△アパート」などと命名しているようです。不動産ポータルサイトでも分類の仕方が統一されておらず、あるサイトではマンションだった物件がほかのサイトでアパートとして紹介されているケースもあります。

アパートとマンションを区別する際の主な基準

それではマンションとアパートはどんな指標をもとに区別されているのでしょうか。調べてみると建物の構造や階数で分けていることが多いようです。

●構造

共同住宅の構造には、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造(S造)、木造(W造)などの種類があります。

鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨の骨組みの周囲に鉄筋を配し、コンクリートと一体化した構造で、高層マンションに多く採用されています。鉄筋コンクリート造は、鉄筋のまわりをコンクリートで固め、鉄筋とコンクリートの長所と短所を補い合う構造で、中低層マンションに多く使われています。鉄骨造は、骨組みに鉄骨を使った構造で、高層マンションに使われることがあります。

また、鉄骨造には重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類があり、鋼材の厚みによって分けられています。重量鉄骨造は主にビルや高層マンションなどの大規模な建物に使われ、軽量鉄骨造は低層(3階建てくらい)の一般住宅や小規模の共同住宅、店舗などに使われます。

不動産会社や不動産ポータルサイトの中には、こうした建物の構造によってアパートとマンションを区別しているケースがあります。例えば、鉄骨鉄筋コンクリート造や鉄筋コンクリート造、鉄骨造で建てられたものをマンション、木造や軽量鉄骨造で建てられたものをアパートとしていることがあります。また、木造はアパート、それ以外はマンションとして分けているサイトもあります。

●階数

2階建てまでをアパート、3階建て以上をマンションといったように建物の階数で区別しているケースもあります。基本的に低層の共同住宅はアパート、中高層の共同住宅はマンションに分類されることもあるようです。

統一されたルールがないため、大家さん(貸主)や不動産会社が「賃貸アパート」より「賃貸マンション」の方が入居者を集めやすいと考え、木造や軽量鉄骨造の3階建てをマンションと呼んでいるケースもあります。その一方で、重量鉄骨造であっても、2階建てならアパートとしているケースもあります。そのため、物件を選ぶ際はアパートやマンションなどの名称にとらわれず、建物の構造や階数などを確認することが大切です。

建物の構造によって耐震性や防音性が変わってきます。一般的に鉄骨鉄筋コンクリート造や鉄筋コンクリート造は、耐震性や耐火性に優れ、防音性が高く、隣や上下で部屋の音漏れがしにくいのがメリットです。デメリットは建築コストが高いため木造などの物件に比べて賃料が高い傾向があること。エレベーターや、防犯性を高めるオートロックなどの設備、管理人室などがあると、管理費も高めになることが多いようです。

木造や軽量鉄骨造の建物は遮音性が低い傾向がありますが、建築コストが比較的低いので、同じ立地の鉄筋コンクリート造などに比べると家賃や管理費が安めに設定されることが多いのがメリットです。木造は、木材に調湿効果があるため、ほかの構造の建物に比べて湿気がこもりにくいという特長もあります。

とはいえ、鉄筋コンクリート造でも壁が薄くて隣室の生活音が聞こえ、期待していたほど防音性が高くないケースもあります。逆に木造でも遮音材を多く入れるなど工夫して騒音低下に配慮している物件もあります。単なるイメージや先入観を捨てて、希望する物件については必ず内見を行い、きちんとチェックすることが大切です。

アパート・マンション以外の住宅の種類やそれぞれの意味

共同住宅にはハイツやコーポ、メゾネットといった名称もあります。建物の構造とは関係なく、良いイメージを与えようと大家さんや不動産会社が名付けることもあるようです。

●共同住宅の種類

アパートやマンションのほかに、ハイツ、コーポ、カーサ、メゾネット、団地、などの種類があります。カタカナの名称については、「家」を意味する外国語や、海外の共同住宅の種別名をもとにしたものが多いようです。大家さんや不動産会社の判断によることも多く、名称だけで建物の構造や階数を見分けるのは難しいかもしれません。

●共同住宅の種類別の意味
・ハイツ
英語の「heights」に由来しています。もとの意味は「高台の集合住宅」のようですが、建物の場所とは関係なく名称に使われることもあり、おしゃれな洋風のイメージを持たせるために大家さんなどが選んでいる場合があります。
・コーポ
共同住宅という意味を持つ英語の「コーポラティブハウス(cooperative house)」を縮めた和製英語です。本来は共通のこだわりを持った人たちが集まって、自分たちのライフスタイルに合わせて共同で建てた住宅のことですが、こうした意味を持たない建物にもコーポの名称が付けられています。低層のアパート・マンションに使われるのが一般的です。
・メゾン、ハイム、カーサ
いずれも外国語で「家」を意味する単語に由来しています。メゾンはフランス語の「maison」、ハイムはドイツ語の「heim」、カーサはイタリア語の「casa」が語源です。以前の日本では「○○荘」といった名称が多くの共同住宅に付けられていましたが、華やかなイメージを持たせようと外国語が用いられることになったようです。
・メゾネット
語源はフランス語で小さな家を意味する「maisonnette」です。日本では共同住宅でありながら一つの住戸内に内階段があり、2階以上の階層で構成された物件のことをメゾネットと呼ぶのが一般的です。共同住宅でも一戸建てのような部屋使いができるのが特長です。建物の高層階など、一部をメゾネットにしている物件もあります。
・団地
団地の本来の意味は、広い土地に複数の建物が建てられた地区のことです。住宅団地といえば公営住宅をイメージする人がいるかもしれませんが、民間が開発した一戸建て分譲地、大規模マンションやアパートでも複数の共同住宅が建てられていれば定義上は住宅団地となります。

多彩な建物から物件を選べるUR賃貸住宅

さまざまなタイプの物件が全国各地にそろい、希望に合わせて部屋を探せるのがURです。礼金や仲介手数料などが不要で、お得な家賃プランもあり、費用面でもおすすめです。

●UR賃貸住宅の物件の種類

UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構が管理する賃貸物件です。全国各地にさまざまなタイプの物件が豊富にあり、ライフスタイルや好みに合った住まいを自由に選ぶことができます。緑や公園のあるゆったりとした敷地に建てられた物件や、住民同士で交流したり近所付き合いを深めたりできる集会室などの共用スペースを備えている物件もあります。一人暮らしやファミリー向けなど多彩な間取りから、自分たちに合った住まいを選ぶことができます。

URの建物のほとんどは、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のため、耐震性や耐火性、防音性に優れ、安心して暮らせる住まい選びが可能です。URにはタワーマンションのタイプもあり、高層階に住んで街の景色を楽しむ暮らしもできます。

リノベーションが行われているケースもあり、水まわりの快適性にこだわった物件や、ほかの企業との共同プロジェクトから生まれた物件などもあります。さまざまなタイプのリノベーション物件から、暮らしに合った間取りや仕様の住まいを選ぶことも可能です。

●構造や階数をホームページでチェック

URのHPでは、希望するエリアや沿線などを指定して物件情報を検索することができます。アパートやマンションといった種類にとらわれず、構造や階数、間取り、家賃や管理年数などのスペックをチェックして、条件に合った住まいを探せます。

「設備にこだわる」や「暮らしにこだわる」といった検索の項目もあり、リノベーションした物件を探したり、子育てに向いた物件を見つけたりできるので便利です。仕事や生活のスタイルが大きく変わった場合には、新しい生活様式に合わせて希望する条件で検索し、新居探しに役立ててみてはいかがでしょうか。

●コスト面もお得なUR賃貸住宅

URは礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため新規契約時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。契約更新時の更新料の負担もなく、自動更新で手続きが不要なため、安心して住み続けることができます。同じ場所でずっと暮らすことを考えている人におすすめです。保証人だけでなく保証会社も不要なため、依頼や手配を行う手間もかかりません。

●さらに、お得な家賃プランも

URでは所定の条件を満たせば、家賃そのものがお得になるプランが設けられています。これらを利用すれば、お得な家賃で一定期間住み続けることができます。

<子育て割>
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、その二つを切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<そのママ割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<U35割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約 契約期間満了の通知(期間満了の1年前から6カ月前までに実施)の際に、UR都市機構が再契約可能と判断する場合は、契約者に対して再契約の案内が行われます
<近居割>
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。
<URライト(定期借家)>
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

URでは家賃支払いでPontaポイントがたまります。家賃500円ごとに1Pontaポイントがたまり、子育て中は子供の誕生日に追加でポイントがもらえるサービスも。たまったポイントはPonta提携のいろいろなお店での買い物に使えます。

構造や設備などスペックを確認して新居を探そう

共同住宅におけるアパートとマンションの区別は厳密ではなく、不動産会社や不動産ポータルサイトがそれぞれ独自に、建物の構造や階数を指標にして分類しているようです。また、ハイツ、コーポ、カーサ、メゾネット、団地、といった名称だけでどんな物件か判断するのは難しいかもしれません。種類や呼び方にとらわれず、建物の構造や築年数、設備などのスペックを調べ、耐震性や防音性などについてもきちんと確認することが大切です。

URなら建物のほとんどが、耐震性や防音性に優れた、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のため、安心できる住まい選びが可能です。さまざまな間取りタイプ、都市型のタワーマンションやリノベーション物件など、多彩な選択肢が用意されていますので、自分のライフスタイルにフィットする物件を見つけられるでしょう。

また、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要なため、入居時の初期費用を抑えられるのも特長です。所定の条件を満たせばお得な家賃プランも利用でき、契約更新時は更新料の必要がなく自動更新されるので、トータルの住居費を節約しながら住み続けることができます。

監修/田中 直輝

記事のまとめ

安心で快適に暮らせる物件を探すなら、希望の条件をURのHPで検索!

  • ・アパートとマンションの区別は不動産会社や不動産ポータルサイトごとに異なり、建物の構造や階数を指標にして分けていることが多い
  • ・ハイツ、コーポ、カーサなど名称の違いにとらわれず、建物の構造や築年数、設備などをチェックして物件を選ぼう!
  • ・URはほとんどが耐震性や防音性に優れた鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造だから安心。初期費用や家賃の節約ができるのもうれしい

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