URくらしのカレッジ

自分にぴったりな新しい暮らしを探す

住みたいへやの選び方

郊外と田舎、都市部の違いは?メリットの比較と二拠点生活を解説

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

都会の生活に飽き足らず、田舎暮らしも味わいたい。そんな二拠点生活を考える人が増えています。追い風となっているのが、シェアハウスや空き家活用など、社会に多彩な住まい方の選択肢が生まれたこと。「あこがれがあったけど無理」と思い込まず、一歩踏み出せば、違った文化や地元の人との交流から新たな価値観が芽生え、さまざまな体験を通して、心豊かな人生が送れるのではないでしょうか。

郊外と田舎、都市部の意味の違い

都会、田舎といっても、その言葉に抱くイメージはさまざま。「郊外=田舎」と認識する人もいるでしょう。住む場所を考える上でのそれぞれの差を、おおまかに整理しました。

●郊外と田舎はどう違う?

土地基本法、国土利用計画法などといった法律は、都市地域や農業地域などと地域を分類していますが、多くの人が考える郊外、田舎、都市部といった分類には、明確な定義があるわけではありません。
一般的に郊外は、都市部に隣接する地域を指しています。都心へのアクセスが良く、駅前には大型商業施設があって住宅地が広がる、いわゆるベッドタウンは郊外。主に、住むためのまちと考えても良いかもしれません。

一方、田舎は都市部から距離のある場所で、交通が不便である半面、田園風景が広がる、自然環境に恵まれた場所と考えると、違いがイメージしやすいのではないでしょうか。

●郊外と都市部はどう違う?

郊外の多くのまちは自然環境に恵まれ、都市部に比べて不動産価格や賃料も安いため、都市部に通勤・通学する家族の住宅地としての需要があります。
一方、都市部は商業、流通などが発達したエリアで、オフィス街、繁華街、住宅街などと、土地の利用目的が違うまちがあり、限られた地域に人口が集中しています。

産業の面で整理すると、都市部は第三次産業が中心のエリアで、そこに住宅があり、郊外になると産業よりも住宅が中心。田舎にいくと農業などの第一次産業が登場してくるという具合です。

郊外や田舎に住むメリット・デメリット

自然豊かな郊外や田舎は、都会では味わえない良さがある反面、不便なことも少なくありません。メリットとデメリットを理解した上で、移住を決めることが重要です。

●郊外や田舎住まいのメリット
・間取りや広さにゆとりのある住まいが多い
郊外や田舎に移り住む大きなメリットの一つは、都市部に比べて、リーズナブルな家賃で庭付き一戸建てや、駐車場付きなど広い住宅が借りられること。
都市部は、マンションなど集合住宅の割合が高いため、間取りや広さもコンパクトになりがちですが、郊外や田舎はファミリー向けの物件が多く、間取りの面でも、ゆとりある住まいが探しやすくなります。
・自然豊かな環境で子育てができる
一般的に、郊外や田舎になるほど自然環境が豊かになるので、緑の多い公園や山、川などで自然に触れる機会も多くなり、のびのびと子育てができます。
例えば、郊外の団地などで、子育て世代の入居が多いと、同じぐらいの年齢の子どもや親同士のコミュニティが生まれ、一緒に学校に通ったり、遊んだり、親同士が情報交換したりする機会も多くなるでしょう。
周囲に農地があれば、新鮮な野菜を楽しむことや、家族で植物に親しむ暮らしもできるでしょう。
●郊外や田舎住まいのデメリット
・通勤や通学に時間がかかる
デメリットは、都心と比較すると、交通アクセスがやや不便であること。駅から遠いエリアでは、暮らしに車が必要となるケースもあるでしょう。職場までの通勤時間が長くかかる分、プライベートタイムが削られるのは悩ましいところです。
ただし、テレワークが可能で通勤が必須でない人にとっては、この点はデメリットとは言えないかもしれません。
・生活の多様性に欠ける
都市には飲食店や商業施設、映画館などの娯楽施設と、多様な設備がそろっていますが、郊外や田舎になると、なかなかそこまでは望めません。それまでの生活次第ではありますが、物足りなく思うこともあるかもしれません。
・家を新築する場合、将来的な資産価値が下がる可能性も
東京を中心に、都心の物件は資産価値が下がりにくい傾向がありますが、郊外や田舎は、もともと土地の値段が安く、将来の売却を視野に入れている場合は、デメリットになることも念頭に置いておきましょう。
ただし、周辺の再開発などで、将来的に土地の評価額が上がる可能性もあります。

都市部と、郊外や田舎の二拠点生活とは?

都市部と郊外や田舎の両方に生活の場を持ち、行き来して暮らす二拠点生活が、心の豊かさをもたらす新たなライフスタイルとして、注目を集めています。

●二拠点生活とは?

平日は、何かと利便性の高い都市部で働き、休日は、郊外や田舎でリラックスしてゆったりと過ごす。そんな両方のメリットを享受できるとあって、人気が高まっている二拠点生活。
従来のように、時間にもお金にも余裕がある富裕層が、休暇を別荘で過ごす生活様式ではなく、働き方の多様化により浸透し始めた新しい暮らし方です。

すでに手ごろな物件を気軽に借りて、自分のペースで二拠点目の暮らしを楽しんでいる人も多くいます。企業でテレワークが普及したこと、日本の人口減少による空き家の増加や、地方の家賃下落などで、各地の物件が借りやすくなったこともあり、都市部もしくは郊外や田舎のいずれかを、新しい生活拠点とする暮らし方は、今後ますます増えていくことでしょう。

●二拠点生活する方法
・単身世帯の場合
生活拠点を二つ持つと、気になるのが二重にかかる家賃の存在です。特に都市部の家賃は高いので、それを抑えるため、単身者の場合はシェアハウスを選ぶなど、共同生活をする動きが見受けられます。
シェアハウスは、家具家電がそろっていて、家賃も安いところが多いのが、選ばれる理由です。
また、友達とルームシェアをして、家賃を抑える人もいます。
一方、郊外や田舎の家は「古くても良い」などと割り切れば、案外手ごろな家賃で借りられますし、地方自治体によっては、住居を格安で貸し出すなど、受け入れに積極的な所もあります。
・ファミリー世帯の場合
子どものいるファミリー世帯では、田舎にセカンドハウスを購入する、あるいは一戸建ての賃貸住宅を借りるのが一般的です。中には空き家を借りて、DIYで住み心地の良い住まいに改修する人もいます。
セカンドハウスを購入した場合、税制上の特例があることも見逃せません。保養に使う別荘ではなく、日常生活のために使っている住居だと認められれば、固定資産税、都市計画税、不動産取得税の軽減措置の対象になります。拠点先の地方自治体の制度を調べて活用することをおすすめします。
また、購入したセカンドハウスをリタイア後のついのすみかにしたり、子どもに財産として残したりすることができるのもメリットです。

郊外物件も多く、多様なライフスタイルに合うUR賃貸住宅

全国に約72万件もの物件があるUR賃貸住宅には、二拠点生活をはじめ、さまざまな暮らし方に合った物件がそろっています。

●UR賃貸住宅が二拠点生活の住まい選びの味方に

二拠点生活を始めるにあたって、暮らす地域を決めたら、まず取りかかりたいのが住まい探しでしょう。満足できる住まいと巡り合うことが、二拠点生活の成功の秘訣だと言っても過言ではありません。
その点、URは心強い味方。都心から郊外まで、全国に約72万件の豊富な物件を持ち、多彩なライフスタイルに合った住まい選びができるからです。

また、例えば一人暮らしにぴったりな1Rやファミリー向けの3LDK、さらにはルームシェアに適した間取りなど、プランも豊富。
郊外の緑豊かな環境のもとでのびのびと暮らせる住まいはもちろん、テレワークに対応しやすい部屋も多く、二拠点生活での働く環境としても、快適な物件がそろっています。

●マルチハビテーション制度

URには、生活の本拠以外のセカンドハウスとして賃貸契約できる「マルチハビテーション制度」があります。「都心と郊外を平日と週末で住み分けたい」といった、二拠点生活のための住まい探しはもちろん、「仕事が忙しいので、ホテル代わりに寝泊まりする拠点が欲しい」、「アトリエなど、趣味の拠点として利用したい」など、多様な住まい方に活用できます。

間取りも1DKや3LDKなど、さまざまなタイプがありますから、きっと目的に合った部屋が見つかるはず。自分だけのプライベート空間をつくりたいという人にもおすすめです。

●ハウスシェアリング制度

単身者が二拠点生活を始めるにあたって、ルームシェアができれば、家賃が割安で済み、光熱費も折半できますし、防犯上も一人暮らしに比べて安心です。
でも、民間のマンションの中にはルームシェアが禁止されている物件が多く、「なかなか条件に合う部屋を見つけられない」と困っている人も多いのでは?

そんな人におすすめしたいのが、家族以外の人とルームシェアができる「ハウスシェアリング制度」。友達や恋人と一緒に二拠点生活を始めたい人は、この制度を活用してはいかがでしょう。
契約名義人は原則2名。住宅型式に応じて3名以上でも可能ですが、その場合は居室数が最大人数となります。

※「マルチハビテーション制度」と「ハウスシェアリング制度」は併用可能です。この場合、契約するUR賃貸住宅は生活の本拠以外の住宅として使用できます

●「UR-DIY」で二拠点生活をもっと豊かに

「UR-DIY」は、自分の手で部屋をカスタマイズできる、URのDIY向けの住宅シリーズです。気になる物件が見つかったら、URのホームページか、最寄りの営業センターから内覧の申し込みをします。そして部屋を見学して気に入ったら、契約を結ぶという流れです。

ただし、部屋は入居者による施工を前提としているため、未補修のまま引き渡しとなります。DIYを行うには、事前にプランの申請と承諾が必要です。まずどのように施工するか、計画と実施内容を考えることからスタートしましょう。

●「UR-DIY」のラインナップ

「UR-DIY」には、施工できる範囲や内容に応じて三つの種類があり、希望や予算に応じてプランを選べます。

・本格派におすすめ「DIY住宅」
建物の構造部分(躯体)以外は原則としてDIYが可能です。とことん変えてみたい本格派DIYerにおすすめ! 家族の成長とともに、住まいの成長も楽しめます。
・初心者でも楽しい「Petit DIY住宅」
壁紙や床面など、内装部分のDIYが行えるシリーズです。大きなレイアウト変更はできませんが、初心者でも手軽に自分好みのインテリアにカスタマイズできます。
・「UR-DIY」以外でも原状回復が免除になる「カスタマイズUR」
「UR-DIY」以外の物件でも、「模様替え申請」をすることで、DIYが可能になるケースがあります。ライフスタイルの変化に応じて、「押入れをクローゼットに替える」ことや、「壁紙の貼り替え」、「壁の塗装」などがその一例。この範囲であれば、原状回復も不要です。
●URなら初期費用を抑えて二拠点生活を始められる

URは、引っ越し時の経済的な負担が少なくて済むのも魅力。礼金、仲介手数料がかからないから、一般の相場と比べて初期費用で家賃2~3カ月分のお金が節約できます。また保証人も不要で、家賃保証会社に保証料を支払う必要もありません。

さらに更新料もありません。しかも、URから別のUR賃貸住宅へ引っ越す場合は、敷金を引き継ぐことができます。
さまざまなお得なプランも用意されていますから、賢く活用すると良いでしょう。

二拠点生活で都会の魅力も田舎の良さも満喫

新たなライフスタイルとして、あこがれる人が多い二拠点生活。平日は首都圏で働き、週末は田舎で農業をしたり、故郷で地元の友達と交流を楽しんだり。都会の魅力も田舎の良さも捨てがたい人にとって、理想の暮らし方でしょう。

しかし、「好みのエリアに思うような住まいが見つからない」、「二重の家賃や光熱費など、コスト増が負担で踏み切れない」といった声をよく耳にします。

でも、UR賃貸住宅で住まい選びをすれば、そんな悩みも解決できそうです。前項で紹介したように、生活の本拠以外の住宅として利用できる「マルチハビテーション制度」や、単身者同士で同居できる「ハウスシェアリング制度」が用意されているからです。

こうしたうれしい制度をうまく活用して、都会と田舎のいいとこ取りをし、充実した日常生活を楽しんでみてはいかがでしょう。

監修/中川 寛子

記事のまとめ

郊外の物件を多く持つUR賃貸住宅なら、快適な二拠点生活が実現できる

  • ・都市部から、郊外や田舎へ移住を考えたとき、比較的広い住居を選べるなどのメリットがある半面、通勤や通学の不便さなどのデメリットもある
  • ・平日は都市部で働き、休日は郊外でのんびり過ごす。両方に生活拠点を持ち、行き来して暮らすという二拠点生活がある
  • ・郊外にも多くの物件を持つUR賃貸住宅。生活の本拠以外のセカンドハウスとして賃貸契約できる「マルチハビテーション制度」など、さまざまなライフスタイルに対応できる

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

あなたにおすすめの記事