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同棲準備でやるべきことは?スケジュールや部屋探しのポイント

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同棲は結婚と違って、基本的にカップル二人の意志があれば始められます。しかし、物件探しや契約の手続き、初期費用と引越し費用の用意、家電・家具の購入、住民票の移動など、二人で決めることや行うことが多くあり意外と準備が大変かもしれません。少し気になるのが、同棲の前にお互いの親にあいさつする必要があるかどうか…。ここでは同棲の前に準備した方が良いこと、そして同棲カップルの部屋探しのポイントを紹介します。

同棲前にやっておくべき三つの準備

一緒に生活したいと思う大切な相手なら、ずっと良い関係が続くようきちんと準備して同棲を始めた方が良いでしょう。まずは以下の点について話し合ってはどうでしょうか。

●お互いの両親へのあいさつ

結婚を前提にした同棲なら、親へのあいさつが必要と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、まだ気持ちが固まっていない段階では、行くべきかどうか迷うことがあるかもしれません。ある調査では“同棲前にお互いの親にあいさつしなかった”と半数以上が回答しています。しかし、付き合っているだけならまだしも、一緒に暮らしている相手について、多くの親は知りたいと思うのではないでしょうか。

あいさつしておくことで、お互いの親に余計な心配をかけずに済み、万が一事故や病気になったときも連絡や相談がしやすくなります。家族ごとに考え方が異なりますので、断られたら無理に訪ねることはできませんが、可能ならあいさつに行く方が良さそうです。同棲カップルは賃貸の申し込みで審査に通りにくいことがありますが、親に連帯保証人になってもらう必要が出てきた場合でも頼みやすくなります。

もちろん、婚約や結婚に向けた準備として同棲を始めるなら、お互いの親にきちんとあいさつすることが大切です。家族としての長い付き合いの始まりをおろそかにしては、先々後悔することになりかねません。お互いの実家やレストランなどで直接会うのも良いですが、手紙や電話で丁寧に気持ちを伝えるという方法もあります。テレビ電話のアプリや、Web会議システムなどを使えば、顔を見ながら話すこともできるので、より安心感を与えられるでしょう。

●お金や家事の分担

二人で生活を共にするということは、新居で暮らし始める際の初期費用や家具・家電の購入費用はもちろん、毎月発生する家賃や水道光熱費、食費などの負担もシェアしなくてはなりません。同棲生活を始めてから慌てないよう、どちらがいくら負担するか、口座引き落としなど支払いの方法についても決めておきましょう。

それぞれの収入が同じくらいなら、生活費の総額を折半する方法もありますが、どちらか片方の負担が大きくなり過ぎないように注意しましょう。いったん仮の分担を決め、実際に暮らし始めてから調整していくという方法もあります。毎月家計簿を付け、ある程度生活費の全体像が見えた時点で決定することにしても良いかもしれません。

そもそも一人暮らしより同棲の方が、家賃や水道光熱費、食費などの出費を節約できる余地が大きくなります。また、食事の準備や片付け、掃除、洗濯などを当番制にすれば、家事の負担も一人暮らしのときより減らせるでしょう。一緒に生活することのメリットをお互いが得られ、不平等を感じないよう、お金や家事の負担のルールを決めることが大切です。

●同棲のルール決め

パートナーとの暮らしは楽しいことが多い一方で、お互いに歩み寄りが必要なこともあるかもしれません。そもそも何のために同棲をするのか、二人で目的を共有しておくことで不要なトラブルやストレスを防ぐことができます。例えば、なぜ結婚せずに同棲することから始めるのか。将来的に結婚を考えているなら、同棲の期間や結婚の時期についても明確にしておいた方が良いでしょう。

二人の関係性が明確になることで、友人を家に招くときは事前に相談する、帰りが遅くなるときは連絡する、パートナー以外との交遊の妥協点、などのルールが決めやすくなります。ルールの必要を感じないというカップルは無理に決める必要はありませんが、暗黙のルールが自然とできるには時間がかかるものです。お互いが暮らしやすくなるルールについても、話し合ってみても良いのではないでしょうか。

同棲生活を始めるまでのスケジュール

同棲をスタートするには二人でスケジュールを決めて、タイミングを合わせて行動することが必要です。以下に基本的な流れをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

●STEP1:同棲準備

退去の手続きは一般的に1~2カ月前に連絡の必要なことが多いため、同棲スタートの遅くとも2カ月前くらいから物件探しを始め、1カ月前までに新居の契約を終えるようにしましょう。

お互いが通勤しやすいエリアで、希望の間取りや家賃など条件を決めて賃貸物件を探し、できるだけ二人で内見してから申し込みの手続きを進めます。初期費用として、敷金・礼金・前家賃・保証料・仲介手数料・火災保険料など、家賃の5~7カ月分がかかる場合が多いので考えておきましょう。

ちなみに、即入居が可能な物件に申し込み、すぐに入居審査が通った場合、契約日から賃料の支払いを求められることがあります。家賃を二重に支払う期間がなるべく生じないよう、入居日から逆算して物件の検討や申し込みの手続きを進めるようにしましょう。

●STEP2:引っ越し準備

新居の賃貸契約を終えることができたら、いよいよ引っ越しの準備です。これまでの住まいの退去手続きを不動産屋さんに連絡して行います。水道・電気・ガス・インターネットなどの転居手続きについては、新居での契約者が二人のどちらになるか、あらかじめ決めておく必要があります。郵便物の転送手続きも早めに行いましょう。

同棲先で使う家具や家電以外の不要なものは、粗大ごみやネットオークションなどで処分します。運ぶ荷物が決まったら、引っ越しの見積もりを複数の業者に依頼し、比較すると選びやすくなるでしょう。荷物の量が少なければ、レンタカーを借りて自分で運ぶことで費用を節約することもできます。

住んでいる地域の役所で、転出届(同一市区町村の引っ越しの場合は転居届)を行います。人によっては国民健康保険などの手続きが必要な場合があります。“転居前後2週間”など手続きの期間が決まっていますので必ず事前に確認しましょう。

●STEP3:新居への引っ越し

賃貸物件は退去の立ち合いも必要なため、これまでの住まいからの搬出と、新居への搬入のタイミングを事前にきちんと確認します。荷解きは寝具や衣類など、すぐに使うものを優先して進めましょう。水道・電気・ガスは引っ越し当日から使えるよう、あらかじめ連絡しておきます。銀行、カード会社、運転免許証などの住所変更届も早めに提出しましょう。

引っ越し先の地域の役所で、転入届とマイナンバーの住所変更を行います。人によっては国民健康保険などの手続きが必要な場合がありますので、必ず期限内に終えるようにしましょう。転入届の際に住民票の記載内容を(1)二人とも世帯主、(2)世帯主と同居人[未届の妻・夫]、のどちらかで選択できます。(2)の場合は、世帯主でないと会社の家賃補助を受けられないことがあり、住民票に同居人の記載が残る場合があるので注意しましょう。

同棲カップルの部屋探しのポイント

「こんなお部屋に住みたい」とイメージが膨らみますが、家賃と生活のしやすさが判断のポイント。同棲カップルの部屋探しには意外なハードルがあるのをご存じでしょうか。

●二人暮らしが可能な物件か確認しておく

そもそも単身者用の物件を除いて、二人暮らしが可能な物件で探すようにします。ただし、同棲カップルは申し込みの際に、入居審査が通りにくいことがあるようです。同棲カップルは別れてしまうリスクがあるため、貸すことをためらう貸主(大家さん)がいるのがその理由です。別れた後に一人だけで家賃を支払えず滞納されることや、短期間で退去されるリスクを貸主(大家さん)は心配しているようです。

この点をクリアにして安心感を与えられれば入居審査を通りやすくなるでしょう。例えば、結婚を前提としているなら、同居人を婚約者とはっきり伝えておくことも大切です。片方の収入でも余裕をもって家賃を支払える物件を選び、それぞれが契約者となり、親に連帯保証人になってもらうのも良いかもしれません。いかに信頼度を高めていけるかがポイントになります。

もし、パートナーが住んでいる部屋で同棲生活を始めようと考えている場合は、入居時に申告しているケースを除いて、貸主(大家さん)の許可が必要です。許可を得ずに移り住むのは契約違反となり、トラブルになりますので絶対に避けましょう。そもそも単身用を前提とした物件では、同棲は許可されないことが多いようです。

●ライフスタイルに適した間取りを選ぶ

一般的にワンルームは二人暮らし不可のものが多く、1DKや1LDK以上の間取りなら入居がOKな物件があるようです。ちなみに、不動産公正取引協議会連合会では「DK」、「LDK」の“最低必要な広さの目安”を定めていて、リビング・ダイニング・キッチン以外の居室(寝室)の数に応じて、居室が一つの場合=DK4.5畳/LDK8畳、居室が二つ以上の場合=DK6畳以上/LDK10畳以上となっています。

暮らし方にもよりますが、1LDKくらいの間取りなら二人暮らしは十分可能でしょう。一緒に料理を作ったり、食事をしたり、テレビを見たり。在宅中ずっと一緒にいられるのが1LDKの魅力。しかし、出勤や帰宅の時間が異なり、食事や就寝の時間がお互いにずれると、眠りたいときに起こされてしまうなんてことも。基本的な生活リズムが大きく異なるカップルの1LDKでの同棲は注意が必要です。

2DK、2LDK、3LDKと部屋数が多いほど、また床面積は広いほど、ゆとりがあって快適ですが、そのぶん家賃が高くなってしまいます。寝室を分けたい、荷物が多いので収納が必要、仕事のスペースを確保したいなど、部屋数が多い間取りを希望する場合は、それぞれの部屋に必要な面積も細かく確認することをおすすめします。

健康で文化的な住生活を営むために必要不可欠な住宅面積として国が定めたものに「最低居住面積水準」があります。二人暮らしの場合は30平方メートルとなっていますので、間取り以外にも、面積を目安にして部屋探しを検討しても良いかもしれません。

同棲準備でチェックしたいUR賃貸住宅のハウスシェアリング

同棲カップルにおすすめなのがURの「ハウスシェアリング制度」。礼金・仲介手数料・更新料が不要で初期費用を抑えることができ、お得な家賃プランもそろっています。

●UR賃貸住宅のハウスシェアリングとは

独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅は全国に約71万戸もあり、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です。自然が豊かな郊外に広がる低層の集合住宅を中心に、さまざまなタイプの物件があり、一般的な賃貸と比べてゆったりした間取りで、収納がきちんと確保された部屋が多い傾向があります。

そんな物件の特長を生かし、単身者同士の同居を可能にするのが「ハウスシェアリング制度」です。1K、1DKおよび1LDKの住宅は2名まで、住宅形式に応じて3名以上でも同居が可能で、平均月収額が一定額以上であるなどの申込資格に、それぞれが該当すれば入居が認められます。家賃を折半して協力することで二人暮らしが実現できるので、同棲カップルにおすすめです。

●ハウスシェアリングの契約方法の特長

URの「ハウスシェアリング制度」では、代表者が契約して複数の人が暮らすのではなく、同居する全員がそれぞれ個別に契約し契約名義人となります。暮らし始めてから、入居者の追加や交代はできませんが、契約中に一部の入居者が退去した場合でも、ほかの入居者はそのまま住み続けられます。パートナーが仕事の都合などで転居することになった場合でも、残りの入居者が希望すれば引っ越しの必要はありません。そのままの暮らしを続けることができる安心感が特長です。

中にはセカンドハウスのある暮らしにあこがれているカップルもいるかもしれません。URなら、「ハウスシェアリング制度」と併用可能な「マルチハビテーション制度」があり、生活の本拠地以外にセカンドハウスを借りることができます。生活の拠点を二つ持つことで、都心と郊外を行き来したり、平日と週末で住み分けをしたり、多様なライフスタイルが可能になります。

●4つのメリットで費用を抑え、U35割をはじめとするお得なプランも充実!

URは、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要なため、契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため初期費用を大幅に抑えて引っ越しをすることができます。面倒な保証人や保証会社を依頼する手間もありません。保証会社の利用が必要ないため「保証料」も不要です。手続きなしで契約が自動更新され、更新料や更新手数料の負担もなく、毎月の家賃だけで住み続けることができます。

・URは初期費用やランニングコストを抑える、家計にやさしい4つの「ナシ」が特長です。

<1>礼金ナシ
通常必要となる家賃1カ月分が不要なので、引っ越しの初期費用を抑えられます。
<2>仲介手数料ナシ
さらに初期費用が抑えられるので、新たな生活用品をそろえられます。
<3>更新料ナシ
自動更新だから面倒な手続きも不要。長く住み続けることで、さらにお得感がアップします。
<4>保証人ナシ
「保証人を依頼する」という、気苦労がありません。保証会社も必要ないので保証金もかかりません。

さらにURでは、所定の条件を満たせば、家賃そのものがお得になるプランが設けられています。これらを利用すれば、お得な家賃で一定期間住み続けることができます。条件を満たしている場合は、ぜひ活用をおすすめします。

<U35割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約。契約期間満了の通知(期間満了の1年前から6カ月前までに実施)の際に、UR都市機構が再契約可能と判断する場合は、契約者に対して再契約の案内が行われます
<URライト(定期借家)>
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

同棲をスムーズに始められて、初期費用を抑えられるのがUR!

お互いの気持ちをきちんと確認して話し合い、お金や家事の分担を決めたり、親へのあいさつをしたりと、同棲前にやった方が良いことはたくさんあります。住まいを決めることは必ずしなければならないことですが、二人の通勤の利便性や、希望の間取りや家賃などの条件をすり合わせて、物件を探すのは一人暮らしよりも大変かもしれません。

家賃がなるべく二重に発生しないよう、引っ越し前の1~2カ月で新居の契約を進め、これまでの住まいの退去手続きをしなければならず、どうしてもスケジュールはタイトになります。もし不動産屋さんで申し込んだ後で入居審査が通らないことがあると、同棲の準備が進まないことにもなりかねません。

URなら「ハウスシェアリング制度」を利用することで、平均月収額が一定額以上であるなどの申込資格をクリアすれば入居が可能です。礼金・仲介手数料・更新料・保証人はすべて不要で、初期費用の節約ができるほか、ライフステージに応じたお得な家賃プランも用意され、住居費を一定期間抑えて暮らすことができます。希望の間取りやエリアが決まったら、ぜひURのHPでも部屋探しをしてみてください。

監修/加藤 哲哉

記事のまとめ

同棲する物件を探す際は、ぜひURでも検索を!

  • ・同棲を始めるには、限られたスケジュールで、二人でやること、決めることがたくさんあるため思ったより大変かもしれない
  • ・一般の賃貸物件での同棲は、入居審査などクリアしなければならないハードルがあり、手間がかかる可能性もある
  • ・URなら同棲にぴったりな「ハウスシェアリング制度」があり、礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要で、住居費も抑えられるのでおすすめ

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