これからのくらしを考える ひと×コミュニティ
インターネットでもっと楽しく!さらに便利に!講演会&交流会「団地横断バーチャルイベント」
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
東京都江東区の北砂五丁目団地にて、オンライン講演会&交流会「団地横断バーチャルイベント」が開催されました。イベントには、北砂五丁目団地を含め、大谷田一丁目(東京都足立区)、千代が丘(愛知県名古屋市)、新千里東町(大阪府豊中市)の計4団地が同時に参加。
東京2020パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)車いすテニスの銅メダリスト・諸石光照選手(EY Japan所属)による講演会や、団地対抗ゲームがオンラインで実施され、参加したみなさんは距離を超えたコミュニケーションを楽しみました。
オンラインによるイベントにパラリンピック選手が登場!
北砂五丁目団地の集会所を中心に、「団地横断バーチャルイベント」が行われました。イベントは、2部構成で、全編通してWeb会議ツールを使用。愛知県や大阪府の団地も参加しました。
第1部では東京2020大会車いすテニス男子混合クアード※ダブルスの銅メダリスト・諸石光照さんが登場。東京・日比谷のスタジオにいる諸石さんの講演をライブ配信しました。諸石さんのパラリンピックに出場するまでのストーリーやメダル獲得のエピソードに、参加者は興味深く聞き入っていました。
※下肢だけでなく、まひなど上肢にも障がいのある比較的障がいの重い選手が出場するクラス。
握力を補うためにラケットと手をテープで巻いて固定することが認められています
©日本障がい者スポーツ協会HPより
新型コロナウイルスの感染拡大により、無観客で開催された東京2020大会。そんな中で、諸石さんはオンラインツールが大活躍したと教えてくれました。
「会社の仲間によるオンラインの壮行会では、たくさんの応援をもらい心強かったです。銅メダル獲得の報告をした際にも、画面を通して『おめでとう』と言っていただきました。離れていても、心が通じていると感じましたね。」
このように語る諸石さんも、以前はインターネットに苦手意識を持っていたそうです。
「最初は『自分ではできっこない』と思っていましたが、いざ使ってみるとすぐに慣れることができました。インターネットを活用すれば世界中の人たちとつながることができる、素晴らしいコミュニケーションツールだと思います。」
講演後は質疑応答タイムも設けられました。参加者は諸石さんから直接回答をもらうことができ、「メダリストのお話をリアルタイムで直接聞けるなんて、とても貴重な体験になりました」、「小さな子どもがいるため普段は講演会のような静かな場所には行きにくいので、このような形式はとても助かります」など、たくさんの喜びの声が聞こえました。身近な場所で気軽に著名人の講演会に参加できることは、オンラインによるイベントの大きなメリットといえます。
続いて行われたのが「バーチャルラジオ体操」。諸石さんと4団地の参加者全員で、慣れ親しんだ「ラジオ体操」を実施。画面越しでもみんなで一緒に体を動かせば、一体感が生まれます。
イベントが新しいことに挑戦するきっかけに
第2部では、「バーチャル団地交流会」として団地対抗ゲームを実施。最初の競技は、絵しりとり。
4団地が2チームに分かれ、仲間のチームとコミュニケ-ションをはかり協力しながらゲームを行います。ルールは、参加者がタブレットに絵を描き、その絵を画面越しで仲間の団地チームに見せ、書かれたものが何なのかを回答するというもの。画面に映し出された個性的な作品に、参加者は「何の絵だろう!?」と相談し合いながら、答えを導き出していました。
次の競技は、「はぁって言うゲーム」。
各団地の代表者が、怒りの「はぁ」、なんで?の「はぁ」など、計8種類あるお題の「はぁ」のうちの一つを俳優になった気分で迷?演技。そして、他チームの参加者が、代表者がどの「はぁ」を表現しているのか当てるというもの。ゲームが始まると、名演技の連続!
インターネットを使うことに苦手意識を持ちがちなシニア世代の参加者からは、「画面越しでも表情が伝わってきて楽しかった」、「少人数ではできないゲームをみんなで楽しめて良かった」などの感想が寄せられ、インターネットに慣れる良いきっかけになったようです。
さらに同団地間では、12月にシニア向けのイベントとして同じくインターネットを使った「団地対抗将棋大会(バーチャル将棋大会)」も行われました。
URでは、団地内集会所へのWi-Fiの導入やその活用方法を検討中。今回のようなオンラインイベントや、スマホ教室の実施、テレワークスペースとして開放する際などに活用される予定です。インターネットを活用したコミュニケーションの活性化などに期待が高まりますね!
インターネットを使って全国の団地をつなぐ「団地横断バーチャルイベント」を実施
- ・東京2020大会の銅メダリスト・諸石光照さんによる講演会や、団地対抗ゲームがオンラインで行われた
- ・参加者はWeb会議ツールを通じて、他団地の参加者との交流を深めることができた
- ・URでは、Wi-Fiの導入など居住者が使える集会所がさらに使いやすくなるよう随時検討をしている
東京都江東区北砂5-20
都営新宿線「大島」駅から徒歩10~17分。また、JR総武線・東武亀戸線「亀戸」駅、東京メトロ東西線「東陽町」駅へもバスでアクセス可能。
団地の敷地内には、コンビニ、幼稚園・保育園、小学校・中学校があり便利。また、徒歩3分ほどの場所に、「砂町銀座商店街」がある上に、大型ショッピングモール「アリオ北砂」も徒歩圏内です。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります