ゆたかなくらしって? ひと×防災
いつも持ち歩こう!日常生活でも役立つ「防災ポーチ」に入れるべきアイテムとは?
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日本は地震だけでなく、豪雨や台風など、世界的に見ても自然災害が多い国。いつ、どんなことがあっても大丈夫なように、防災グッズの準備はしておきたいもの。そこで今回は、料理研究家であり、ラク家事アドバイザー、そして防災士としても活動している島本美由紀さんに、「防災ポーチ」に入れておくと便利なアイテムを教えていただきました。
いつもの暮らしに防災視点をプラス
Q.「防災ポーチ」とは、どんなものですか?
「『防災ポーチ』とは、外出先で万が一災害に遭ったときに備えて、役立つアイテムをコンパクトにまとめたものです。
ただ『災害時にしか使わないもの』を入れると、荷物がかさばり、持ち歩くのが大変になってしまいます。そこで、普段からかばんに入れていても負担にならない大きさや重さで、日常使いできるものを入れるというのがポイントになります。」
Q.防災ポーチには、どんなものを入れたら良いですか?
「おすすめしている基本的な9つのアイテムをご紹介します。
- ①マスク
- ほこりや感染症の予防になるので、1~2枚入れておきましょう。
- ②消毒用アルコールまたはウエットティッシュ
- 不測の事態に備えて、消毒できるアイテムがあると便利です。
- ③モバイルバッテリー
- 災害情報や安否確認などで、スマートフォンの充電がすぐに減ってしまうので、モバイルバッテリーの備えは重要。普段から使いながら携帯し、こまめな充電を習慣にしましょう。
- ④常備薬やばんそうこう
- 薬は、飲み慣れたものを持ち歩くと安心です。
- ⑤メモ帳とペン
- 家族とはぐれたときに、メモを書き残しておくなど、連絡手段としても使えます。
- ⑥小銭
- 1000円札のほか、公衆電話で使えるように10円玉などの小銭も用意しておきましょう。
- ⑦お菓子
- 個包装のあめやキャラメルなど、エネルギー補給ができる甘いお菓子がおすすめ。お菓子を食べるとストレスも少し和らぎます。
- ⑧スーパーのレジ袋
- 半透明ではなく、中身が見えないものだとプライバシーが守られて安心。さまざまな用途で活用できます。
- ⑨ホイッスル
- 遠くまで音が出せるので、どこかに閉じ込められてしまったときなど、自分の居場所を伝える手段に。
最後に、眼鏡や使い捨てコンタクトレンズ、生理用品など自分が必要なアイテムをプラスしましょう。私は香り付きのハンドクリームも用意しています。」
「防災ポーチ」とは、外出先で災害に遭ったときに備えて役立つアイテムをまとめたもの
- ・ポーチの中には、普段から持ち歩いても負担にならない大きさや重さで、日常使いできるものを入れる
- ・基本の9つのアイテムは、マスク、消毒用アルコールまたはウエットティッシュ、モバイルバッテリー、常備薬やばんそうこう、メモ帳とペン、小銭、お菓子、スーパーのレジ袋、ホイッスル。自分ならではのアイテムをプラスするのも◎
今回の先生:島本 美由紀さん
料理研究家・ラク家事アドバイザー
50カ国、200回を超える海外旅行を経験。旅先で得たさまざまな感覚を生かし、手軽に作れるおいしい料理レシピや家事テクニックを提案している。実用的なアイデアが好評で、NHK「あさイチ」、日本テレビ「ZIP!」、「ヒルナンデス!」といったテレビ番組に出演するほか、レシピ本などの著書は60冊以上あり。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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