URくらしのカレッジ

自分にぴったりな新しい暮らしを探す

住みたいへやの選び方

部屋の方角はどう選ぶ?東西南北の日当たりやメリット・デメリット

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

新居探しの際に、間取り、駅からの距離、築年数に加えてポイントになるのが、部屋がどの方角を向いているか。マンションなど集合住宅では、ベランダ(バルコニー)や大きな窓が、東西南北のどちらを向いているかで「〇向き」と決められるようです。日当たりの良い南向きは人気があるため家賃が高めになりがちです。ここでは、賃貸物件を検討する際にぜひ参考にしてほしい、方角別のメリット・デメリットの特徴を紹介します。

部屋の方角で「南向き」が人気の理由

海外では一概にいえないようですが、日本では「南向きのお部屋が好き」という人が多いかもしれません。人気があるため家賃相場もどうしても高めになってしまうようです。

つい数十年前まで、一般的に住まいの気密・断熱性は低く、エアコンなどの空調が不十分なのは珍しいことではありませんでした。四季の変化によって寒暖の差があり、海に囲まれているため湿度も高め。そんな日本の風土で最も快適に過ごせるのが、南向きの部屋だったのかもしれません。もちろん現代の高性能な住まいでも、南向きは一日を通して採光条件に優れ、心理的な心地よさという点でも魅力的であることに変わりはありません。

人気のある方角は“南・東・西・北”の順になるといわれています。賃貸物件で、方角以外が同条件の場合には、南向きの部屋の家賃が高めになり、北向きの部屋の家賃は低めになる傾向があります。需要の高低が家賃相場の違いにつながっているため、部屋の向きを変えることで家賃を節約して暮らすことも可能です。住居費は固定費なので、長く住むほど毎月の家賃の差額分が積み上がり、家計に大きなメリットを生みます。

例えば、一人暮らしで日中ほとんど自宅にいない人は、南向きにこだわる必要はないでしょう。また、今の建物は気密・断熱性能が高くなっているので、昔と比べて日当たりの違いが極端に住み心地を変えることは少ないかもしれません。家賃を含め、ほかの条件とも合わせて比較を行えるよう、東向き、西向き、北向きなど、選択肢を広げるのがおすすめです。

部屋の方角別のメリット・デメリット

部屋の方角により時間帯で日差しの入り方が変わるため、何時ごろに不動産屋さんと内見に行くかで部屋の印象が異なります。季節ごとの変化を含めて比較することが大切です。

●東向き物件
・メリット
朝から日差しが入るので爽やかに目覚めることができます。日光を浴びることで体調管理の面でもプラスでしょう。また、洗濯物を早めに干すことで効率的に乾かせます。冬場の朝は部屋の暖まり方が早く、夏場の午後は室温が上がりにくい、などの特徴があります。日中外出する人に適しています。
・デメリット
午後になると日光が入らなくなることが多いため、室内が少し暗い印象に。夏場の午後は室温が上がらず快適ですが、冬場は寒さを感じやすくなります。洗濯物や布団は午後に干すと乾きにくくなります。東向きは、南向きの次に人気があるため、家賃が比較的高めになる傾向があります。
●西向き物件
・メリット
午後から夕方にかけて日差しが強くなり、部屋の奥の方まで日光が入ります。冬場でも室内が暖かくなりやすいので、夜の時間帯の暖房費の節約が可能です。洗濯物も午後から干した方が乾きやすいでしょう。朝はゆっくり過ごし、午後から活動する人、家賃が低めになる傾向があるので住居費を節約したい人におすすめです。
・デメリット
朝日が入りにくいため、冬場の午前中は寒さを感じやすいでしょう。日光が入る午後、特に夏場は室温が上がりやすいため、遮光カーテンなど暑さ対策が必要です。西日はまぶしいだけでなく、室内の壁紙や家具などを日焼けさせてしまうこともあるので注意が必要です。
●南向き物件
・メリット
四つの方角の中で最も日照時間が長いため、洗濯物が乾きやすいのはもちろん、照明器具を使うことが少なくて済み、観葉植物をはじめガーデニングを楽しむのにも適しています。冬場でも太陽が出ていれば日差しの暖かさを感じることができ、暖房器具の使用も減らせるので光熱費の節約も可能です。
・デメリット
日当たりが良過ぎて夏場は暑く、冷房で電気代がかかる、窓近くの家具や本が日焼けするなどのマイナス面が挙げられます。しかし、西日ほどの影響はない場合が多く、大きな問題にはならないかもしれません。一番人気がある方角なので家賃が高くなってしまうのがデメリットでしょう。
●北向き物件
・メリット
直接日光が入らず、柔らかな光が入るので、勉強や細かい作業をするのに向いています。テレビやパソコンの画面に光が反射して見づらいことも少ないでしょう。夏場でも日差しの熱を感じにくいので、暑さが苦手な人は快適に過ごせます。また、人気がないため家賃が低い傾向にあり、住居費を節約したい人に向いています。
・デメリット
日中は部屋が暗く、室温も低くなりがちです。冬場は暖房器具の使用で室内と外との温度差が大きくなり、結露が起きやすい点にも注意が必要です。日当たりが悪いことで洗濯物が乾きにくいほか、水まわりなどは湿気が抜けにくく、カビが繁殖しやすいので小まめに掃除した方が良いでしょう。

部屋の方角選びのポイント

都市部の密集地では、南向きや東向きでも隣家に遮られて日差しが入らないこともあります。現地の環境を確かめて、自分のライフスタイルに合った部屋を賢く選びましょう。

●自分のライフスタイルに合わせて選ぶ

一般的に人気があるのは南向きの部屋ですが、家賃が高めになることが多いため、お伝えしてきたように方角のメリット・デメリットを検討して、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶのがおすすめです。

朝早めに起きて外出して日中は不在となる=東向き、夜寝る時間が遅く昼ごろまでゆっくりしている=西向き、柔らかい光で読書をしたり絵を描いたりしたい=北向き、というように使い分けられると良いかもしれません。南向きにこだわらず、自分に合った方角を選ぶことで快適に過ごせて、家賃の節約も可能になるでしょう。

●方角と合わせて環境や設備も考慮しておく

実際にどれくらい日光が入るかは、隣接する建物の高さ、距離や位置関係によって変わります。南向きだから一日中明るいとは限りませんし、北向きだから暗いだろうと決め付けるのも良くありません。賃貸契約の前に必ず内見をして、現地の環境も合わせて確認しましょう。間取り図だけ見ていては分からないことがたくさんあるものです。

角部屋の場合は2面からの採光が確保できるため、思っていた以上に明るかったり、逆に日光が入り過ぎて暑かったりするケースもあります。また、実際に暑さ・寒さを感じるかどうかは、建物の構造や設備と大いに関係しています。北向きの部屋でも、二重サッシで気密・断熱性が高く、エアコンや床暖房などの設備がそろっていれば、快適性能の高さで日当たり不足をある程度はカバーできるかもしれません。

好きな方角の物件が見つかるUR賃貸住宅

ライフスタイルに合った部屋で、家賃を賢く節約して暮らしたい。そんな人におすすめなのがURです。全国に約71万戸もの物件があり、ぴったりな部屋を選ぶことができます。

●UR賃貸住宅の特長

独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため初期費用を大幅に抑えて引っ越しをすることができます。面倒な保証人や保証会社を依頼する手間もありません。

手続きなしで契約が自動更新され、更新料や更新手数料の負担もないため、安心して住み続けることができます。同じ場所でずっと暮らすことを考えている人におすすめです。

●UR賃貸住宅で物件を探すメリット

URは全国に約71万戸もの物件があるため、一人暮らしにぴったりな1Rから、ファミリー層向けの3LDKや4LDKなど、さまざまな間取りタイプがそろっています。建物の間隔を広く取ることで隣の建物の日陰になりにくい設計や、敷地内に設けられた公園などにより、日当たりの条件の良い物件が豊富にあります。URのHPでは、「沿線・駅」、「通勤・通学時間」などの条件に加えて、「敷地内に公園あり」という条件でも検索が可能になっています。部屋の方角はもちろん、いろいろな観点から住み心地の良い物件を探すことができます。

また、URでは、礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要なだけでなく、所定の条件を満たせば、家賃そのものがお得になるプランが設けられています。これらを利用すれば、お得な家賃で一定期間住み続けることができます。条件を満たしている場合は、ぜひ活用をおすすめします。

<子育て割>
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、その二つを切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<近居割>
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。
<そのママ割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<U35割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。※3年間の定期借家契約。契約期間満了の通知(期間満了の1年前から6カ月前までに実施)の際に、UR都市機構が再契約可能と判断する場合は、契約者に対して再契約の案内が行われます
<URライト>(定期借家)
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

方角以外の条件も含めた、全体のバランスで判断を!

購入の場合は先々の暮らしまで考慮する必要がありますが、賃貸はそのときのライフスタイルに合った住まいを選ぶことを優先した方が良いかもしれません。南向きの部屋の人気は高いですが、子育てやテレワークでずっと自宅にいるという方を除けば、南向きを重視する必要はないでしょう。一人暮らしや共働きで日中不在となるなら、出勤時間や休日の過ごし方などを踏まえて、判断した方が良いでしょう。間取りや駅からの距離など、ほかの優先順位の高い項目とのバランスを取りながら住まいを探すことをおすすめします。

窓の位置や大きさ以外にも、天井の高さや部屋の広さ、また室内の床や壁紙の色で明るさの印象はかなり変わるものです。これは内見で確かめることが重要ですが、できれば光の入り方が異なる時間帯で、複数回行けると良いかもしれません。入居後に、家具やカーテン、カーペットなどの色を白で統一することで、光を反射して部屋の雰囲気を明るく変えることもできます。今は省電力のLED照明が手に入りやすくなっていますので、インテリアとして楽しむという方法もあります。

自分に合った住まいを選び、家賃を賢く節約して暮らしたい。そう考える人におすすめなのがURです。各地にさまざまな間取りタイプの物件が豊富にあり、採光条件に優れた、快適に暮らせる住まいを見つけることも可能です。礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要なため初期費用を抑えて引っ越しすることができ、お得な家賃プランの利用で月々の住居費をさらに節約できます。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

監修/加藤 哲哉

記事のまとめ

URは物件数が多く選択肢が豊富なので、方角の条件を含めていろいろ検討できる!

  • ・一般的に人気のある南向きの部屋は家賃が高め。ライフスタイルに合わせて部屋の向きを選ぶことで、快適な暮らしと家賃の節約の両立が可能に
  • ・日当たりなど住み心地の良さを確かめるには実際に内見することが大切。できれば時間帯を変えて2回行けると安心
  • ・URは物件数が多いので、間取りはもちろん、公園など周辺環境の良さ、日当たりなど、いろいろな条件から部屋探しができるのがうれしい

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

あなたにおすすめの記事